BTCバブル当時の価格とFundingRateを比較する

毎週連載してネタに困らないようにしたシリーズ

 

「FundingRateから見るBTCバブル確認」

 

ですが、最も重要なことを確認しないで連載をスタートさせてしまいました。

 

すなわち、FRがとてつもなく上昇しだした時、果たしてBTCの価格はどのように推移したのか?という点。

 

ここが分からないようじゃFRがいくら急上昇してようが実は裏でバブルが崩壊していた、なんてことにもなりかねません!

 

ちなみにデータ収集場所は以下から取得しています。取得できなくなったら連載終了です。

 ttps://www.binance.com/en/futures/funding-history/quarterly/funding-fee-history

 

ということで、早速見ていきましょう!

 

FRのグラフおさらい

某ナンスのBTCに対するFunding Rateを見てその上昇っぷりを確認しています。試算を始めたころからの積み上げとなっています。ショート側で入った際にどのぐらい儲かったかを示すグラフです。本来、積み上げよりも日毎のFRを見る方が確実ですが、積み上げじゃないと「過熱感」がいまいち掴みづらいと思うので積み上げグラフです。

 

まずこういうグラフがありますと。ポイントは「赤線部分」について。ここを見ればバブルかどうかが分かるということです。

 

が、1点問題があって、上記FRは毎日3回金利支払いタイミングが発生しているため、1日3つのデータを使っています。よって、グラフ化する場合は3日毎に合算した上でグラフ化しなおす必要があるということです。

 

面倒ですが全部毎日3回分のFRを合算した上でグラフを作り直して、がっちゃんこしました。

 

FRとBTC/USD価格

2020年8月11日から2023年12月17日までのグラフです。

 

なるほど確かにある程度シンクロしていると言えます。ちょっと色を付けてみましょうか。

 

 

左側の緑の箱がBTC価格が急上昇開始から頂点まで、

右側の黄色い箱がFR急上昇開始からその終わりまで。

 

8割型時期は重なっていると考えて良いでしょう。この時期だけピックアップしてみましょう。

 

FRとBTC/USD価格(バブル時のみ)

2020年8月11日から2021年6月30日までのグラフです。

 

見ようによってはBTC急上昇とFR急上昇は完全一致していると言っていいでしょう。なんとなく、前半のFRの伸びが弱いかな?と思って黄色い箱は後ろにずらしています。上記は対数グラフではないため微妙に思われがちですが、BTC1万ドルから2万ドルは十分急上昇であり、2倍の価格になっています。その後の2万→4万の方が急角度に見えますが、実際は同じ威力ってことです。

 

そう考えると、FRが急上昇と言うべきぐらい伸びたのは2021年の1月ぐらいからかもしれませんんえ。明らかに右肩上がりの角度が違ってきます。

 

ともあれ、期間としてみるならば、2020年10,11月頃~2021年4月末ぐらいまでという範囲で急上昇している、つまり、約6ヵ月間、FRが明らかに伸びてるな?って思えたらバブルの終焉を疑うという短絡的な考えでどうでしょうか。

 

もしくは、FRが明らかに上昇始めたと思われる2021年1月~2021年4月末をターゲットとしたら3ヵ月でしょうか。これが人類のバブル期間の限界に感じます。

 

この辺の角度を決めるの結構面倒ですね。バブルになった時に考えてみようかなぁ。明らかに確度がおかしくなったら、本記事とデータを見直してみようかなと思いました。

 

まとめ

  • 明らかにFundingRateの数値がおかしくなった辺りから取得した方が良さげ
  • 明らかにおかしくなってから2ヵ月ぐらいしたらピークは近いのでガチ売りしようかな

 

ということでした。2021年は一切私はBTC売らなかったので冬の間しょんぼりしていましたが、今年は関連銘柄含めてある程度利確しつつ、次の2028年に備える動きにするのもアリかなぁと思っています。そうして取り残されたら目も当てられませんのでその辺どのぐらいかは決める必要はありますが、それはまた別のお話。