こんにちは。okometsubuです。
ビットコインは現状日本では雑所得に分類されるため、利益に対して最大45%+住民税10%の最大55%取られる可能性があります。
以下我が国の所得税の計算方法。国税庁サイトから引用させて頂きました。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm
さて、「仮想通貨は税金55%取られるから投資を検討することすら馬鹿げている!」という人は大量にいると思います。
まーそりゃー高いよ。他国なんかは20%だったりしてるのに日本だけ55%とか頭おかしいもん。海外移住したくなる人もワンサカ出てくるのは仕方ないことです。
ただ、上記のグラフを見てもらうと分かる通り、55%フルで取られるのは4000万円を超えた分の利益だけです。ここ勘違いしている人が後を絶たない感じです。
例えば5000万円分利確したとします。その場合の税金計算式はこうです。
(50,000,000 * 0.55%) - 4,796,000 = 22,704,000
よって、実質55%ではなく45%の税金が取られるということです。
いや、それでも高いなおい!!!
ただ、この話は正直違和感しかありませんでした。何故か。
違和感の理由
- そもそも税金取られるのが怖いと思っている人程、BTCについて理解していない
- そんな人が利益5000万円も得られるはずが無い、そもそも投資してないはずなので心配する必要すらない。
- 利益1800万円以下ならフルで見ても33%の税金でしかなく、株式市場の20.315%と比べても氏ぬほど苦しいということではない。
- さらに言えば、ビットコインがもし4000万円以上の利益を上げるほどの爆益が発生した場合、SPXLやTECLの3倍レバレッジの利益を取ったとしても、55%の税金を考慮した上でも圧倒的にBTCの方が利益が上である
- そもそもBTCを信じられたら「利確」する必要性が無い(※私はここの領域までは流石に到達できないが・・・)
あ、お給料とかの他の所得で4000万円以上既にある人は対象外ね。流石にその人はBTC投資してないでも既に安定した人生送れてるし、ビットコインに投資する必要性無いですね。まぁそんな人がこのブログ見てるわけないので気にしないでいいか!
まず最初に。
BTC信じられない人は4000万円以上の利益を得られないからそもそも気にしないでいいよってこと。心配しないで。55%絶対取られるような利益取れないから。
次に、じゃあちょっとだけ投資してみた人。
例えば100万円だけ儲かったとかしましょうか。お給料分合わせても精々30%程度の位置です。20%との差で10%の分は生まれますので正直確かに痛いと思います。が、これは次の話題に繋がるのですが、BTCで儲けたってことは、ほぼ十中八九、株式市場より圧倒的にアウトパフォームして利益を得ているはずです。
私はビットコインは少額投資することについては大賛成です。自身のポートフォリオの1~5%はもっておくと幸せになれると思いますし、雑所得も額が少なくなるので税金面でも気にならないレベルになるはずです。
さてそんなビットコインですが、普通にパフォーマンスが超絶優れています。
以下過去のBTCとSPXLやTECLと比較した図。
BTC vs TSLA(月足) 2014-02編
2014-02~2020-11までのグラフです。
最終結果
- TSLA:14.37倍
- SPXL:4.20倍
- TECL:15.51倍
- BTC :34.32倍
当然、良い時期に取ったデータですが、基本的にBTCは株式とある程度連動する位置になっています。その暴騰力はSPXL,TECLをしのぐ威力であり、黄金期の2010~2020年の力をもってしてもBTCには全く歯が立ちません。
例えばBTC34倍に対してTECLやTSLAに投資していたとしても2倍の開きがあります。ここで20.315%と55%フルで比較しても35%程度の税金の違いです。さらに言えば55%はフルの場合なので実際は25~30%程度の差になるかと思います。それを見てもBTCの方が利益が上です。
更に言えば最初に言った通り、BTC信じられない人は4000万円という利益は手元に無いでしょうから税金なんか考える必要のないぐらいの誤差程度ということになります。
で、最後にですが、BTCを信じられるならそもそも「売却」するという必要性すらなくなります。これは流石にビットコイナー感が極まっていて私も到達はできていません。
が、ビットコインを真に信じる場合は次のシナリオが将来発生します。
ビットコインの簡易的な未来予想図
- 「ゴールド」の時価総額に追いつく場合、4000~6000万円台になる。現時点から約10倍の値上がり。
- ビットコインは「ゴールド」の優位性を全てクリアした上に輸送コストの安さ、保護するための警備費、それが「本物」かを証明する鑑定コスト、プログラムで利用可能な「利便性」等の付加価値があるため「ゴールド」以上の時価総額になる可能性がある。
- 法定通貨とバトルして最終的に「世界通貨」として動き出すと1ビットコインあたり1億円になる可能性がある→もう売る必要が無いというかビットコインが通貨そのものの概念となる!神!!!
というものです。
そもそも「ゴールド」並に時価総額が増えた場合、「ボラティリティ」は非常に低くなると予想されています。それは時価総額が増えたことで多少の売買程度ではびくともしなくなるということです。
ともあれ、ビットコインを信じられるなら、途中で利確をしなくてもいいということになります。但し、後は「どこまで」を信じられるかと言う戦いになります。
ゴールドまでにはなることを信じられるなら、株式市場以上の利益を得られるため55%の税金は諦めてください。株式市場よりも価値がある利益を手元に得られているはずです。
ゴールド以上を目指すならもう急いで売却は不要です。ボラが低下しているはずなので生活資金を下してヨコヨコ展開になったとしてもボーっと眺めるだけでいいです。
一番怖いのが全世界の政府が一斉にビットコインを締め上げた場合です。
ビットコインが「成功」すればするほど、全世界で締め上げ率が高まるということです。「全世界一斉」に取り締まる部分。仮に1国だけで取り締まるなら割と安心で、締め上げたことでその「国」は衰退する可能性が高いためです。何故なら締め上げた国民は自国の通貨の退避先として「ビットコイン」に資産を移して海外に逃げるからです。
そうなると他国はうま味で一気に先進国化する可能性すらあります。なのでやるなら主要国すべてが同時に禁止する流れにならないと大丈夫だと思っています。
が、ビットコインが成功しすぎた場合、この流れになるとマズイ。逆に言えば、今一気に暴騰しちゃうと目立つからそこだけ怖いという状況だったりします。
最終的にここのバトル次第です。なので私は「ゴールド」と同額の時価総額になるまでは期待していますが、そこである程度利確したいと思っています。ビットコイン自体は信じていますが、全世界一斉締め上げはよく分からないからです。
逆に言えば、「預金封鎖」等による締め上げが行われた場合はむしろ逆にビットコインを持っていた方が良いことになります。非中央集権であり秘密鍵を持っているのは自身です。政府が締め上げても手が出せない位置にあるということです。ただまーね、仮想通貨取引所からの送信履歴から普通にその分の特別税とかなにかで取られる気がしてるんだけどね。「預金封鎖」までいったらね。
さて法定通貨というものは過去の歴史を見ると100年周期で入れ替わりが行われているらしいです。今の「ドル」の支配は丁度100年を超えるぐらいなんだとか。つまり、転換期であり次の「通貨」へのスイッチが行われる時期と一致しています。そこに「ビットコイン」が生まれたのは偶然なのかどうか。私は完全に入れ替わることは無いと思いますが、上手く融合できていく社会になるとは思っています。各国が各々作っているデジタル通貨とは役割が全く異なるため上手く付き合っていく流れになることに期待しています。
ということで長々書きましたが、ビットコインを信じられない人は無理に投資する必要もないし、55%の税金が心配な人程そんなに利益あげられないから気にしなくていいよってことでした。
そしてこのビットコイン以上の利益を得られる個別株があると思うならそちらに投資した方が良いです。私は個別株はサッパリ分からないので全世界が大量に投資していて情報が豊富で日本では雑所得で大変なBTCに賭けてみます。
今回はここまでと致します。