こんにちは。okometsubuです。
今月は7月。優待銘柄が少なくかなり落ち着いた時期ですね。そんな中、7月17日はダイドーグループホールディングスの株主優待権利日となりました。優待商品は約3,000円分だそうな。
私はやる気が無かったので前日の夜にチェックしましたが、なんとSBI証券だけ一般信用売りが残ってたんですね。
その時は取りあえず確保してみましたが、さて、今回の逆日歩日数はどんなもんかと確認したところ、3日でした。つまり、売建の金利が3日分と買建の1日分の金利、後は売り買いの手数料が発生します。
ざっくり計算すると、約570円程度だと分かりました。以前なら「まあまあだ」としてそのままクロスしていましたが、ちょっと待てよと。これがSMBC日興証券だったらいくらなんだろう。
と言うわけでざっと計算してみました所、85円と分かりました。安すぎる!!!!もはや異次元の費用です!
とはいえ、SMBC日興証券は在庫があまり無い印象が強く、前日購入は中々厳しいものがあります。というかほぼ無理です。SBIはその点、大人気銘柄でなければ在庫は最終日までソコソコある印象です。
ではSMBC日興証券で事前に在庫を確保した場合、何日前ぐらいならSBI証券と同じくらいになるのでしょうか。今回はダイドーグループホールディングスを例にして見ていきましょう。
計算に必要なもの
こんなもんでしょうか。ではそれぞれの値を入れてみましょう。
SBI証券(スタンダード)の場合
金利は保有日数と株価を掛け算して365で割り算するだけで出てきます。よって、計算式は以下の通り
■信用金利(買+売)
((460000 * 0.028)/365)*1日 + ((460000*0.039)/365)*3日 = 182.7
これに手数料194*2=388を足すと、約570円となりました。
では次に、SMBC日興証券見てみましょう
SMBC日興証券の場合
今回求めるのは、保有日数の「XX日」となります。SBI証券の費用は570円と分かっていますので、まずはここをターゲットに計算します。
■信用金利(買+売)
((460000 * 0.025)/365)*1日 + ((460000*0.014)/365)*XX日 =570
よって、XX日は約30.5日となりました!
これはつまり、SMBCの場合は約30日前に株主優待クロス取引を行ってもSBI証券で前日に購入したのと同じ費用で買えるだろうということですね!つまり、どうしても優待が欲しかったら1ヶ月前に行動が良いかも知れませんね。但し、今回の例はSBI証券のスタンダードの手数料で計算しているので、大量にSBIから発注する場合はお気をつけ下さい。
無理して1ヶ月前に購入しても在庫が余ると悔しいので、通常狙うとしたら20日から14日前に動く感じでしょうか。在庫が最終日でも余ってたら悲しみですが、そこはもう各個人の考え方に委ねられそうです。ちなみに20日前に行動した場合は以下。
■信用金利(買+売20日分)
((460000 * 0.025)/365)*1日 + ((460000*0.014)/365)*20日 = 約384円
※2019/07/18更新
20日前部分を14と記載していたため修正。
この金額ならまぁ、とってもいいかなぁという感じでしょうか。
ちなみに今回のダイドー優待、私はキャンセルしました。理由はコーヒー飲まないのと水やお茶は蛇口(一応フィルターは購入)ひねったものか、妻が淹れてくれるお茶を飲むので不用、ゼリー等の甘いもの系もあれば嬉しいけど無ければ食べてないのでそこまでいらないと判断しました。
自分視点ですが、今回の優待はざっと700円位の価値かなと。130円位のお得度ということになります。これに対して株主優待クロスは以下の作業が発生します。
株主優待クロスの正直しんどい部分
- クロス当日に現引するのが手間だし、忘れると1日分の金利を損する ※2回やらかしました
- 権利日の夜に現渡を忘れると1日分の金利を損する
- 優待を受け取るのが手間。再配達になったら更にめんどい。赤ちゃんがいるので尚更。
- 配当金の封筒と株主総会の封筒が別々に来て処分するのが中々手間。一緒の封筒に入れてくれればいいのに。
とまあ、結構な労力と神経を尖らせないといけないんです。軽く思われるかも知れませんが、結構地味に効いてきます。私はこの作業が利益に対して割りに合わないと判断して今回自体しました。300円ぐらいだったら買ったかな。
皆様におかれましては自身のメリットと費用を天秤にかけて取引を楽しんで頂ければ幸いでございます。というわけで、今回はここまでと致します。