IPO当選における年利についてまとめます【2019年実績】

こんにちは。okometsubuです。

 

スッカリ忘れていましたが、IPOにおける資金拘束費用と当選金額を用いて実際IPOは投資して問題ないかを実績ベースで調べたいと思っていました。

 

IPO株は資金の拘束が発生する場合もありますが、当たるまで無料で応募出来る宝くじと言われています。当選したら売却時に手数料が必要になります。

 

宝くじと言われるだけあって、中々当たりませんが、本物の宝くじより圧倒的に利益率は高いです。何しろ参加費無料ですからね。

 

しかしながら、先程申し上げましたとおり、一部の証券会社では応募の際に資金が拘束されます。ここはメリデリがあって、メリットは応募人数が少なくなる可能性が上がること、デメリットはまさに資金を拘束されることです。

 

この資金の拘束が当選した際の利益に見合っているかを調べるのが今回のお話です。過去にザックリシミュレーションはしてみましたが、その結果であれば問題無く今後もIPOしようかなと思える結果でした。以下過去記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

では実績ベースではどうでしょうか。以下条件で調べを進める方針です。

 

前提条件

  • 2019年6月からの7ヶ月間で計測し、平均した額を1年間の拘束資金とします。
  • SBI証券の拘束金は1単元の拘束程度とします。
  • 資金拘束費用と当選後の実際の利益より年利を調べます
  • 拘束期間は1ヶ月としておきますが、他の銘柄と同一月で時期がずれて投資できた場合は高い方を基準にしてザックリ考える
  • 大和証券でチャンス当選しましたが、こちらは「あり」「無し」ケース2つを見ます。
  • 世間の評価がある程度高く、大体Bランク以上である銘柄は対象とする。

 

SBIで条件を付けた理由は資金を投入すればするほど当選確率が上がるシステムのためです。拘束資金が読めないことから1単元での拘束とさせていただきました。

 

大和証券については「チャンス当選」しました。これは資金の拘束に加えて大和証券のポイントプログラムという、株主優待特権を使って当選率を高めたものです。今年の3月に確か終了します。コチラの当選をありとします。というか、これしか当たっていないためありにせざるを得ません!

 

また、資金の拘束について、全額拘束されるものと、他のIPO応募で重複して資金を使える証券会社で異なります。その点も加味して確認したいと思います。

 

以下資金が拘束される証券会社です。

 

 

では実際に計算して見ます。

 

IPO当選結果(手数料等諸々込み)

  • Chatwork(大和証券):- 13,080円 (2019/9)
  • マクアケ(大和証券):+ 90,923円 (2019/12 - チャンス当選)
  • 合計:77,843円

 

大和証券で2回当たりました。Chatworkは元々前評判が悪い所で大量に当選者が出ていたのが引っかかった感じです。でもネタになると突っ込んで普通に負けました。やむを得ません。そのお詫びなのか、マクアケが大和証券よ「チャンス当選」で当たりました。これは非常に嬉しかったです。結果として77,843円の黒字です。

 

では、拘束された資金は半年でどの程度あったのでしょうか。面倒なので数字だけ適当にまとめていきます。申し訳ありません。

 

2019/06結果

362000 * 7 = 2534000

174000 * 3 = 522000

149000 * 2 = 298000

125000 * 2 = 250000

合計 3,604,000円

 

2019/07結果

282000 * 2 = 564000

200000 * 6 = 1200000

189000 * 4 = 756000

合計:2,520,000円

 

 

2019/08~09結果

138000 * 1 = 138000

66000 * 1 = 66000

230000 * 4 = 920000

150000 * 5 = 750000

160000 * 3 = 480000

(200000 - 150000) * 3 = 150000

200000 * 2 = 400000

109000 * 2 = 218000

合計:3,122,000円

 

 

2019/10結果

190000 * 3 = 570000

228000 * 5 = 1140000

475000 * 5 = 2375000

合計:4,085,000円

 

2019/11~12結果

155000 * 9 = 1395000

200000 * 4 = 800000

96000 * 4 = 384000

127000 * 2 = 254000

合計:3,763,000円

 

総合平均:2,442,000円

 

というわけで、非常にザックリではありますが、1年間2,442,000円が拘束されたものとして考えます。

 

この金額に対する当選額というわけですから話は簡単で、結果はこうなりました。

 

IPO2019年の年利

 

(77,843 ÷ 2,442,000) * 100 = 3.19%

 

前回のザックリシミュレーションを年利にすると約2.2%だったのでそこまで大筋は大体あってそうな気がしました。そもそも今回大和証券の「チャンス当選」なわけで、その分資金の拘束部分以外の要素も入っているわけで、そう考えると2~3%程度だったと思われます。年利3.19%は当たりはずれ激しいIPO市場においてはこの通りにはいかないと思いますが、銀行に預けるよりはよっぽどマシと言えるでしょう。

 

但し、近年株主優待クロスの一般在庫の減りが早くなったり、IPOの当選確率も年々下がっているようです。これは国民の給与が上がらない、副業を国が推奨しだす、老後2000万円問題等で、人々の意識が芽生えてIPO株主優待クロスへの参入が増えたんじゃないかなぁと勝手に思ってます。

 

また、さらに言えばIPOに関わる労働力(スケジュールチェック・資金の移動)が関わるので、他に副業をしている等で時間を取られたくない場合は無理してやらなくても良い額かもしれません。私は責任を自己完結できるIPO投資は他人と取引をしたりするストレスが無いためこれからも好んでやると思います。

 

その他、私のようにブログでまとめる人が大量に増えたためそれを見て参加する人も増えてきてるような気がしてます。私は弱小ブログなのでその影響はほぼないと考えていますが、ともあれ年々下がっているため年利3.19%としましたが、今後は2%、1%と減っていくかもしれませんね。

 

銀行預金よりもはるかに優れており、リスクほぼ0で実施できるのはIPO株主優待クロスぐらいしかないかなと思ってるので、今後も粛々と続けたいと思います。

 

というわけで、今回はここまでといたします。

 

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