【レバレッジ】ドルコスト平均法による都度売却投資法検証その4(世界恐慌S&P500編)

こんにちは。okometsubuです。

 

本記事は続編物です。ドルコスト平均法×レバレッジの有用性の確認と年1回で売却することで安定化を図ることを目的としています。以下過去記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

で、今回は何をやるかと言いますと、年1回売却するという検証で、売却したお金は全部銀行にプールするイメージで検証を始めました。正直なところ、全てのケースにおいて「S&P500」にドルコスト平均法するのが最適解だったということです。

 

そもそもの目的が「安全」に「多少の利益」が欲しいという目的で始めていたので「S&P500」のドルコスト平均法に負けるのは当然です。が、ちょっと悔しいですよね。レバレッジまで使って正直結果が良くない。

 

というわけで、今回はその売却した額を全部一括で「S&P500」に投資したらどうなるかと言うものを行います。

 

検証前の感想ですが、ぶっちゃけ「S&P500」よりもちょっと結果が良くなるだけという想定です。売却額全部「S&P500」に投資することになるのですから、その後の値上がり率も値下がり率も「S&P500」に依存するためです。

 

ポイントとしては、今回の投資をすることで「積立額」から見て、赤字になる期間が減るかどうかです。安全に行きつつ、「S&P500」のドルコスト平均法よりも結果がよかったら嬉しいじゃないですか。そんな想定で進めます。

 

 

 

 

前提条件

  • 暴落が発生した時から開始します。可能な限り30年見るものとします。
  • 毎月100ドル積立投資をするものとします。
  • ブログの会話上、面倒なので1ドル100円として話を進めます。
  • 手数料・税金・金利は考察していません。
  • 実際は「投資信託」を使う予定ですが、データが少ないので海外ETFを用いた検証を行います。
  • 疑似データを使って検証します
  • 端数もキッチリ投資できるものとします。
  • 1年に1回チェックを行い、積立投資額×目標利率に到達したら売り、到達していなかったら毎月積立を継続するものとします。
  • 売却先はS&P500に全額入れます。
  • 目標金額はアラート等で設定するものとして、達成したら即時に売るものとします。

 

最後の条件は毎月積立なのでアラート設定するのも大変なので、まぁできたらいいよねって感じで検証することにします。現実問題だとまぁ、気づいたらでいいかなと思ってます。

 

では参加メンバーのご紹介。

 

参加メンバー

  • SPXLを1年売却後、S&P500に投資したもの
  • SSOを1年売却後、S&P500に投資したもの
  • TQQQを1年売却後、S&P500に投資したもの
  • QLDを1年売却後、S&P500に投資したもの
  • 上記の売却後、現金にプールしたもの(※前回検証結果達)
  • 単純にS&P500をドルコストしたもの(参考までに)

 

QLDやTQQQの売却後のスイッチ先もS&P500としました。これはQQQに比べてS&P500の方が良い悪いは置いておいてボラが少ないからです。比較的安全に行きたい場合の措置となります。ただし、当然のことながら将来本当に安全性が高いかは不明です。

 

ということで、検証に入りましょう。今回は世界恐慌編なのでTQQQとQLDはお休みです。

 

 

暴落達参加者一同(日付は暴落前高値の日)

 

 

目標利率(※1年後積立額 * 目標利率を上回ったら売却)

  • 50%
  • 75%
  • 100%
  • 200%

 

ベトナム戦争時かつSSOを考えるなら50%で売るのが一番安全に進められます。が、ベトナム戦争期以外は200%が最もパフォーマンスが良くなるのでそこまで入れてみます。75%は100%との中間ということで何となく入れました。

 

 

世界恐慌からの30年

1929-09-03から1959-09-02の30年間を見てみます。TECLとか当時無いものは検証できないので、あるものだけ検証します。

 

■目標利率50%の場合

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終結

  • SPXL→S&P500:5.17倍
  • SSO→S&P500:4.81倍
  • S&P500:4.00倍
  • 積立額:36000ドル(360万円)

 

「SSO」と「SPXL」とういグラフは都度売却だけして余剰資金にプールしてるだけのグラフですので参考までに。

 

当然と言いますか、途中売却できたという事はその時点で「S&P500」を上回っていることが明白なのでS&P500の単純ドルコスト平均法よりも結果は良くなりました。

 

ただ手数料とか金利は考慮していないので、もう少し結果は悪くなるはずです。ただ、途中買付を行うということは「取得単価」も上昇しているので、最終的な税金は下がりますので税金分だけ運用益が減ると考えることにします。ちょっと残念ですけどね。

 

では続いて75%の時点でスイッチしたらどうなるかを見ます。

 

■目標利率75%の場合

 

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終結

  • SPXL→S&P500:5.54倍
  • SSO→S&P500:5.19倍
  • S&P500:4.00倍
  • 積立額:36000ドル(360万円)

 

リスクを取ったため利益も先ほどより改善されたと思います。ただ、この程度の差分であるのであれば、50%で売却して安定を取ってしまってもいいんじゃないかなと思った次第。

 

ともあれ今回は世界恐慌編なので、他の暴落時期の結果も何となく見て良い感じの所を目指したい。

 

では続いて100%の2倍になったら売るとどうでしょうか。

 

 

■目標利率100%の場合

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終結

  • SPXL→S&P500:5.98倍
  • SSO→S&P500:5.54倍
  • S&P500:4.00倍
  • 積立額:36000ドル(360万円)


また結果が良くなりました。50%からみると、

 

  • SPXL→S&P500:5.17倍→5.98倍
  • SSO→S&P500:4.81倍→5.54倍

 

ですので、結構な違いが出てきました。これは正直、ちょっと悩みます。今回は1万円毎月積立的な発想ですので、5万円積立だと1800万円となるので0.8倍だと1440万円の差がでてきますね。

 

ともあれ、世界恐慌は大幅な下落と少し強めの右肩上がりが繰り返し行われた期間であります。

 

あまりにも大幅な下落で見えにくいですが、下がり切ったところから見ると、何気に右肩上がりをちょいちょいしてますので100%でも売り切れる環境は整っていたと言えそうです。

 

ちょっと100%は惹かれますが、次の「ベトナム戦争」時期の株価が全く右肩上がりしない停滞期だと100%はちょっと厳しい結果であったのは前回記事にした通りです。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

が、残念ながら前半を見るに、1980年までほとんど売却が行われていません。つまり、100%(2倍)で売るのを待っていると、12年も市場に投資を継続しなくてはならなくなります。このベトナム戦争の期間は「ドルコスト平均法」と非常に相性が悪いことになります。

 

 そして今回は金利や税金は考慮していませんので、キッチリやるならやはり50~80%ぐらいが良い所じゃないかなと所感ながら思っています。

 

100%でも最悪12年投資すれば何とかなるという過去結果はあるので80%ぐらいがいいかなぁ。

 

ともあれ、この点については次回のベトナム戦争編を見て決めたいと思いました。

 

さて、今回のまとめとしては、欲をかけばかくほど結果がよくなりましたが、当然3倍レバレッジ運用期間が伸びるため危険度(運用年数)は増すという結果になりました。

 

ともあれ、S&P500に何も考えずに「ドルコスト平均法」を使っているのであれば、やはり私は「レバレッジ」商品に積立していくのがいいんじゃないかなと思いました。

 

ただ怖いですよね。なので私自身は10年間積み立てても問題ない額で始めようかなと思いました。今の所5万円/月を「iFreeレバレッジ NASDAQ100」に投資しています。

 

ただ、攻めるならTECLにドルコストしてもいいかなと思ったり。手数料がかさむのがデメリットです。もうちょっと安かったらTECLとSPXLに半々入れてドルコスト平均法してた。悩ましい。いやぁ、SEC絡むと面倒だから手数料も踏まえてやっぱiFreeレバNASDAQ100でいいか。SPXLとそう変わらなさそう(※偏見)

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

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【レバレッジ】金利についての所感を改めて記事にします

こんにちは。okometsubuです。

 

今回は本当に超雑談というか、頑張ったけど駄目だったみたいな、ただの備忘録的な内容が多分に含まれています。だったら記事にするなと言わんばかりですが、備忘録で残しておきたいと言う個人的な理由で記事にしていますので、適当に聞き流していただければ幸い。

 

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最近ツイッターを眺めていると、SPXLについて過去の金利を考慮した上で疑似SPXLのデータをnoteにまとめられている記事を見つけました。以下かきすけさんのnoteより引用させて頂きます。

 

【医師×レバレッジETF】基礎編③コストの正体を暴く。|かきすけ|note

https://note.com/seasonsoda/n/n0fa9d4944659

ここまでの検証を以て、当noteでは以下をSPXLの計算式とします。

SPXLの1日の値動き
=S&P500配当抜きの1日の値動き×3+{(配当利回り×3)-(米国3か月債金利×2)×1/365}-(年率2.15%の固定コスト)

 

これは凄い!!

 

かきすけさんもSPXLに対して長期投資をされている方で、SPXLに対して私のブログとは比べ物にならないくらい綿密に計算しています!

 

私の疑似SPXLは金利が考慮されていませんので、過去金利を踏まえたうえでシミュレーションしたら完璧です!!

 

ということで、記載されている内容を拝借させて頂きデータを作成した所、これがうまく行きませんでした。

 

私が上記計算式で出した疑似SPXLと本物SPXLの比較はこちら!!

 

SPXL÷疑似SPXLの結果

 

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「1」に近ければ近い程一致しているということです。「1」以上になればなるほど、疑似SPXLの結果が良くなるグラフとなっています。

 

が、なんだか元のnoteで描かれたグラフとは全然ことなってしまいました。本来のグラフ内容は かきすけさんのnoteをチェックだ!!

 

 

そのため、「固定コスト」を「0.325%」にしたら割と良い感じになりました。

それがこちら。

 

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最終的に「1」を維持できて良い感じになりました。実際の値動きにするとこんな感じ。

 

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割と悪くなさそうな結果になりました。というかかなり一致した感じ。でも固定コスト「3.25%」でこれは・・・悲しいですね。多分計算間違いだから無視してください。

 

 

とまぁ、全然違う結果が出てしまったので、恐らく参照している「金利」や「配当金」、「S&P500」もしくは計算方法の解釈が異なってしまったということです。残念ながら私はあまり詳しくないので本記事が間違っているのは間違いないです(ややこしい)

 

疑似データができたら以下の事をやってみたかったなぁと思っていました。超個人的なことです。

 

個人的にやってみたかったこと

  • ドルコスト平均法」や「ノーセルバリュー平均法」等の積立投資でも金利を計算した上でも有効に使えるか
  • TECL」も同様の式を使って疑似的に出せたのではないか
  • TQQQ」も然り
  • 可能であれば「iFreeレバレッジ NASDAQ100」の比較もしてみたかった。「QLD」と営業日が異なるのでザックリで行く感じ

 

TECLは「XLK」の配当金を元にし、TQQQは「QQQ」の配当金を元にすれば、なんとなーく出るんじゃないかなぁと勝手に妄想していました。「iFreeレバレッジ」側は「QLD」で置き換えればなんとかなるので、まずは本物のQLDと比較して結果が一致するようであれば、「QLD」の調査が直結して「iFreeレバレッジ」の検証ができるかなぁと思った次第。

 

ただ、iFreeレバレッジは2018年に設立されたので、計算式があっても本当に正しいかの確認は不可でしょう。今後10年ぐらいの運用実績に期待ですが、正直そんなに待てませんし、なんだったら10年後が投資人生の一番盛り上がってる時期なのでもう諦めます。後はiFreeレバレッジを信じるかどうか、信者になりきれるかどうかが焦点となりそうです。

 

TQQQは^NDXの指数が確か1985年からあったはずですが、配当金のデータが無い気がしていますので「QQQ」設立からの検証をして、QQQの配当金を参考にするのが良さそうということになりそうです。ここはちょっと怪しいですけどね。

 

 

ということで、こんな状況ながら興味本位で以下を試しました。

 

  • QQQをターゲットとして配当金と金利を考慮して今回の計算式を元に疑似データを作成
  • QLDの場合は値動き*2倍、配当*2倍、金利1倍にしてみました。金利1倍分を借金するという考えとしています。

 

QQQは経費率がありますが、0.2%で固定ですので今回の「固定コスト」の値を算出する上では特に気にしなくていいかなと思って考慮はしていません。配当金部分と金利部分は変動する値なのでここはQQQをターゲットとして機能するんじゃないかなぁと勝手に思ってます。

 

これを裏で計算してみたところ、QLDは固定コスト「4.2%」、TQQQは固定コスト「2.5%」となりました。ただ、面白いのがQLDは2006年からの調査で4.2%でしたが、TQQQと同時期の2010年から計測した場合は「1.76%」となりました。

 

つまり、測定時期をずらすと固定コストが大幅に変動したということです。結論として、よく分かりません!!

 

本来であればここが「米国債3ヶ月金利」が変動する部分で*2倍することで良い感じに固定コストが「固定化」されるのかなと思いましたが、計測時期によって固定こすとが変動することになったのです。つまり、私の測定方法が怪しいということです。

 

一応疑似QLDと疑似TQQQの結果グラフを備忘録がてら貼っておきます。

 

疑似QLDグラフ(固定コスト4.2%)

2006年からです。

 

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前半が固定コストが軽く感じ、後半が重たい感じになってます。よくわかんないけど良い感じに動いてる気がする。この辺の前半と後半で値動きが重かったり軽かったりしているため時期による差異が生じる部分の計算(と言うか参照している金利データ?)が間違ってる気がしてます。

 

 

では続いて2010年から確認した際のものです。固定コスト1.76%で試してます。

 

疑似QLDグラフ(固定コスト1.76%)

2010年からです。

 

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これはかなり一致しました。やったぜ!!

 

けど、計測開始時期を2006年開始にしたら固定コストが変動しちゃうのはやっぱり変です。残念ながらデータとしては使えなさそう。固定コストの幅が1.76%~4.2%と、既に固定じゃないということです。

 

 

一応TQQQも見て見ます。

 

疑似TQQQグラフ(固定コスト2.5%)

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こちらも言うほど割と悪くない気がする。もどかしい。これはデータとして使ってみたいなぁ。

 

 

 ともあれ、参照元のデータや計算式が間違っている可能性があるのでこれ以上の調査は断念しました。裏で個人で楽しむだけ楽しむか、上記グラフも大きくは違いは無さそうだったので、本当にデータが怪しいという前提の元、何となく検証で記事にするかもしれません。なんとなく値動きあってそうですから。なんとなく。

  

こうなると、「固定コスト」が変動している理由は次の2点でしょうか。

 

  • 参照している「配当金」「金利」が誤っている
  • 運用会社のコストは上記2つ以外にも変動するため、都度固定コストは時期によって変動する

 

こうなるともうお手上げです。良い感じで平均化した「固定コスト」を見つけて検証するしかないです。

 

尚、私が参照した金利先はこちら。

参照先そのものが誤っている可能性があります。備忘録で引用元を残しておきます。

 

過去金利(日別)

Federal Reserve Economic Data | FRED | St. Louis Fed

https://fred.stlouisfed.org/

 

 

米国債3ヶ月利回りのはずです。たぶん。※私の知識が無いのでこれが本当に米国債3ヶ月利回りか怪しい。

 

ここの「DTB3」で日別データを、「TB3MS」で月別データを参照しました。月別データの方は1934年からありますが、粒度が細かいのは「DTB3」側と言った所でしょうか。ただ、1954年からとなります。今回の記事の金利は「DTB3」を参照しています。

 

後は配当金の計算式も違ったかも。本来は4半期に1回、都度投資する必要がありますが、さすがに面倒なので「配当金/年」を365日で割って計算しています。で、「S&P500」自体の指数は「^GSPC」を採用していました。

 

と、ここまで長々と書きましたが、気になる方はかきすけさんの記事を一読されるのが良いです。その計算式に至るまでの過程等見ていてとても面白い内容になっています。

 

 

また、drkernelさんの記事でも以下の様にまとめられていました。以下引用させて頂きます。 

 

レバレッジETFの乖離を詳しく見てみる(SPXL編) | Dr.Kernelの見た世界

https://drkernel.net/archives/31

 

金利が高くなってきたときに金利による下方圧力が心配の種でしたが、hassさんが証券会社に問い合わせてくださったようで、実際の金利負担分はそこまで大きくないとのことでした。

~~~

SPXLに期待するリターンをごく簡単に表すと、
リターン = キャピタルゲイン * 3 + インカム * 3 – 金利 * 2
と定式化できそうです。もちろん今後、金利上昇によるリターンの低下やS&P500自体の暴落などが起きたときは大きなリスクになりえるのでご注意ください。

 

計算式自体、今回の計算式と非常に似ていますね。みんなよくここまで分かるなぁ。凄い。

 

  

今回の私のグラフを強引に合わせに行くなら、「金利*2倍」の部分を3倍とか4倍とか大き目に取ると多分「固定コスト」が本当に固定化されると思われます。何故なら2006年頃は金利が高いため、4倍ぐらいにしておけば固定コストを減らしても後半金利が軽くなるので良い感じのグラフが出来る気がしてます。

 

 

そうなると論理的じゃない(※2倍は借金なのでコストとして*2が正常シナリオなはず)ことになるためよく分からなくなってしまったということです。

 

 

ということで、色々諦めました。

 

 

ただ、そうはいっても金利については怖いものであるということが分かったため、今後を考えなくてはいけません。

  

本記事で書きたかったのは、過去の「金利」の動きを改めて参照してみて、今後SPXLは問題なく運用できるのか、という所感をまとめたいと思います。

 

これ、過去にもまとめたことがあるのですが、改めてグラフを見て感想を述べたいと思います。以下過去記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

さて、今回は米国債3ヶ月を金利のターゲットとされています。過去のデータをグラフ化してみると以下の様になります。

 

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今私たちがいるのが一番右側の金利1%以下の位置にあります。これは2009年頃や1934年頃に近しい動きになるのかなと感じています。

 

で、ここで私が思ったのは、この1%以下の状態になった後、どのぐらいの期間その金利をキープしているのか、という点です。

 

今回、かきすけさんのnoteの結果を見ると、SPXLの年利は散々なものになっています。値動き3倍所の話じゃなく、金利によって大幅にその投資額が目減りしているのです。

 

本当に残念なのは、「配当金」*2倍 をマイナスしている点です。つまり、金利が上昇したら単純にコスト増となるというお話。今回の計算式が正しいものであれば、4%上がると年利は3倍レバレッジだと4*2%/365日分、日々減るということです。

 

当然、株高になって配当金が増えるかもしれませんが、過去実績を見ると「金利」と「配当利回り」については因果関係はあまりなさそうだった(※所感です)ので、高金利になったとしても配当利回りは今後増えるという単純な話ではなさそうでした。

 

では、この低金利状態は過去を比較してどのぐらいの期間あるでしょうか。4%の金利を上限とした場合でまとめると以下のようになります。

 

金利1%以下から4%以上になるまでの期間(※月平均で見てます)

  • 1934-01-01~1959-09-01 (※約25年)
  • 2003-06-01~2006-01-01 (※約3年)
  • 2008-10-01~2020-07-01 (※継続中)

 

実際は1934年から1965年まで4%以下に行ったり来たりしており、1965年をターゲットとするのであれば、約30年間は4%以下であると見て問題なさそうでした。

 

で、次に2003年から2006年に4%に到達するのですが、その後2007-08-01まで4%前後が続き、その後は「リーマンショック」により大幅に金利が下落しました。

 

2003年の時期は恐らく「ITバブル崩壊」に対応すべく低金利化が進んで、その後一時的に株価が上昇したことから2006年頃まで金利が上昇したものを思われます。

 

そしてご存知の通り、2008年からSPXLが誕生しました。その後の約12年間、コロナショックが始まるまでとてつもない株高になり、ご承知の通り、SPXLもTECLも爆発的な右肩上がりが実現できたということです。

 

実はコロナショックが始まる手前は金利が2.5%程度まで引き上げられていました。それでもSPXLやTECLの爆発的な株価を体感できたという実績は貴重です。そして今現在が「超低金利」時代。今までも有利でしたら今からしばらくは有利なはずです。

 

さて、こう考えると今の「低金利」状態からSPXLやTECLに投資するのであれば、過去の傾向から後10年くらいは低金利状態が続いてくれるんじゃないかなぁ楽観視しています。さすがに1979年頃の「高金利」状態になるのは、私が投資人生30年中に起こらないんじゃないかなとそう感じています。

 

そのため、かきすけさんのnoteに書かれているSPXLの年利よりは良くなってほしいなぁと非常に希望的ながら思っています。この検証期間中に金利15%超の時代も含まれていますから結果が悪くなって当然です!(※ということにしておきます)

 

この辺は本当に予想するのが難しそうです。なんかトランプ大統領は経済重視だったからこの「低金利」を維持できたとか聞いたことがありますが、大統領が変わったらその辺の政策でがらりと変わるかもしれない。どうなるかなぁ。

 

ともあれ、やはりSPXLやTECL等への投資は目標金額に到達したらサッサと売却して等倍商品にでも逃げた方がいいなという考え方に変わりはありませんし、今しばらくは低金利が続くと思うので、引き続きSPXLやTECLに投資を継続したいと思います。

 

 

株価が下がる=金利が下がるのでSPXLやTECLは有利(※株価はナンピン/積立により対応)

株価が上がる=金利が上がりきる前に目標金額に到達したら売り切る(※できたらいいなぁ)

 

 

と、小学生並の感想を残して今回はここまでと致します。

 

 

 

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【レバレッジ】ドルコスト平均法による都度売却投資法検証その3(ITバブル崩壊編)

こんにちは。okometsubuです。

 

シリーズ物第3回。ドルコスト平均法×レバレッジの有用性の確認と年1回で売却することで安定化を図ることを目的としています。以下過去記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

今回はいよいよITバブル崩壊です。疑似TQQQやQLDの検証が行えるようになります。

 

 

 

暴落達参加者一同(日付は暴落前高値の日)

 

目標利率(※1年後積立額 * 目標利率を上回ったら売却)

  • その場のノリで決める(10%~500%の間ぐらい想定)
  • 世界恐慌時はSSO(レバ2倍)なら100%(2倍)、SPXLなら200%(3倍)くらいが良い感じで売却できそうだった。
  • ベトナム戦争時はSSOなら50%(1.5倍)、SPXLなら最大100%(2倍)位が良い感じだった。ただ、利率が低すぎて後半戦の右肩上がりが続く時期に機会損失が大量にあった。

 

前提条件

  • 暴落が発生した時から開始します。可能な限り30年見るものとします。
  • 毎月100ドル積立投資をするものとします。
  • ブログの会話上、面倒なので1ドル100円として話を進めます。
  • 手数料・税金・金利は考察していません。
  • 実際は「投資信託」を使う予定ですが、データが少ないので海外ETFを用いた検証を行います。
  • 疑似データを使って検証します
  • 端数もキッチリ投資できるものとします。
  • 1年に1回チェックを行い、積立投資額×目標利率に到達したら売り、到達していなかったら毎月積立を継続するものとします。
  • 目標金額はアラート等で設定するものとして、達成したら即時に売るものとします。

 

最後の条件は毎月積立なのでアラート設定するのも大変なので、まぁできたらいいよねって感じで検証することにします。現実問題だとまぁ、気づいたらでいいかなと思ってます。

 

では参加メンバーのご紹介。

 

参加メンバー

 

今回からS&P500は除外しました。やはり「ドルコスト平均法」×「レバレッジ投資」の相性が良いことが分かったので厳選します。そして今回は途中売却を挟むことが分かっていますので、売却しやすい3倍レバレッジの方がむしろ安全とさえ言えます。

 

というわけで早速試してみましょうか。

 

ITバブル崩壊からの20年

2000-08-31~2020-07-02までの約20年間を見ます。

 

とそのまえに、各参加者のドルコスト平均法の結果だけ先に見ます。

 

ドルコスト平均法結果

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いやはや、さすがTQQQとQLDは強いですね。SPXLは3倍レバレッジなんですがQLDに普通に負けてます。悔しいのう。

 

ともあれ、もう少し手前の10年間をズームアップしてみましょうか。2012年3月末までズームアップします。

 

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これは過去検証記事とほぼ同じ考えとなりました。つまり、2004年頃に全ての銘柄で積立総額以上の黒字に成功したのです。

 

ポイントは「ほぼ同時に」達成しているという点です。ドルコスト平均法の初期を考えれば、「レバレッジ」に投資しても「等倍」に投資しても同じリスクと言っていいのではないでしょうか。

 

但し復活までの下落率は圧倒的にレバレッジの方が痛みを伴うことを覚悟する必要はあります。なので、復活を信じられるように、少なくとも10年運用できる人向けです。6,7年で世界恐慌から復活は可能なので安全を見て10年ぐらい。

 

 

で、もう一つのポイントは、これも前回からの記事でお伝えしていますが、2012年頃になるとレバレッジ投資達の復活が遅くなっているのが分かります。いや、QLDが最も早かったのですがそれはおいといて、SPXLとSSOとS&P500で見た場合、やはり大きくSPXLの復活が遅くなっています。

 

これこそドルコスト平均法が後半リスクが高まる証拠であり、レバレッジ商品の欠点でもあります。但し利点でもあるので扱いは難しい所ですけどね。実際、今回の1年毎の都度売却をしないでガチでずっとSPXLやTQQQにドルコスト平均法したら圧倒的なパフォーマンスを得られているのですから。雪だるま式に増えた投資金額がレバレッジで右肩上がりしたら圧倒的暴力になるのです。

 

この圧倒的暴力をマイルドにしたいのが今回の検証の目的です。

 

というわけで、ある程度動きが分かったので今回の利率を設定しましょうか。見る感じ、50%ぐらいから開始で良い気がしますのでそこからスタート。

 

■目標利率50%の場合

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最初の売却タイミング

 

さて、最初の売却タイミングが発生したのはSPXLとTQQQです。ドルコスト平均法で大幅に安く買いたたいて、右肩上がり相場で一気に到達したということです。こう見るとむしろレバレッジを効かせた方が安全という話です。

 

終結果としては、積立総額の1.5倍を皆が皆キープしたと言う結果になりました。注目すべきポイントとしては、2009年の大幅な下落時に一旦現金化に成功した銘柄達は積立金額以上をギリギリキープできたところでしょうか。つまり、50%で利確することでその後は安全に投資ができるというものです。

 

ただし、ただ単に「S&P500」に対してドルコスト平均法された結果に負けます。これはもうそういう投資方法なので割り切るしかありません。ともあれ2012年までは全てS&P500のドルコストよりは良かった見るか3倍レバレッジに投資しっぱなしにするかはリスクとリターンの兼ね合いを見て各自で決めるしかないのです。

 

 

さて、次の目標利率を見て見ましょう。

 

■目標利率75%の場合

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最初の売却タイミング

 

最初に75%に到達するのはSPXLが一番早かったです。そして75%としたことでむしろ逆に、積立額よりも大幅に上回り、安全にその後の運用ができたことになります。リーマンショック時も余裕で耐えられているという点がこの運用方針のポイントです。

 

そして「現金」を多く手元にあるにもかかわらず、最終的には全て積立額の約75%をマークしているのは割と安心できる投資方法だと思いました。

 

ただ、75%指定の場合だと、SPXLでこの20年で4回しか売却対ミイングが得られませんでした。安全に行きたいのに約6年間は市場にドルコスト平均法を続けなくてはいけない状況が続くということです。ともあれ、最初の1回の売却さえ通れば元本割れはほぼ起こらない中で投資を続けられるのは利点と言えるでしょう。

 

ともあれ、最初の6年は想定通りの大暴落なので、12年で3回と見るのが良い気がしています。リーマンショックを通って4回も売却チャンスがあるのですから、むしろ多いと言えるかもしれません。もう少し利率を攻めれそうです。

 

ちなみにSSO3回は QLDは5回、TQQQは6回売却です。QLDやTQQQは最初の6年間を除いて12年でこれだけ売却できるなら非常に安定していると言っていいでしょう。SSOはちょっと弱いですね。やはり都度売却かつドルコストするならレバレッジ率が3倍以上の商品が欲しいですね・・・※やるとは言ってない

 

じゃ、100%の利率みましょうか。

 

 

■目標利率100%の場合

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最初の売却タイミング

 

SSOが脱落しました。約13年も積立投資を続ける日々が続いてしまいました。やはり3倍レバレッジの方が良いかなぁと思ってしまう瞬間です。

 

序盤はハイテクよりもSPXLの戻りの右肩上がりの方が強いことが分かります。ITが再びバブル化するのは後半。余りにも右肩上がりするので100%で売ると勿体ない図になっています。

 

ともあれ、利率100%で最初に一回でも売ってしまえば、7年程積立投資期間が発生してしまいますが、その後はほぼほぼ「積立額」をキープしながら安全に再出発が出来ると言う点は嬉しいですね。

 

終結果も全銘柄普通に積立額の「100%」つまり2倍はキープできています。安全に行きたいなら3倍レバレッジに100%結果が良さそう。もしくはQLDで行うか。ITバブル崩壊で大幅に下落しても復活速度もキッチリ早いのが良い印象です。

 

もし仮に今が「ITバブル」だったとしても、上記の様に大幅な下落があっても、復活速度は期待できます。バブルがはじけただけで、ITに対する期待感は残ると言う認識です。であるならば、やはり「iFreeレバレッジ NASDAQ100」でも十分期待できそうです。

 

結局ドルコスト平均法は「ボラ」が激しい方が良い投資法ということです。ヨコヨコ展開するような銘柄で行うもんじゃない。但し、当然ながら最後は右肩上がりしてくれる銘柄に限りますが。

 

話が脱線しました。

 

では次、150%で見て見ましょう。今回の相場なら150%ならギリギリ行けそうな気がします。

 

■目標利率150%の場合

 

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最初の売却タイミング

  • SPXL:2014-06-18
  • SSO:2014-11-21
  • TQQQ:2007-10-18
  • QLD:2013-07-12

 

TQQを除いて全員脱落!14年間も相場にい続けて積立し続ける必要がでてしまいました。これは手厳しい。今回の目的はあくまで「安定化」にあるので、150%の利率だとちょっと辛いです。

 

但し、最終結果は大体の銘柄で積立額の2.5倍が実現できたのではないでしょうか。こうなると「S&P500」をただドルコスト平均法するよりも強かったということです。

 

ということで、ITバブル崩壊編でした

 

さて、過去回からここまで大きく3つの暴落時期を見ることができました。振り返ってみると、概ね50~100%ぐらいを指定すると安心して元本は守られる形になりました。但しこの場合は最終結果が「S&P500」の積立に負けるのが少し悔しいという具合です。

 

ただ、20~30年もドルコスト平均法できる投資額があってこそのものです。今回の様に利益を得て自転車操業しながら投資したいなら、50~100%で早めに資金を回収する方法は悪くないと思いました。

 

また、早めに資金を回収した後に「S&P500」にスイッチしてしまうというのも一案です。これなら大暴落が来ても等倍商品です。最悪ケースは免れつつ利益を得られやすい環境に居続けられるのではないでしょうか。

 

とはいえ世界恐慌レベルでは85%程度の下落がVOO等の等倍商品でも発生していますのでそこだけ注意ですね。早期に発生するなら普通にレバレッジに「ドルコスト平均法」を使っていますし、投資人生後半だったら、十分利益が乗っているので85%下落しても元本は守られていると思います。

 

そして今回の期間としては投資額の100%になったら売却としていますが、等倍商品への全切り替えをするのであれば50~80%ぐらいで売っちゃっていいと思います。今後、金利が上昇したらSPXLやTQQQ等の値上げ率が悪くなると思われるため、早めに売ってスイッチするのはアリかなと思いました。

 

恐らく私は金利状況を見て2~3%ぐらいに上昇してきたようなら50%ぐらいの利益でも売却してそのまま等倍商品に切り替えると思います。今回の都度売却投資はあくまで「安全に」投資するためのものですから。

 

但しこの方法とは別に私は1億円を目指しているのでそちらは引き続き継続して3倍レバレッジ使ってそう。そっちは金利4%ぐらいまで行ったら値動きを計算して本当にSPXLの金利で値動きが悪くなることを確認してから考えます。

 

さて、次回はの売却した額を「S&P500」に投資したらどうなるかを見たいと思います。利益の分「S&P500」にドルコストするより良くなるだけだと思いますが一応見る感じで。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

 

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3倍レバレッジ投資結果報告(2020/7_5週目)

こんにちは。okometsubuです。

 

なんともう7月が終わってしまいます。何気に涼しい昨今で御座いますが、野菜の値段が上がってしまって家計を圧迫しているとかなんとか。

 

え?なんでそんな曖昧なのかって?

 

ふふふ。台所事情は妻に全部一任しておりますからね。もう完全に信じて送り出しております!

 

但し買い出しはコロナ昨今があるため、妻と赤ん坊には家にいてもらい、私一人で土日に大量に買い出しに行っております。品物をメモしてくれるのでそれを買うだけだから、台所事情分からない私でも一人で買い物できるもん!!!

 

・・・ん?あれ???

 

実際に野菜とか商品の値段見てるの私では・・・。

 

素で今気づいた。ヤバイヤバイ。これでは私が家計管理をサボっているのがばれてしまう。気づかなかったことにしよう。ともあれ近くのスーパーは安さで有名ですし、ちらしで見た他のスーパーよりなんか既製品だと明らかに安かったからヘーキヘーキ!

※野菜とか肉の値段は見てない

 

 

 さて、そんな性格をしていますもんですから、家計管理も逐一家計簿をつけてません。面倒なのでマネーフォワードに丸投げしております。

 

基本的にクレジットカードや電子決済アプリで払っているので家計管理はやっぱり楽ちんですね。

 

私自身の考えとしては、家計簿をつけることでお金が増えるという噂は否定的です。

 

いや、否定的というか、結局の所、「月額費用」「光熱費」「食費」「突発的な大き目の一時費用」の4項目ぐらいを押さえておけば、後は別に細かい部分気にする必要ないかなと思ってます。月額費用も基本的には固定費用だと思うので、逐一見る必要は無いかな。

 

後は半年に1回ぐらい、上記を見直すぐらいでいいと思ってます。そういう意味でマネーフォワードも別に使わなくても問題ない。「食費」と「一時費用」だけエクセルに付けておいて、光熱費とかの変動するものは毎月明細が送られてきたり、今だと電気会社とかのホームページにログインすれば過去1年間ぐらい普通に見れますからね。

 

後は高い・安いを感覚みて、「ここ高かったからちょっと改善しようか」とか見直せばいい。というか、私含めて我が家族はそんなにお金使わないので、もうあんまり改善する部分が無いので家計簿もそこまでキッチリつける必要が無いのであった。

 

 

マネーフォワードをそこまでプッシュしていないのは、IPO投資や株主優待クロスのせいで大金が右へ左へ行きまくってしまって、毎月大量の赤字だったり黒字だったりが超絶激しくて何がなんだか分からないと言った具合。我が家限定ですが、マネーフォワードそこまで活躍できていなかったりしてます。

 

なので、上記の大きな項目だけに絞ればまぁ問題ないでしょうとそういうお話でした。

 

そんな家計を破滅に導くのか、はたまた気にする必要が無くなるぐらい大金持ちになるのか。それが今回の3倍レバレッジに全てかかってるんだよ!!!頼むぞ!!!!

 

 

 

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各国通貨単位合計:113,055.95USD
円換算額合計  :11,882,178円

 

前回損益   :7,305.71USD
前回損益(円):542,623

今回損益   :7,976.08USD
今回損益(円):359,085

 

 

ドルだけでみたら前回よりも上がっているのですが、ドル安が滅茶苦茶続いて円で見たら大損したように見えてしまいました。悲しみ。

 

とはいえ、そろそろ暴落が来ると言われている中でプラスになったのは嬉しいですね。このまま引き続き投資を継続して出来れば10年で1億円到達してくれないかなぁと願っています。コロナ騒動で多分無理そうですし、1億円の価値も10年後には減ってしまって、現在の5千万の価値である、とか言われてたら泣く。

 

 

さて、少額で始めたSPXL:TMFの32:68ポートフォリオはどうだったでしょうか。シリーズ化はしない予定。気になる時だけ記載してみます。

 

 

  SPXL TMF
購入時 46.47 42.5393521126761
現在値 47.91 44.97
利率 3.10% 5.71%
利益 433  

 

何気にTMFの方が利率が上になってしまいました。TMFは単品で安い時期にちょっと買ったのでそれが効いています。

 

最近よく分からなくて、SPXLが上昇するとTMFも上昇して、SPXLが下がるとTMFはマイナス~0%付近を行ったり来たりしています。債券バブルが始まっているということでしょうか。

 

本日記事を書いてる時点では、1日の値動きとしてTMFは-1.17%マイナスでSPXLは+2.37%と想定通りの動きをしてくれてはいます。なので、金利が近々そうそう上がらないと思っているので、TMFはもう少し買っておいていいかなと思っています。

 

もっとSPXLが上昇したらノーセルバリューというか、普通にTMFを現金で買い付けてSPXL:TMFを20:80ぐらいの割合にしておきたいな。

 

なぜかというと、このSPXL:TMFはあくまで暴落が来た時の備えをしつつ、かつ、通常時においても現金で持っているより安定させたい、というのが全面にあるためです。32:68でも十分なのですが、大暴落が来たらショック耐性はちょっと厳しい。現金で持っていた方がいいということになります。

 

そもそも「現金」の余剰資金の中でのポートフォリオなので割と少額(?)です。他にSPXLやTECLを大量に保有している観点から見ても、TMFはもう少し増やしてもばちは当たらないでしょう。

 

ともあれ、TMFが高い時にあえて買う必要は無いかなと思うので、気長に待つことにします。別に現金で持っててもいいのでね!

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

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【レバレッジ】ドルコスト平均法による都度売却投資法検証その2(ベトナム戦争編)

こんにちは。okometsubuです。

 

今回は続編物の記事です。ドルコスト平均法×レバレッジの有用性の確認と年1回で売却することで安定化を図ることを目的としています。以下過去記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

今回はベトナム戦争付近(1968-11-29~)を見ます。まだQQQ関連は確認できないのが残念ですが、まま、見て見ましょう。詳細な条件とかは以下に記載。

 

 

 

暴落達参加者一同(日付は暴落前高値の日)

 

第1次オイルショック付近やリーマンショック付近は除外しました。どうせ「ベトナム戦争」付近とITバブル崩壊付近の地続きで対象に含まれるためです。

 

目標利率(※1年後積立額 * 目標利率を上回ったら売却)

  • その場のノリで決める(10%~500%の間ぐらい想定)
  • 世界恐慌時はSSO(レバ2倍)なら100%(2倍)、SPXLなら200%(3倍)くらいが良い感じで売却できそうだった。

 

前提条件

  • 暴落が発生した時から開始します。可能な限り30年見るものとします。
  • 毎月100ドル積立投資をするものとします。
  • ブログの会話上、面倒なので1ドル100円として話を進めます。
  • 金利・手数料・税金は考察していません。
  • 実際は「投資信託」を使う予定ですが、データが少ないので海外ETFを用いた検証を行います。
  • 疑似データを使って検証します
  • 端数もキッチリ投資できるものとします。
  • 1年に1回チェックを行い、積立投資額×目標利率に到達したら売り、到達していなかったら毎月積立を継続するものとします。
  • 目標金額はアラート等で設定するものとして、達成したら即時に売るものとします。

 

 

最後の条件は毎月積立なのでアラート設定するのも大変なので、まぁできたらいいよねって感じで検証することにします。現実問題だとまぁ、気づいたらでいいかなと思ってます。

 

では参加メンバーのご紹介。

 

参加メンバー

  • SPXL
  • TQQQ
  • SSO(S&P500の2倍レバレッジ)
  • QLD(QQQの2倍レバレッジ)
  • ^GSPC(S&P500)
  • 単純にS&P500をドルコストしたもの(参考までに)

 

TECLでやりたいですがITバブル崩壊前に疑似データですら作れないので仕方なくTQQQ。まぁ似たようなもんだよ!!(※TQQQより結果を少し悪くすればTECL!)

 

ベトナム戦争付近からの30年

1968-11-29から1998-11-28の30年間を見てみます。TQQQとか当時無いものは検証できないので、あるものだけ検証します。

 

そのまえに、S&P500、SSO、SPXLのドルコスト平均法の結果だけ見ます。

 

ドルコスト平均法結果

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ドルコスト結果

  • SPXL:262.95倍
  • SSO:65.01倍
  • S&P500:7.61倍
  • 積立額:36000ドル(360万円)

 

こうなったらいいですが、ここまでガチホするのは神経がやばくなりまs。ポイントは最初の10~15年目ぐらいでしょうか。全く見えませんのでズームアップします。1982年までを見ます。約14年分のグラフ。

 

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見えづらいですが、ポイントは1970年頃でしょうか。ほぼ同時期に復活しています。これは前回の記事でもお伝えした通り、ドルコスト平均法の開始時期というのは「雪だるま」が育ってない、積立投資額が少ない状態であるため、追加投資の威力が非常に強くでるのです。そのため、最初の頃は余裕で「3倍レバレッジ」であろうとも、復活時期は素早く行えるということです。

 

これが本当に「ドルコスト平均法」×「レバレッジ商品」の相性がいい所だと思います。

 

そして1976年頃の元本復活時点もそこまで変化はありませんでした。このぐらいの運用期間なら問題なくリカバリーできるのでしょう。

 

ただ、今回は前回の「世界恐慌」時とは異なり、暴落後に「右肩上がり」がほとんどありません。つまり、いくら「ドルコスト平均法」でも、多少の右肩上がりが無いことには復活できないのです。

 

そう考えると上げ下げが極端な相場の方が「ドルコスト平均法」にあっていると言えるでしょう。

 

ただ逆に言えば、ヨコヨコ展開を「ドルコスト平均法」を使うなら、等倍商品とそう大差はないということです。もちろん、金利や管理費用で下がるとは思いますが、人生終わる程かと言われるとそうでもないことを期待したい。ただ、ヨコヨコ展開だけは勘弁してほしい所ですね。

 

というわけで、早速今回の検証を始めてみましょうか。今回もS&P500の積立額だけグラフに残します。

 

 

■目標利率50%の場合

今回は利率50%からスタートとします。積立額×1.5倍に到達したら売却というルールです。

 

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最初の売却タイミング

  • SPXL:1971-04-28
  • SSO:1972-11-21
  • SP500:1983-03-01

 

イキナリS&P500が脱落しました。15年相場にい続けることになりました。

 

さて、最終結果は余裕でS&P500にドルコスト平均法つかって寝て覚めた方が良さそうなグラフの出来上がりです。最終結果だけ見たら利率を50%から100%とかにあげた方が良さそうな気はします。

 

が、本当に上げていいのでしょうか。これだけだとよく分かりませんので、ズームアップしてみましょうか。1985-12-31までの結果です。

 

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このグラフから伝えたいこととして、S&P500の積立額の1.5倍到達まで実に15年程必要だったということです。等倍商品でこのような都度売却は一切行わない方が逆にいいことになります。15年間、売却できずに過ごすことになるからです。

 

ではSSOはどうだったかというと、こちらは4回1972年、1980年、1983年、1985年と約15年間でこの数しか超えることができませんでした。その後は物凄い勢いで売却しっぱなし状態になりますが、年数で言うと4年、8年、3年、2年と市場に投下しっぱなしになるのでリスクはあるということです。

 

SPXLはこの辺早くて、1971年、1973年、1977年、1980~5年と最初の4年、2年、4年を除けばほぼ毎年売却していますので非常に安定しています。最初の4年はそもそもの暴落から復活からかかる時間なのでこの点については問題なしです。

 

ただ、人生最後まで見ると分かる通り、1.5倍で売却程度ではS&P500にドルコストしてた方が圧倒的にマシな人生ということです。

 

今回の目的から言うと「安全」かつ「安定」して資産運用することが目的であるため、積立額以上になっていれば御の字ではありますが、ちょっとリターンが1.5倍程度じゃガッカリします。しかも単利。

 

やはり前回の最後にお伝えした通り、売却時の利益を「S&P500」に全額スイッチして運用を見守った方がむしろ安全じゃないかなと思った次第。利益部分だけでみたら、今回の投資を実施していなかったら「無かった」額で投資するのです。そうすれば全く傷を負いませんし、なんだったら「S&P500」が0になる未来なんて世界崩壊以外ないのでほぼ利確が成功しているのです。

 

後はヨコヨコ展開でもボラが高い銘柄でやった方が今回の検証記事としては当たりでしょう。やっぱりITバブルが崩壊してボラを高くするべくNASDAQ100に投資した方が良い気がしました。ボラが激しく、かつ、遠い未来まで見たら右肩上がりはしているETFを選ぶのが良いと思っています。

 

話が脱線しました。

 

では次は間を取って75%を見て見ましょう。

 

■目標利率75%の場合

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最初の売却タイミング

  • SPXL:1972-11-17
  • SSO:1980-09-17
  • SP500:1985-05-16

 

SSOも若干ここでリタイアです。12年相場に居続けることになりました。2倍レバレッジでこのような相場の場合75%もキツイということです。

 

こうなると、3倍レバレッジを含めても50~80%ぐらいが良いのかもしれません。

 

結論を急ぐのは少し早いか。次は100%で見ましょうか。

 

■目標利率100%の場合

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最初の売却タイミング

  • SPXL:1980-09-17
  • SSO:1980-11-14
  • SP500:1986-02-10

 

地味にキツイ結果となりました。SPXLも約12年間、相場に居続けることになりそうです。

 

終結果としては、大体積立額の2倍ってことでいいでしょう。単利ですので残念ですが、そのほとんどが現金で手元にある状態ではあります。

 

が、残念ながら前半を見るに、1980年までほとんど売却が行われていません。つまり、100%(2倍)で売るのを待っていると、12年も市場に投資を継続しなくてはならなくなります。このベトナム戦争の期間は「ドルコスト平均法」と非常に相性が悪いことになります。もう一度ズームしてみましょうか。1985-12-31までを見ます。

 

 

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やはりだめです。1980年まですべからく、市場に資金を投入しっぱなしになることを覚悟しなくてはいけません。つまり12年間も市場に投資しっぱなしです。

 

ここで怖いのが、「ドルコスト平均法」で12年間も毎月積立することになるので「投資資金」が間に合うかどうかが非常に怖いと思いました。

 

私は自転車操業よろしく都度全売却してそのお金を原資として「ドルコスト平均法」を継続する形を考えていましたが、これだとちょっと資金枯渇しちゃいそうです。

 

こうなると「世界恐慌」の方がむしろやり易い相場だったというものです。うーん。やはり利率は50%ぐらいに抑えて、失ってもいたくない金額は全部「S&P500」に投資するとかでも良い気がしてきました。これはまた今度検証してみましょう。

 

 

 

ということで、安全に行きたいなら50~100%の間を設定する必要がありそうだという事が分かりました。これ以上やると、単純に「ドルコスト平均法」になるだけなので割愛。

 

 

というわけで、今回のまとめとしては、SSOなら利率50%ぐらい、SPXLなら利率50~100%ぐらいの間が安全に投資できそうというお話でした。

 

ただ、ずっとこの利率でやると全くお金儲けできません。いや、2倍近く安定して資産が貰えるなら悪くはないのですが・・・。利率は50%ぐらいにして、黒字部分だけでも儲けたお金を投資した方がいいかもしれません。

 

しかしながら、「S&P500」を単純にドルコスト平均法で積み立てるのが正義でしたが、それは積立の原資があってこそです。10年ぐらいの投資額しかないようであれば、やはり途中で売却する本売却案を採用すると良いでしょう。

 

 

というわけで、今回はここまでと致します。次回からITバブル崩壊時からなのでTQQQがようやく参戦できそうです。

 

 

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【iFreeレバレッジ】松井証券の毎月現金還元サービスについて問い合わせしました

こんにちは。okometsubuです。

 

本日は「iFreeレバレッジ」商品と松井証券についての記事を深堀してみようのコーナーです。若干の続編物。以下過去記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

松井証券は「毎月現金還元サービス」という特定の銘柄を保有していると、毎月決まった率の現金を還元してくれるというサービスを展開しています。以下公式サイトより引用させて頂きます。

 

投信毎月現金還元サービス | 投資信託 | 松井証券

https://www.matsui.co.jp/service/fund/cashback/

投資信託からは、運用会社、販売会社、受託会社に支払われる「信託報酬」と呼ばれるコストが天引きされています。
松井証券は徹底した効率化によって、販売会社が受け取る信託報酬の一部※をお客様に還元することに成功しました。
※年率0.3%(税抜)を超える分をお返しします。

 

私の場合ですが、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」に楽天証券にてドルコスト平均法による積立投資を実施中です。なので、その商品を松井証券に移した場合をお話していきます。

 

さて、「iFreeレバレッジ」商品はS&P500銘柄も対象であり、年間0.135%をキャッシュバック、つまり現金を受け取れるということになります。以下公式URLより引用。

 

投信毎月現金還元サービス シミュレーション結果 | 投資信託 | 松井証券

https://www.matsui.co.jp/service/fund/cashback/list/detail.html?id=J0148

iFreeレバレッジ NASDAQ100を松井証券保有すればこんなにお得!
年間0.135%分を現金還元いたします!

 

引用元はNASDAQ100のURLですがS&P500も対象なので持っている方は嬉しいことになると思います。

 

ここまでは前回のお話となります。

 

 

さて、私はこのような状況から、次の点において疑問が生まれました。

 

疑問に思った事

  • 松井証券では「iFreeレバレッジ」は積立投資が出来ず、都度手動で買付を行う必要があるため非常に手間がかかって残念
  • 今回の「投信毎月現金還元サービス」の税金はどのように扱われるのか
  • 「iFreeレバレッジ NASDAQ100」を他社から移管する場合の注意点

 

一番気になったのが税金の扱いです。楽天証券等では投資信託保有しているとポイントで還元を受けられるサービスを展開しています。

 

が、このポイントでの還元は結構グレーな話になってまして、「お金」として扱うのかあくまでオマケの「ポイント」として扱うのかで課税対象となるかどうかが論点とされております。

 

色々考えはあると思いますが、一旦「ポイント」は非課税と仮定するならば、楽天証券は0.048%の還元を今現在受けられます。

 

で、松井証券の今回のサービスについて、もし「雑所得」扱いであった場合、私の毎年の所得額ですと20%発生しますので、0.135%から20%減して約0.108%になってしまうと思われます。

 

実際はどうなのでしょうか。公式サイトをみると「税務署にお尋ねください」しか書いてありませんでした。

 

ということで、今回諸々の疑問を松井証券さんに質問してみました。

 

回答内容は全て明確にお聞きでき、とてもスピーディーに回答頂けました。かなり好印象ですよこいつわ!!!

 

松井証券の宣伝犬になりつつ、質疑応答内容を記事にしてみます。ざっくり私の言葉で置きなおしてますが、回答内容は以下のとおりです。

 

質疑応答内容

Q.「iFreeレバレッジ」商品を毎月積立可能か。

A. 残念ながら、現在対象商品は積立注文不可となります。

 

Q. では毎月積立可能になるよう要望を出すことはできるか。

A. はい。今回のご要望は、担当部署へ報告させていただきます。

 

Q. 「投信毎月現金還元サービス」の税金の扱いはどのようなものか

A. 「雑所得」扱いとなります。

 

Q. 「iFreeレバレッジ NASDAQ100」を他社(※楽天証券)から移管することは可能か。「特定口座・源泉徴収あり」で買付を行っている

A.  通常は問題ない。但し、もし松井証券側ですでに上記商品を購入している場合は「特定口座・源泉徴収あり」で同一だったとしても、分配金をどのように扱っているかを移管元と一致させる必要がある。

Q2. 楽天証券では分配金コースを「再投資コース」にしているが問題ないか。

A2. 松井証券で該当商品を既に保有している商品が「再投資」として買付を行っているのであれば問題なく移管可能となる。

 

 

 

概ね想定通りの回答を頂けました。そして残念なことに、現金還元サービスは「雑所得」扱いです。

 

通常20万円以上の利益が出なければ雑所得は確定申告不要ですが、ふるさと納税やら株の損益調整等の対策で確定申告をする人はすべからく「雑所得」分の税金が取られてしまうという事です。

 

私はふるさと納税をワンストップではなく普通に確定申告しているので20%減確定です。収入によって税金は増減しますので読者様によってこれより減ったり増えたりしそうです。

 

ただ、それを見ても楽天の0.048%のポイントバックより20%減の0.108%の方がお得であることには変わりありませんので、やはり松井証券のこのサービスは非常に魅力的であると言えるでしょう。

 

というわけで、やはり私は松井証券を使うことにします。今後、楽天証券で持っている「iFreeレバレッジ NASDAQ100」を移管するかどうかも確認して、問題が無ければ実施したいなと思いました。

 

また、問題となる「iFreeレバレッジ」の積立投資不可の件については、今後改善してもらえたら嬉しいなぁと思った次第。要望が通ってくれたら嬉しいですが、老舗の証券会社は良いか悪いかはおいておいて、ルール変更が遅そうなイメージです。

 

通らなかったら最悪1年に1回とかの積立でも対応可能なので柔軟にやろうかなと思います。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

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インデックス投資結果(2020/7_5週目)

こんにちは。okometsubuです。

 

今週のインデックス投資結果のコーナー。

 

最近唐突に感じるようになったのは、世間一般の認識として

 

インデックス投資」=「ドルコスト平均法積立」

 

だと思われている節があるような気がしています。

 

国が「つみたてNISA」とか最近猛プッシュされているのは積立投資であり、その中から選べるのが良質なインデックス投資が多く存在しているためそう思われているのではないかと。

 

なんでこんな話してるかというと、私が当時、「インデックス投資」はドルコスト平均法でやるのが至高!絶対王者!!

 

と勘違いしてスタートしてたんですね。だってもう調べてる記事どこもかしこもドルコスト平均法で積立よう!みたいな感じでした。

 

ここでちょっともったいなかったなと思うのが、余剰資金が当時そこそこあって、一括投資できるぐらいの額はあったのですが、「ドルコスト平均法」でやるのが良いと言うことで、少し多めに毎月入金するだけにしていたのでした。

 

結局、右肩上がりが物凄いことになり、「コロナショック」が発生したとしても当時ある程度「一括投資」していれば十分な利益を得られていたというわけでした。

 

まぁ、そこそこショックでしたね。後、私はかなーり、ものすごーく、早とちりするタイプの人間でして、本当は参考にさせて頂いたブログ記事とかでも「ある程度投資した方が良い」とか色々書いてあった気がしますが、もう頭の中「ドルコスト平均法」しかなくなってしまいました。

 

で、今はと言いますと、SPXLとTECLに結構な額をズバッと入金して「コロナショック」でガッカリして、ナンピン買いして復活と相成りました。

 

結局はタイミングと相場観と運(私はコレ)次第というわけです。

 

今の私の考えは、最初に半分ぐらいを一括投資して、後はゆっくりドルコスト平均法で積み立てて、余裕があったらナンピンをちょっと追加する、というのが一般的なご家庭でもアリじゃないかなと思った次第。

 

私自身はSPXL:TECLに半分ぐらいを一括投資して、ドルコスト平均法ではなく「ノーセルバリュー平均法」の下落した時にのみ追加投資する形にしようかなと思っています。

 

等倍商品ならドルコストで順張り投資でもいいですが、レバレッジだとひとたび大暴落が発生したら90%下落する可能性がありますので、下落相場に耐性が無いと人生が終わりかねないということです。本当は順張り投資も含めてドルコストのほうが利益は増える可能性がありますが、最初にある程度の一括投資をしているのでそれが免罪符となるというわけです。

 

そんなレバレッジ商品を含んだ今週のインデックス投資結果、一体どうなったでしょうか!?

 

 

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前回の評価額合計:2,598,399

現在の評価額合計:2,658,170

現在のトータルリターン:+405,327 円

利率:15.25%

 

 

そろそろ暴落が怖いですが、また先週より伸びてしまいました。 

 

そしてそこまで「ノーセルバリュー平均法」とか言っておきながら、「iFreeレバレッジ」はドルコスト平均法積立だったりします。さっき言ったノーセルバリューはSPXLとTECLの話なので今回のインデックス投資結果には関係ないのであった。

 

まぁいいじゃないですか。iFreeレバレッジ側は2倍レバレッジです。こいつなら90%下落する確率も無くは無いですが、下落相場における償還リスクはほぼ無いんじゃないかなと思ってるので、順張りのドルコスト平均法もアリなのです。一括投資もこっちにはほぼしてないですからね。逆張りでちょっと買った程度。

 

さて、最近いよいよ「ハイテク」が暴落するらしいです。ちょっと残念ですが仕方ありません。もし大きく暴落してしまうようであれば、粛々とドルコスト平均法を積み重ねるだけです。

 

丁度、今その検証記事をまとめています。以下その記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

上記はシミュレーションですが、実際のITバブル崩壊時のSSOのレバ2倍でも等倍商品とほぼ同時期に復活したことは確認済みです。以下その時の過去記事。これは本当に起こった出来事なので信憑性は高いのと同時に、上記のシミュレーション記事の後押しになってくれたと感じています。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

 

ということで、たとえこれから先に大暴落が起こったとしても「ドルコスト平均法」であり、かつ、右肩上がりを信じられる投資信託ETFであれば数年程度で積立投資額分は復活します。

 

上記の検証は1年程度で都度レバレッジ商品を売却することで安定して積立額以上をキープしつつ、「S&P500」に単純にドルコスト平均法をするよりも利益を確定しやすい投資方法だと感じています。

 

ドルコスト平均法で「雪だるま」になる前に売っちゃえばいいってことです。これなら多分、一般の人でも割と気軽にレバレッジ商品に手を出せるんじゃないかなと言う自論です。

 

ただ、「ハイテク」セクターだけに入れるのは危険なので、普通の一般の方がやるのであれば、私は「S&P500」のレバレッジに「ドルコスト平均法」積立して、数年運用した後に目標金額になったら全額売却して等倍のVOO等にスイッチするのが良いと考えています。

 

ハイテクは今後大暴落して別のセクターが主役になるかもしれないと噂されています。しかしながら、「ドルコスト平均法」であれば大暴落後に右肩上がりしてくれれば復活自体はできますし、さすがにハイテクがずっと右肩下がりするはずはないと思っていますのでこのまま引き続き「iFreeレバレッジ NASDAQ100」にドルコストする所存です。

 

というわけで、私は少しリスクを取って引き続き「iFreeレバレッジ NASDAQ100」に積立投資を継続したい所存です。但しここから大暴落になったら3~6年は覚悟が必要です。ま、それは等倍商品(QQQ)も変わらないので暫く見守りましょう。

 

・・・で、今思ったのですが、NASDAQ100って別にハイテクってわけじゃないですね。今の推しがハイテク中心ってだけで、ずっとハイテクが大暴落するなら銘柄変更で何とかなるんじゃないかなと勝手に思いました。じゃあやっぱり「iFreeレバレッジ NASDAQ100」でいいな!!!

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

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