ありがたいことに質問コメントを頂きましたのでネタがてら記事にさせて頂きます。
尚、本記事はあくまで自分が質問者と同じ立場だったらどうやるかなぁ~と妄想を書き連ねるだけなのでアドバイスとかじゃないです。参考にしないでください!!!
ということで、いつもの予防線を張った上で頂いた質問はこちら。
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最近、インデックス投資だけだと資産増加のスピードが遅すぎると思い、なにか対策はないかと投資ブログをサーフィンしています。
自分もokometsubuさんと同様にBitcoinはまだ値上がりを続けるものだと思っており
リスクもありますが、Bitcoin関連の投資比率を増やそうと思っています。
2024年現在は、特定:120万、NISA/旧NISA:580万、BitCoin:60万 ですが
2025年からは、特定: 0万、NISA/旧NISA:580万、BitCoin:60万、BitCoin銘柄:120万(※MSTR、MARA各50%)にしようと思っています。
また、労働収入も積み立てて行き最終的には、BitCoin関連:30∼40%、その他リスク資産:60∼70%の比率にしようと考えております。
生活防衛資金が150万程度あり、次の半減期まではホールドする想定です。
自分では攻めよりではありますが、バランスの取れたポートフォリオだと思っています。(20代・男)
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いいねぇ。ビットコさんも少しずつ認知されつつあるこの感じ。特に20代というのがいい。
頂いた質問の「NISA/旧NISA」枠はインデックス投信/ETFと勝手に仮定させていただきます。
さて、質問頂いた内容についてですが、以下の部分が見えない部分と思います。
- 資産形成の目的。なぜスピードアップしたいのか。
そりゃーお金はいくらあったって問題ないのだから、スピードアップした方が絶対良いと思います。ただ、私のようにファットリタイアしたいのか、副業コミでサイドFIREしたいのか、FIREは考えてなくてただただお金が欲しいのか、その辺でポートフォリオが変わってくるかなぁというのがあります。
後は信仰力が試されます。これはビットコさんもそうですが、既に投資されているであろうNISAや特定口座のインデックス投資たちをどこまで信仰しているのかという所も注目したいです。
信仰力に関連して、投資が上手くいかなかった場合の「最悪のシナリオ」を次に考える必要があります。最悪ケースがあった場合、自分は管理しているポートフォリオで人生過ごすことができるかどうか。自分はインデックス投資については99%、ビットコさんについては90%信仰しており、最悪のシナリオとしてはビットコさんが破綻したらどうするか、みたいなのは考えてます。
この3点を大まかにイメージしておけば起こりうる未来に対して悲観的にならずに戦えるのではないでしょうか。
例えば私の場合はこんな感じです。
【私の目標】
- アーリーリタイア(ファットリタイア)しか興味ない
【信仰力】
- インデックス投資:信者レベル。実はビットコよりも信仰力は高め。アーリーリタイアしなかったら多分そのまま全財産投資してた。20年持てば黒字化するという事象を信仰している。
- ビットコ:9割信者レベル。4年に1度必ずバブルが来ると思っていて2025年も最低限12万ドルは突破するだろ~と思ってる。が、2029年、2033年どうなるかちょっと読めない。ただし1BTC=1億円ぐらいは紆余曲折あって割と普通に達成するでしょ、とも思っている。その「紆余曲折」が分からないため9割信者。
【最悪のシナリオと立ち振る舞い】
- 現在全財産9割ビットコ関連で埋めつくされている状態でビットコが量子コンピューターやら51%攻撃で無価値になった場合、手元に2000万円ぐらい残る(※退職金込)。30代で2000万円(退職金込)でサラリーマン続けるなら、目標は未達だけれども生涯働けば普通に暮らせるレベルではありそう。現状、1割はインデックス投資に回してるし、給与もここから積立投資を開始すれば老後までには何とかなりそうだ。
【私の中の結論】
- ビットコが消滅してもなんとか生き延びることはできそうなので、アーリーリタイアに向けて全資産9割ビットコで攻めてもなんとかなりそう。ヨシ!!!
- アーリーリタイア決めたらポートフォリオをガッツリ見直す予定。流石に9割ビットコをリタイア後にするのは厳しい。※主に家族がいるため。相続税厳しい。
結論だけ言えば、「最悪のシナリオ」になった時に自分は生き延びることができるかどうか、生き延びたとして苦痛を伴う人生になりすぎていないかをチェックしてポートフォリオを組めばいいかなぁと思っています。
で、個人的に株式市場、インデックス投資については20年ベースでみたら黒字化するという「信仰力」があるので、そっちの最悪シナリオは考えないものとします。最悪ケースが発生しても働いていれば食事はできます。
まぁ、個人的にビットコがこの規模でゼロになる方が相当難しいので起こらないとおもうんですけどね・・・
話が脱線しました。
さて、今回のケースで言えば質問者様は20代と非常に若いため、失敗しても取り返しが滅茶苦茶つけやすい非常に恵まれた状況にあります。生涯で得られる給与と比べたら今投資している額はそれほど大きなサイズじゃなかったりします。
例えば、生涯給与をポートフォリオに組み込んでみるとします。ググってみると生涯給与の中央値は2億円らしい。後、独身の生活費は年間200万円なので、65歳までだと8000万円程必要と考えて1.2億円としましょうか。それを加えてポートフォリオを入れてみます。
生涯給与(-生活費)を加えたポートフォリオ(2025年版)
給与は働いている業種等で全然異なるのであくまで参考程度ですが、生涯給与全部込みで考えると言うほどインパクトは無くなることが分かります。今悩んでるポートフォリオは実は生涯でみたらたった6%でしかないのです。現在20代なのでまだまだ働ける状況でもあります。
個人的には若い内は言い方悪いですが「はした金」なので割とギャンブル思考でいいよなぁというイメージで、多分全財産BTCにしちゃってます。2029年、2033年でバブルが来なかったらあきらめてインデックス投資ににするというので良いかなぁとか勝手に思ってます。※仕事がクビになりそうとか無ければが大前提だが。
そのギャンブル銘柄にビットコを選んだあなた!良いセンスしてますね!(※謎の上から目線)
ビットコなら攻めのイメージがありますが、ぶっちゃけ米大統領すら発言するぐらいもう誰にも無視できないところまで来てるので普通に攻めても良いよねっていう認識です。むしろ守りのビットコ、という認識すらある。インフレヘッジ対策というか法定通貨からのリスクヘッジというか。なので全然ギャンブルでもないと思うのでした。
では頂いた質問に戻りましょう。
> また、労働収入も積み立てて行き最終的には、BitCoin関連:30∼40%、
> その他リスク資産:60∼70%の比率にしようと考えております。
ここの「最終的」がどこなのか、で話は大きく変わってきます。例えば60歳頃を指しているのか、2029年、2034年の半減期時期を目指しているのか、アーリーリタイアした後なのか2025年の今回の半減期迄の間になのか。
目標も今回は明確ではないため、実は回答できませんが答えです。ただ、普通に働いて、普通に家庭を持って、普通に老後を迎えたいと考えるなら、上記のポートフォリオは全然アリです。素晴らしいです。
インデックス投信に6割まわしておけばインフレヘッジにもなるし20年という期間で見れば右肩上がりはほぼしてくれるだろうという謎の信仰力でどうとでもなります。対してビットコさんも3,4割程度であれば、全部いきなり無くなっても生活に困ることは無いでしょう。
話が脱線しますが、一応注意なのは、ポートフォリオを組んだ場合、年に何度かリバランスを行うことになりますが、ビットコさんが例えば10年かけて価値が0になったりすると、リバランスするたびに「その他リスク資産」がガンガン削られていくこと、でしょうか。そうなったらリバランスはせずにそのまま放置とするか、2,3回だけリバランスしてビットコの将来に賭けるか、選択の時がくるかもしれません。
その辺の割合、リバランス回数、下落しまくってる時に本当にビットコに投資していいのか、「信仰力」が試される時です。落ちるナイフにリバランスして投資していいのかどうか。非常に悩ましい所でしょう。80%下落することもあるのですが、その時は本当に「もう終わりだぁ!」みたいなニュースがガンガン飛んできますからね。平常心で入られません。
ともあれ、3,4割程度のビットコさんの比率なので人生終わるほどでもないことを考えても、やっぱ無難に人生生きつつ、ちょっと資産ブーストもできたらいいなぁ、という感じの割合なので良い感じだと思います。
私は前述の通り、現時点ですでに9割ビットコさんなので、アーリーリタイア決めるまではリバランスしません。十分リスク取ってますので、ここから価値が0になりそうなら給与から積立はしますが、今持ってる投資信託やらNISA枠は売ってビットコを買うことはもうしないです。投資信託は最悪シナリオの最低ラインの生活保護ラインというか、そんな感じで見てるので。
話が脱線しました。
よって回答としてはビットコ3,4割、その他6,7割はアリ、と言う回答になります。
但し、今現在2024年でビットコさんは「ほぼ10万ドル」になってしまいました。今回の質問者の状況で言えば、2025年のNISA枠でBTC関連銘柄を買うことになります。この位置で果たして買ってしまっていいのでしょうか。
先月11月20日にこの件についてはまとめましたが、当時は9.1万ドルで、まだなんとなく投資しても良い水準かなぁ~と言う感じでしたが、今は10万ドル。微妙に悩ましくなってきました。
ということで、現在9.1万ドルと想定していますが、下がっても7万ドル近辺ぐらいで止まってくれるかなと言う期待がありますが、2万ドルほど高い状況です。これをどう見るか。
ポイントは、前回BTCバブルの頂点である7万ドル近辺まで2026年、2027年で下落する可能性があるということ。少なくとも5万ドルぐらいまで下落するシナリオを検討すべきです。
5万ドルまで下落しても耐えられる忍耐が自分にはあるのかを考えた上で今の10万ドル近辺で購入するか否かを考える必要があります。
但し、上記以外にも気を付けなくてはいけない問題があります。それがFOMO問題です。FOMOとは、「取り残される恐怖」というもので、ビットコを買いたかったのに2026年、2027年に暴落すると思って買えなかったし、バブル崩壊が結局こなくて10万ドルぐらいまで下落してから結局また2029年バブルに向かって出発してしまった、と言うケースです。
その二つの恐怖でどちらが怖いかを考えた上で今、投資するかどうかを見極めておく必要があります。
個人的な意見としては、ぶっちゃけビットコさんは「4年に1度バブルが来る」ってわかってるので、2022年、2023年に仕込みたくて、2025年は正直投資するのお休みしようかなぁ、という時期だったりするので正直推奨する気はあんまりないです。が、2029年まで見るなら全然アリ。
私の場合ですが、非常に短期間の話をすると、2021年の1月は大きく下落している歴史があるので、2025年の1月だけ毎日積立をして1月中に全部枠を消費する、という戦い方にする気がします。で、多分、2025年11月までにBTC関連銘柄は全部売る。以下過去記事。
話が脱線しました。すいません。
ともあれ、暴落の恐怖、FOMO、どちらも考えておこうねって話でした。個人的には仮にビットコさんが2026年とかに5万ドルまで下落しても「想定通りなんだが?」みたいな顔してゲームしてる自信があるので、今の10万ドルの水準だったら普通に買いに行っちゃうかなって思いました。おしまい。
まとめ
- 普通に生活するなら株70:BTC30は余裕でアリ
- 若い内はリスク多めでも正直問題ないので個人的には20代なら株10:BTC90ぐらいにする(※というか今実戦してる)
- 但しビットコインはバブルと暴落はセットなので2024年末の今から投資するのは心理的に凄い難しい。暴落しても良いというマインドを胸に買うか、FOMOをあきらめて2026年まで待つか、とりあえず株80:BTC20ぐらいだけ買っておくとか、自分の中で許せる範囲を決めておいたほうが良い