今日も今日とてツイッターランドを眺めているのですが、あるある系の話で
「今の水準は明らかに安いから長期で見たら買い!」
みたいなことを言ってるインフルエンサーの人がいました。で、その直後に大きな暴落が発生した時に
「全然買いじゃなかったですねw」
とか
「やっぱこの人は信用できない」
とか色々な声がグワーっと上がるわけです。よくある話ですね。
ただ、騒いでる人は大体短期でしか物事を見ない人という印象を持ちます。なのでちょっとモヤモヤしてたので本記事で勝手に自分の中のモヤモヤを整理したいと思います。
例を挙げてみます。
以下は過去のIVVチャート。仮の話ですがコロナ立ち上がり部分で赤丸部分で「買い!」って言ってる人に対して避難しまくってるのは赤字の部分しか見てない人で、「買い!」って言った人は緑枠の時間軸で見てる人って感じ。
IVVのコロナ後のチャート
「買い!」ってしてる付近は長期で見たら誤差の範囲で明らかに高値まで右肩上がりしてるよねって。
で、この話の厄介な所は、結構有名なトレーダーでも売り買いの話は出るのですが、それが短期の話なのか長期の話なのか濁してる部分があるということ。この辺を濁してる人は基本的に信じない(※後で自分の良いように言えるから)ですが、きちんと時間軸も話に盛り込んでるかどうかで判断しています。
なので、自分がある程度信じられそうな人が「長期的に見て買い」と言ってるなら信じじゃってもいいかなぁと思っています。
ただ、問題はビットコイン等のボラの激しい銘柄の場合。
今ビットコインは19,000ドルなのですが、明らかに自分の感覚では圧倒的に「買い場」なんですよ。だって4年後には少なくとも80,000ドルぐらいまでは行くっしょ(=1000万円)って思ってるから、いまの1.9万ドルってもう余裕でペイできるっしょって目線。
だがしかし、そこはビットコイン。例えばこのまま12,000ドルまでは落ちる目線が結構な人がいるのですが、もし本当にそこまで落ちると約40%の下落なんですね。40%の下落。
それってもう株式でみたら大暴落も良いところなんですよ。
例えば2017~2018年の暴落時期を見てみましょうか。例えば赤丸で「買い!」ってなった場合、とてつもなく下落した歴史があります。
2017~2018年のビットコイン
仮に赤丸部分で買ってしまった場合、その後の底値でなんと70%も下落しました!
2017年末のバブルの頂点ではなく、かなり大きく下落した後のちょっとした高値付近で買っただけで70%の下落は相当堪えるでしょう。
でも、これを見る限りたった数か月の時間軸の話なんですね。その後を見てみましょうか。
その後のビットコイン
赤丸はさっきの位置です。
赤丸前後の暴落は誤差の範囲に見えます。つまり、大前提として「長期としてみたら買い!」という確信を持った発言があった場合、短期の数か月の値の上げ下げは大局を見たら誤差みたいなものだったのです。
上記はあくまで結果論であり、必ずしもそうなるものではありませんが、この記事でお伝えしたいのは、「長期で買い」と会話してるのに、それを発言した数か月後の70%下落の時にウ〇コ投げ合いフェスティバルが始まって会話にならないのでした。
で、なんでこんな話をしてるかというと、私自身はビットコインは4~8年後を見たら余裕で1000万円なんて軽く超えてると思ってる(※本当は4000万円いってほしいが8年じゃ無理かなぁ)のですが、2018年の暴落のように、一回大きく落としてくるかもなぁとも思っています。
今ここですから。ここの一番右側。
2018年になんとなく似てるねって。もし同じように動くとここからがつーんと落ちても不思議はないよねって。ガツーンと落ちるし1年間も停滞するしで同じになったら非常にガッカリしちゃうのですが、まぁしかたない。
なので、「長期で見たら今の水準でも余裕で買い!」と思いつつも、ここから50%以上下落しそうかなぁと思うため「短期で見たら売り!」となるのでした。どっちも正解なのですが、見てる地点が違い過ぎてツイッターランドになってるという印象。
ということで話を戻すと、結局その場その場の瞬間しか見てないでワーワー騒がしいのはお互い時間軸が合っていないので今日も一日元気だなぁという感想を毎回持つのでしたおしまい。
※金融リテラシー0の一個人の感想です。「買い!」と言っていたインフルエンサーの本当の狙いとか心情とか全然違うこと考えてる可能性大です