税金のことなので詳しくは税務署や税理士にご相談ください。ただの個人の感想日記です。割と個人的にショック受けててどうするか全然考えてませんでした。辛い。
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少し前に仮想通貨と相続税についてちょっと話題になっていました。以下税理士法人ファシオ・コンサルティングサイトより引用します。
暗号資産(仮想通貨)の相続時と相続後の税負担がとてつもなく重くなる不都合な真実 | 税理士法人ファシオ・コンサルティング|東京都千代田区飯田橋の会計事務所
https://fasio.biz/archives/2203
相続した暗号資産を売却したら、雑所得になる
相続した暗号資産を売却したら、相続人(財産を受け取った人)に所得税が課されます。これは相続した方に限らず、暗号資産の売買等で利益が出たら雑所得として所得税か課されるわけです。
ここで問題が生じます。
相続した暗号資産を売却した場合、どのようにして利益(損益)を計算するのでしょうか。
現段階では、下記の計算によるものと考えられています。売却価額-取得原価(被相続人の取得原価を引き継ぐ)=損益
何か違和感を感じませんか?
はい、負担した相続税はどこにも勘案されません。
相続人は被相続人(亡くなった方)の取得原価を引き継ぐ・・・ここが大きなポイントです。
したがって、相続人は暗号資産を相続時の時価で評価した額に対する相続税を負担し、更に売却時に所得税を丸々負担する、ということになります。
要約すると、
- 仮想通貨の利益は相続税で取られるよ
- もし相続税を手持ちの日本円で払えないなら仮想通貨を売って補う必要があるよ
- 仮想通貨を売ったら雑所得が相続税とは別で取られるよ
- 相続税と雑所得が合わさり100%を超える税金を払う可能性がでてくるよ終わる!!!!!
というものです。参考例とかは上記URLを見ると詳しく乗ってるので割愛。ほかにも以下youtubeサイトでもありました。こちらの方が視覚的に見てわかりやすいかもです。
トミーの税金解説① 大問題!!暗号資産関係相続税および所得税問題について解説します| xWIN Crypto TV 投資・仮想通貨チャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YXPoyMDOXXQ
上記サイトとかでも色々書かれていますが、極端な話を出すと、
- 10億円仮想通貨を持ってて利益も10億円(買い付け単価0円)とするよ
- その10億円は相続税で55%ぐらい取られるので5.5億円納税が必要だよ
- 5.5億円を工面するために10億円を売るよ
- 10億円を売ると雑所得で55%取られるから4.5億円翌年支払う必要があるよ
- 5.5億 + 4.5億 = 11億円 国に納税が必要だよ。
- 10-11 = -1 となり、10億円の資産を相続すると1億円借金するよ
控えめに言ってヤバイね。まぁ、相続税の55%は6億円以上かららしいので極端な例ではありますが、私も2.1億~5.2億円を目指している身としては気が気ではありません。
ぶっちゃけ仮想通貨持ったまま死ねません。まじで。ガチで。
今のところは数千万円ぐらいしか儲かっていないので命までは刈り取られないのですが、ガチホし続けると本当に悲惨な未来が見えてきました。
上記サンプルでは価格変動させていませんが、例えば私が死んだときに1BTC=1000万円だったとして、100BTC、10億円相当を持ってたとします。が、相続された後に大幅な下落を起こして1BTC=100万円になったら1億円の価値になったとします。
するとどうでしょう。
相続税で5.5億円とられ、相続された後にじゃあBTC売ろうかってなった時に100BTCが1億円になってしまったとしたら人生終わりです。ちょっと怖すぎませんかね・・・
つまり、雑所得で2重課税される部分の恐怖以外にも仮想通貨のボラティリティにも注意が必要ということです。ヤバイ怖すぎるだろこれ・・・
じゃあどうすればいいかっていうと、
- 仮想通貨持たない、途中売却する
- ある程度儲けたら都度利確して平均取得単価を底上げしておく※ただし毎回税金が発生して超がっかりする
- 海外移住する
という感じになりそうです。
こうなると私としては2.1億円という日本円の価値で手元に置いておきたいので5億円以上稼がないといけません。辛すぎる。
ということで、毎年平均取得単価を上げていき、都度税金を払いつつも死んだときのダメージを減らすという戦い方もできますが非常にナンセンスです。
上記は最初に引用したサイトとかにも書いてあったのですが、もう私なりに考えてみました。
対策その1
- 妻や子供の口座でも同様の仮想通貨をある程度の額投資させておく
- 私が死んだら直ちに妻や子供の仮想通貨を売却する
- その日本円をもって相続税に充てる
この方法は相場のボラティリティに対する対策であり、雑所得分の対策は若干効果が薄いです。妻と子供で利益が分かれるのでその分の税率は下がるのでその点は十分対策になっているかなとは思いますが、結局雑所得は発生してしまいます。
そして何より、私が死んですぐに「仮想通貨売らなきゃ!」って普通の人はならないでしょう。相続されたときにようやく「そういえば売っといた方がいいな・・・」ってなるぐらいでしょう。なのでぶっちゃけこの対策は却下。
対策その2
この方法は別に相続するとき有効というわけではない。雑所得の税率が申告分離課税になっただけなので根本の問題は解決していない。結局ボラティリティによる価格変動は抑えられないのだ。ただ、やっぱり大金もって破産した場合を考えると雑所得で一括売却させられることを考慮するならばMARAとかRIOT側を持っておくのは安心じゃなかろうか
対策その3
- 死亡保険を滅茶苦茶手厚くしておく
私の中でこれが一番理にかなってるんじゃないかと思ってる。
そうだよ。結局相続されたときにキツイ思いをするというのが分かっているのであれば、死亡保険で緩和できるようにしておけばいいのだ。
もちろん相続税のバカ高い金額を払わなければいけないし、ボラティリティにより相続後に大暴落している可能性はある。ただしそうなったら売らないで持って置けるだけの日本円があれば何とか耐えられるんじゃないだろうか。
ただしこれには上限があるようです。以下保険ROOMサイトより引用します。
生命保険には加入できる限度額がある!その上限の決め方とは?
https://hoken-room.jp/seimei/1895
また、保険金詐欺などを防ぐために、生命保険会社では、1人の人が加入できる保険金額の上限が設けられています。
保険料にしても同様に、各保険会社で上限が定められており、契約者が支払えると判断できない保険料となる生命保険には、加入できないことになっているのです。
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健康な状態のときより、入院していた方が経済面が豊かになってしまうと、なかには経済的理由から、意図的に保険金・給付金を受け取ろうとするケースが起こりうるのです。これが、保険金詐欺というものです。
この保険金詐欺を避けるために、保険会社では、被保険者の収入による死亡保障や入院日額において、上限を設定しています。
たとえば、年収360万円の場合、死亡保障の上限が収入の15倍だとすると、5,400万円までしか死亡保障を持つことはできません。
一方、入院日額は年収の1/360が上限とされていることが多く、年収360万円のだと、入院日額1万円までしか加入できないということになります。
ガーンだな・・・割とショック。複数掛け持ちしても上限に引っかかったり事件性を疑われるとか。ただ、一応できるっぽい。コのほけん!のサイトより引用します。
https://i-donuts.com/insurance/life/5179/
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残念なのは「職業・年収・年齢」が一般的だとか。仮想通貨で大金持ってるから増やすとかできんのかなぁ。ただ、死亡保険も「500万円×相続人数」分しか非課税枠が無いらしいのであんまり解決になってないかも。
とはいえ、自身の上限分かけておけばある程度緩和することはできそうです。
後は相続税も一応税率決まっているので計算もしやすいかなと思います。
以下国税庁サイトより引用します。
ttps://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/05_4.htm
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控除は3000万円+(300万円×相続先)分もらえるということと、相続税55%はあくまで6億円こえてからというもの。とはいえ私としては仮想通貨で2~5億円ぐらい行ってほしいなぁという夢があるので、もうなんか誤差みたいなもんよなってなる。
相続税のヤバイ所は「正味の遺産額」で換算しているところでしょうか。仮想通貨で6億円持ってたら先に全部売却して雑所得累進課税55%を取られた後の2.7億円(※超ざっくり)として、そこから55%取られるということじゃなくて6億円をまず55%相続税取られて、さらに6億円分の仮想通貨売却益を55%取られるという2重で取られるというところ。
あぁ、何度かいても意味不明というか売却後の資産をもとに相続税取ってほしいと思う・・・
もう言っても仕方ありません。日本の税制はこうなのですから。
対策その4
- 子供をたくさん産む
さっきの対策その3書いてたら気づいちゃったのですが、子供増やせば相続税率下げられるから10人ぐらい産んだら割となんとかなるんじゃね?????先ほどの画像をもう一度。
単純に子供の数が増えればその数だけ600万円控除されます。それがまず利点。
で、さらに子供が増えればその分受け取る額が下がるので、税率計算が下がるってことじゃないか。上記例だと子供の税率は20%で控除額200万円で計算可能で妻は30%で控除額700万円での計算となります。
つまり、子供が10人いれば、さらに税率を下げることができると。
ただ、妻に対しては「1/2」が確定しているのでそこはつらい。10億あったら5億を妻が、残り5億で子供に。ただ子供が10人いれば5000万円まで減らせるので税率はほぼ20%になる。うん。いいじゃない。
ということで、対策としては結局こうするしかない感じか?
まとめ
- 死亡保険をギリギリ限界までかけておく
- 子供をたくさん産む
- 途中利確および再購入して平均取得単価を上げる
- もしくは都度利確しておき日本円を確保しておく
・・・これ以外に対策なくない???
というか、子供たくさん産むという対策が一番有効でビビってる。なんだそりゃ!!
あ、冒頭でも書きましたが私税金クソ雑魚初心者なのでただの感想です予防線です。
でも良さそうよなぁ・・・仮想通貨長者は子供滅茶苦茶産めばいいんじゃないかな・・・
もう一つ死亡保険は有効だと思ったのですが、結局「500万円×相続人数」しか非課税枠が無いので今回のような大金が入る場合だと一瞬で55%の上限まで行っちゃうっぽいのでなんか死亡保険も損したみたいでなんかしっくりこない。
うーーーーん。困った。これ完全に詰んでない?
とはいえ、相続税55%までうなぎのぼりに仮想通貨の価格が高騰している所まできたら生きているうちに売り払ってしまえば超絶余裕でインデックス投資してるより早く資産形成できているという証拠でもあるので、やっぱ生きているうちに累進課税ながらも55%税金払って諦めて人生過ごすしかないかなぁ。
そして結局一番怖いのはBTCのボラティリティでしょう。
なぜなら雑所得と相続税は事前に計算できるのでどのタイミングで一旦利確しないと人生終わるかがなんとなくわかりますが、死んだ後に仮想通貨を相続されるまでの期間中に大暴落するかどうかは完全に運です。誰にもコントロールできない部分です。
なので、即死するようなことが無く、入院してやばそうなら直ちにBTCを半分ぐらい売っておくとか、例えばBTCが1000万円超えてきたらかなり多めに売って備えておく必要がでてきそうです。それなら最悪、55%+55%で110%の税金を取られて10%の赤字で済みます(※意味不明)
・・・うーん。困ったなぁ。セミリタイアが一気に遠ざかった気がします。正直かなり厳しい。
こうなったら1BTC=4000万円になったときに全部売却して税金55%キッチリ払って株式+仮想通貨+債券当たりにポートフォリオ組んで人生過ごす感じか。いや、1BTC=4000万円まできたら死ぬに死ねない状況で毎日が恐怖の連続でマジでヤバイ。
ただ目指すなら10年後かなぁ・・・リタイア4年後にしたいなぁとか軽く思ってたんだけど、さすがに相続税考えたら無理っすわ。家族持ちじゃなかったとしても両親とかに負担かかるのはもう無理。無理無理。税金良く分からないし。
米国株のビットコイン連動銘柄も考えたのですが、結局申告分離課税になるだけで死んだ後のボラティリティの高さに対するリスクはコントロールできませんので真の対策とは言えません。いや、申告分離課税になるだけでも圧倒的に有利なんだけどね。
おそらく日本の税制が変わるのもかなり時間がかかると思うので、その間はリタイアできないし、できるとしたら1BTC=4000万円ぐらいまで上がらないとはなしにならなそうでした。残念。
まー、BTCが超絶上がったらの話だし、贅沢な悩みなんだけどね。逆に全く上がらなかったら税金全然取られないのでむしろ安全に家庭を守れるという意味不明なことになるというね。もうよくわからんね。早く税制見直してください国籍変えたくないんですよろしくお願いします・・・