こんにちは。okometsubuです。
私は光回線等の月額料金を定期的にクレジットカードで支払っています。但し楽天カードでの決済はせずに別のカードを使用しています。これは楽天はいきなり凍結される可能性があり、理由も教えてくれないという事例が多々あることからライフラインの月額費用を楽天任せたくないという思いから来ています。
そうこうしているうちに「永久不滅ポイント」がドンドン溜まっていきました。特に急いで使うものも無く持て余していた所、以下の運用サービスを見つけました。
永久不滅ポイント運用サービス|クレジットカードは永久不滅ポイントのセゾンカード
https://www.saisoncard.co.jp/point/unyou/
「ポイント運用サービス」は、今まで貯めるだけだった永久不滅ポイントを運用(投資を疑似体験)できる、あたらしいサービスです。
運用する永久不滅ポイントは、日々増減します。
この運用の最大の利点はポイント売却時の利益部分は「非課税」として考えてよさそうな点です。通常の投資信託であれば、利益の20%程度を税金で取られてしまいますが、このポイント投資は売却したものが全てポイントであり、税金分取られないで運用ができるのです。
これは「NISA」と同様の効果を期待できます。NISAは上限枠がありますが、こちらにはそのようなものは無いと思われます。ポイントでそんなに大量に持っている人は稀であると思うための発言です。つまり、NISAをやっている人は追加枠で購入できる認識でいいかと思います。これは嬉しいですね。
実は以前から永久不滅ポイント運用サービスについては知っていたのですが、最近サイトをチェックすると、なんと、「VOO」を買えるではありませんか!以前はバランスとアクティブという2商品しかなかったはずです!
VOOとはS&P500に連動する海外のETFです。簡単に言うと、米国の大型株式500銘柄に分散投資が可能なのです。更に小型株も含めて分散させるVTIという商品もありますが、VOOとVTIはほぼ同じチャートを描いているためこのVOOへの投資で十分と言えるでしょう。個人的にはVTIの方が好きですが。
米国はあと50年は人口ボーナスがあるため基本的には右肩上がりであろうと予想されています。
というわけで、早速全ポイントを一括投資してきました。こういうのは思いついたら吉日。即時の一括投資でいいんです。今までの十数年分のポイント5000ポイント近くを投資です。
ブログやってて良かったと思える瞬間です。私は非常に優柔不断であり、暴落が来た時にやろうとか、投資した後に暴落したらどうしようとかクヨクヨナヨナヨ悩んでなかなか始めません。良い機会です。額も少ないですし、今後が楽しみです。
投資信託は積立投資を推奨されていますが、一括投資による市場へのリスク投資が最も効率よく稼げることがバンガード社より公表されています。以下その時の記事です。
そんなポイント投資ですが、実は楽天ポイントも同様のサービスを実施しています。
以下公式サイト
【楽天PointClub】:ポイント運用
https://point.rakuten.co.jp/invest/introduction/
こちらも基本的に同じです。ただし、投資先は「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」となります。内訳を見ますと、全世界株式70:債券30の比率で買付を行う用です。こちらも利益に対する税金約20%を払わなくていいことを考えると悪くない商品です。
しかしながら、冒頭で述べたように、楽天は銀行口座をいきなり凍結したり、ポイントを没収したりする可能性がインターネット上ですが多々見受けられます。当然、使い方がひどく悪質であった場合は凍結も仕方ないと思いますが、口座凍結やポイント没収された人の記事を見ると、理由を一切教えてくれないことが共通して挙げられます。ポイントはお金ではないため楽天は自由に凍結・没収できるため、長期運用を行うにはあまりにもリスキーと判断しました。
ただし、楽天ポイントを使って、実際の「投資信託」は購入しています。こちらの投資信託は売却時に日本円として戻ってくることと、楽天証券を凍結されても「投資信託」に使用したポイントは没収されないことが保障されています。なので、ポイント凍結のリスクを考慮して、楽天証券にて実際にポイント投資をしています。こちらのVOO相当の商品である「eMAXIS Slim S&P500」か「eMAXIS Slim 先進国株式」にちょいちょい入れています。
さて、「永久不滅ポイント」は凍結リスク等はどうなのか?
あくまで私の場合ですが、永久不滅という言葉があるほど長く保有できるそうだなと思えることと、こちらのカードは光回線程度しか使っておらず、変な使い方は一切していません。さすがに凍結の恐れは少ないかなと思い運用を行う決心をしました。但し、倒産リスクはあるのでそこは考慮しないといけません。セゾンが倒産した場合はポイント全損です。あれ、結構怖いな???
変わって楽天は色々なサービスを多種多様に利用しているため、どこに地雷があってふんずけていないかどうかが分かりにくいです。楽天カードとポイントは大いに使っていますが、売り切り一発の商品を買ったり最停止してもなんとかなる月額利用サービスのみを月額支払いとしました。
大変な落とし穴を早速見つけました
ポイントによるVOOを始めてしまった訳ですが、ここでなんと、大変残念なことに気づいてしまいました。なんと、1年に4回貰える配当金(分配金)が貰えないのです!!
以下公式サイトより。
永久不滅ポイント運用サービス|クレジットカードは永久不滅ポイントのセゾンカード
https://www.saisoncard.co.jp/point/unyou/
VOO(アメリカ株)コースとは米国大型株指数と同じ値動きをする上場投資信託であるVOOと連動するコースです。ポイントはVOOの価格そのものと連動しており、配当は考慮されておりません。
「配当は考慮されておりません。」
単純に分配金分の大損です!VOOの分配金は約2%程度あるためこれが貰えないのはないちょっと問題です。本来であれば実際には外国税10%と国内税の20%を考慮して約1.44%と言ったところでしょうが、ポイント投資で非課税のためここは無視して良さそうです。つまり、2%丸々貰えないことと等しいと思われます。
そこで考えました。
だったら決算日直前に売って、決算日翌日に買い戻せば良いと!!
しかしながら、当然株価の変動によるリスクが生じます。また、ポイントによる買い付けはその日の終値での買い付けになるようですので株価変動のリスクはかなりのものです。
と言うわけで、過去数年間における決算日終値と決算日翌日の終値の株価を調べてみます!この結果が良ければ(0.5%以上であれば)4半期に1回、買い直しても良いと判断します。0.5%は単純に年間分配金の2%を4で割ってます。私が投資している5400ポイントの2%は100ポイント、日本円にして約500円です。一手間で500円ならやる価値ありです。
以下権利日を参考にさせていただきました。記載されているのが権利落ち日のため、その前日が確定日として考えます。
VOOを毎月1株購入で、1回の配当金が2千円を超えました! | 教育資金(4人分)の作り方【旧:少額から投資を始めてみよう】
http://fp-teacher.net/stock/etf/2019-mar-voo-dividend
権利落ち日
2019/06/27
2018/12/17
2018/09/26
2018/06/28
2018/03/26
2017/12/26
2017/09/20
2017/06/23
2017/03/22
2016/12/22
時差が怖いので、決算日の前後2日分の株価の推移を見ておくと安心かも。ということでまとめました。
決算日前後のVOOの終値
権利落ち日 | 権利落ち日-3 | 権利落ち日-2 | 権利落ち日-1 | 権利落ち日 | 権利落ち日+1 | 権利落ち日+2 |
2019/06/27 | 271.06 | 268.38 | 268.12 | 267.67 | 269.15 | 271.44 |
2019/03/21 | 260.78 | 260.86 | 259.93 | 261.43 | 256.37 | 256.23 |
2018/12/17 | 243.96 | 243.88 | 239.38 | 233.23 | 233.14 | 229.42 |
2018/09/26 | 269.56 | 268.66 | 268.33 | 266.34 | 267.08 | 267.05 |
2018/06/28 | 250.06 | 250.61 | 248.53 | 248.88 | 249.51 | 249.8 |
2018/03/26 | 249.47 | 243.27 | 238.09 | 243.53 | 239.31 | 238.64 |
2017/12/26 | 246.56 | 247.06 | 247.01 | 245.54 | 245.68 | 246.14 |
2017/09/20 | 230.09 | 230.49 | 230.77 | 229.72 | 229.07 | 229.04 |
2017/06/23 | 224.22 | 224.13 | 224 | 223.37 | 223.44 | 221.66 |
2017/03/22 | 218.56 | 218.37 | 215.58 | 215.02 | 214.8 | 214.73 |
2016/12/22 | 208.34 | 209.14 | 208.57 | 207.01 | 207.19 | 207.7 |
権利落ち日の前日までに売ればいいと思われます。そのため、安全を見て権利落ち日の2日から3日前までに売り、買い戻すのは安全を見て権利落ち日の翌日以降にするのがベターかと思います。
では、権利落ち日から権利落ち日の2日後までの実績を利率で見てみたいと思います!
権利落ち日に再購入した場合
※2019/9/14更新
最後の結果行が合計になっており平均化されておりませんでしたので修正しました
権利落ち日-3 | 権利落ち日-2 | 権利落ち日-1 |
1.27% | 0.27% | 0.17% |
-0.25% | -0.22% | -0.57% |
4.60% | 4.57% | 2.64% |
1.21% | 0.87% | 0.75% |
0.47% | 0.70% | -0.14% |
2.44% | -0.11% | -2.23% |
0.42% | 0.62% | 0.60% |
0.16% | 0.34% | 0.46% |
0.38% | 0.34% | 0.28% |
1.65% | 1.56% | 0.26% |
0.64% | 1.03% | 0.75% |
1.18% | 0.9% | 0.27% |
末尾の行が平均値となります。
結果論ですが、権利落ち日の3日前ぐらいに売却するのが一番良さそうです。他の日を見ても、黒字が目立ちます。では次に、権利落ち日の翌日に再購入した場合を見てみましょう。
権利落ち日の翌日に再購入した場合
権利落ち日-3 | 権利落ち日-2 | 権利落ち日-1 |
0.71% | -0.29% | -0.38% |
1.72% | 1.75% | 1.39% |
4.64% | 4.61% | 2.68% |
0.93% | 0.59% | 0.47% |
0.22% | 0.44% | -0.39% |
4.25% | 1.65% | -0.51% |
0.36% | 0.56% | 0.54% |
0.45% | 0.62% | 0.74% |
0.35% | 0.31% | 0.25% |
1.75% | 1.66% | 0.36% |
0.56% | 0.94% | 0.67% |
1.44% | 1.17% | 0.52% |
先ほどの結果よりも結果的に良くなりました。少ないデータではありますが、権利落ち日の翌日にずれ込んでも大きく損はしないどころか得をしました。これなら神経尖らせて再購入日をチェックしなくても良さそうです。更にズボラ私は翌日のことも確認しておきます。権利落ち日の2日後の結果を記載します。
権利落ち日の2日後に再購入した場合
権利落ち日-3 | 権利落ち日-2 | 権利落ち日-1 |
-0.14% | -1.13% | -1.22% |
1.78% | 1.81% | 1.44% |
6.34% | 6.30% | 4.34% |
0.94% | 0.60% | 0.48% |
0.10% | 0.32% | -0.51% |
4.54% | 1.94% | -0.23% |
0.17% | 0.37% | 0.35% |
0.46% | 0.63% | 0.76% |
1.15% | 1.11% | 1.06% |
1.78% | 1.70% | 0.40% |
0.31% | 0.69% | 0.42% |
1.58% | 1.3% | 0.66% |
結果から言いますと、「権利落ち日3日前」に売却し「権利落ち日の2日後」に購入することが最もパフォーマンスに優れていることが分かりました。そうなると時差を考えて4日前ぐらいに売却した方がいいことになるかな。手数料無料なのでできる技ですね。発注のタイミングは以下公式サイトに載っていて、深夜2時までが当日受付として受け入れ、翌日の終値で取引するようです
永久不滅ポイント運用サービス|クレジットカードは永久不滅ポイントのセゾンカード
https://www.saisoncard.co.jp/point/unyou/
売買サイクル
しかし株価の変動はすごいです。権利落ちによる差額は0.5%なので、如何に株価変動のリスクが高いかが証明されてしまいました。しかしながら、0.5%のおかげで黒字になっていそうな部分が多く見受けられた(気がする)ので、この再購入戦法はあながち間違っていないと思われます。売買の日数が増加すればするほどパフォーマンスは良くなりましたが、その分リスクであることは忘れないようにしたいですね。
分かっていたことですが、大分差額が出ますね。ここ数年程度ではあまり意味はない気がしますが、結果から見ると、概ね事前に売って、配当金が出たあとに買い直せば大分儲かりそうに見えました。データが少なすぎるのと、株価の変動率の方が高そうですが、差額は約0.5%程度保証されていると思われるので、戦法としてはありかな?と思いました。手数料無料なのでできる技ですね。
私の場合ですが、権利落ち日については楽天証券で「VOO」で検索したら出てきますので、この権利落ち日の2,3日前くらいに売却申請して、安全のために権利落ち日当日から翌日に買い発注を行う感じにしようかなと思いました。先程の過去の少ないデータではありますが、多少ズレてもプラス評価だったという結果もあります。
他にも以下サイトからも権利落ち日が分かるようです。海外のサイト。
VOO: Dividend Date & History for Vanguard S&P 500 ETF
http://www.dividend.com/dividend-stocks/uncategorized/other/voo-vanguard-sandp-500-etf/
おや、早速9月も終わりそうです。いきなり売却スタートとなりそうですがそこはご愛嬌。うまく行ったらお慰みと言うやつです。
中々大変な手間が取られる予感がしますが、4半期に1回ブログのネタになるなら安いものです。というか、ここまでやるなら月額料金を楽天カードの1%にしても良いんじゃないかと思い始めてしまいました。今更悩ましくなってしまいました。今のポイントの2倍の状態からスタートですからね。楽天カードなら。悔しい……!
さて、このような結果になりましたが、分配金を考慮しなくとも、過去実績では年率9.57%程上昇していたようです。あくまで過去実績ですが、十二分に良いスコアしています。以下参考サイト
高分配金ETF: 【VOO】バンガード・S&P500ETF | インカム投資ポータル
https://haitoukabu.com/etf-us/VOO.html
というわけで、4半期に1回売買するという手間を考えなくても悪くない商品だと思いますので、私のように永久不滅ポイントを持っている人はチェックしても面白そうですよ?という感じで今回は終わります。