【KP41病】突然電源断が発生したのでメモリGear1化を解除しました

以前新PCを購入後、比較的簡単かつ安全性が高そう(?)な形でオーバークロック(OC)を実施しました。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

で、1ヵ月近く使って問題がなかったのですが、その後1,2週間に1度ぐらいの頻度で突然パソコンが電源断するという事象にさいなまれました。

 

調べてみると「KP41病」ということで世間様では割とメジャーな問題に引っかかってしまったようでした。

 

この辺は「KP41」でググると大量に引っかかるので割愛しますが簡単に言うと、

 

  • 突然PCが電源断したり再起動したりする
  • ブルースクリーンではないため原因の特定が困難
  • 様々な理由で発生するため対処方法も多岐にわたる

 

というものでした。

 

で、今回は新PC特有の問題なのか、オーバークロックしたことが原因なのかを切り分けていった流れを備忘録として記載します。

 

対応したことメモ(オーバークロック部分以外)

  • Windowsメモリ診断を実施→特に異常は発生せずすべて正常
  • 高速スタートアップの停止→最初から停止していたが電源断発生
  • パソコンの電源を分配コンセントを使わず直接さして使用→電源断発生
  • サウンドドライバの再インストール→電源断発生
  • SysMain(※旧SuperFeth)を停止・無効化→電源断発生
  • 仮想メモリを無効化(ページングファイルなし)→電源断発生
  •  

 

この辺の情報を参考にさせていただきました。が、私の環境では治らず。

 

【そして解決へ】 KP41病の原因はこれだった!

https://pc.user-infomation.com/hard_soft/so_34.htm

 

仮想メモリの無効化もそのまま継続。16GBあればまぁ基本大丈夫だろうということで。

 

で、結局オーバークロックした部分が原因かなぁと思い以下を実施。

 

対応したこと(オーバークロック部分)

前回記事にしたメモリのGear1化を無効化したことで治ったっぽいです

メモリGear1化

ASROCKのUEFI上で実施。

  • 画面右上の詳細→OCツールをクリック
  • DRAM 設定をクリック
  • DRAM Gear mode:自動→Gear1を選択

 

上沖の「Gear1」の部分を「自動」に戻しました。これをしてから1ヵ月ほど経過しましたが、電源断は発生しなくなったので、やはりこれが原因だったようです。

 

改めて私のPCのスペックを記載するとこんな感じ。

 

ざっくりスペック

  • CPU:Core i5-11400
  • GPU:RTX3060Ti
  • メモリ:16GB(DDR4-3200 8GB * 2枚)
  • マザーボード:ASROCK H570 PHANTOM GAMING 4
  • 電源: Seasonic 80PLUS GOLD FOCUS 750W

 

最初は電源周りを疑ったのですが、メモリのOCを解除したことで治って一安心しているところです。

 

というのも、前回の記事でも記載した通り、あくまで私の環境ですが、CPUのCore i5-11400の電力制限解除だけしたことで、メモリのGear1化を手動で実施してもしなくても性能には影響は出なかったためです。

 

なのでCPUのOCが原因じゃなくて安心しているところです。CPUのOCで性能が30%以上も上昇したのですからインパクトが大きい部分でした。

 

で、結局メモリのGear1化を自動にして解除したのですが、「DRAMFrequency」の値は約1600MHzであり、意図的にGear1化しなくてもそのまま性能でてるんじゃね?ってなってます(※よくわかってない素人感想です)

 

以下前回参考にさせていただいた内容。

 

 

 

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ここの「DRAM Frequency」が1600MHzならばGear1化できているんだとか。上記の状態だと「1596.2MHz」なのでほぼ1600MHzで3200の半分になっていることがわかる。

 

以下AKIBAオーバークロックCafe氏のサイトを引用させていただきます。

 

INTEL B560でDDR4-3600動作するか? Gearモードとは? : AKIBAオーバークロックCafe

http://blog.livedoor.jp/ocworks/archives/52133203.html

CPU-Zの「Memory」タブの「Mem Controller Freq.」の部分を確認します。ほぼ「1800MHz」となっていて「DRAM Frequency」(DDR4-3600の半分の値)と同じです。つまり、メモリコントローラー:DRAMの比率は「1:1」となっていて、AUTO設定ではGear1で起動していることになります。

 

上記はDDR4-3600の時の話ですが、私はDDR4-3200なので1600MHzでちょうど半分。つまり、いちいちUEFI上で「Gear1」を強制的に設定しなくてもすでにGear1化されていたことになる。

 

 

ということで、あくまで私のケースではありますが、

 

  • メモリGear1化を解除したことで治った可能性大
  • 意図的なGear1化を自動に戻しても性能に影響はなかった。※これはCorei5-11400の電力制限解除した場合の話であり、CPUのOCをしていなかったら若干影響はでていた

 

となりました。一応今のところかなり安定していますが、備忘録として残しておきます。

 

 

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