こんにちは。okometsubuです。
いきなりで大変恐縮ですが、私は税金に対してほぼ無知であり、この記事に書かれていることは正しくないかもしれません。予防線を張ってすいません。気になる方は最寄りの税務署に確認頂くのが確実です。私自身がこれから初めて海外ETF(SPXL)を購入する上で注意事項をまとめる必要があると感じ、調べた内容をまとめます。
外国株を買う際、十年ぐらい前までは「一般口座」しかなかったため、確定申告を毎回行う必要があったそうです。しかしながら昨今では「外国株式特定口座 源泉徴収あり」が対応したことから、株の売買に関する利益については証券会社側が勝手に計算してくれるため「確定申告不要」で対応可能になったとのこと。便利な世の中になったという感想がいたるところで見受けられました。
しかし、それとは別に「外貨」についての税金が非常にややこしく、現在も尚、自分で記録・管理しないといけない状況にあるようでした。この「外貨」には一体どのような問題が潜んでいるのでしょうか。
外貨の税金の考え方について
外貨を保有すると、以下の2つの税金が発生する恐れがあるようです。
- 為替差益による雑所得
- 利息による税金
後者については利息分についての税金20.315%が発生するものです。これについては源泉分離課税のため基本的に自動で計算してくれるため考えなくてもいいとのこと。
問題は前者についてです。これは例えば1ドル=100円で購入後に1ドル=110円で売却したら10円儲かるのでその利益が雑所得に当たるようです。これを為替差益と言います。為替差益についての考え方自体は単純で分かりやすいですが、海外株を購入したり売却したりするときにも出てくるので非常に厄介に見えました。例えば、以下はあくまで私が調べて怖いなぁと思った事柄ですが、以下のタイミング全てで為替レートを控える必要があるかもしれないという点です。
私が面倒くさいと思っている部分
- "外貨決済"をする場合に円からドルに切り替えた時点の為替レート
- 上記のドルを用いてSPXLを購入した時点の為替レート
- SPXLを売却した時の為替レート
- ドルを円に戻す際の為替レート
- SPXLから分配金(配当金)を受け取った時点の為替レート
上記を行うたびに為替レートの差異から為替差益を算出する必要があるとか無いとか。
しかしながら、調べていく内に、1~4については特定口座で運用する分には上記気にしないで良さそうなことが記載されていました。以下たわら男爵氏のブログより引用。
米国ETFの為替差益課税は心配無用 - 40代でアーリーリタイアしたおっさんが たわら先進国株でベンツを買うブログ
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-482.html
●設例
1株60ドルで買ったVTを1株60ドルで売った。
ただし、為替は、購入時は1ドル100円だったが、売却時は1ドル120円だった。このとき、購入時の円貨換算時のVTの時価は6000円であり、売却時の時価は7200円です。
上記の記事では、この1200円は為替差益のため、雑所得になり、確定申告が必要であると理解していますが、この点の理解が間違いです。特定口座内で管理する限り、単純に、1200円の20.315%の源泉徴収税が差し引かれるだけです。
正確に言えば、売却代金60ドルから、1200円の20.315%=247円=約2ドルが差し引かれた58ドルが特定口座に入金されます。
※分配金は、日本国による源泉徴収課税の前に米国による源泉徴収課税がなされますが、譲渡益には米国による源泉徴収課税はなされません。
上記により、1~4は解決しました。但し、注意点として以下についても記載されていました。
円転する場合は、売却後に直ちにしないとまずい(売却代金をドルのまま数年間放置し、円安時に日本円に戻すと、その為替差益に課税されるおそれがある)
特定口座で運用し、海外ETFを売却日に直ちに円転すれば特に問題なく運用できるとのこと。円転することは遠い将来になると思うので、一旦は覚えておくにとどめておくと思います。
※2020/01/08 追記
1.と2.の作業について、「1.」を行った同日中に「2.」も行わないと為替レートが変動し、為替差益が発生してしまうため雑所得が発生しますので注意が必要です。「1.」と「2.」の作業、および「3.」と「4.」が同日中であれば雑所得が発生しなくなります。
その他の注意点として、外貨決済した際にドルが余ることがあると思います。その場合は海外株の取り引きを行わずにいずれ将来円転することになるので為替差益が発生することになります。つまり、1.と4.の時の為替レートを覚えておいて、自分の手で最後に為替差益を計算して、雑所得として計算する必要がありそうです。
しかしながら、これを回避する方法があります。余ったドルを同日中に「外貨建てMMF」に投資するのです。外貨建てMMFとはなにか。これについてSMBC日興証券サイトより引用させて頂きました。
外貨建てMMF│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ka/J0139.html
MMFは「投資信託」という銘柄に投資する形となります。これは元本割れする可能性がありますが、その可能性はかなり低く、銀行に預けているように投資できるらしいです。※Google先生調べ
「投資信託」なので、MMF売却時は源泉徴収税が自動で差し引かれるため税金を考慮する必要が無いとのこと。また、売却後は先ほどと同様、同日中に円転、もしくは別の銘柄を購入することで雑所得のリスクを回避できると言うわけです。なるほど。私の場合はMMF売却後は同日中に円転で手じまいにするか、SPXLを同日中に購入すればいいわけです。
但し、「外貨建てMMF」にもデメリットがあります。
- 可能性は低いが原価割れする可能性がある
- SBI証券の場合、一度外貨建てMMFを売却してから他の株式やETFを購入する必要があるため手間が増える。営業時間内じゃないと売却してからETF購入までタイムラグが発生しそう。SBI証券の米国株の営業時間は23:30~06:00までなのでなかなかしんどそう
- 一度MMFを売却するため、ここで為替差益が発生。円レート次第では「円」で税金を取られてしまう可能性あり。但し特定口座であればその計算は自動で行ってくれるため確定申告不要
当日中に米国株の取引きと余ったドルをMMFに入れようとすると、営業時間内に行う必要があるという解釈でいいのかな?もしそうなら、営業時間が23:30開始とか眠いし、06:00終了だと朝早すぎて起きれない・起きてもまともに頭が働いていないので投資関連処理をするなら05:00起きになりそう。マジっすか?!
米国株クラスタの人はこの時間帯に取引して雑所得を回避しているのでしょうか。本当なら辛すぎてヤバそう。
最後のMMF売却時は注意が必要で、ここで為替差益が発生します。問題なのは、ドル自体をMMFから外国口座に戻すだけなのですが、為替レートがMMF購入時と売却時で為替レートに差が発生し、MMF購入時よりも円安になったりすると、その分日本円で税金が取られてしまうという事です。円転しなくても税金だけ取られる感覚です。とはいえ、MMF売却時の為替レートで海外株を購入することになるはずなので、海外株を購入した時の為替レートがそのまま引き継がれるはずです。将来的に発生する税金をこの時点で取られるだけという点になるかなと思っているので仕方ない部分だし、一方的に損するわけではないので理不尽ではないなと思いました。先行して取られるの残念ですがやむなし。また、この点については特定口座であれば勝手に計算してくれるので手間としては気にしなくていい部分のようです。助かります。
※2020/01/07 取り消し線部分修正・追記 ========================
取り消し部分について追記です。為替差益は雑所得となるため損益調整が可能ですが、該当年のみとなりそうです。3年間の繰り越しを行うことはでき無さそうなため、MMF売却から円転せずに他の株式等を購入し、1年間売却しないようであれば、単純に税金を取られるだけになり、一方的に損をすることになるかもしれません。以下freeeサイトより引用
青色申告者は赤字を3年間繰り越せるって本当?注意点とその方法 | クラウド会計ソフト freee
https://www.freee.co.jp/kb/kb-blue-return/deficit/
損失申告できない所得
以下所得については、そもそも損失が出ないという前提があるため、損失が出ても、原則繰り越すことはできません。
- ・利子所得
- ・給与所得
- ・退職所得
- ・配当所得
- ・一時所得
- ・雑所得
これはMMFに限った話ではなく、米国株やETFを売却時にも同様のことが言えます。まぁ勝手に税金分も計算してくれるので一旦ここは目をつぶりましょう。つぶるしかない。もしくは、MMFの購入は諦めて余ったドルだけ外国株式口座にプールしておき、円転するときまで手元に控えておく方が無難かもしれません。あれ、外貨建てMMFって結構危うい商品かもしれません・・・
※2020/01/07 修正の修正
再度の訂正で申し訳ございません。外貨建てMMSの売却時はそもそも源泉徴収税が引かれるだけでした。上気の雑所得部分はあくまで「ドル」を円転したり何かしらの銘柄を購入したタイミングで発生するものと思われます。その場合は「ドル」を入手したタイミングの為替レートと何かしらの銘柄を購入した際の為替レートにて為替差益が発生、雑所得となるためその場合は3年の繰越は駄目そうだと思います。
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もしくは、私は「外貨建てMMF」については余ったドルや分配金で出たドルだけを入れる端数入れ装置として考えているため、最悪マイナスになっても良いかなぁと言った具合です。それなら他の商品を購入しても良さそうですが、余りのドルでも簡単に買えるそうなので一旦ここにプールすればいいかなと。
そもそも"外貨決済"ではなく"円貨決済"をするだけで、上記のような煩わしい運用は無くなり、税金についても特定口座内で勝手に計算してくれますし、売却時に直ちに円転をする等の考慮が無いため、脱税リスクを考えるのであれば"円貨決済"は十分選択肢に挙げられると思います。
"外貨決済"をするメリットはSBIネット銀行で1ドル4銭でドル転できるためであり、SBI証券とSBIネット銀行を使わない、他の証券会社であれば基本"円貨決済"でいいんじゃないかなぁと思いました。1ドル25銭と約6倍必要ですが、1ドル100円の場合で1000万円購入したら25,000円の費用なのでそこまでバカ高いわけではないです。4銭だったら4000円で済むのでその差額と手間・安全セットとどちらを取るかという感じでしょうか。
当然、株式購入時の為替レートが不利になったりする場合があるので一概には言えませんが、手間だけ考えたら"円貨決済"だけ使えばいいんじゃないかなぁと思った次第です。
ともあれ、私はSBIネット銀行でドル転して"外貨決済"をして、余ったドルを「外貨建てMMF」を購入することになりますが、MMFはSBI証券だと4種類あるようです。私は「ブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンド」を購入してみようと思います。4種類程あって、その中で一番利率が高いらしいです。その分リスクもあるようですが、端数入れなのでどこでもいいかなぁと言った具合です。
というわけで、私が海外ETFを購入する場合は次のようにしようかなと思います。
気を付けてこの手順で購入します予定表
- SBIネット銀行でドル転をして1ドルの手数料4銭でドルを購入
- 当日中にSBI証券にドルを入金
- 当日中にSPXLで検索して銘柄購入
- 余ったドルを当日中に「外貨建てMMF」に投資。足りない場合は追加で1.~2.の手順を実施してMMFに投入
- 数か月後の次回、SPXLを購入する場合、「外貨建てMMF」を売却し、SPXLを購入する。但し、少額しかなかったらここは無視して1.から手順を踏むかも
- 将来手じまいする場合、最後にSPXLとMMFをすべて売却し、当日中に円転をする
正直、「当日中」という条件が割と厳しいですが、23:30~24:00までに一気に上記の取引を終えればやれなくは無さそう。ただ、外貨建てMMFは14:30以降は翌営業日発注なので日にちがずれて為替レートが変動しそうな気がしますがどうなんでしょうか。よく分かりません。一応Google先生調べでは上記で問題なさそうでした。
※2020/01/07 追記
営業時間内の、23:30頃に試した所、無事、外貨建てMMFを購入出来ました。
これでおそらく、雑所得は発生しないで行けるんじゃないかと思います。とにかく余ったドルを口座にそのまま入れるのではなく、何かしらの銘柄にすぐに投資することが重要ということです。
しかしながら、他に気を付けなくてはいけない問題が浮上しました。分配金についての取り扱いについてです。
分配金(配当金)を受けた場合
SPXLは4半期に1回、分配金が出たりでなかったりするそうです。また、分配金が出る日は事前に分からないっぽいです。私の調べ方が不足しているかもしれませんが、過去に調べた限り、次回の分配金発生日が分かりませんでした。
そしてその分配金が出る日に為替レートを記録しておく必要があります。
この日の為替レートでドルを入手していることになるため、受け取った当日中に円転やらMMFや海外株等の銘柄を購入する必要があるというわけです。もしできなかった場合、翌日以降に円転する場合や株式購入時での為替レートに違いが出ると為替差益が発生します。そのため、自分で雑所得として確定申告をしなくては行けなくなります。この利益が20万円以下であれば、大体の人は確定申告不要となりますが、私の様に他の要件、例えばふるさと納税等で確定申告をする人は、たとえ少額であっても為替差益で利益が出た人は確定申告をしなくてはいけません!
また、大体の人は20万円以下で確定申告は不要とお伝えしましたが、住民税の支払いは必須です!
つまり、
「20万円以下だから確定申告しなくていいや」
ってなった人、例えば数百円でも為替差益により利益が出てしまった場合は住民税の支払い申請を行う必要があるようです。
先程もお伝えした通り、その確定申告やら住民税の申請を回避する方法があります。分配金が出た日に直ちに円転するか、先ほどのMMFやらお目当ての海外株銘柄を購入すればいいんです。3ヶ月に1回チェックが必要ですね!!
控えめに言って、
クッソ面倒くさそう!!!!!!
えぇ・・・嘘でしょ・・・。海外ETFや米国株とか買ってる人って、3ヶ月に1回、こんな面倒な事してるんです・・・???
え、マジで???
まず分配金が出る日が明確じゃないのがもう面倒くさい。おそらく3ヶ月後のこの日だろうと目星をつけてGoogleカレンダーとかに予定を入れる必要があります。SPXLの場合は分配金が出ない場合もあったりするようなのでもう気が気じゃないかもしれません。
それに加えて営業時間が23:30~06:00なんですよ・・・?大変すぎる・・・。
つまり、分配金が出たその日にMMFへの購入やら円転出来なかった場合は為替レートを控えて記録する手間が発生します。それに加えて、米国株やってる人は全員が全員、確定申告か住民税の申告が必須となるってことですよね?大変すぎませんかね・・・。
※米国株等を購入している人は外国税額控除申請で確定申告をすると思うので、基本的には米国株投資家は皆、確定申告しているとは思いますが一応記載。さらに言えば、確定申告すれば住民税の申請を別途行う必要は無くなりますので、手間だけで言えば為替レートを控える作業のみとなりそうです。
正直、にわかには信じられません。私の調べ方・考え方が間違っているでしょうか。最近大人気の米国株や海外ETFをやってる人はすべからく、みなさん本当にやってるんでしょうか・・・?
恐らく発生するタイミングとしては、
- 分配金を受け取る当日中にMMFの購入や円貨決済が出来なかったとします。この日の為替レートを控える必要が出る。
- 翌日以降、米国株等を購入すると、分配金の日と購入日による為替レートの違いにより為替差益が発生。雑所得として自分で計算する。
- 翌年、上記の為替差益が発生した分、確定申告または住民税の申告を行う。
この為替差益は「ドル」自体に変化が無くても、「ドル」を使って米国株やMMFを購入しても、「ドル」を「円」に変換しても、分配金を受け取った日と米国株等を購入した日や円転した日で為替差益が発生するはずです。
あまりにも信じられなかったので調べを進めたところ、以下の記事では上記色々書いたことが不要となると税務署から回答されたケースもあるようです。以下シータ氏のサイトより引用。実際に税務署の人に聞いた内容を記事にされています。
米国株の確定申告|売却・配当金・待機資金まわりの為替差益【税務署で確認済み】 | つみたてシータ
https://crypto-theta.com/usstock-tax-fx/
今回のポイントなのが、「待機資金での米株購入、配当金での米株購入は為替差益を認識しなくてOK」という点と「外貨定期預金」以外は為替差益を認識しなくてOKの部分です。つまり、先ほど私が書いた記事の内容にはならないそうで、分配金や昔に購入した日の為替レートを管理する必要はないそうです。これなら本当に管理が楽で良さそうです。やったぜ!!!!
しかしながら、更に同記事を読み進めてみると、クロスパール氏が税務署の人に問い合わせた所、違う回答を得られたと記事にありました。以下ツイッター内容を引用させて頂きました。引用文にでてくる「2番目」は"待機資金での米株購入、配当金での米株購入は為替差益を認識しなくてOK"の部分に対するツイート内容となります。
たぶんですけど税務署員によって回答は違うと思います(本当はダメなんだけど)
私が確認したところだと2番目は早めにしてくれたら為替は気にしなくても良いという回答でした(早めっていうのも微妙)
他方銀行でも聞いてみたら平均取得レートを計算しないといけないと回答
結局やる時に要確認かな— クロスパール@ローコストで豊かな生活 (@crosspearl01) November 19, 2019
この回答は先ほど私が書いた記事に近い内容になっていますが、「当日中」に円転やらMMFへの買付を行わなくても良く、「早めに」、おそらく数日以内、さらに言えば為替のレートが大幅に変わらない期間の内に分配金を円転やMMFの買付すれば問題なさそうな気がしました。税務署で回答が異なるのでどうしたものかという感じです。ただ、おそらく法的には「当日中」に行い為替レートが変動しない内に取引を終えるのが絶対正義だとは思います。そして、「早めに」で良い理由は、そこまで細かい部分まで追ってしまうと税務署の仕事が大変すぎて税務署の労力が回らないからとりあえずOKが出ている、と思われます。※個人の感想です。
上記の理由により、現実問題としてシータ氏の案を採用できると、一切の管理が不要で超らくちんです。クロスパール氏や私の記事の内容を採用すると3ヶ月に1回、分配金が出たら「早め(おそらく数日以内)」に円転やMMFの買付、海外株等の買付を行わなくてはいけない、ということになりそうです。おそらくどちらの案も現実的に見れば正解で、より確実に行くなら後者の3ヶ月に1回チェックを入れるのが理想という感じだと思います。※個人の感想です。
ちなみに「外貨建てMMF」の場合は自動で再投資されるそうなのでその心配はないそうです。それについては安心しました。但し途中で解約すると翌営業日に分配金が出るそうなのでそこだけ気を付けないといけないかもです。翌営業日なのでここは管理し易そうですね。以下楽天証券のサイトより引用。
外貨建てMMFの分配金はいつもらえますか?|よくある質問|楽天証券
https://faq.rakuten-sec.co.jp/faq_detail.html?id=2433003
毎日決算を行い、換金のない場合は月末にその月の分配金の合計額から税金を差し引いた額を再投資します。
月の半ばで換金された場合は、約定した翌営業日にその月の分配金を受け取れます。
さて、もし本当に分配金に対しても為替レートの管理が必要になったら、私の場合は「SPXL」だけですので、管理は他の海外ETF購入者に比べて非常に楽になると思います。1銘柄で済みますから。これが10銘柄、20銘柄と買っている人は、全ての銘柄の分配金の日とその時の為替レートを控えて管理しなくてはいけなくなります。
「米国株の配当金で不労所得目指すぜ!」
って人を多く見たことがありますが、全ての銘柄を3ヶ月に1回計算するのはさすがに辛そうです。というより、投資に詳しい人や投資ブロガー等を除いて、こんな面倒なことをやってる人はいない気がします。こんな面倒なことがあったらここまで流行っていないと思われますし(※おそらく)、知っていたら海外株を始める人も始めなくなると思います。なので現実的にはシータ氏の案で世の中が回っていると考えて良いかもしれません。※しつこいようで恐縮ですが、個人の感想です。
上記より、やはり私は「投資信託」にて先進国株式やS&P500を購入するのが一番労働力も少なく、再投資の労力も無く、税金対策も不要で最適な投資先ではないかと再認識しました。まだ始めてもいないですが海外ETFが嫌いになる人の気持ちがとてもよく分かりました。これは初心者は怖すぎて始めたくないですね。しかも気づかないで始める人は知らない内に脱税してましたってことになりかねないのが怖すぎる。
私は税金について素人でどれが本当かよく分かりません。おそらくどれも本当のことなのでしょう。なので何があっても問題が無いように為替レートの管理はしておこうかと思います。私自身はブログ等で雑所得が発生しているので、後は為替レートの差分を損益計算に加えるだけなので比較的楽かなぁと思った次第です。すべての銘柄の分配金を当日中にMMF買付等を全て行うのは現実的にかなり困難だと思いました。
とはいえ、配当金等の税金の、それも為替差益部分になるので、本当に微々たる税金になる気はします。なのでもし注意されたら訂正すれば少し多めの税金を払って次回から気を付けてね、で終わる気はしてます。さらに言えば、少額すぎて現実的にはそこまで行かない、指摘される段階までこないはずです。ともあれ、少額な状態に持っていくには、やはりなるべく早めにドルを口座に置くことは控えてMMF等に投資するのが一番だと思いました。
物凄く面倒くさそうですが、それでもやはり私は「SPXL」に投資します。このような調査や管理等の多少の労力は副業の労働力とみなします。使える余剰資金が少ないため、とにかくリスクを多少増やして利益を増やしていきたいのです。ただ、ちょっと気になっていた他の海外個別銘柄を購入する気力は無くなりました。スケジュール管理が難しすぎる。
最後にまとめます。私の感想が強く入っています。自分用メモです。
海外株購入時まとめ
以下何れかの対応を迫られることになるはずです。どれを選択するかはその人の考え方と、お近くの税務署職員に確認した上で行うことになると思ってます。
- 脱税が怖くてしょうがない場合は"円貨決済"で海外株を購入すること
- 脱税が怖いが、4銭の安い手数料でドルを仕入れて海外株を買いたい場合は、「当日中」にSBIネット銀行でドルを購入し、「当日中」に海外株を購入し、余ったドルは「当日中」に円転するかMMFを購入すること
- 「当日中」が難しいようであれば「数日以内」、出来れば翌営業日等ですぐさまMMFや円転、別の海外株を購入してとにかくドルを口座に保有することを早期に回避する
- 皆そこまで考えていないし、大多数は気にせずやってるのでまぁ大丈夫だろう。税務署の人も大丈夫と回答の備忘録(ブログ)もあるからへーきへーき、と思える場合は安い時期にドルをSBIネット銀行で仕入れて、任意のタイミングで海外株を購入し、余ったドルをMMFに購入する。為替差益は気にしないで進める。
安全に行くのと、手間を考えるなら円貨決済で良さそうです。私は試しにドル転して買って、余ったらMMFに入れたいと思います。一回やってみたかったので。ドル転。
続いて分配金が出てしまった場合のパターンです。
分配金購入時まとめ
こちらも何れかの対応が迫られると思います。
- 脱税が怖くてしょうがない場合は分配金が発生したその日に確実にMMFを購入するかお目当ての海外株を購入するか円転する。
- 翌日以降になってしまったら、分配金がでた日の為替レートを確認し、翌日以降にて行うMMFを購入する日や円転をする日の為替レートと照らし合わせて差分を出して雑所得に計上する。
- 「数日以内」なら問題なしとなった場合には、なるべく早期にMMFやらお目当ての株を購入してとにかくドルを口座に保有することを早期に回避する。
- まぁ別に何日経ってても大丈夫でしょう(以下略)と思える人は特に気にせずそのままにしても問題としない。
どんなに頑張っても、3番目の「早めに対応」する、というのがになると思います。これが一番無難なんじゃないかなぁと思っていますが、極力1番目の分配金が発生したその日にMMFを購入できればいいなぁと思ってます。
実際問題、今は大丈夫でも、将来ダメになる場合もありそうですし、マイナンバーを登録したことで細かい部分まで後から見られる可能性も捨てきれません。海外株を買うのは本当に神経と分配金の税金と確定申告の手間(外国税控除申請でほぼ必須と思ってます)と再投資の手間もかかって大変です。特定の米国株や私のようなSPXLのレバレッジを効かせた商品を購入しないでETFを買ってるだけの人は本当に投資信託を、例えば「eMAXIS Slim 先進国株式」とか「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」とかを買った方が幸せになれると思いました。「eMAXIS Slim 先進国株式」とか「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。大事なことなので2度言いました。
というわけで、引き続き投資信託の「eMAXIS Slim 先進国株式」をメインに進め、「SPXL」をさらなるリスク資産として始めてみようかなと思った所で今回はここまでといたします。どうせ中年以上になったら「SPXL」の手間と気力の衰えに加えて高値になった所で怖くて全部売って辞めてるはずだからヘーキヘーキ!!