【SPXL】今回の暴落で3倍レバレッジETFは大丈夫だろうか(2024/8/5)【TECL】

暴落と聞くと思い出すシリーズ。それが「3倍レバレッジETF」。大暴落が起きたら二度と復活できないのではないか?ということで、今回はそれを調べる。

 

この暴落が今後も続くのか、一過性のものなのか。正直なんで暴落してるのか調べてないのですが、どうせ調べてもニュースはポジトークだらけだし、「織り込み済み」という便利な魔法の言葉があるので正解もポジトークも入り乱れて、結果として情報量としては限りなく0に近いという考えを持っています。

 

ということで、とりあえず今回の暴落で気になったのが3倍レバレッジETFたちです。2倍レバレッジ程度なら正直この程度の暴落ならまだ余裕で耐えられるんじゃないかと思いますが、はたして3倍レバレッジETFはどうなったでしょうか。

 

正直この暴落程度で終わるのか不明だし初動感があるのですが、とりあえず軽く見ていきましょう。ついでの私の推しであるBTCの疑似銘柄であるMSTRも入れてみる。全員100スタートです。

 

年初からの動き

終結

  • SPXL:1.2019倍
  • TECL:1.0115倍
  • TQQQ:1.1141倍
  • IVV:1.0954倍
  • QQQ:1.0814倍
  • MSTR:1.9105倍(※参考)

 

今のところ、結局バブル相場で右肩上がりを順調にこなした後にちょっとした暴落(※最近のやつ)が発生して50歩100歩、指数も3倍レバレッジETFも変わらない成績となっています。

 

ようするに、全然まだ暴落っぽくないため、杞憂に終わっている状況であります。結果だけ見るとSPXLは順調ですね。安定のS&P500の3倍レバレッジETF。レバETF初心者(※覚悟が決まらない人)はこれ一択だと思います。

 

そしてそんな「覚悟」が不要なMSTRが結局最強でした。いや、当然BTCが下落した場合とか、借金でBTC買ってたりするので3倍レバレッジETFとは別の「覚悟」が必要なのですが、私の考えとしては、3倍レバレッジETFの「覚悟」>>>>>>>MSTRという感じで、3倍レバレッジETFの「覚悟」は半端なさすぎると感じています。

 

覚悟、つまり全損して生涯を終えてもいい「覚悟」がある人がTECLやTQQQに長期投資すればいいという枠となる。以下過去記事。

 

okometsubulog.hatenablog.com

ぶっちゃけ時代や時期が全く異なるのであくまで参考程度と言う感じですが、一応比較して並べてみようというわけです。今回やるのはこの時期

 

 

正直世界恐慌をSPXLにぶつけた場合はあまりにも酷すぎるので現実的な所でリーマンショックとしました。実際どのぐらいで復活するでしょうか。

終結

  • SPXL:約9年 (2007-10-10~2016-07-26)
  • TECL:復活出来ず(2000-08-31~20年経過しても復活不可)
  • BTC:約3年(2017/12/16~2020/11/30)

 

過去何度も書いてたりするのですが、改めて考えを書くと、

 

  • TECL(TQQQ):当たればだれよりも爆益。外すと一生戻ってこない超ピーキー銘柄
  • SPXL:20年持ってたら暴落来ても復活が期待できてパフォーマンスも優秀枠
  • BTC:SPXL並みのボラかつ、復活速度が4年と非常に優秀。将来ボラが落ち着いてくることが予想でき、2024年、2028年あたりが爆益ラストチャンス(※と筆者は思ってる)

 

というところでしょうか。TQQQ,TECLは当たればガチででかくて、BTCなんか目じゃないぐらい爆益を得られると思ってます。じゃあここに全財産投資できるかっていうと無理なんですよね。崩壊したら100年待っても戻ってこない可能性のある銘柄はさすがに全力投資はできない。

 

そうなると人間かならずブレーキがかかるため、小規模、中規模の投資にとどまってしまい、総資産で見たら「並み」みたいになる。

 

SPXLはその辺優秀で、リーマンショックが発生しても復活してるのです。しかも9年で。これははっきり言って強いと思う。なので過去ジュニアNISA枠で持ってたりします。20年持ってれば余裕でペイできるでしょう枠。

 

それよりも更に優秀なのはBTCでしょう。関連銘柄のMSTRはさすがといった所。ただ、明らかにBTCよりも過大評価されてるので、今回の暴落でがっつり下がる可能性は否定しません。とはいえ、結局BTCの4年に1度の復活速度とその爆発力を考えたら、3倍レバレッジETFに恐々少額~中額投資してる時間はないんですよね。

 

2024年の現在、半減期を迎えており、ハッシュリボン(※勝率8割)が日足、週足、月足で点灯している状況、失敗しても2028年の半減期までに復活できるであろう期待感、SPXL並みの爆発力と安定力、どれをとっても3倍レバレッジETFに投資するならBTC関連でいいだろうという理由が揃いすぎている。

 

もちろん、対戦相手は3倍レバレッジETFならBTC,という位置づけで、安定を求めるなら指数のIVVとか全世界株式とか先進国株式とかのインデックス投資がいいでしょう。

 

ということで、今回のまとめとしては、まだまだ3倍レバレッジが元気いっぱいなので、何一つ暴落といえる水準ではなく、ここから地獄が始まってから改めてみたほうが阿鼻叫喚で見てて楽しそうだなって思いました。おそらくBTCも関連銘柄も一緒に地獄に落ちるのでみんなで一緒に焼かれてお祭りとなるでしょう。楽しそうだけどなりたくはないねぇ!