こんにちは。okometsubuです。
最初にお断りしておきます。この記事は「高配当株投資家」を意図的に煽る記事になっています。耐性が無い場合や心が傷つくような繊細な方は今すぐ退散された方が良いとおもいます。
とはいえそこまでひどいことは書いてないつもりではいます。ごくごく一般的な話をしているにすぎません。
私はインデックス投資の「eMAXIS Slim 先進国株式」信者として2019年頃から投資信託への買付を開始しました。
ブログも「インデックス投資」から開始しており、ブログ村の「米国株」クラスタの状況を全然知りませんでした。
そんな形からスタートしているため私は知らなかったのです。今の日本は「高配当株」が人権を得ており、「帝国」とまで言われている程超巨大な存在にあると言う事を!!
ツイッターで教えてもらった!!!
正直、信じられません。「高配当株」の再投資戦略なんて普通に考えたら流行する訳がない意味不明な投資方法だからです。
正直今でも「ハハハ・・・またまた御冗談を・・・」って感じです。全く面白くない冗談ですよ。
・・・嘘でしょこれ本当か?!って色々調べて見ると、確かに高配当株に投資している人の多いこと多いこと。
私の勝手な印象で大変恐れ入りますが、高配当株に投資している人は「皆仲良くしようよ!」とお互いを讃えあってキャッキャウフフしている人が多いようでした。なのに、ちょっとでも違う意見を言うと一斉に襲い掛かってくる印象です。
そして思ったのは、高配当株に投資している人はすべからく以下の人と同じ匂いを感じています。
- ロボアドに投資している人
- インフルエンサーを崇拝している人
- 崇拝しすぎるあまり、高額noteを買っている人
ようするに、今回の高配当株に投資する人は、
「影響を受けやすく、人と同じことをして安心したい人」
という印象です。恐らく「高配当株」を宣伝したインフルエンサーの方々の影響で投資してしまった末期症状の人たちが多いんじゃないかなと思った次第。
インフルエンサーの上手い所は、嘘になる言い回しは上手く避けて、あたかもそれが「正義」であるかのように言葉遣いを巧みに使っている印象です。つまり語る内容に真実が多いため、読者の方がインフルエンサーの言葉をなんでもかんでも「正しい」と「鵜呑み」にしてしまう。その「鵜呑み」してしまった人たちが今回の「高配当株投資家」と似ていると思った次第です。
インキャな私から見たらこのようなグループは
「皆仲良くしてるんだから和を乱すなよ?」
と、無言の圧力でお互い牽制しあっているようにしか見えないグループの人たちであり、少しでも他人と違う意見を言うと集団で罵倒してくる恐ろしい軍団だと思ってるので正直近づきたくありません。
こういう「仲良し洗脳グループ」は和を見だしたら一斉に口撃してくるので本当に怖いです。
それでも私はこの記事を書きました。
これらのグループで共通して言えることは、サクラの存在に気づかずに本当に洗脳されている人がかわいそうが一定数いるからです。私も金融リテラシーが0なので、一歩間違えればこのグループに所属していた未来が無いわけではありません。本当に私は運が良かった。なので別世界の私を救ってあげたいという感じです。
ということで非常にお節介ながら本記事を書くことにしました。怖いので旬を過ぎたあたりでこの記事を書いてます。
旬も過ぎたころ合いなので、
「あ!?なんだこのブログタイトルは!?喧嘩売ってるのか???」
と、高配当株信者の皆さんを釣るタイトルにしました。そんな高配当株信者様を煽る救ってあげたい記事ということです。ご了承下さい。
さて、私はそんなことを言っていますが素人投資家です。
いきなり予防線を張るチキン野郎が書いていることをお伝えしますが、
そんな糞ド素人でもこのぐらいは分かる。
高配当株再投資戦略なんか最初からすべきじゃないことぐらい。
何も私はSPYDが最近減配したから止めろと言っているのではありません。そもそも「配当再投資戦略」そのものが欠陥だらけだから辞めた方がいいですよって話です。
まさか私の読者様の中にSPYDに投資している人はいないと思いますので、タイトル釣られた高配当株信者以外は娯楽程度に見て頂ければ幸い。
非常に初歩的なことしか書いてない(※書けない)ので、誰でも分かる内容だと思います。そして高配当株信者の方はこれを見て目を覚ましていただければと思います。
煽りましたがマジで救われて欲しいと思っています。本当にただのお節介です。
=======
例えると、高配当株銘柄やETFは
「重りを付けながら長距離を走る競走馬」
ということです。
ここでいう「競走馬」とはつまり株(MSFTやMO)やETF(IVVやSPYD)を指します。「重り」は「配当金再投資」戦略そのものです。
どんなに中身が良い株やETFでも「配当金再投資」という「重り」を付けながら長距離を走るなんてナンセンスである、と言うことをお伝えしたい。
「競走馬」、つまりSPYDとかその他高配当株の実力の良し悪しについては本記事では取り扱いません。問題点はそこじゃないからです。
問題点はあえて高配当を得られる銘柄を選んで配当金を再投資するという「目的そのもの」が問題であると言うことです。
ぶっちゃけ「SPYDは凄い名馬だから投資しているんだ!」とか言われても知りませんし、実際来年あたりはバリュー株が伸びる番と言われており、近い将来ハイテクグロース株より株価の面でも儲かるかもしれません。
でもお伝えしたいのはそういうことじゃない。
何が問題なのか。
仮にSPYDや高配当株が優秀な「名馬」であったとしても、「配当金再投資」に関わるデメリットの数々である
「配当落ち」
「税金」
「手数料」
「再投資の労働力」
「再投資可能になる金額になるまで投資できない機会損失」
という「沢山の重り」を背負いながら長期間・長年運用し続けるのは無理があると言う事です。
どんな名馬でも「重り」があったら実力が落ちますよね?もうそれだけの話なんです。本当に、本当に簡単な理由です。
しかもその競走馬が名馬ではなく駄馬だったら・・・怖くて語りたくもございません。
正直、もう上に理由を書いたのでこの時点で良識ある一般の高配当株信者の皆様であれば目が覚めると思うのですが如何でしょうか?
・・・やれやれまだまだ高配当金再投資戦略は正義だと思っている人が沢山いるようです。
仕方ありません。読者様の目を覚ますべく、一つ一つ紐解いていきましょうか。
尚、しつこく補足しますが、「高配当」だから投資したのではなく、将来右肩上がりを信じて投資した銘柄が結果として「高配当株」であったと言う人は本記事には該当しません。その人は該当銘柄を信じて投資を続けて良いと思います。
高配当だからという理由だけで投資している哀れな投資家向けの記事です!
では始めます。
配当落ちについて
配当落ちとは簡単に言うと、配当金を支払った分、株価が下がることです。極端な話、別に高配当株であろうがグロース株であろうが配当を貰ってもトータルで見た価値は変わらないと言う事です。
以下SMBC日興証券サイトから引用させて頂きます。
配当落ち・権利落ち│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ha/J0021.html
例えば、1株1,000円の株が配当を1株当たり5円出すとします。配当がもらえる権利があるのとないのでは、理論的には5円の差が出ます。これが配当落ちです。この例では、配当落ち後、5円の配当分だけ株価が下がり、理論上では株価は995円になります。ただし、株価はその他の要因でも日々値動きしていますので、理論どおり株価が変化するとは限りません。
配当金がでたら株価が落ちる!!
いやー、これでもう「高配当株」に投資する理由が特になくなりましたね。
つまり、「配当金再投資」を目的として配当金をまた市場に投資するという行為そのものが全くの無意味ということです。極論、配当金再投資をすることはつまり、無配の銘柄とやっていることが変わらないということです。
はっきり言うと、労力の無駄です。
配当金を贅沢品に使うとか、生活資金に充ててギリギリ生きているというのなら分からなくもないですが、再投資を目的とする戦い方そのものが全くの無意味。
再投資を目的として高配当株に投資するぐらいなら最初から配当金を出さない株を買った方が再投資する労働力の面で圧倒的に優れているのは明白です。
とはいえ、これだけ見たら高配当だから有利とか不利とか全く関係なさそうに見えます。労力の面以外ではこの時点であれば別にどこに投資してもそう変わらないと思われるかもしれません。
しかしそうではありません。
その理由をこれからお伝えしていきます。
税金について
日本では配当金に対して20.315%の税金が発生します。
株が儲かってようが損してようが関係ないです。配当金はただそれだけで税金が取られるのです。
海外の税金は「確定申告」で取り戻せるのでこれについては割愛しますが、毎回配当金が配られる4半期に1回程度、都度払った上で再投資をします。運用効率が悪くなるのは明白です。
もしこれが「配当金」を出さない株だった場合、税金は発生せずにそのまま運用し続けてくれます。そっちの方が滅茶苦茶嬉しくないですか?
もうこれだけで配当金が出ない方が長期運用にとてつもなく有利であると言えないでしょうか?
はい!そうです!もうこの理由だけで高配当株に投資する必要なくなりましたね!
おめでとう!今日から脱高配当株投資家です!SPYD買うよりまだ配当が少ないIVVを買った方が良いですね!!!
・・・え!?まだSPYDに投資を続けるですって?!!??
早く目を覚ましてくださいよ〜〜。
しょうがないなぁ・・・じゃあ次のデメリットでもお話しますか。
手数料について
今現在日本の有名どころの証券会社から海外ETFを購入するためには手数料が最大0.45%発生します。基本的に4,444ドル以上から手数料が安くなっていく仕組みです。※2020/10現在の情報です。
ちなみに現時点ではSBI証券ではIVVは買付手数料無料ですが、SPYDは手数料が必要です。
真の大金持ちであれば配当金再投資時でも大金をつぎ込むことになるのでこの費用は大幅に下げることができますが、日本の1個人程度の配当金の再投資なんてほぼ毎回0.45%が発生すると考えていいでしょう。
配当金再投資をすると毎回0.45%を常に取られ続ける……なんて恐ろしい・・・
税金は取られるは、手数料は取られるはでもう滅茶苦茶です。これが日本株の場合だと、最近は手数料無料の所が多いため、税金が取られるだけで済みますが、日本から海外株を買うと手数料が高いのでやっぱりオススメできません。超高いですよ。0.45%って。
というか、税金の20.315%の時点でもう配当いらないってなるんですがそれは・・・
もうお腹いっぱいですね。流石に目を覚ましたでしょう。「高配当再投資戦略」は穴だらけです。
・・・え!?まだSPYDに投資続けるの??????ナンデ????????
もう早く目を覚まし……
あっ……
もしかして、もう目が・・・
失礼しました。目の治療をする必要がありそうですね。
大丈夫です!まだ治りますよ!!
次のデメリットを見て一緒に治療していきましょう!頑張って!!!
配当金再投資に関わる労働力について
銘柄によりますが、配当金は基本的に4半期に1回配られます。
つまり、1年に4回も証券会社にログインする必要が発生します。
しかも配当金が出る日は毎回固定ではなく、大体この日に出る、という凡その日付しか分かりません。
株式市場というのは1日でも早く資金を投資するのが最も効率が良いと言われています。つまり、配当金が出る日頃になったらソワソワしながらその日を調べる日々が続くのです。
そう。その調べる時間も労働力です。
調べる要素はこんな感じでしょうか。
- 配当日の確認 (3日程度 * 5分 = 15分)
- 配当金の額の計算 (5分)
- 配当金が出た後の投資先の株価と枚数のチェック (20分)
- ギリギリまで投資したいなら、22:30 or 23:30まで証券会社が空くのを待って、そこで投資をする。 (待ってる時間。プライスレス&睡眠不足)
- 端数が出てもいいなら成行で注文できるが、余った配当金は「機会損失」に繋がる (注文1分。機会損失が痛い)
- これが4半期に1回発生する
- 合計:1時間~3時間 * 4回 = 4時間~12時間 / 年
ということになりました。高配当株に投資するような人たちです。ワクワクしながら色々調べたりするのでしょう。ここに書いた時間よりももうちょっと時間がかかる可能性も否定できません。
もしこれが時給900円のバイトだったら、年間最大1万円程度の利益を得られるでしょう。つまり1万円の損失です。
しかもギリギリ端数を抑えようとすると証券会社が開く22:30か冬場は23:30まで待たなくてはいけません。もう寝不足になって健康にもすこぶる悪い!!!!!
本当に配当金再投資は理に適っていません。
・・・え?
「私は成行で買うから夜早く寝るから大丈夫!!」
ですって????
全然大丈夫じゃありません。機会損失が発生することが確定した瞬間です。
「成行」注文をすると、その投資に必要な額は株価の最大値の指値×株枚数として処理されます。つまり、その最大値の指値×株枚数分の「現金」が注文時に必要となるのです。
よって、指値でYahoo Finance等で証券会社が開く前のプリマーケットである程度の額を確認してから、その値よりちょっと上の額で指値をすることで、より多くの資金を投資することができるのです。
つまり、配当金を「成行」注文で放置するのは即ち、「配当金」の機会損失に他なりません。この時点で「再投資戦略」は無駄でしか無いのです。
但し、これは「高配当株」じゃなくても発生するリスクです。普通にIVVとかでも配当金はでますからね。ここは本当に残念です。
ただ、「高配当株」はその名の通り、多くの配当を受け取ることになります。つまり、再投資する機会がはるかに他の銘柄よりも多いのです。そのため、再投資する労力が増えますし、「成行」注文した場合の端数の機会損失も多く発生することでしょう。
よって可能であれば無配で右肩上がりを期待できる銘柄に投資するか、もしくは配当金を自動で非課税で投資してくれる「投資信託」、DRIP等により自動的に非課税で再投資してくれる証券会社で取引するのがが最善手となります。
機会損失について
先程も述べたように、株式市場は1秒でも早く市場に資金を投資することが最大のリターンを得られると言われています。これは過去の株式市場が右肩上がり相場であり、かつ、今後の将来もそうあるであろうから来ています。
結局、この大前提があるからこそ、皆株式市場、それも米国株を中心に投資されていると思います。
そんな中、「配当金再投資」戦略は、その再投資で生まれた端数が「機会損失」で失われるのです。だったら配当金なんか無くしてもらって、端数もキッチリそのまま市場に残してくれた方が嬉しいことになります。本当に残念です。
以上が高配当株再投資戦略の重りとなります。
・・・よかった。手術は無事成功です。
これであなたも立派な投資家のスタートラインに立てました。心からお祝い申し上げます!!!
さて、なぜこんなに高配当株に酔狂な人が多いのでしょうか。
もしかしたら有名な著者が書いた本が影響している気がします。
大分昔、シーゲル氏は「株式投資の未来」という本のことをコメントで教えて頂いたことがありました。これについては正直、当時から疑念を持っていました。
「この本読んだことないけど、多分、税金とか手数料が考慮されていない、もしくは米国準拠の結果なんだろうなぁ・・・」と。
で、少し調べたら実際に調査しているブロガーの方がいらっしゃいました。「スマートハウスと米国株」さんのブログより引用させて頂きます。
【シーゲルの罠】 株式投資の未来のレビュー ① – スマートハウスと米国株
https://beikokukabu.club/entry/77/2018/06/03/
配当課税と手数料が考慮されていない
第9章のキャピタルゲインと配当再投資の図ですが、最初にこの図を見たときにアメリカの配当課税は何%なんだろうと思いました。
ネットでこの点について検索したところマネーボイスの記事が見つかりました。
証券会社から出されている目論見書もシーゲル博士の著書で書かれている研究結果も、全て配当金にかかる課税を無視して計算しています。
そしておそらく株式の購入手数料も考慮されていません。
税金と手数料は長期投資における大きな障害です。
私の考えは間違ってはいなかったようです。実際にシミュレーションした結果が引用元のサイトにありますので、高配当株に投資している人は興味がありましたら閲覧されると良いでしょう。結果は相当悪くなったことが分かります。
さて、ここまでは配当金再投資について如何に無駄な事かをお伝えしましたが、番外編として、高配当は「心の支え」という考え方についても言及させて頂きます。
これは、いつ相場が暴落するか分からないから、配当金を手元においておくことで暴落に耐性を得ようという発想らしいです。
しかし、この考え方は投資そのものの否定であることをお伝えします。
高配当とは、額は不定なので言葉の意味は若干異なりますが、配当金とはいわゆる「逆ドルコスト平均法」に位置するものと考えられます。つまり、定期的に売却する戦い方です。まさに積立投資の逆バージョン。
これも前に記事に書いたのですが、ドコスト平均法とはすなわち、最終的に右肩上がりを期待しているからこそ実践出来る投資方法であると言うことです。最終的に右肩上がりを信じられないなら、そもそもドルコスト平均法だろうが何だろうが、購入してはいけないことになります。
この考え方を前提とした場合、その逆の「逆ドルコスト平均法」の正しい使い方、投資先はどのようになるでしょうか。これを考えると答えは非常に簡単なものになります。
つまり、「逆ドルコスト平均法」は、最終的に「右肩下がり」を期待しているからこそ実践出来る投資方法であることになります。
つまり、高配当株に投資している人は右肩上がりを信じないで投資をしている投資方法なのです。意味不明すぎる助けて!!!!!!
Aさん:「配当金は再投資するから問題ない!」
だめです。さっきから何を聞いていたんですか。「再投資戦略」は本記事でゴミであることを既に証明して見せてるんですから駄目に決まってるじゃあないですか。
Bさん:「再投資するタイミングは投資家が選べるし、暴落したら再投資するから安心!」
いやいやだめです。仮に大暴落時に再投資しようと待った場合、次の「配当金」が勝手に手元に来るため結局暴落時に配当と言う名の「売却」をしちってるんですから、その時点で高配当株に投資するメリットがありません。
逆に大暴落が無かった場合、配当金再投資時期を待ってる間に大きく株価を伸ばしたら機会損失は広がる一方で目も当てられません。
どうあがいても絶望。
右肩上がりしても右肩下がりしても再投資をしても駄目だなんて。なんだこの不毛な戦い方は・・・
当然、結果としてやむを得ず再投資することは全く問題ありません。どのような銘柄を買っても基本的には配当金というものは付いて回るからです。仕方なく受け取ったらサッサと再投資しておくのが理想となるため、「再投資」そのものは正しい行為であります。「再投資」を「目的」にするのが間違っているのです。
さて、最近SPYDは再投資することでS&P500と同等、もしくはそれ以上となるパワーを秘めているというのをツイッターのRTで見たことがあります。
これも本記事の冒頭でお伝えした「競走馬」の問題になるのですが、組み入れ銘柄が過去において非常に優れており、かつ、未来においても高いパフォーマンスを叩きだしてくれる「名馬」だったとしても、「高配当」という重りが利益を蝕んでいくので長期投資に全く向かないことはお伝えしておきます。
ぶっちゃけ、SPYDは近い将来伸びるらしいですし、そうなる気もしています。ただ、それは「馬」が良いだけであり、「重り」の重さとは別の要素です。そんなハンデを背負った「名馬」に乗ってギリギリ「通常馬」程度の実力を得るより、最初から同じぐらいの実力のある「ハンデの無い」馬に乗った方がいいんじゃない?というものでした。
SPYDの代替商品はどうすればいいのか
さて、ここからは「高配当株」に対して目を覚ました投資家様を支援するための簡単な情報をお伝えします。
冒頭で述べた「投資信託」では今回の配当金をなんと非課税で、しかも端数を余すことなく自動で再投資してくれます。
私はこの事実を最初に学んだので投資信託から入りました。投資信託は売買手数料は基本的に無料でできる点や、100円から投資できるという機会損失回避は非常に魅力的です。
ただし「信託報酬」という管理コストが日々発生します。が、最近のローコスト化の影響で非常に安くなっています。ただし、投資額と投資年数によっては直接海外ETFを直接買う場合と投資信託を買う場合、どちらが正解かは一概に言えません。
端的に言えば、1回の売買額が少額なら「投資信託」、大き目であり、かつ、配当金再投資をキチンと毎回確実に行える人であれば「海外ETF」を購入するのが理に適っています。
但し、買付手数料のみ無料の「海外ETF」もあり、VOOやIVV辺りは無料ですので、そちらを購入するなら海外ETFは非常に魅力的だと思います。但し、配当金再投資という4半期に1回の労力は常に気を付けて頂ければと思います。
迷ったら、都度少額投資でコツコツ買うなら投資信託、大きくドカッと買うなら海外ETFで良いでしょう。
私のおすすめは投資信託で「eMAXIS Slim」シリーズを買っておけば大体無難に落ち着けると思います。業界最安値を謳っているため、長期間安心して投資をし続けられるためです。一般人は「配当金再投資」なんてしないでしょうから「ほったらかし投資」もできるのでオススメしたいです。私は「eMAXIS Slim 先進国株式」や「eMAXIS Slim S&P500」に投資しています。
後は海外ETFだと米国の税金を控除するために確定申告がほぼ必須になるこからその労力も面倒なのでやはり私の一押しは「投資信託」になりそうです。真に1円でもお金を儲けたいなら「海外ETF」で手数料無料銘柄を選んで、キッチリ再投資&確定申告をするのが良いでしょう。
高配当株から目を覚ました人のケアもしていく。
もちろん、SPYDやご自身が選んだ銘柄が「名馬」だと思っているなら投資を続けてもいいです。その場合は配当金の重さに十分ご注意頂ければと思います。どんな「名馬」でもこの先10年、20年も「名馬」であり続けることを確信できる人のみ投資すればいいでしょう。
私は当然投資しません。将来まで「名馬」であり続けるかどうかなんて分からないし、ハンデを背負った馬で長距離を走りたくないからです。
というわけで、今回はここまでと致します。