こんにちは。okometsubuです。
今回はグローバルバランスファンド5.5倍についてのお話です。
最近「dポイント投資」が改悪になりました。ブログには書いてませんが、ちょいちょい試しにやっていたものです。これは半日程度先読みして株価を知った上で投資するかどうかを判断できる反則技みたいなものでしたが、このサービスの穴がふさがれて改悪したので止めようかなと。
dポイント投資自体は継続するのでそのまま「アクティブ」等で投資を続けることができるのですが、THEOのサービスに基づくものであり、ロボアドバイザーによるものです。私はあまり調べていませんがロボアドバイザーの実力自体は疑っていません。しかし単純に信託報酬が高すぎるという思いから不要と常々思っています。
なので、dポイントは以下の方法で還元率を出来る限り削減しながら現金化する予定です。以下過去記事。ちょっと手間ですが、上手くすれば100%の還元率が達成できます。
さて、ということで、手元にdポイントが約6万ポイントあるのですが、これをどうしたものかというのが今回の真の議題です。
で、今考えているのは「全世界株式」か「レバレッジバランス商品」かのどっちかにいポイっと丸投げしてみようかなと考えています。
何故そう考えているかと言うと、
- 面倒なので「dポイント投資」を続けるとバランスファンドへの投資となるため、その代替銘柄を探していた
- 投資額が人生に影響を及ぼすお金じゃないため今から30年間引き出す必要が無いこと
- 今後10年間は「米国株」より「全世界株(米国除く)」の方が高パフォーマンスになりうるレポートをバンガード社が出しているらしいこと
- 全世界株式なら20~30年投資しておけばまず間違いなくプラスになると確信していること。
- 「レバレッジバランスファンド」は所謂「リスクパリティポートフォリオ」に対してレバレッジを掛けているものであり、暴落に対する耐性が高く、長期で見たらかなり伸びることが期待できること。
- 但し、レバファンドの実力は未知数であるため、「実験場」としても兼ねて私がみてみたい
- どちらも長期投資を目的としているため、「積立投資」ではなく「初手一括投資」という位置づけでズバッと買うなら、この二つのどちらかがいいかなと感覚として思った事
世界株式(米国株除く)について、りんりさんのブログに詳しく記載されていました。以下ブログ内容を引用させて頂きます。
【バンガードの最新レポート】今後10年間の予想リターン 米国株式は3.9%~5.9%【S&P500/VOO/VTI】 : バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
http://etfsp500.com/archives/25113017.html
今後10年間の予想リターン
2020年6月30日時点から、10年間の年率換算名目リターン予測は以下の通りです。
株式市場のリターン以下のとおりです。()は予想ボラティリティ。
米国株式 3.9%~5.9% (17.9%)
~~(中略)~~
全世界株式(除く米) 7.4%~9.4% (18.6%)
米国株は停滞するんだそうな。感覚わからなくもない。元ネタは以下のようです。
バンガードの最新レポート
米バンガードの最新のレポートを紹介します。
https://advisors.vanguard.com/iwe/pdf/FAVEMOBF.pdf
今から「積立投資」でもない「一括投資」という考えで投資するのであれば、全世界株も悪くないかなと思っています。積立なら安く仕入れられる期間10年と考えて米国株に積立投資するのも悪くはない気はしますが、今からなら全世界株(米国含む)に丸投げが安心感は高そうというその場その場のクッソ適当な考えから来ています。
要するに長期運用の場合で最終的にどっちが株高かって考えることです。1倍インデックス投資だと私の場合は30~40年後に引き出すことになるでしょうから、近場の10年間の良し悪しは実は関係なかったりします。
が、それが顕著に表れるのが「積立投資」の場合であり、一回買って、それっきりケアをしない、という発想の場合は最初の10年目で伸びる方に賭けた方が安全性は増すという意味合いを今回込めています。多分。どうだろう。
で、その対抗馬として突然何故「グロバラ5.5倍」の話になったかというと、私のブログのコメントで実際に投資されている人のコメントを色々聞いて、面白そうだなと思ったからです。以下コメント内容を引用させて頂きます。
5.5倍の債券については,SPXL:TMFポートフォリオに比べて,400%というほど多くの債券リスクを持っているわけではないように感じています。
というのは,超長期だけでなく,2年や10年ものもそれなりに持っているからです。
~~
グローバル5.5倍で加重平均して想定デュレーションを出すと9.94年,ほぼ10年でした。
~~
TMFの元となるTLTのデュレーションは10月16日時点で19.04 年でした。
(あれ?数年前は17年ぐらいだった気がします。)
私も素人なので,よく分かりませんが,デュレーションが金利に対するリスクを指しているなら,TMFのリスク(19.04*300%)/グローバル5.5倍の債券部分のリスク(9.94*361%)=1.59となり,同じ金額を投資していたら,TMFの方が60%ぐらいリスクが高いということになりそうです。
逆に考えると,グロ5.5倍は1買ったら0.62分のTMFを持っているのと同じぐらいのリスクになるのかなと。
「グローバルバランスファンド5.5倍」自体の商品はこちら。日興アセットマネジメント公式サイトより引用します。
グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)|日興アセットマネジメント
https://www.nikkoam.com/products/detail/644943
債券は1倍時に72.7%となりますが、コメント欄からの情報を元に考えると、TMFをデュレーションを考えるとグロ5.5倍は1買ったら0.62分のTMFを持っているのと同じになるそうな。
正直怖いのが、今後の金利上昇に対する債券の成績悪化です。
これについて頂いたコメントから以下のURLも参考にいただきました。以下財務省からの広報誌「ファイナンス」からの引用です。
https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202010/202010m.pdf
年限を長くするほど金利が上昇した場合の損失が大きくなることが確認できます。
うん。凄い沢山難しいことが書いてあったから流し読みしました!!
その中でピンポイントに引用した部分が分かればいいかなぁと言った具合で、グロ5.5倍の債券のデュレーションはコメントで頂いた限りだと大体10年程度なので、その年月分、金利上昇時に損失を被ることになると。TMFの0.62程度のリスクと考えるとソコソコ債券に入っていますが、ここをどう見るか。結局その分の金利上昇とコスト増は発生すると思われます。
ともあれ、私はこの商品が面白そうだなと思った理由は、
- 米国株や債券だけでなく、全世界を対象としている事
- 金やリートも採用しており、所謂リスクパリティ的な発想でポートフォリオが組まれているイメージが強いこと
- 債券も比率が高いが、デュレーションの長さは10年程度であるため被害は軽減されるだろうということ
- リスクパリティポートフォリオはレバレッジを効かせるのが一般的であるらしいということから、5.5倍レバを利かせるのは有効じゃないかと思えること
- 全世界への分散としているため、米国のみに投資するよりリスクを抑えられるのではないか。
という理由からちょっと採用してみたいと考えています。債券の下落は他の「株」「金」「リート」でカバーすれば良いと言う考え方が好みです。
とにかくその様々な種類の投資先を「全世界」を対象に様々な商品にアクセスしている点が良さそうだなぁと言ったイメージ的な発想です。
私が今現在1,000万円程ガツンと投資した疑似RPAR1.5倍ポートフォリオは、結局「米国」に集中しちゃってます。ぶっちゃけ、リスクパリティポートフォリオとしては「弱い」と感じています。であるならば、このグロ5.5倍の商品は、実は私が最も欲していた商品だったのかもしれません。
ただ、1.5倍疑似RPARを採用した理由はそもそも「現金置き場」という位置づけであり、大暴落が発生しても最悪ケースは免れると思ったこそ投資していたことがあります。なので、5.5倍まで行くと目的が異なる投資先になってしまうかなということで躊躇しています。
しかも償還期限が設けられていて、10年しかありません。2029年12月21日までです。
そしてもう一つの懸念材料としてグロ5.5倍は暴落時の底値からの回復は予想通り早いことが今回の「コロナショック」で分かりましたが、「底」の深さはかなり大きめだと言うことです。以下河童さんの記事より引用させて頂きます。
グローバル5.5倍バランスファンドのパフォーマンスと評価 - 個人事業主が節税してインデックス投資
https://secrets2mysuccess.net/all-about-global-5x-balance/
スリム米国株式(S&P500)との比較
株価暴落時の下落率はスリム米国株式(S&P500)より大きかったですが、回復のペースが速いです。レバレッジ5.5倍通りかどうかは分かりませんが、期待できそうな感じです。
要するに、底が深いです。そりゃ5.5倍レバレッジなので危険度は高いと考えた方がいいでしょう。但し、「リスクパリティポートフォリオ」的な発想であり、回復速度と言う観点で言えばかなり早いと思います。実際に上記記事にあるように、S&P500よりも直近高値までの戻りは早いことが判明しています。
当然、結果論です。が、河童さんの記事にあるように、グロ3.3倍の後発の商品であり、「金」にも投資していることから、より洗礼された形で商品が出来上がったと考えても悪い話ではないかなと思った次第です。
「株」「債券」「金」「リート」と4つに投じればどこか上がるでしょっていう感じでしょうか。私の疑似RPARは「リート」部分が「インフレ連動債」になってる感じだと思われます。
これについては私も似たようなことをシミュレーションしました。以下RPARについての記事を引用します。
疑似RPARとIVV(S&P500)比較
2004-11-18~2020-09-29の結果となります。
少し見づらいと思いますが、最後の2020年3月について底の深さは1.5倍RPARの方が若干浅く、そして高値に戻るのはRPARの方が早いことが分かります。
つまり、これは1.5倍レバレッジでこの程度の「底深さ」程度で済みましたが、グロ5.5倍になると、「底」が深いことと、「復活の早さ」が多少遅くなるんじゃないかなと思います。
ただ、先ほどの河童さんの記事にもあるように、復活の速度は十分早いと感じました。また、リスクも株式と同等程度ということです。
ということで、最初に検討した「世界株式100%」か「5.5倍グロバラ」のどちらかに一括投資するのが悪くない選択肢になるのかなぁと思った次第です。
まー、想定外のあぶく銭ということで、実験として「5.5倍グロバラ」にブッパするのがブロガーとして正しいと思ったので、こいつにちょっと投資しちゃおうかなと思っています。とはいえ、10年しか無いのがちょっとなぁ・・・という思いはありますが。
そう。私は流されやすいのだ!!!
一応、それが正しいかどうかというのを考えたり、検証できるなら検証を事前にしてから行いますが、基本的に良さそうと思ったものにすぐ飛びついちゃうのであった。世界株式に投資するかどうかとう検討も、「なんか後10年間は米国より世界の方が良いっぽい!」というレポートを見たからというだけの話ですし、グロ5.5倍も良さそうだなぁとほんわか思ったからにすぎません!!
同じレバレッジバランスファンドの「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド」も成績が近年良いので気になったのですが、米国に特化していますし、株式と債券しかないのが気になりました。債券にレバレッジ掛けてますからね。
グロバラ3.3倍はリートが足を引っ張ったらしく、大幅に下落して値を戻していないと言うことを考えると株式と債券だけでも良い気もしてきますが、今後の金利高を考えると、やはり債券以外の何かを混ぜたいと思うのが人所というものでしょう。債券と金利高のダメージをどうカバーするかが問題になりそうです。
ただ、私は「リート」がよく分かっていないので、そこだけはちょっと怖いかな。代わりの「インフレ連動債」も何となくしか分かってないでRPAR投資してるから、似たようなものか。
・・・と、ここまで書いておいてなんですが、私はこの5.5倍レバ大丈夫かなぁとは思っています。何故なら金利上昇したら、債券だけでなく、単純に「レバレッジ」のコストが上がるため、成績は普通に下がると思っているからです。良くて株式100%と同じぐらいの最終成績になるんじゃないかなぁと勝手ながら思っています。どうなんでしょうね。債券の金利負荷とレバレッジのコスト増。5.5倍もかけたら結構厳しそうな気はしてます。
まぁ、物は試しでやってみましょう!元々「dポイント投資」のTHEOのロボアドバイザーよりマシでしょって考えで導入するので、スイッチング候補としてバランスファンドの5.5倍グロバラがやっぱり最有力投資先だ。
で、「グロバラ5.5倍」試すなら「松井証券」一択でした。現金還元サービスでなんと0.3%の現金還元が得られます。現金還元サービス内容については以下過去記事を確認してみてください。
0.3%還元はかなり美味しい。ヤバイ。dポイント以外でも投資しちゃおうかな・・・
というわけで、近々購入することになったらまた記事にしてみたいと思います。今回はここまでと致します。