【SPXL_SSO】世界恐慌時に毎月積立投資をしたらどうなるか確認します

こんにちは。okometsubuです。

 

私は「世界恐慌」に対して異常なまでに恐怖を覚えています。このレベルの暴落が発生した場合、どうあがいても現在投資している金額は全て無に喫するためです。復活するには等倍商品(VOO等)でも20年以上は必要と言われています。3倍レバレッジの場合は50年以上です。寿命で朽ち果ててしまいますね。

 

では、「世界恐慌」が発生した時にSPXLや値動き2倍のSSOがあった場合に毎月積立投資を行った場合はどうなるでしょうか?実はこれ検証して無かった気がしたのでじっくり見たいと思います。

 

世界恐慌」は先ほど述べたように、世界恐慌直近高値で購入した場合、S&P500は20年以上戻ってきませんでした。本来、積立投資は下げトレンドからの上げトレンド後に売却するのが一番の理想であるため「世界恐慌」開始時から買うのは非常に理想的であると私は考えています。

 

しかしながら、復活まで20年、SPXLがあった場合は50年以上復活しない(※そもそも商品が無くなる程の下落)の状況下で積み立てた場合はどうなるだろうかを見るというものです。以下世界恐慌時にSPXLがあった場合の過去記事です。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

現実問題として米国株のSPXLやSSOを積立投資すると手数料がかなり発生するため「iFreeレバレッジ S&P500」がターゲットになるでしょうか。残念ながらこれらの商品は手数料無料ではないです(2020年5月現在)。

 

よって、iFreeレバのS&P500をSSOと同義として見る予定です。SSOはSBI証券等のメジャーな証券会社じゃ現状購入できないのも私の中では投資対象外かなぁと言った具合です。

 

もし今回のコロナショックが「世界恐慌」レベルの引き金になった場合の恐怖への対策というわけですね。本当はTECLも確認したいのですが、当時は指数となるXLKすらないので断念。悔しいですがSSOとSPXLで満足することにします。

 

というわけで、SPXLとSSOの疑似データを作って、「世界恐慌」の直近高値から積み立てた結果を見たいと思います。疑似データのルールは以下過去記事を参照ください。 

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

ザックリ見たところSSOの値動きは「1.985×値動き + 0.00006739」で行います。取得する期間によりずれますが、まぁザックリでいいんですこういうのは。(※素人目線の発言)

 

というわけで、早速見て見ましょうか。期間は寿命を考えて30年積立として見ます。登場人物は以下の通りです。

 

  • ^GSPC(S&P500)
  • 疑似SSO(S&P500の値動き2倍銘柄)
  • 疑似SPXL(S&P500の値動き3倍銘柄)

 

世界恐慌開始(高値)から30年間、毎月積立した場合

1929-09-03(高値)~1959-09-02(30年後)として、毎月100ドル投資した場合で見ます。

 

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終結

  • SPXL:37.77倍
  • SSO:15.84倍
  • S&P500:3.99倍
  • 積立額:36100ドル

 

これは本当に嬉しい結果となりました。今現在が「世界恐慌」であった方がむしろ嬉しい結果となり得るお話です。もし仮に毎月100ドル投資していた場合SPXLは約136万ドル、1ドル100円としたら1億3千万円です。凄いですね!

 

そして値動き2倍のSSOも悪くないです。というかかなり良い。30年後には約57万ドル、5700万円ですからね。これだけあれば老後は相当ゆとりがありそうです。

 

これなら本当に、今「世界恐慌」が発生してほしいと願ってしまいそうです。「世界恐慌」レベルの暴落が10年に1度起こることは早々ないでしょう。何故なら世界恐慌で既に暴落しきっているためもう下がらないからです。後はその後に復活する力が米国にあるかどうかという点だけを信じられるかどうかというお話になります。

 

とはいえ、最後の10年が物凄い伸びているという点に注意でしょうか。世界恐慌は20年以上は低迷期が続くことが分かっています。では、20年の積立期間だったらどうなるかを見て見ましょう!

 

世界恐慌開始(高値)から20年間、毎月積立した場合

1929-09-03(高値)~1949-09-02(30年後)として、毎月100ドル投資した場合で見ます。

 

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終結

  • SPXL:1.17倍
  • SSO:1.42倍
  • S&P500:1.30倍
  • 積立額:24100ドル

 

この時を見て見ても、10年に1度は下落してる感じですね。世界恐慌中でも10年に1度の下落というのは割と正しいなぁという感想を持ちました。

 

さて、「世界恐慌」レベルの場合は株価は20年間は戻ってきません。但し、もし仮に20年前の世界恐慌発生直前の高値の時にSPXLに一括投資をしてしまった場合、50年以上戻ってこないことを考えると相当嬉しい結果と言えるのではないでしょうか。

 

この結果から、レバレッジ商品を積立投資するタイミングは暴落が発生したタイミングで行うのが一番理に適っていると思いました。とてつもなく安心できます。結果論ですが、等倍商品を積み立ててもレバレッジ商品を積み立ててもそう結果は変わりませんでした。

 

結局、レバレッジ商品というものは出口戦略がとてつもなく難しい商品ということです。売却時に暴落してたら、そりゃあレバレッジ商品が圧倒的敗退を喫することでしょう。

 

なので、ある程度過去の結果を見て、現実的な値を自分の中で持っておいて、その額に到達したら全て売却するぐらいの気持ちがあった方が良いと思います。もしくは、10年後に有無を言わさず一旦売却して、満足しなかったらVOOとかQQQに入れるとかも良い気がします。

 

とにかく10年後の時点次第だと私は感じています。10年後に株価が振るわなければ、逆にそこから更なる下落の大きさは低いと判断して投資し続けます。10年後にバブルで株価が大幅に上がっていたら安全のため一旦売却です。その判断はどうせ10年後です。今考えても絶対忘れるのでその時考えることにします。イメージはS&P500を20年積み立てた結果を超えたタイミングでレバレッジ商品を売るのはアリかなとボンヤリ思っています。そうすれば10年の投資人生を圧縮することができますから十分な結果ではないでしょうか。

 

これらはS&P500やらSPXL、SSOでの結果ですので、もし将来20年、30年でハイテク株、TECLとかXLK、QQQがS&P500指数よりも伸びるようならもっと嬉しい結果になるかもしれませんね。ただ、今逆にNASDAQが株高になっています。高い所で積み立てると将来ちょっと残念なので、今伸びるのはあんまり嬉しくないかもしれないですね。

 

結局ハイテク株を積み立てたとしても10年後にならないと方針が固まらなさそうということだけ覚えておくことにします。10年後。覚えてるかなぁ。ブログが存在していたら検索して見て見ようかなと思います。そもそも今回のコロナショックが「世界恐慌」まで行かなきゃ意味ないですけどね。

 

というか、冒頭で述べたように、「世界恐慌」レベルの場合は商品が無くなっているのでゲームオーバーです。但し、「世界恐慌」の場合は3年で底についてるので、最悪3年分の積立投資額だけの損害で済みますので命は守れそうですね。そのまま突き進むかどうかは悩ましい所です。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

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