※親会社であるFTXが破綻しFTX JPも利用不可となりました。本記事はあくまで過去のものとして備忘録として残しておきます。(2022/11)
ちょっと今回頭の悪いことしてると思いますが、自分用なので気にしないでください。以下過去記事の続きっぽい内容ですが別に見なくていいです。
さて、今回のお題はFTX JPでFundingRateがあるのですが、それで得られる報酬もしくは損失はどの数値に掛かっているのか?というのを確認するだけ回です。
恐らくFTXのヘルプサイトとか載っていると思いますが、私の目で確認したいということで記事にしています。
なんでそんなこと確認するの?
個人的にちょっと気になったのは、FundingRateがかかる対象が2つあると思ってしまっていて、
- BTC-PERPでポジションを取った当時のUSD総額
- BTC-PERPでポジションを取った枚数*FundingRate発生日時のBTC価格
のどっちにFRがかかってるのかなぁ~って気になってしまいました。
恐らく、少し考えれば疑問にすら感じないのでしょうが、残念ながら私は頭が良くないので実際の結果を見ないと分からないのだ。
で、確認する理由として、例えばBTC-PERPを100ドル分だけショートで持っていたとします。その時のポジションの枚数は仮に5枚とします。※現状あり得ないですが一旦は。
で、仮にBTC-PERPの価格が10倍になって超絶バブルになった時に、果たしてFRで得られる結果は、「100ドル * FR」なのか、「BTC-PERP * 5枚 * FR」で得られるのかどっちなのか、ということです。
前者の場合は100ドルのFR分しか発生しませんが、後者の場合は10倍になってるのですから、超雑に考えると「100 * 10倍 * 5枚 * FR」という感じでFRの影響が非常に大きくなると思います。
USDとしては超絶大幅赤字ですが、毎週木曜日の9時まではFRの利点は得られることでしょう。そんなバブルの時はショート側が超絶有利なはずですので。なので個人的には後者が良いなぁと思っていたりします。
後者ならば、前回の記事で書いた通り、USDがマイナス分だけ現先のポジションを解消しても、実質的なFRで得られる報酬に変化なしで対応できるため、毎週木曜日9時までに解消する手間以外のデメリットが無くなるためです。
USDがマイナスになると強制的に仮想通貨が決済されるらしい。以下FTX JPのヘルプページ。
パーペチュアルで使用する証拠金について – お客様サポート(ヘルプ・お問い合わせ) | FTX Japan
https://help-jp.ftx.com/hc/ja/articles/4588827371801
証拠金転換(コラテラル・コンバージョン)
* 証拠金転換はパーペチュアルのポジションを保有している時に実行されます。
FTX JapanはUSD残高がマイナスの場合、もしくは以下の条件を満たすときはUSD以外の証拠金をUSDに転換します。
- 毎週木曜日午前9時時点でUSD残高がマイナスの場合
- USD残高のマイナスが3万ドルに達した場合
FTX Japanは次の順番で、USDに変換します。
JPY>BTC>ETH>SOL>FTT**FTTを証拠金として有効にしている場合のみ
証拠金転換(コラテラル・コンバージョン)
FTX JapanはUSD残高がマイナスの場合、もしくは以下の条件を満たすときはUSD以外の証拠金をUSDに転換します。
- 毎週日曜の午前9時時点でUSD残高がマイナスの場合
- USD残高のマイナスが3万ドルに達した場合
※2022/09/12 更新
公式ヘルプサイト表記が木曜日ではなく日曜日になっていたので修正
上記についてまだ未検証なのでヘルプページの通りとするならば、「FTX JapanはUSD残高がマイナスの場合、もしくは」が該当することになる。「もしくは」だから単にUSD残高がマイナスになったら適用されるってことだろう。多分。(未検証)
話が脱線しました。ということでFundingRateがどこいに掛け算されるのか確認します。
確認方法
ということで、さっそく確認してみました。以下の方法で確認してます。
- 現在のBTC-PERPのショート枚数(ポジション)を控える
- FTX JPの取引履歴から実際に得られたUSDをエクセルとかに控える
- FRを得られた該当時間のBTC-PERPの値段を控える(1時間足で見て該当時間の始値を取得)
- BTC-PERPのショート枚数 * BTC-PEPRの値段を出してその時のUSD評価額を控える
- そのUSD評価額にFRを掛け算して、「取引履歴」から実際に得られたUSDと比較して概ね正しいかチェック
で、計算してみたら概ね正しい結果になりました。毎度のことながら雑にマスクしてますすいません。観るべきは背景薄緑っぽいところの比較。xx245 , xx709 , xx062部分。
大体2日分ぐらい確認しましたが、ほぼズレなく一致しました。
また、該当時間のBTC-PERPが結構値動きして大きく上昇した後の結果も見ましたが正しく反映されていたかなと思います。
仮でそこで一番低いBTC-PERP価格で上書きすると、その際のFR報酬と大きくずれが生じたので、今回の結果としてはBTC-PERPの値段 * BTC-PERPの枚数のUSD評価額に対して常にFRが発生していると結論しちゃっていいかなと思いました。
正直この結果はかなり嬉しいです。
例えば、
BTC価格が1,000ドルだったとして、現物10枚,BTC-PERP10枚持っていたとします。
BTC価格が10倍の10,000ドルになった場合、9000ドル幅上昇したことになります。そうなると、BTC-PERP10枚の損失額は-90,000ドルになり、USD総額がマイナスになります。
ここでFRの話に戻りますが、FRは当時の10,000ドルに対してではなく、現在のBTC-PERPのポジションである100,000ドルに発生するのです。
残念ながら、FTX JPではUSDがマイナスになったら木曜日朝9:00までにポジションを解消しつつマイナスを取り除く必要がありますが、その間はFRの恩恵を大いに受けられることになります。当然、支払う可能性もあるのですが、バブル相場時は基本ショート側が有利なので利点は大きいです。
で、このポジションを解消するために現先を解消すると、現物を9枚売る必要がありますので、「現物1枚+BTC-PERP1枚」というポジションになりますので、結果論としては最初にポジションを持った「1,000ドル * 10枚」と同額の「10,000ドル * 1枚」のショートポジションとなるので最終結果としては、最初に建てたドルの額に対してFRが発生するという状況になると思います。
ようするに最長1週間は恩恵を得られる機会が発生するなってことでした。
更に利点かなと思うのは、BTCが大幅な下落相場になった場合。基本下落相場はマイナス金利が発生すると思いますが、BTC-PERP * 枚数分なら当初のUSD投資額よりも下がるため、支払うFRの金利は安くなる可能性もあるということです。
ただ、これについては基本ショート側が優勢なこともあるので可能性の話にとどめます。
まとめ
- ポジションを建てたときのUSD総額ではなく、その都度のポジションのUSD総額にFRが発生する。
- ただし毎週木曜日朝9時までにUSDマイナスを解消する必要があるよ
- 最終的にUSDマイナス分を解消すると「最初にポジションを取ったUSD」に戻るよ
ということで落ち着きました。あんま気にしなくていいよって内容だった。正直な所マイナスUSDになってもポジション保有しっぱなしにしたいができないのが非常に残念ではありますが。
正直これなら両建て解消用に自動化してみたいところです。毎週チェックするの面倒なので。
クオンツゾーンいじってみるかなぁ・・・。自前スクリプトだとサーバを立ち上げっぱなしにしないといけないので電気代もしくはレンタルサーバ代がかかりそうなので。
恒例のリファURL物乞い
いつもの。そもそもここまで見てる人は普通にFTX JPの口座開設してる人しかいないので無意味だろうと思いつつも張るのでした。
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FTX JPは取引停止となったためリンク削除しました