余剰資金が無くても楽天カード1%狙いで投資信託を買うべきなのか?

こんにちは。okometsubuです。

 

今現在、私は「eMAXIS Slim 先進国株式」に妻の分を含めて月々約133,333円を投資中です。これに生活費や社内持株会社個人年金と企業型確定拠出年金やら一般財形貯蓄に追加投資をしており、毎月完全に赤字な生活をしています。

 

また、私はクビ以上出世未満の位置をなんとかキープしたいと思っており、給与は今後も増えない事が予想されます。

 

つまり、10年後には余剰資金が無くなるだろうも言うお話です。

 

何故赤字になるまで回しているかというと、単純に投資信託を「楽天カード」で積み立て設定する事で最大50000円の1%ポイントバック(500ポイント)を貰うためです。

 

10年後になったら妻が購入している投資信託を1〜2年分売りに出して積立は継続する予定です。が、本当にそんな事をして儲かるのでしょうか?

 

将来「楽天カード」の1%サービス自体が無くなるかもしれないのでアレですが、実際はどうなのか簡単なシミュレーションをしてみたいと思います。

 

前提条件

  • 10年後に一部投資信託を1年分(60万円)、特定口座から引き落とすパターンと引き落とさないパターンで考える
  • 引き落とした場合は月5万円は継続して積み立てるが、毎年60万円を売りに出します
  • ポイントの500ポイントは再投資します
  • 引き落とさない場合はこの時点で新規投資を終了します
  • 投資信託の年利は4%とします
  • 10年後から30年後までを対象期間とします(つまり20年分とします)
  • 10年後は700万円からスタートとします(計算が面倒なため)
  • 10年後の利率は23%とします(計算が面倒なため)

 

以下サイトにて複利計算を使います。

 

 

複利計算(元利合計) - 高精度計算サイト 

https://keisan.casio.jp/exec/system/1248923562

 

 

パターン1:自転車操業する場合

このパターンの場合は毎月50500円を投資出来ますが、毎年60万円の引き落としに加えて利益部分について税金20.315%取られます。利益部分は10年後のタイミングで23%の利益としましたので、実際の減額は0.23 * 0.20315 = 0.0467245 = 4.7%とします。

  •  毎年60万円を手元に置くために629,590円を引き出す必要があるとします(先ほどの利益に対する税金4.7%分を含めた形)
  • 700万円から629,590円を引いた値に4%年利を追加し、毎月50500円を4%年利で1年間投資した結果630,240円を合算したものが1年分の利益とします。
  • これを20回繰り返します。

 

そうすると、20年後には14,607,299円 となりました。

 

このシミュレーションは非常にザックリしていますが、概ねこのぐらいになるんじゃないかなぁという感じです。ただ、利益部分に対する税金の計算が怪しいです。

 

パターン2:10年後で新規積立停止

こちらは楽に出せますね。単純に元本を4%で複利計算するだけです。

 

複利計算(元利合計) - 高精度計算サイト

https://keisan.casio.jp/exec/system/1248923562

 

年利:4%

元金:700万円

経過年数:20年

複利周期:1年 (※適当。配当金がでる4半期に1回の方が良いかもしれません)

 

上記の条件により、20年後の結果は15,337,862円になりました。

 

ザックリした結論

結果から、楽天カード1%ポイントによる自転車操業するぐらいなら投資信託の資金を売らずにそのまま放置した方が結果として良くなりそうです。

 

非常にザックリしたシミュレーションかつ、毎年必ず4%の年利が発生するという通常では考えられないものではありますが、自転車操業で「楽天カード」の1%を目当てに都度売り買いするのは理に適ってなさそうだということが分かりました。

 

この結果から、余剰資金が無くなったら大人しく積立投資額を引き下げる形で対応しようかと思います。こっちの方が管理も楽ですね。あぁ、でも楽天カードの1%も気持ち的に捨てがたい!お金があったらもっと積み立てられるのに!

 

お金を増やすために積み立てているのに目的と手段が逆になりそうな感想を持った所で今回はここまでと致します。

 

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