8月3日より、Solanaでハッキングが発生しておりました。以下coinpostサイトより。
ソラナの仮想通貨ウォレットが標的に、ハッキングによる大量被害
で、原因について当初は不明でウォレットの問題だったり秘密鍵生成時に利用する何かがそもそもアウトらしいとか色々騒がれています。最悪ケース秘密鍵生成時のバグつかれてたらSolanaそのものがアウトというのがもうヤバイ。
ですがSlope Walletというモバイルウォレットを使った人が対象だったという形で落ち着きそうです。つまり、このウォレットを少しでも触ったアドレスは今すぐ退避した方が賢明ということらしい。
ただ、このウォレットを自身が使っていなくても、何かしらのアプリ側のバックエンドで使用されていたらアウトらしい。なので、現状最も対策になるのは自身のHWWにもっていく、もしくは早急にCEXに移動する必要があるということです。
一旦それで対応取れますが、今回の件、私もSolanaを自身のウォレットで持っていたため気が気じゃなかったです。
一応30万円~40万円ぐらいの価値だけ保有してるだけなので、最悪全部ハッキングされても人生に影響はありませんが、一時期100万円まで到達していた過去もあり、ものすごいもやもやしてます・・・
今回私は今のところハッキング被害が無いので一安心ですが、Slope Walletを何かしらのサービスで裏で使われていたら後からハッキングされる可能性は否定できませ。
なので、今回は原因が特定できてSolana自身に問題があったわけではなくて安心しましたが、以下の恐怖が私の中に残りました。
- 一時期、Solana自体が問題の可能性も視野に入れられており、そうなった場合はもはや全滅、価値0になる可能性があった。
- ハッキングされた場合、「ハッキングされた」と証明することができない場合、税金の処理が大変なことになる危険性があった
前者のSolana自体がアウトとなるケース。こうなったらもう草コインオブ草コインで価値が0になってしまうかもしれない、という恐怖に見舞われます。
最悪、それならそれで受け入れますが、たいしてハッキング被害にあってしまった場合です。
まず、ハッキング被害にあったらその分単純に損失で、補填も何もないと考えた方がいいでしょう。これだけでもモバイルウォレットとかに自身の資産をガッツリ入れる気にはなりません。
そして私が最も恐れているのは、「ハッキングされた」ことを証明することが果たしてできるのかという点です。
もしハッキングされた場合、ハッキングした犯人は「他人」であることを証明しなくてはいけないのではないでしょうか。
もし仮に自分がハッキングした犯人で、ハッキングされたと訴えても自身のアドレスから自身のアドレスに移しただけと言われたらそれまで。
「その資産はあなたのものですよね?」
と突っ込まれたらもう対策できません。自分が犯人じゃないことを証明しなくてはいけないのではないかと。その犯人グループと繋がっている可能性とかも視野に入れられることを言われる可能性もあります。
仮想通貨のアドレスは個人を特定するものではありません。だれでも自由に作り出すことができるのです。
私が個人のウォレットで持ちたくない最大の理由はココです。
ハッキングされた、シードフレーズを忘れてセルフGOXして無くしてしまった場合、それを証明することができないからです。
セルフGOXの場合、本当にその人がそのシードフレーズを忘れたという証明は誰にも、本人にもできません。
で、これが証明されないと、「個人の資産」にそのGOXした資産が紐づけられて、相続の時に乗っかってくるのが怖い。少額なら最悪まぁいいかなって思いますが、額が大きいと未来永劫乗っかってくるの?とか本当に怖い。
仮想通貨が浸透した社会であれば、この辺の法律はできると思ってるので、私の死後、次の世代の50年があればその辺は整備されると思いますが、この発展途上の今、この瞬間が最も怖い。
なので、ウォレットに対して大金を入れるのは個人的にはちょっとなって思う。この辺はビットコイナーとかガチ勢の意見から全く真逆の考えです。
逆に取引所だった場合、すでに個人情報を紐づけして管理しているので、ここがハッキングされてもそれは証明できます。というか企業がハッキングされた形になるので個人としてはその取引所の企業努力により補填される可能性が浮上します。
さらに言えば、「ハッキングされて資産が無くなった」という証明が取引所側で証明される形になるのでその点安全です。
また、ログインパスワードを忘れた場合も取引所があれば問い合わせをして対応できる可能性は残ります。
当然ながら、取引所に預けるリスクもあって、単に取引所は大金があるのでハッキングで狙われるリスクは非常に高いですし、取引所が突然無くなって資金が引き出せなくなる危険性もあります。
ということで、この辺の資産の置き場所の比率は常に考えた方が良いなと改めて思いました。