【調査】TECLの大幅乖離発生日からその後について再確認します

こんにちは。okometsubuです。

 

体調は大分良くなりましたが、無理はしないことにしました。そのため今後、突如として簡単な記事で済ませることや質問頂いた内容の回答が遅れる可能性があります。それでも問題ない!という人は是非お寄せ下さい!コメントはやっぱりうれしいので!※但し私の頭で分かる範囲までとなります

 

さて、TECLで再度乖離が発生したとのことだったので、簡単にどうなっていたかチェックしてみたいと思います。以下3/16~3/19に行われた乖離状況についてまとめた過去記事となります。今現在で言えば、乖離が発生した最中に取引さえしなければ特に気にせず放置でいいと考えています。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

また、前回の記事で再度コメントを頂きましたのでその回答もしてみたいと思います!

 

私は、spxlの価格は「今日のs&p 500が何%動いたからspxlはその3倍の値動きさせて何ドル」という決め方では無いと考えています。
spxlの価格はDirexion社がs&p500の現物にレバレッジをかけて売り買いした結果から算出されているのではないかと思うのです。
現にリバランスや配当もありますし、先日はteclが大幅乖離を起こしました。
s&p500の時価にspxlの時価が追いついてしまった後、本当に3倍レバレッジで運用継続できるのだろうか?
Direxion社が必死にリバランスしてレバレッジかけて売買したところで限界があるのではないか?
teclは一瞬で頭打ちするのではないか?

 

まず最初に私は金融リテラシー0の人間なので、Direxion社がどうやって3倍値動きを実現させているのか、とか、今後も無事運用を行ってもらえるかどうか全く持って不明です。お役に立てず申し訳ありません。ただし、右肩上がりの値動きについては2008年からの過去結果は実績として残っています。以下はTECLの実際の値動きをグラフ化しました。

 

TECLとSPXLの実績となります。1000ドルを初期投資した場合の本当に起こった結果です。

 

2008/12/30(TECL開始)~2020/2/19(最頂点)までの実績

 

f:id:okometsubu-blog:20200412210303p:plain

 

  • SPXL:25858ドル(約25.9倍)
  • TECL:101247ドル(約101倍)

 

これは本当に起こった実績となります。つまり、この程度の倍率であればDirexion社は運用をし続けてくれることを信頼していいんじゃないかなと個人的には思っています。正直、約10年でこの結果は大変満足です。TECLは100倍まで伸びましたから、100万円投資で1億円達成ですからね。十分すぎます!これは期待しない方が無理ってもんですよ!

 

ただ、昨今の「下落相場」についてはDirextion社も初めてのことですのでどうなるかサッパリわかりません。

 

正直な感想を述べますと、リーマンショック級にすら届いていない現状で乖離が頻繁に行われたり、レバレッジ比率を3倍から2倍に変更されるかもしれない等々がある時点でかなり残念に思っています。これと「世界恐慌」の2つのワードが浮上しなければ、私も狼狽せずに済んだのですが・・・。自分の心の弱さがにじみ出てしまいました。

 

話が脱線しました。

 

コメントを参考にすると、どうやらTECLでまた乖離が発生した様です。直近の結果を軽く見てみますと、4/9の結果は以下の通りでした。

 

  • TECL:0.11%上昇
  • XLK:0.02%上昇

 

となったため、TECL側が3倍以上に上昇した点を挙げられていると思います。

 

ではまず、2/19の暴落開始時からのグラフを簡単に見てみたいと思います。前回の記事通り、疑似TECLは単純にXLKの3倍としています。

 

2/19~4/9のTECLと疑似TECLの動きチェック

f:id:okometsubu-blog:20200412181216p:plain

 

正直な感想を述べますと、直近4/7~4/9にもし乖離が発生していたとしても、これだけ見た限りでは2020-03-16の乖離以外は特に気になる点は無い程度の差だと思います。大体同じ結果に動いているのが上記グラフで分かったためです。一応、直近10日間だけもう少しだけ詳しく見てみましょうか。

 

4/1~4/9のTECLと疑似TECLの動きチェック

 

f:id:okometsubu-blog:20200412205553p:plain

 

こう見るとほんのり差異が生じているのが分かります。4/3と4/6で乖離していますが、4/7の時点でほぼイコールとなっている、つまり乖離を修正している動きが取られていそうですね。

 

そして4/8~4/9は乖離が続いている状態であると。4/8の乖離でTECL側が下回っていますので、その分を取り戻すべく、4/9はTECL側の上昇率が大きかったことが考えられるでしょう。こうなると、4/10か翌日ぐらいの時点も見た方がいいかもしれません。私の予想ですが、恐らく4/10か4/11とかその日ぐらいにTECLはXLK3倍よりも値上がり率が高い状態でスタートするはずです。もしお時間があるようなら確認してみてください。恐らく、その時でも

 

TECLがまた乖離した!やっぱり信用ならない!

 

という情報が飛び交うかもしれませんね。でもね、乖離は起こさない運用をして頂くのが一番なので、そういう意味でも本当に信用があるのか不透明なのは否めません。私も余裕があったら翌日のお昼とかにチェックするかもですが、恐らく乖離修正が入った動きになると思っています。

 

一応、4/1~4/9までの以下はXLK3倍とTECLの差を調べました。一番上の4/1の株価をXLK3倍と一致させて記載しています。

 

 

  TECL 疑似TECL(XLK*3倍) 乖離値
2020-04-01 76.540001 76.540001  
2020-04-02 81.7778367347848 81.910004 -0.132167265215159
2020-04-03 77.791856980359 78.1141012654387 -0.32224428507979
2020-04-06 97.6833482795164 98.1085371179106 -0.425188838394163
2020-04-07 95.4330754124794 95.4712107567723 -0.03813534429284
2020-04-08 102.775266491059 103.171069494606 -0.395803003546703
2020-04-09 102.890463565605 103.243731335766 -0.353267770161693

 

割と乖離は発生していますが、4/7で乖離値の差がほぼ無くなっており修正された動きをしたことが分かりますね。

 

正直、修正が入るのであればこの程度の乖離であればそこまで気にしなくてもいいかなと思った次第です。過去記事を参考にいただけると分かりますが、2020-03-162020-03-17の乖離がとてつもなく大きかったですが、翌日には修正されました。なので、Direxion社が頑張ってくれるのであれば放置でいいかなと思っています。

 

但し、先ほどもお伝えした通り、Direxion社がリーマンショック級程度でも耐えられるかどうかが未知数です。最近は楽観ムードになっていますが、今後更なる暴落が発生する可能性は十分あると思います。通貨がインフレを起こして株価は問題ないけど紙幣の価値が下がるというのが起こったら楽観ムードでも良い気がしてますが・・・さっぱりわかりません!

 

一旦私はこのまま引き続きTECLとSPXLを運用することになると思います。

 

というわけで、本日はここまでと致します。

 

f:id:okometsubu-blog:20200412212351j:plain