こんにちは。okometsubuです。
悲壮感が漂う中、何故か日経が上げまくっています。少し残しておいた日経ベアを更に19500円の時にちょっとだけ追加しましたがどうなることやら。
日経ベアはまだ利益は出ているのでもうちょい様子見中。日本は企業が現金貯めまくっていて助かったとか、日銀砲で買い支えてるだけとか、謎の第三勢力により買いが進んでいるとかなんとか。
さて、そんな暴落日和でございますが、この度、最悪「世界恐慌」レベルまで発展する可能性があるという記事を拝見させていただきました。以下もみあげさんのブログを引用させて頂きます。
世界恐慌(ワースト)と株価暴落(ベター)シナリオで投資を考えてみる! - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-
https://www.momiage.work/entry/2020/03/23/064925
また今回の経済ショックを考えてみても、リーマンショックで米国の経済対策費が75兆円で今回は220兆円近くの3倍になってるので、それを想定しても仕方ないですね。
私は「リーマンショック」までしかシミュレーションしていませんでした。何故なら「100年に1度」と言われていたことと、発生してからまだ10年くらいしか経ってないですからね。なんでそれ以上の暴落が10年程度で起こっとるの?!って話ですよ!
もう怒った!今回は「世界恐慌」を振り返って、もし発生したらどうなってしまうのか調べてやる!!
やりたい事
- 当時の世界恐慌の最大下落率と復活期間を調べる。対象はS&P500と疑似SPXL。但しSPXLは後日改めて記事にする予定です。
- 今現在(35%下落)から投資開始した時の復活日数も調べる。
データはYahoo Financeサイトを参考にさせて頂きました。^GSPCデータと、それを元に疑似SPXLを生成したデータを使います。SPXLについては次回以降の記事予定です。
Yahoo Finance - Stock Market Live, Quotes, Business & Finance News
世界恐慌のグラフとか
ではまず、オリジナルの世界恐慌の時期のS&P500を見ていきたいと思います。1929年9月16日から始まった様なので、1929年08年01ぐらいから見て、高値に復活するまでをグラフ化してみましょうか。終値ベースのグラフとなります。さーて、復活まで何年かかるのかなぁ!?
高値:31.86ドル (1929-09-16)
高値を超えた日:32ドル(1954-09-22)
底値:4.4ドル(1932-06-01)
高値から復活までの期間:約25年
高値からの下落率: 約86%
ひえぇ・・・この数値、等倍オリジナルのS&P500ですよ!?3倍レバレッジじゃないのに復活が遅い!!
寝て起きたら利益が得られる米国株とは思えない数値!
もしこれが現実のものとなってしまったら、ナンピン買いは必須ということです!
さて、まずは底値までの速度を見てみましょうか。高値から底値までは
1929-09-16~1932-06-01
となりますので、約4年弱と言った所でしょうか。ほぼ毎日のように株価が下落するのです。期間長すぎいぃ!!!
つまり、今の生活を後4年も続けなくちゃいけないんですね!普通に毎日こんな生活したくない!辛い!!
だってまだ没落から1ヶ月くらいしか経ってないんですよ……
更に恐ろしいのは途中でリバウンドがあることです。一喜一憂しながら生活するという「鬱」になるにはうってつけの相場じゃあないですか!!下手に手を出したら往復ビンタで退場も余儀なくされる恐怖がそこにあるってもんですよ!(※火傷中)
でも人間慣れるものなので、毎日下落してたら日常になって何も感じなくなるかもしれませんね。
ともあれ、一般の投資家であれば「つみたてNISA」で毎月ナンピンできるわけで、25年後に丁度高値に戻るという最高のシナリオを描得るわけです。いや、本当に大恐慌だった場合は積立投資が精神面や相場のチェック等の労働力の面で見ても利益率も全てひっくるめて見た場合、圧倒的に最強ではないでしょうか!?
シンプルなのが一番強い。承り太郎さんもそう言ってた気がしますよ!!
なので私は今後も「つみたてNISA」は絶対に枠一杯まで使います。これはもう投資をする上で絶対条件です。その最低限の投資をした上での3倍レバレッジへのチャレンジがあります。
話が脱線しました。
さて、では直近高値から特定の下落率で株を購入した場合、どのぐらいで復活出来るかを見てみましょう。各々の下落率部分に横線を入れました。
S&P500と下落率のグラフ
一番右端でヒットした日を完全復活として期間を計算します。35%は今現在の下落、55%はリーマンショックの底のイメージで書いてます。
35%下落:1929-11-11~1951-01-04(約21年)
55%下落:1931-04-29~1949-07-06(約18年)
70%下落:1931-10-01~1942-12-17(約11年)
80%下落:1932-04-08~1933-04-10(約1年)
それにしても、もし今現在が世界恐慌レベルだとすると、ここでの追加ナンピン買いは後21年後にならないと回収できないという恐ろしい結果となりました。
SPXLの場合で恐縮ですが、仮にリーマンショック程度の暴落であれば、35%下落時点(SPXLでは約70%下落時点)で購入しても4年で復活できてしまいます。あの戻りの遅いSPXLでですよ!
つまり世界恐慌は復活期間だけ見てもリーマンショックの約5倍の恐ろしさがあると認識してもいいと思いました。これこそ「100年に1度の大暴落」と言えそうですね!
そしてさらに厳しい現実として、SP500の高値から70%下落した時点で購入しても11年も復活までに時間がかかってしまうという点です。ただ、それでも途中までは含み益を得られた状態で過ごせるわけですから精神衛生上は苦しくないはずです。70%下落ぐらいまでのキャッシュは持っておきたいと思ってしまいます。但し途中で右肩上がりしたら機会損失になるので難しい所です。
そして人類は過去の暴落を学んでいるはずなので、世界恐慌まで行かないかなぁと勝手に思っていましたが、案外進歩が無くて同じことを繰り返す可能性もあります。今回はコロナが原因ですしAIによる取引も入ってるのでもうよく分かりません!
話が脱線しました。
さて、80%まできたらキャッシュが手元に残っているかの勝負ですね!ここまで来たらさすがに全力購入でいいのではないでしょうか!?これ以上落ちたら世界崩壊でいいよもう!!絶対戦時中だよ!戦時中はなんか現金持ってると0円になるから株買えとかどこかで見たよ!(うろ覚え)
それにしても、55%下落のリーマンショック級の底で購入しても18年も復活までに時間がかかるんじゃあ、まともな頭で今の相場を乗り越えられないのではないでしょうか。
ぶっちゃけちゃうと、リーマンショック級で追加投資すれば大分復活までマシだと思っていたのが当てが外れました。私の場合はSPXLの3倍レバレッジなわけで、このタイミングでの追加投資は全力で行くには難しいタイミングとなりそうです。すくなくとも、3倍商品と「先進国株式」やVOOとかQQQとかVGTとか等倍の商品も併せて買うのが良い気がします。ハイテクは少なくとも伸びて欲しいという期待。
というわけで、等倍商品を買う人におかれましても、「世界恐慌」レベルでのナンピン買いのタイミングは非常に難しいということから、「つみたてNISA」のような積立をこれから行うのがベターだと思いました。
そして今思ったのが、積立投資をしている上で、高値から80~85%下落したその時、今後将来積み立てる予定であろう額が手元にあるなら全部一括で入れてしまうというのはどうでしょうか。手元にあって、仕事があればのお話です。その日がくるまで毎月コツコツ積立。来なければ来ないで積立継続すればいいんです。
私もそうしたい気もしていますが、1億円をまだ無駄に目指しているため、SPXLのシミュレーションを見てから決めたいと思います。とはいえ、SPXLとは別の投資資金でやるかもしれません。それが来るのは、後4年くらい先らしいので、その時まで十分考える時間はありそうですね!でも世界恐慌まで行かずリーマンショック程度だったら機会損失になるからもうどれが正解か分からない!
というわけで、今回はここまでと致します。