ちょっと思ったことを勝手気ままに無責任に話すだけ記事です。
よく投資界隈を見ると「握力」という言葉を目にします。
「握力」の定義はなんだろうか。
「握力」とは
- バブル相場で馬鹿勝ちしている状況でも売らずにガチホをすること
- バブル崩壊して大変なことになってもガチホすること
というもの。
ではなぜ「握力」という言葉が人々から出てきてしまうのか。
理由は色々あると思いますが、多分こんな感じなのでしょう。
「握力」発言が出る理由
- バブル崩壊して大幅な下落が発生した時
「握力」の定義としては、バブル崩壊以外にもバブル時の暴騰期にも該当するのですが、人々から出る時は必ず下落相場になってからじゃないでしょうか。
つまるところ、「プロスペクト理論」みたいな感じでしょうか。人は得をするときより損を避ける傾向にあるということ。
つまり、利益が出たら利確して、損失がでたら確定するのが怖いので「握力」という単語を使ってガチホする言い訳にするのだ。
で、ここで思ったのは、そもそも「握力」という言葉がでるということは、つまるところ、「損切り」する可能性が頭にちらついているということ。
これはあくまで長期運用視点の話ですが、長期運用目線の投資先に対して「握力」という言葉が出てくること自体、投資先を失敗しているんじゃないかと思えてなりません。
例えば、投資の世界においてある意味正解と言われている「全世界株式」なんかは長期投資先としての代表格となります。20年の運用スパンを見た場合、ほぼ間違いなく前回高値から復活することが期待できる投資先であり、いちいち「損切り」、「握力」なんて言葉は出てきません。※個人の感想です
それだけ長期投資先として優秀な投資先であるということです。「全世界株式」でバブル崩壊してもたかが知れていて、投資人生20年で見ても底は投資額の50%ぐらい下がるぐらいが良いところじゃないでしょうか。※リーマンショックのS&P500が大体下落幅45%前後だったはず
さて、それでも「握力」という言葉が出てくるのであれば、それは長期投資を目的とした商品の選択に誤りがあり、リスクを取り過ぎていると言わざるを得ません。
株式も世間一般の人から見たら「ハイリスクハイリターン」な世界です。「全世界株式」がいかに正解に近くても、50%下落する可能性はもちろん秘めています。
その下落幅を踏まえた上で、きちんと正しい資産配分で投資をする必要があり、「握力」という恐怖を象徴する言葉を発した時点でリスク取り過ぎてると思ってしまいます。
さて、「全世界株式」を例に挙げましたが、例えば長期投資先を「ビットコイン」にした場合はどうでしょうか。
「ビットコイン」はまだ登場して15年にも満たない投資先ですが、過去のパフォーマンスは素晴らしいものがあり、半減期を終える毎に4年に1度、過去最高値を都度更新している実績があります。
ただし歴史は非常に浅く、株式の100年以上の歴史に比べたらまだまだ半人前です。
このビットコインに対して長期投資を目的として運用している中、今回の大幅な下落相場で最高値から70%以上も下落すると、確かに「握力」が弱まると言いたくなる気持ちもわかります。
が、それはもう「長期目線」じゃないことを示唆した言葉であると自分で認めたんじゃないかと思ってしまうのでした。心の底からの、本当の言葉。それが「握力」という言葉でつい、出てしまった。と。
そもそも10年、20年目線で見たら暴落時期は投資のチャンスでしかないので、筋力増強キャンペーンみたいなもんですから。
なので、長期目線目的でありながら、「握力」という言葉がふと出てしまったときは、リスクを取り過ぎている場合、単純に「長期投資運用」として失敗しているということです。
私の場合ですが、10年~15年後ぐらいまでならギリギリビットコインはやってくれると信じているのですが、その先はちょっとわかんないです。
また、半減期で都度高値更新しているという実績が次回の2025~2026年で再現してくれなかった場合、おそらく私も「握力」の話をしてしまうと思います。そうなった時が私のビットコインに対する「長期投資」目線での失敗を意味することになるため、一生働いて生活することになるでしょう。