【レバレッジETF】CWEBの昨年高値からどのぐらい落ちたか確認します

胸糞悪い記事になってると思います。CWEB投資家の方は見ないほうがいいです。

 

----

 

CWEBがヤバイ!

 

みたいなのをツイッターで見かけるようになってきた。といっても昨年末ぐらいの話だったか。

 

ちょうど見たのはCWEBに全力で投資している人をみんなが心配している、というような流れでした。ということで、その中の人をTwitterで見てみましたが、購入時から50%程下落しておりかなり落ち込んでいるようでした。

 

見てみると中の人は以前TECLに全力投資していた人だったようです。私も当時TECLにかなり投資していた時期だったのでなんとなく覚えています。全力はすごいなって遠目で見てました。いつの間にかCWEBに全力投資していたようです。

 

話が脱線しました。

 

で、そもそもCWEBってなんやねん?って所からなのですが、中国のIT系の企業を集めた2倍レバレッジETFなんだとか。

 

ということはレバナスの中国版みたいな感じで見ればいいってことか。というかレバレッジ2倍なのね。今まで3倍だと思っていました。

 

じゃあ2倍ぐらいならそんなに悲壮感出さなくても大丈夫じゃないかなぁと気になったので価格を見てみた。

 

とりあえず2020年から今までのチャートを見てみましょうか。

 

2020年からのチャート

終値ベースです。2022/1/13までの約2年分のデータとなります。ついでにQLDも並べてみてみましょうか。QLDはQQQのレバ2倍ETFです。グラフの表記自体を整えるため、QLDの始値を31.59のCWEBと同じにしてます。結果はそのままyahooサイトのCSVのままです。

 

f:id:okometsubu-blog:20220114224957p:plain

 

2年間の結果(CWEB)

開始時:31.59

現在: 12.42

高値: 108.449997

安値: 10.62

 

2年間の結果(QLD)

開始時:31.4725

現在: 80.07

高値: 92.379997

安値: 18.155001

 

あ、これはかわいそう・・・ただ、途中のバブルは確かに魅力的です。

 

が、結果として対抗馬のQLDと比べたらCWEBは悲惨の一言。

 

なるほど確かにこれは心配するのも納得です・・・

 

下落率はどうでしょうか。あくまで終値ベースのざっくり感な感じで。

 

CWEBの下落率

開始時から現在までの下落率:-60.9%

高値から安値までの下落率:-90.2%

 

QLDの下落率

開始時から現在までの下落率:+154%

高値から安値までの下落率:-80.2%

 

結果は歴然としています。

 

とはいえQLD側も高値から安値までを見ると80%もの下落を食らっているのでたとえ2倍レバレッジETFとしてもそれぐらいの暴落は常に考慮しておいた方が良いということになります。

 

※2022/1/16 修正

QLDは2020~2022年の間に80.2%の下落はしておりませんでしたので取り消します

 

そう。つまり50%下落程度なら全然OKぐらいの感覚を心に決めて投資しないと精神がやられるのが今回のCWEBでわかりました。たとえそれが2倍レバレッジETF程度の比較的一般層から見ても投資しやすいレベルのレバ比率だとしてもです。

 

・・・とまぁ、偉そうに私も他人事で記事に書いてますが、これが怖くてレバレッジETFへの投資は控えめというか撤退してビットコインにしたところは多分にあります。

 

今だから思うのですが、レバレッジETFの問題点はヨコヨコ展開による「減価」ではなく、「一度暴落したら復活するのに非常に時間がかかる」部分の方が圧倒的に不利よなぁって思っています。

 

ヨコヨコ展開での減価程度なら命までは取られません。対して一度大幅な下落が発生したら「余力」を残しておかないとそのまま人生終わりまで負債を抱え込む可能性があるということです。

 

私は当時それを考慮して「ノーセルバリュー平均法」という流れで、30%ぐらいの現金を確保しつつ、価格が大きく下落した時に追加購入し、その後はリバランス売りをしないでバブルになって目標額になったら売り抜けようという形で投資してました。

 

が、今回の例の人だと最初から全力全額投資を仮にしていた場合、底値から高値までの復活まで15~20年だってかかる可能性は否定できません。※当然、高値で全力する人なんてほとんどいないので、もっと早い段階で復活するでしょう。

 

話が脱線しました。

 

で、もう一つ気になったのが、今のCWEBの価格を見て、CWEBに投資を開始するというものです。

 

上記結果を見るに、高値から安値まで90%も下落したので、今全力で買えばボーナスステージじゃね?っていう流れに見えます。

 

確かにその通りだしかなり高い確率で結構儲けることができるかなぁと思いますが、一つ気を付けておきたい点があります。

 

例えば、高値が100だったとします。

 

そこから90%下落して10になった時に全財産を投資したとします。

 

その後株価は1になってしまいました。

 

これを高値から見た場合は90%から99%への下落なのでたった9%程度しか減ってないように見受けられますが、90%下落時点から買った場合、

 

10⇒1

 

になるので90%の下落を直撃することになるということです。

 

高値から見て9%しか下がってなくても実際の資産は90%も下落している。

 

これがレバレッジETFで全力出しづらい部分。高値からの下落幅の数値とその時点からの下落率は全然違うということ。

 

当然ながら10~20年で見たら割と買いでも悪くないかなぁとは思っちゃえますが、今の時点から50%ぐらいさらに下がる可能性も考えなくてはいけないってことです。

 

この辺怖いのよ。レバレッジETFは。

 

ただもし仮にこれがQLDだったとして現に90%下落している状況だったら2倍ETFだし米国だし10年20年見たら余裕で復活するだろうなと思うのでちょっと参入しちゃってもいいよねって思える。というか実際レバナスに気分程度の額を積み立て投資してる。※途中売却してるが

 

ということで、今回見た感想を改めて書いて終わりにします。

 

ただの感想

  • 2倍レバレッジなのにCWEB凄い値動きしてるなぁ
  • ボラが激しい銘柄は積み立て投資にうってつけだけど、中国が最終的に右肩上がりするというのを信じられないから積み立て投資も(※個人的には)したくないなぁ
  • この下落がQLDだったら割とガチで投資開始しそう。2倍レバレッジで90%下落は頻度が少ないし95%下落までなら耐えられる形でナンピン買い投資していくと思う
  • 明日は我が身。下落した時を想定してそれが起こっても耐えられるポートフォリオで戦っていきたい所存

 

今回CWEBに全力した人をネタにしてちょっと申し訳ない気持ちにもなりましたが、私もビットコインに全財産の9割を投資しているので明日は我が身なのでセーフということにしてください。

 

とはいえ、私は90%下落がきても5年あれば高値まで復活するって信じながらやってるけどなぁ!!!復活しなかったら死ぬ迄働け!!!!!だめそうなったら精神死ぬ!!!

 

未来も同じように復活するか誰にも分からないですが、↓これを信じて投資してる。

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

f:id:okometsubu-blog:20210126164342p:plain

 

終結

  • SPXL:約9年 (2007-10-10~2016-07-26)
  • TECL:復活出来ず(2000-08-31~20年経過しても復活不可)
  • BTC:約3年(2017/12/16~2020/11/30)

 

やっぱ復活速度は重要だと思うし、復活速度が遅いレバレッジETFに全力投資するのは怖いのと暴落した時のナンピン買い用の現金持ってると「機会損失」に繋がるからやっぱりビットコインでいいな!!!!!!

 

 ※ビットコイン信者による結論なので最後は無視してください

 

 

f:id:okometsubu-blog:20220114231519j:plain