RPAで自動化したい?まずは無償の自動化ツールを使って試してみよう!

こんにちは。okometsubuです。

 

何だか巷ではAIやら人工知能やらが盛んに取り上げられています。それもそのはず。なんと2045年には人工知能が人類よりも賢くなってしまうというのです!!!

2045年問題 人工知能(AI)が人類を越えるとき | エコノーツ

 

最悪、人類滅亡も危ぶまれています。怖いですねぇ。

 

 

今から後25年程度しかありません。そりゃ各企業躍起になって対応進めたくなるってもんです。ついて行かないと取り残されますもんねぇ。

 

と、他人事のように見ていますが、真っ先に切られるのは45〜50歳のお給料が高い人材です。私はかなり首まっしぐらな世代に突入しながら仕事をすることになります。怖いですねぇ……恐ろしいですねぇ……

 

人類の終焉については考えても仕方が無いので、まずは個人の問題として仕事がどうなるか、という点が気がかりです。

 

ならどうするか。そうです。もうAIやら人工知能の導入は避けられないと言うのなら、その使い手になれば良いんです!!

 

と言うわけで、とりあえず身近に無償でできて、割と簡単にできるとこから始めましょ、と言うのが今回のお話です。古くからありますが、最近話題のRPAについてです。

 

RPAとは?

RPAとは簡単に言えばパソコン業務の自動化ツールです。以下説明サイト。 

ロボティック・プロセス・オートメーション - Wikipedia

 

最近のAIやらロボット祭りから派生してぽっと出てきた印象です。もう十数年前からエクセルのマクロとかその他ツールで実現出来ていたりしましたので、何を今更……な感じは否めません。RPAを流行らせようとしてるのは、そっちの業界の人達かな?

日本だけでバカ売れするRPA、愚かな結末を改めて警告する | 日経 xTECH(クロステック)

 

とはいえ、自動化は個人が使っても中々楽しいものです。私が個人的には使っているのはこちらのツールです。以下はFireFoxアドオンですが、Chrome用のアドオンもあります。おそらく同じ使用感で使えるかと。

Firefoxアドオンを使った簡易自動テスト(Katalon Recorder) | 株式会社セシオス

Selenium IDEやその他Selenium IDE関連のアドオンを導入していた方も多いかと思いますが、
皆様ご存知のようにFirefoxのバージョンが上がると使えないアドオンが出てきたり、正しく
動かなかったりと問題が発生しているかと思います。

Selenium IDEを使っていて自動テストができなくなり、困ったことはないでしょうか?

そこで最新版でも動作するSelenium IDEベースのアドオンである「Katalon Recorder」を
紹介したいと思います。

 

 

これはブラウザのアドオンなので導入は楽ちんです。始めるにはもってこいです。

 

じゃあこれで何ができるかと言うと、ブラウザ内限定ですが、最初にやる事を覚えさせて、後はスタートボタンを押したら教えた通りの行動を行ってくれるものです。

 

例えば、googleのトレンド確認サイトの昨日の上位の単語を5つのリンク先をクリックして自動で5つのタブに開くようなことが可能です。

 

クリックする位置(要素)で自動化されるので毎朝違う結果を得られ、世の中で流行った単語の中身についてサッと調べることが出来るため、朝のニュースサイトチェックをしている感覚で世の中の動向を簡単ながら伺うことができます。

 

では簡単に上記のシナリオを作ってみましょう。

 

 

ざっくりシナリオを作ってみる

  • 最初に「New」を押して空のシナリオを作成した後、録画ボタン🔴を押して、シナリオスタート!!

    f:id:okometsubu-blog:20190802001929j:plain

  • googleトレンドサイトのURLにアクセスする。以下参考までに対象URL

    Google トレンド

    f:id:okometsubu-blog:20190802001943j:plain

  • 昨日の上位5つのニュース先のリンクをクリックする。これを5回繰り返す。

    f:id:okometsubu-blog:20190802002101j:plain


  • 一旦録画停止ボタン🔳を押して終了

    f:id:okometsubu-blog:20190802002149j:plain



  • 作成したシナリオに戻る。「Command」が「Click」の行が実際にクリックした場所です。以下の画像では「Target」列の中に実際のリンク先が記載されています。これだと、翌日には違うリンク先になるので、ここを編集します。

    f:id:okometsubu-blog:20190802002551j:plain


  • 赤字で囲んだ部分をクリックします。HTMLの実際の要素として設定するため、翌日になっても同じ場所をクリックしてくれるようになります。この作業を5回分(上位5位分)繰り返します。ここのTargetのどれを選ぶかは、もうサイトの作りとしか言いようがないのでトライアンドエラーで頑張る必要があります。

    f:id:okometsubu-blog:20190802002818j:plain

  • これにてシナリオが完成です!実際にプレイボタンを押してみましょう。同じ動きになったはずです!

    f:id:okometsubu-blog:20190802002958j:plain





以下画像はずらっと並んだ上位のトレンドのニュースサイトの一覧

f:id:okometsubu-blog:20190802003235j:plain

 

 

これでトレンド結果を自動検索できる動的な自動シナリオが完成しました!!

後は毎朝「Play」ボタンを押すだけで新鮮なニュースがずらっと並びます!

毎朝ニュースを一々見に行く手間が省けますね!

  

その他の使用例は、郵便の再配達とかで、再配達の番号入力以外は自動で記入を終わらせるシナリオを作るとか、お気に入りの音楽サイトへのログインからプレイリストを再生するシナリオとかも面白そうですね。

 

他にも検索結果の変数化を行うことで動的な値を取得できたりします。今回のGoogleトレンドの結果を変数化できます。

 

詳しくは省略しますが、Command列にてstoreText、Target列に実際にクリックしたときの要素、Value列にて任意の変数名を入れます。以下は今回のGoogleトレンドの順位で取得した単語をvar1(※変数名は適当にvar1にしてますがなんでもいいです)という変数に入れています。

 

例えば、以下の結果がトレンドワードの「低賃金」だったら、var1にその「低賃金」というワードが入っています。

 

f:id:okometsubu-blog:20190802003643j:plain

 

後から取り出すときは、こんな感じでValue列に${var1}という形で入れてあげると、先ほど取得した「低賃金」というワードが使えることになります。最初は適当な文字を入力してシナリオを作成して、後からvar1等の変数を編集することが可能だし分かりやすいと思います。

 

以下画像は実際にWebの入力画面で${var1}という文字列を記入するシナリオです。

f:id:okometsubu-blog:20190802003802j:plain

 

 

どうでしょうか。自動化初心者(私もですが)の方にもどういうものか、なんとなーく理解頂けたのではないでしょうか。今回のサンプルでは変数を使った動的な値の取得や入力はしませんでしたが、それでも十二分に使えることが分かると思います。

 

私の感想としましては、

 

  • 最初の導入がトライアンドエラーで割と大変
  • サイトの作りが変わったらシナリオの修正が必要
  • ただし、毎日やることが分かってるならこれ程楽なものは無い

 

となりました。

そう。毎日やるなら指先1つでダウンなので楽ちんです!

 

ただ最初の導入とシナリオ変更が中々大変。年月がたったら作り方をもう覚えてないのでシナリオにはあまり触りたくない感じになりそうです。

 

企業で導入することを考えるとどうでしょう。仕事で使うという事は責任が伴い多くの人を巻き込みます。

 

ちょっと難しい操作を組み込んだ担当者がいなくなった後にシナリオ変更になったらどうするのか?どうやって変更するの?メンテナンスは?エラーが出たらどうするの??

 

なんて考えると、必ずしもコストと安定運用メリットが上回る事は無いかもしれません。そこで最初のRPAの保守業者・外部委託会社にお金を払って上手く保守してもらうんです。なるほどなぁ。とはいえ、シナリオ作成自体は自身がやらねばならず、保守費用と運用に関わる人員育成及び体制作りが求められます。RPA導入して安くなると良いですね!

 

まあでも費用対効果見込んでの導入が分かっている、仕様変更が少ないことが分かっている、つまり、設計がきちんとしていればこれ程素晴らしいものはありません!

 

世の中は自動化に進みます。作業が楽になるということは、つまり、残念ながら、人件費削減によるクビまっしぐら!に進む事も覚悟しなくてはなりません。

 

そうなる前に、一度自動化ツールを無償かつ個人的趣味で使える所から初めて見ては如何でしょうか。使われる側から使う側へ…

  

使う側になってもシナリオの調整やらメンテナンスがシンドそう……タスケテ……

 

なんで趣味ブログで憂鬱にならなくてはいけないのか。ブログの着地点を失敗しながら本日はここまでと致します。

 

f:id:okometsubu-blog:20190802005141j:plain