こんにちは。okometsubuです。
今回はただの雑談みたいなものです。今考えている頭の中を整理するためのものですので適当に聞き流してください。一応筆者が実践中(※RPARは今後の予定)です。
ブログのネタ稼ぎがてら、投資の世界の勉強を始めてはや1.5年。色々なブログやらツイッターやら、検証やらをした上でのそこそこ安全だがそこそこ大きく利益を得られる投資方法を改めて文字に起こしてみたいと思います。
ぼくがかんがえたさいきょうの「そこそこ安全」で「ミドルリターン」を得る方法
- 運用期間は少なくとも15~20年あるものとします
- 今持っている投資可能な資金を2年間生活できる資金を除いて全部「RPAR」もしくは「オールウェザーポートフォリオ」に突っ込む。但しリスクを取れるなら「株式100%」のETFか投資信託に突っ込む。
- 「お給料」から出る余剰資金は限界まで「つみたてNISA」に投資する
- 余った余剰資金を全て「iFreeレバレッジ NASDAQ100」にドルコスト平均法で積立する。
- 「iFreeレバレッジ NASDAQ100」の純利益が投資額の50%~75%程度になったら全額売却して「RPAR」もしくは等倍商品(※QQQ,VT,VTI,IVV等)にスイッチする。
以上!終わり!
この投資方法の最大の利点は「タイミング投資」を考慮する必要無く、今から突然初めてOKというものです。
以下は何故そう思うのかの理由についてゴチャゴチャ書いてます。超長くなってしまった。過去に何度か書いた部分がずっと並びますので今まで私のブログを見てきた方はこの記事はスルーで問題ないです。ここまでご覧頂きありがとうございました。
※なお、真似して怪我をしても一切責任は取れませんのでご了承ください。
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一括投資と機会損失
まず最初に「RPAR」というものがあります。これは所謂、「オールウェザーポートフォリオ」みたいなもので、どのような相場でも柔軟に対応でき、リスクをギリギリまで抑えつつ、株式100%よりリターンが少ないながらも右肩上がりを期待しやすいポートフォリオとなっています。
リターンは少ないと言いましたが、普通に年利5%程度は余裕で出るっぽいのでリスクが非常に少ないのにリターンも得られる、全く持って極めて健全な投資先です。以下その時の記事です。
そして靴磨きおじさんの記事でも以下の様に記載されています。再度引用させて頂きます。
一般日本人がレバレッジ1倍~1.5倍のリスクパリティPFを簡単に組む方法とオールウェザーちょっと考察 - 恥知らずの模倣者"Shameless Cloning"戦略のブログ
http://kutsumigaki.blog.fc2.com/blog-entry-581.html
リスクパリティポートフォリオ(レバ1倍)案
21% VT
29% TLTかヴァンガードのもっと経費率の低いもの
29% TIPかヴァンガードのもっと経費率の低いもの
10.5% GSG
10.5% IAU
「オールウェザーポートフォリオ」ではなく「RPAR」を選択した理由が、この超低金利かつ、お金がジャブジャブになった今の世の中では、安全な投資先と言われていた「債券」が駄目になるという噂があるためです。以下レイダリオ氏の発言。Bloombergサイトより引用します。
ダリオ氏:国債、今の時期に保有するのは「正気の沙汰でない」 - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-15/Q8U4ZKT1UM0W01
ダリオ氏は15日にブルームバーグのウェブキャストで、「1930-45年の期間と同様、この時期に債券を保有するのは正気の沙汰でないと考える」とコメント。「投資家がゼロ金利またはマイナス金利の債券を保有し、(当局が)大量に印刷する紙幣を受け取るのであれば、その債券を保有することに何の意味があろうか」と語った。
で、「オールウェザーポートフォリオ」よりも債券が少なく、コモディティ(金)が多い「RPAR」を採用しておこうと、こういうわけです。ぶっちゃけ将来どちらが正しいかなんて分かりませんので、どちらを選んでもいいと思います。曲がりなりにも「オールウェザーポートフォリオ」、全方向に対して耐性があるのですから。
今後は文字数の関係から「RPAR」に統一します。
今回、初手一括投資で「RPAR」選択していますが、運用年数が15~20年とある程度長期間あれば、普通は株式100%の方が圧倒的にリターンが大きいですし、20年もあれば普通に回復します。
なので、もし30代前半の人であり独身であれば、ここは「RPAR」ではなく株式100%で全部一括投資のほうが良いと思います。運用年数が30年程度あるなら余裕でRPARよりも株式100%の方がリターンが高くなることが期待できるためです。まず間違いなく余裕でリターン高くなる。
攻めるならQQQ、安定取るなら全世界株式や先進国株式を100%です。レバは掛けない方がいいですが、少額ならアリ。安全に行くならレバレッジは全くお勧めしません。ただ、少額でも軽く夢は見れます。
話が脱線しました。
ではなぜ私は「株式100%」ではなく「RPAR」をとしたかというと、私の様に初手一括投資をする勇気が無い人や、残り運用年数が少ない人、家庭持ちの場合を想定しているためです。
家庭持ちとは自身のリスクの他に、家族で何かあった時の備えも必要です。子供の学費等とか塾とかで急にお金が必要になったり、交通事故や大きな病気にかかってしまった場合等々で手元に「現金」が無いとヤバイ時が来ると思います。会社をクビになって家族を支える生活費が無くなるとかもね!
その時に「RPAR」は効果を発揮します。
先ほどもお伝えした通り、「RPAR」は暴落からの復活速度がとてつもなく早いです。100年に1度と言われた「リーマンショック時」でさえ2年程で復活してしまいます。逆にその程度の期間を耐えられるのであれば、それ以外の全額を「RPAR」に預けた方が利益が乗るため、「現金」でプールしているよりむしろ「安全」になるとこういう訳です。
そして復活速度だけでなく、その下落率も株式100%よりも圧倒的に低いです。以下過去記事から抜粋。
等倍とGSG外したものとS&P500(IVV編)
青線Portfolio1が等倍、赤線Portfolio2がGSGをGLDにしたものです。
リーマンショック時のデータです。RPARは全然下がってないですね。凄いです。これは極端に上手く行った例ではありますが、ITバブル崩壊時も株式の半分程度の下落で済んでいます。
ちなみに株式100%投資の場合は4~5年ほど復活に時間がかかりましたので、その期間に「現金」が必要になると、余裕資金「2年」では足りなくなります。その2,3年を待てない場合は途中で株式を売却することになるため、大損する可能性があるというわけです。
そうした意味で「2年間生活できるお金」を残して全額「RPAR」に投資するのが理に適っていると思います。3年間の生活資金が必要になったら普通に「RPAR」を売却すればいいのです。「RPAR」はタイミングを選ばない投資先として優秀です。これは買付も売却時も同様です。但し、大暴落時を想定して2年程度の現金を待てば尚安全です。
ともあれ初手一括投資は怖いです。ある意味3倍レバレッジより怖い。でも怖いのが投資です。怖さを現金に換えるのが投資。ならばその怖さを緩和してくれている「RPAR」なら一括投資してもいいんじゃないかと言うわけです。
株式100%に初手一括投資をしないで躊躇しているぐらいなら、「RPAR」に放り込んだ方がマシという理論です。
「世界恐慌」が発生すると「株式100%」の場合は25年間戻ってこないので、そこだけが怖いですが、「RPAR」ならコモディティを多く持っていますし株式よりも下がり率は少ないと思われる債券も投資しています。
債券も世界恐慌を前にしたら大幅に下落するそうですが、株式100%の比じゃないと思います。なので、その恐怖する時期でもRPARの方が圧倒的に株式100%より心の支えになるはずです。
高値:31.86ドル (1929-09-16)
高値を超えた日:32ドル(1954-09-22)
底値:4.4ドル(1932-06-01)
高値から復活までの期間:約25年
高値からの下落率: 約86%
「RPAR」なら世界恐慌対策で「コモディティ(金)」を多く含んでいるのでそこに期待。
とはいえ世界恐慌こそ100年に1度程度しか起こっていません。
株式100%でも最悪25年で復活しますし、世界恐慌のケアとしても「RPAR」への一括投資は十分リスクを下げていると思います。「世界恐慌」が発生する確率と「今後右肩上がりし続ける」確率を比べたら私は後者の右肩上がりを信じたいです。そうでもないなら投資なんてできませんからね!※レバレッジ投資は知らない
では次に、毎月の積立の「ドルコスト平均法」についての見解です。
ドルコスト平均法とボラの高い商品
私は途中まで大いなる勘違いをしていて恥ずかしい限りなのですが、「ドルコスト平均法」はつまり、
「投資可能な余剰資金を全て市場に投資した上で、毎月の収入で得られる余剰資金を積み立てるもの」
であることが分かってきました。
私は「投資信託」のすばらしさを知って、その素晴らしさを皆に共有したいという思いもあって超絶素人ながら、このブログを立ち上げた雰囲気がなんとなくある感じです。
ですが、その本質を理解しておらず、とにかく「ドルコスト平均法」が最強に安全ということだけで投資していました。
当時はかなりの「現金」が手元にありましたが、ドルコスト平均法を使って「つみたてNISA」分と「楽天カード」の5万円まで1%ポイントバック分しか使っていませんでした。つまり、手元の「現金」はずっとそのままでした。ここが本当にもったいなかった。
まぁ、それに気づいて、途中で現金をSPXLやTECLに投資したおかげで今かなり利益になってるのですが・・・。
話が脱線しました。
結局株式100%というものは、一括投資をした場合でもリーマンショックであれば5年程度で復活します。
株式100%ですらそれだけの復活期間なのです。余剰資金の現金の運用益、つまり機会損失が大きくなってしまう方が「リスク」になるケースもあるということです。
よって、余剰資金の大半を「RPAR」や「株式100%」に全部突っ込んだ上で毎月のお給料から生まれた余剰資金で「ドルコスト平均法」を用いるのが最も効率的であると思います。
ということで、その毎月のお給料からでる「余剰資金」の投資先を考えることになるわけです。
まずは「つみたてNISA」は言わずもがな、毎年40万円積立が可能であり、20年後に売却益は非課税で手に入ります。税金は現在20.315%ですが、将来30%ぐらいに上がってるんじゃないかなぁと思わなくはないです。そうなると効果は絶大です。絶対活用するべき。これは絶対。「つみたてNISA」ありきでまず投資してください。
「一般NISA」なら3倍レバレッジのSPXLやTECLに投資可能だったりします。なので、レバレッジに夢見てもいいですが、今からやるにはたしかもう4年しか保有できないですので完全に投機になります。
レバレッジ商品は確か今後の「新NISA」では対象外なので多分あと4年ぐらいしか運用できないはずです。次の新NISAは確かレバレッジ商品は対象外なので恐らくロールオーバーできないんじゃないかと思います。ちなみに「新NISA」は2024年からスタートです。
で、個人的には等倍商品でやるなら「一般NISA」よりも「つみたてNISA」の方が良いと思います。ここは好みの問題なので割愛。
私の場合ですが「つみたてNISA」枠は完全に老後資金用としているため、「eMAXIS Slim先進国株式」に積立投資をしています。これは最初に推奨していた「ドルコスト平均法」×「iFreeレバナス」のようなボラの高い商品とは違い、ボラの低い(?)投資先となります。
で、ここからが本題ですが、先ほどからお伝えしていますが私の見立てでは「ドルコスト平均法」はつまり、
「ボラが激しければ激しい程、効果を発揮する手法」
と思っています。
早期償還や金利問題が無いものとして考えた場合ですが、将来20年後に右肩上がりを期待できる投資先であれば、それに対して3倍でも4倍でも10倍でも50倍でもレバレッジが効いている投資先に対して「ドルコスト平均法」を用いた投資をしたいと常々考えています。
但し、「安全に行く」という観点から「個別銘柄」は推奨としないです。
万が一、「個別銘柄」が倒産することになったら目も当てられません。そしてドルコスト平均法で勝利を得たい場合は、運用開始から少なくとも数年後に右肩上がりをしていなくてはいけません。その「個別銘柄」が「数年後」に右肩上がりをする保障はどこにもありません。
それを言ったらETFや投資信託もそうですが、複数の会社に投資できる時点でリスクの度合いが全く異なります。
それよりなにより、とにかく投資先の会社、「商品」が無くなることが怖いのです。
そのリスクが限りなく低いのが「投資信託」や「ETF」等の投資先であるということです。その投資先にレバレッジをかける「iFreeレバレッジ」シリーズやSPXL,TECLが「ボラを激しく」しつつも「右肩上がり」が期待でき、「商品が無くなるリスクが低い」とそういう訳です。
いや、SPXLとTECLは若干「商品が無くなるor値動き3倍が1.5倍になる」というリスクはあるとおもうのでそこだけは注意。なので2倍値動きの「iFreeレバナス」が妥当と言う判断です。
では次に、なぜ「ボラが激しい」が「将来右肩上がりが期待できる」ETFを推奨するかを述べます。以下過去検証記事となります。
世界恐慌開始(高値)から20年間、毎月積立した場合
1929-09-03(高値)~1949-09-02(30年後)として、毎月100ドル投資した場合で見ます。
後半に行くほどSPXLに積立したものの復活が遅くなりますが、前半の積立額が「雪だるま」になる前の段階であれば、ほぼ同時期に積立額以上に復活していることが分かります。
つまり、その前半戦で大きく右肩上がりした所で無理をせずに売却することが肝要と思います。それを守れば「レバレッジ」×「ドルコスト平均法」はそこそこ安全に、かつ、大きく利益を得る運用を行う上での最適解であると思います。
ドルコスト平均法とはつまり、途中に大規模な暴落があっても安く買うことができるため、運用中盤までは、その暴落によるナンピン買いによってその後のちょっとした右肩上がりでも大きな利益になって黒字化されることが期待できる投資方法です。
そしてレバレッジと相性がいい理由は、凄く簡単に言うと、3倍レバは等倍よりも3倍値段が下がりますが、3倍値上がりします。3倍下がった所で「買い」を行った後に3倍値上げしたらその分大儲けです。
逆も然りで3倍値上がりした時に「買い」を行った後に3倍値下げしたらその分大幅に損します。但し、その下がった時にも「買い」を行うので大きなダメージにはなりません。
結局、そうした上下の流れに身を任せて「定額買い」するだけですので、ボラの激しさの分だけ、そのボラの激しさの中「右肩上がり」が発生した場合、非常に大きな利益が得られる「タイミング」がより多く発生するというわけです。
つまり、そんなに凄くない右肩上がりだったとしても、「レバレッジ」を利かせていることで、大きく上に伸びます。この大きく伸びるタイミングの機会を得られる回数が増えるのが「レバレッジ」×「ドルコスト平均法」の最も大きな利点であると考えます。
レバレッジを大きく賭けた方が「安全」に「素早く」利確できる機会が多くなるのです。
しかしながら、「ドルコスト平均法」の弱点で、運用終盤になって暴落した場合に毎月のナンピン買いの威力なんて投資額に比べて些細なものであり、全くケアできなくなります。
つまり、残りの運用年数がとても重要です。この技を行う場合、出来れば残り運用年数は10年欲しいです。もし残り運用年数が10年未満だったら素直に「レバレッジ商品」に対してドルコスト平均法を行うのを諦めて、「等倍商品」に対してドルコスト平均法を使うことをオススメします。15年あれば盤石でしょうか。世界恐慌でも15年後に積立投資していれば復活していますし。
ということで、途中で売却する件について過去に検証しました。以下その時の考え・検証をまとめた過去記事です。
もし仮にレバレッジ50倍とかのETFがあったらやってみたいですが、残念ながらレバレッジをかけまくると、金利により費用負担が増えることや、大きく値下がりして一瞬で早期償還、つまり商品そのものが無くなってしまう危険性がでてきます。
なので、「安全」に投資する場合、レバレッジをかけるなら2倍程度が最も安全だと思います。
安全に行くなら2倍。「安全」という範囲で言えば、ギリギリ3倍のSPXLまでなら許容範囲かなと思います。TECLはITバブル崩壊が発生したら償還される程酷い下落率に遭遇するので、「安全」にやるなら「iFreeレバナス」かSPXL迄かなと思います。攻めるならTECLでも良いですがそこだけ注意。以下過去ITバブル崩壊時の記事。
ただ「ITバブル崩壊」が発生するということは、それはつまりその前段階で「バブル」を味わうことができます。そうすると、余裕で途中で利確することはできると思うので、存外TECLに積立投資してもいいんじゃないかなと思っています。この辺は自身の許容リスクと相談ですね。
で、「投資額の50~75%で利確」としたのは、過去検証で大体このぐらいの利益はほぼほぼ問題なくでるだろうことが期待できたためです。あのヨコヨコ展開期の「ベトナム戦争」付近の時期でもです。
この倍率を達成しやすいのはやはり「3倍レバレッジ」等のレバ率が高い商品の方が達成しやすいです。目標額に到達したらさっさと利確して、また1から積み立てればリスクは極限まで抑えられます。最悪途中で償還されても既に何度も「利確」、つまり等倍商品への「スイッチ」を行っていればそうダメージは受けません。
その「ヨコヨコ期間」が将来再発することを危険視する場合は、金利のコスト等も考慮して、2倍レバレッジであれば積立額の50%ぐらいがちょうどいいかなと思います。これでも立派に大きな利益を得られます。3倍レバレッジなら75~100%ぐらいでも良さそう。
50%の利益が乗った状態でも十分等倍商品の積立投資よりも大きく黒字で利確することができ、かつ、2倍レバレッジでもかなり現実的に可能な利益であると思われます。ボラの激しい「NASDAQ100」への積立投資の場合は75%でも問題ない気はしています。
但し、この手法は少なくとも5年間の運用は必要であると思いながら投資した方がいいです。
これは「ドルコスト平均法」の弱点でもあるのですが、運用初期に株価が暴騰しまくっていると、「高値」で買付を行い続けることになります。つまり、高値で買うと、平均取得単価もドンドン上昇してしまいます。そうなると投資総額の50%を超える目標もドンドン目標額が大きくなり、実現困難になるのです。
逆もまた然りで、最初に暴落が発生した後に低迷期がずっと続いた場合、右肩上がりをしてくれないと目標利率まで到達しないことも往々にしてあるのです。1968年頃なんかはまさにヨコヨコ展開が長期で続いた苦しい時期でした。以下その時の記事です。
ともあれ、それをはるかに超える「右肩上がり」相場が続くのであれば一瞬で50%利益が出る可能性も十分あります。そこはもう運ですね。
なので運用初期に「暴騰」だろうが「暴落」だろうが実は関係なくて、ある程度積立年数をかけた後に発生する「右肩上がり」が発生した時点で目標金額に到達することを目標としているため、5年程度の年月を想定して運用した方が精神衛生上楽いうわけです。
ともあれ、積立額も5年もあれば相当良い感じに金額が積みあがっている事でしょう。それの50%の利益なのですから、税金持っていかれても40%程度の利益。それを等倍商品にスイッチすれば、単純に等倍商品をドルコスト平均するよりも圧倒的にパフォーマンスで上回れて、最後の税金も安くなると、こういうわけです。
ただしレバレッジをかける問題は将来金利が上昇することでレバレッジ商品の経費率が上がることです。これについて、SPXLについては4%の金利が妥当であると検証されている記事があります。以下かきすけさんのnoteより引用させて頂きます。
【医師×SPXL】実践編④金利を分析する。|かきすけ|note
https://note.com/seasonsoda/n/nf65db38347e9
そして、今回の検証により、
米国3ヶ月債金利が4%以下の時期に運用すべき
ということが分かりました。
つまり、今後30年間、
4%以下の金利が続いてくれれば、
SPXLにとって最も良いパターンと言えます。
金利が上昇するときは、過去の相場を考えると大体株価が上昇する時期に行われるものです。よって、金利が4%まで上昇する時期は「ドルコスト平均法」で積み立てた投資額がそこそこ利益が乗っていると思いますし、赤字にはなっていないと考えています。
もしその状態で金利4%以上になったら途中で目標金額に達してなくても売ってしまってもいいかもしれません。これはその時になって考えることにしていますが、私の考えではそれでも等倍商品に「ドルコスト平均法」をするよりも儲けは十分あると踏んでいます。
レバレッジが怖ければボラが激しい「QQQ」辺りを「ドルコスト平均法」で積立を行い、利益は低めの25%程度乗ったら「先進国株式」とか「RPAR」に切り替えるとかでもいいと思います。最悪乗り換えなくても良い気もします。
途中で利確すると税金がかかると言いますが、ある程度利益が乗っていればその分税金を払っても「IVV」より利益が出ていることを期待できますし、途中購入することで平均取得単価が上昇するため、最終的に売却するときの税金は低くなります。
為替について
さて、それ以外に注意が必要なのが、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」は「為替ヘッジあり」の商品です。
つまり、iFreeレバナスを「QQQ」や「iFreeNext NASDAQ100」とか、他の「為替ヘッジ無し」商品にスイッチする際は為替リスクにより損得が発生します。
簡単に言うと、目標金額達成時のスイッチ時に、今までドルコスト平均法で買ってきた「ドル」の平均額より「円高」であれば儲かりますが、「円安」だった場合は損をします。これについてはもはや「運」でしかないため諦めるしかありません。儲かるかもしれないし、損するかもしれない。そこはもう「運」です。
但し、「iFreeレバナス」から「為替ヘッジなし」商品にスイッチしても、「為替リスク」については十分対応できていると思います。
何故なら、「為替ヘッジ無し」である「RPAR」もしくは「株式100%」に大多数の資産を初手一括投資済みであるからです。
「ドルコスト平均法」でiFreeレバナスが目標額まで到達して売ることになったとします。その時に「円安」だったら損をするわけですが、初手一括投資した「RPAR」側は「円安」のおかげで大きく得をしていることになるのです。
逆に「円高」でスイッチングする場合はiFreeレバナス側が有利で安くスイッチ先の等倍商品であるQQQやIVV等を買うことが可能です。
つまり、数十年に渡り「スイッチング」を行うことで、ある意味為替に対しても「積立投資」のような形になり、ドル円の相場も平均化されることが期待できます。当然、多少の損得はあると思いますが、数十年も運用を続けるのであれば大きな痛手にはならないことが期待できます。
- 「為替ヘッジ無し」をドルコスト平均法した場合、為替も毎月売買で平均化され、途中で「為替ヘッジ無し」商品にスイッチする場合、為替リスクはそのまま引き継がれるため考慮不要。
- 「為替ヘッジあり」をドルコスト平均法した場合、「為替ヘッジ無し」商品にスイッチした場合に為替リスクが発生する。この「スイッチ」回数で為替が平均化される
とまぁこんな感じ。ようするに、「毎月」平均化するか「スイッチ時」に都度平均化されるかだけの違いです。ボラは激しくなりますが、そう悪い結果にはならないかなと思います。儲かるかもしれないし損するかもしれないけれども最低限はリスクヘッジできていると思います。
よって、「RPAR」への初手一括投資+「ドルコスト平均法」×「iFreeレバナス」で「為替ヘッジあり」だったとしても、スイッチ先の等倍商品が「為替ヘッジなし」であれば問題は大きくは無いという考えです。
当然、最後の最後、「RPAR」を売るときに「円高」だったら悲しいことになりますが、そこは諦めます。米国株に一括投資を既にされているすべての投資家はすべからく皆悲しいことになるだけです。
さて、話は「つみたてNISA」に戻ります。
私は「先進国株式」に「つみたてNISA」を投資しています。これは「QQQ」に比べてボラが低い投資先です。これは先ほどまで説明した「ボラが高い投資先」とは真逆の発想です。
ではなぜ、ボラの低い投資先に対して「つみたてNISA」をしているかというと、「つみたてNISA」は20年間、利確することが出来ないためです。いや、物理的にはできますが、一度売却すると売却分は二度と「つみたてNISA」の枠を使うことが出来なくなるのです。
つまり、途中売却ができないのでリスクが高くなりすぎて「安全」な投資から離れます。そのため「ボラが低い」が右肩上がりを期待できるところに投資したと言うわけです。
・・・と言いましたが、実は「つみたてNISA」は全部枠を埋めると、合計40年の運用があり、21年~40年と毎年特定口座にスイッチされることになるので、実は最後の最後が限定的ではありません。
つまり、1年目の「つみたてNISA」は21年後に切り替えが発生し、2年目は22年後、・・・と続いて20年目の投資額40万円は40年後に特定口座にスイッチすることになります。※私、生きてるかなぁ・・・
よって、実は出口部分でも時間的な分散ができていることになるため、「つみたてNISA」においても「ボラの高い商品」で「積立投資」をやるのは理に適っていたりします。
というわけで、早速「QQQ」と同じ動きになる「iFreeNext NASDAQ100」に切り替えようかなと思って調べたところ、残念ながら「つみたてNISA」対象外なので投資できませんでした。
さらに言えば、結局売却タイミングが21~40年後になるわけで、途中売却といううたい文句としてはさすがに長すぎます。最低21年必要な時点でようやく「売却」ができるとなると、さすがに「つみたてNISA」枠はボラが低い先進国株式でいいかなと思った次第。
「QQQ」が40年後にまだ活躍してるか未知数ですしね。10~15年程度であれば間違いなくドルコスト平均法を使えば黒字になると確信がありますが、20~40年後は流石にちょっと分からない。多分前半の利益で後半大暴落しても余裕で跳ね返すと思いますけどね。これは銘柄?分析の話になるので割愛。
というわけで、ドルコスト平均法についての考えでした。
結局私は毎月「iFreeレバレッジ NASDAQ100」に特定口座にて毎月積立中です。本当はTECLにしたいですが、手数料がかかるのと毎回ドル転するのが面倒なのと、ITバブル崩壊みたいなのが起こったら全額没収で0になるというリスクを考えて2倍レバレッジ積立です。
ただ、「ITバブル崩壊」は「ITバブル」があってこそなので、もしかしたら今後TECLにする可能性もあります。
ただ、楽天証券の楽天カード5万円とは別に松井証券であれば0.135%/年のキャッシュバックもあるのでiFreeレバナスも悪くは無いです。以下松井証券についての過去記事。
そしてIFreeレバナスの運用実績は今の所順調だと思います。QLDという海外ETFもNASDAQ100の2倍レバレッジですがその比較をしてみたら、ほぼ一致していることが分かっています。以下過去記事です。
コロナショック程度の下落であれば問題が無く運用できていたと思われます。
では最後に、その「ドルコスト平均法」で利確した後のスイッチ先についてを検討します。
ドルコスト平均法からのスイッチ先について
ここからは検証結果とかなくて完全に所感です。
「iFreeレバレッジ NASDAQ100」でドルコスト平均法を用いたケースを前提で話を進めます。
その場合、利確した金額のスイッチ先について、ザックリイメージで書くとこうなると思います。
- 残り20~25年程度:QQQにスイッチ
- 残り10~20年程度:先進国株式 or 全世界株式にスイッチ
- 残り10年以下:RPARにスイッチ
これは単純に運用年数が多ければ多い程、「ボラの激しい商品」を選択していいんじゃないかなと思ってこうしました。但し、全て最終的に「右肩上がり」を期待できる投資先としています。
前提として「iFreeレバレッジ NASDAQ100」にドルコスト平均法をして利確した先のスイッチ先というのが大前提です。
であるならば、その等倍商品である「QQQ」へスイッチした後に大暴落が発生したとしても、元々「iFreeレバナス」に投資していたものが「QQQ」になった後に暴落したのです。iFreeレバナスに比べて圧倒的に下落率は下がります。
これは「気持ち」の問題でも非常に効果的です。元々レバ2倍から1倍に切り替えた後の大暴落なら、下落率は大幅に下がるので「あぁ、スイッチできてよかった~」と非常にゆとりが生まれているはず。だからQQQを選んでリスクを取ってる。それだけ。
さらに言えば、残り20~25年も運用期間があるのです。QQQへスイッチ後にも再び「iFreeレバレッジNASDAQ100」にドルコスト平均法を用いた運用は継続できている可能性が高いです。
ということで、運用年数が20年以上あるならハイテクの「大暴落」はむしろ逆に「安く」商品を買うことができるので20年もあれば余裕でペイできるし、かえって「お得」になると睨んでます。スイッチ後なら暴騰してもオールOK。全額QQQにスイッチ済みなのでその分利益も期待できます。
では次に残り年数が10~20年ぐらいになったらですが、先進国株式や世界株式でリスクを抑えていくのが良いと思っています。QQQよりは明らかにリスクは少ないと思うので割と安心できるかなと。
そもそも「iFreeレバナス」の積立で大儲けした状態で投資してるのです、多少リスクをとってもバチは当たらないでしょう。
もしくは、不安ならこの時点から「RPAR」への切り替えでもいいかもしれません。実際、前世界株式とそこまでリターンに差は無い気がしてます。いや、全世界株式の方がリターンは良いと思いますが、ボラがやはり株式100%なのでありますし、安定したいならRPARもアリかなと思います。
もし1億円持ってるとかなら「RPAR」にしてセミリタイアを目指すとかでもいいかもしれません。いや、家庭子持ちだと1億じゃつらいな。1.5億~2億ぐらいあったら盤石かなぁ。1億円でもちょっと働けば大丈夫かもしれない。
正直この項目は個人の勝手な妄想の部分が大きいので好みの問題だと思います。この記事で伝えたいのは「RPAR」一括投資と「レバレッジ」×「ドルコスト平均法」×「途中売却」で安定を得られるということだけです。
というわけで、話をまとめます。
全体のまとめ
- 初手一括投資は低リスクな投資先である「RPAR」へ一括投資。もしくは、若くてリスク取れるなら「株式100%」に一括投資
- お給料からの余剰資金は「ドルコスト平均法」で「ボラが激しいが右肩上がりが期待できるETF」もしくは「投資信託」を採用すること
- 但し途中スイッチをして「ボラの低い銘柄」にスイッチすることを忘れないこと。SPXLやiFreeレバナスなら投資額+50%程度なら余裕で満たせると思われる。攻めるなら70~100%になったらスイッチ
こんな感じでしょうか。
というわけで、「ぼくがかんがえたさいきょうの比較的安全なとうしほうほう」でした。
※再度ですが、真似して怪我をしても一切責任は取れませんのでご了承ください。