【SPXL】大暴落時の早期償還が発生するリスクについて調べました【感想文】

なぜだか全くわかりませんが、「TECL」でGoogleとYahoo検索すると上位2番目に私の記事が載っていました。「TECL」についての記事を書けとGoogle先生/Yahoo先輩から猛プッシュされているのでしょうか!?SPXL検証終わってから調べてみますか!(※大分先)

 

こんにちは。okometsubuです。

 

まず最初に、「SPXL」やその他借金をしないレバレッジ商品であっても投資は余剰資金でやるべきであり、ここに生活資金等をかけるべきではないという考えを持ったほうが良い事をお伝えしておきます。「0円になってもいい!」という心を持ちながら投資することが肝要だと思っています。

 

 

 

最近のSPXL検証であまりのけた違いな金額を目の前にして、「株主優待クロス」の余剰資金云々やら「あおぞら銀行」の金利0.2%を頑張ろうとか、細かい部分がどうでもよくなってきてしまいました。これはいけません。"アレ"はあくまで過去実績であるため未来がどうなるかわからないのによくない傾向です。そんな"アレ"なSPXLの検証記事はこちら。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

  

SPXL運用開始して数日。まだまだ問題点や運用方法について模索し続ける中、もみあげ氏が以下のような記事を書かれているのを見つけましたので以下引用させていただきました。

 

【米国株】SPXL最適投資方法!逆指値で短期投資の理由とは? - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

https://www.momiage.work/entry/2020/01/18/070750

早期償還の可能性
 

もしリセッションがきて1日もしくは短時間でS&P500が33%下落した場合、【SPXL】はほぼ100%の下落。つまり価値が0円になる可能性がでます。そうなるとETFは早期償還され、強制的に損切りされることになります。

 

S&P500が33%下落で早期償還。強制的にサービス終了です!滅茶苦茶怖いですね!

私も何となく上記のリスクのことを知っていましたが、

 

まぁS&P500なら大丈夫だろう

 

と非常に雑な考えでSPXLへの投資を開始してしまいました。今回はもう少しこの点について調べてみたいと思います。

 

私がそもそも早期償還は大丈夫だろうなぁと思った理由がSPXL長期運用を推奨されているゆう氏のブログから情報を得ていたためです。というか答えです。以下ゆう氏のブログより引用。

 

SPXLの投資機会と早期償還リスクを考える ~ブログ紹介〜 - ゆう×米国株投資×ライフプラン

https://yu-kabu-life.com/2019/06/07/spxl-redemption-risk

まず第一に、サーキットブレーカー制度によって一撃死しないように仕組みとして守られているという安心があります。

日本では1日の値幅制限としてストップ高、ストップ安がありますよね。それと同じ主旨の仕組みが米国にもあります。

サーキットブレーカー制度というのは米国証券取引委員会(SEC)によって決められている制度になっていまして、そもそも制度ができたのは1987年10月19日に発生したブラックマンデーで1日に-20%超もの暴落が起きたことが切っ掛けです。

そして直近では2012年に制度が改定されていて、より安全な仕組みに改善されています。

発動条件としては、S&P500が前日終値から7%(レベル1)、13%(レベル2)、および20%(レベル3)低下したときに発動します。

15時25分より前にレベル1の下落が引き起こされると15分間市場全体の取引が停止されます。レベル1発動後にさらに下落してレベル2に至った場合は、また15分停止されます。レベル3に至るとその日の取引は全停止となります。

 

詳細は全てゆう氏のブログに記載されているので気になる方は閲覧されることをお勧めします。「S&P500」についてはサーキットブレーキが発動するため1日で-20%で一度停止されるため、1日で一発早期償還するリスクは無さそうですね。でも翌日、翌々日も暴落したらアウトじゃないでしょうか。その件について氏は次のような見解を示しています。

 

第二には、過去70年のS&Pの株価推移から、1日の値動きが-20%レベルになる可能性は極めて低いという事実があります。

下表は1950年から2019年6月6日までのS&P500の前日比ワースト10です。

1987年のブラックマンデーを除けば-10%を超えて下落したことはありませんね。最悪でも-9%程度で済んでいます。

 

表についてはゆう氏のブログを閲覧されるのがよいと思います。過去70年において短期間で一気に33%の下落は例になく、「100年に1度の大暴落」と言われているリーマンショックでさえ、短期間では数パーセント程度の下落を徐々(?)に落ちていく形となっていたようです。つまり、短期間での33%下落は相当低い確率になる見通しのようです。

 

当然未来のことは分かりませんが、こういった過去最大級の大暴落があったとしても早期償還が行われない程度の下落であったという実績は覚えておいて損はないと思います。ただ、2日連続でMAXの20%下落すると、2日間で実質36%の下落となると思うのでそうなるとアウトだと思ってます。なので、やはり取り返しが付かなくなっても生活が出来るだけの余剰資金で開始した方が良いと改めて思いました。

 

と言っても100年に1度の大暴落でも割とまだ余裕があったようなのでその非常に低い確率を嫌って「SPXL」に投資しないのは勿体ないなと思いました。なので私は「SPXL」もしくは「TECL」への投資は継続して行おうかと思います。当然ながら、余剰資金で行うこと、そして、かならず余剰資金は一部残しておくこと(※暴落時追加投資用)絶対です!一発で全部入れるなんてことはしないでください!

 

いや、全額一括投資してもいいんですが、その場合は最悪買った翌日に大暴落が来るかもしれないので最悪30年はガチホし続けることを覚悟頂ければと思います。私はこの商品は短期売買専用か、20~30年の長期運用で初めて効果を発揮する商品だと思っています。短期の場合は投機的長期の場合は10~30年で投資的な効果を生み出せると信じています。

 

2~5年程度だけ軽く持ってみよう、という中途半端な人はSPXLやそのほかレバレッジ商品には手を出さないほうがいいと思います。もしくはリバランス等でリスクを軽減する等の考えをしっかり持った方でのみ投資されるのがよろしいでしょう。つまり、何も考えずに「一般NISA」枠でやるのはNG。NISA枠は今から始めてもたった4年しかありません。マイナスになると損益通算できなくなるのでリスクが高すぎます。投機的にやりたい場合のみ使うことになるでしょう。そんな私は「ジュニアNISA」で15~20年運用を目標に実施中です。これだけの期間があって初めて投資できる商品だと思ってます。 

 

===============

 

ここからは(も)雑談枠ですが、私は余剰資金の1/4を投入して様子見中です。レバレッジ商品について米国株クラスタの方のブログを拝見させていただきましたが、基本的にはおおむね以下の見解となっていました。

 

  • やるとしても少額で始めること。最大資金の10%程度までにとどめる
  • 次の暴落がくるまで待つ。暴落がきたら少額投資する

 

少額で始めることについては大賛成です。少額でありながら数十年の年月によりとてつもない利益をもたらしてくれる可能性があるためです。以下は過去のSPXLの動きを疑似的にシミュレーションした時の記事です。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

うまくいけば20年で900倍近くまで上昇するため、10万円が9000万円近く迄行くかもしれません。滅茶苦茶上手く行けばですけどね。10万円で現実的な夢を見れるのがこの商品のいいところだと思っています。負けても10万円がすっとぶだけなのが心強い!

 

そして私は「暴落が来るまで待って、暴落がきたら投資する」という流れについては懐疑的です。

 

理由は投資をしない事による機会損失によるリスクを放棄しているためです。懐疑的としたのは、「レバレッジ商品」については暴落待ちなのに、普通の「米国株」や「S&P500」等の「海外ETF」については買い増しを行っている場合についてです。なぜならレバレッジ商品は約3倍の値動きをする大変危険な商品であることは言うまでもないですが、それは単純に値動きの倍率が違うだけだからです。

 

であるならば、「海外ETF」等について、今この価格で購入すると言うのであれば、「レバレッジ商品」についても少額でも良いので今この瞬間開始することが「機会損失」についてのリスクを回避することにもつながりますし、「レバレッジ商品」を買わない理由にはならないと考えます。だって値段が上がると思っているから「海外ETF」を購入しているのですから、その「機会損失」へのリスクヘッジとして「レバレッジ商品」も買わないのは変な話です。少額で良いので始めるのが正しい在り方だと思っています。

 

当然ながら、今株価が高いから「海外ETF」や「米国株」も何も買わないって人であれば「レバレッジ商品」を買わないのは正しい考え方だと思います。また、特定の「米国株」や「海外ETF」のみ上がると思っているが「S&P500」は上がらないな、と思っている人も対象外です。上がると思ってない商品を買うのはナンセンスですからね。

 

私が良く推奨している「年初一括投資」もこの「機械損失」に対するリスク管理によるものと言っても良いかなと思っています。「機会損失」ついて米国株クラスタのカリスマ(?)である和製バフェット将軍は次のように述べています。

 

リセッション時は銘柄の入れ替えをするのか?その② | 和製バフェットのシークレットポートフォリオ

https://waseibuffett.com/do-you-change-brands-during-the-recession-that%e2%91%a1/

「みんなが儲かっているのだから乗り遅れてはならない!自分もたくさん買おう!」というようなことをいう人はよく批判されるのに、「いまはキャッシュを持っておいて暴落したときにまとめて投資しよう!」と言っている人が批判されないのは変な話です。
上記文章の通りに、ブログ村では買えということに対しては何故か批判されるが、安全策を推奨する人は批判をされないというのは、公平な目で投資を見たらあきらかにおかしいと言えるでしょう。
何故なら買えないことも目に見えないだけで実質は損をしているからです。
公平な目で見るならば安全策を推奨する方は「買えないことによる損失」のデメリットを伝えるべきでしょう。

 

私はこの考え方をたわら男爵氏のブログから学びました。やはりお金持ちは同じ様な考え方、視点に行き着くのかなとしみじみ思いました。私も早く億プレイヤーになりたい。(10〜30年後想定)

 

まぁここまで株価が上昇しちゃうと今買うのは滅茶苦茶怖いんですけどね。私もこんなこと言ってて購入時滅茶苦茶ビビりましたし、来年あたりには暴落くるんじゃないかな?って思っています。でも将来どうなるか分かりません。なので、とりあえず1/4入れて様子見をしているというわけです。これにより「機会損失」のリスクはある程度抑えられ、暴落が来たら暴落対策として余剰資金3/4を使える状態です。もしかしたら2/4までしかSPXL使わないかも。暴落時対策は模索中です。そんな感じです。

 

今回の記事をまとめるとこうなるかな。

 

  • 早期償還は非常に低いが可能性は捨てきれない。0になってもいい金額で投資しよう!
    ※私の場合ですが、早期償還という非常に低い確率にビビりすぎて投資額を極端に低くすることによる機械損失を嫌ったため多少多めに突っ込みました。但しこれは賭けであり、余剰資金内で行うことは必須としています。
  • 暴落待ちをするより、少額でもいいのでとりあえず始めて機会損失リスクを減らそう!※但し買った直後に暴落しても泣かない。
  • SPXLの暴落時の下がり率はかなりキツイので暴落が来たときのための「現金」は確保しておこう!
    ※個人的な意見として最初の投資額の半分は持っておきたい。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

f:id:okometsubu-blog:20200118193700j:plain