【BTC】半減期1.5年周期でスイッチングしたらどうなるかシミュレーションします

ビットコインは4年に1回半減期というものがあって、簡単に言うと価値が高まるイベントが用意されています。それに伴い、今のところ毎回100%の確率でバブルが発生しています。なので、IQ5の筆者でも非常に簡単に投資できています。だって半減期前になったらビットコ買って、半減期1.5年後ぐらいに売れば大体バブルの頂点ぐらいなのですから。

 

少し時期がずれても半減期の価格まで落ちていないことも分かっているため非常に魅力的な戦い方だと思っています。別に知識なんかいいんですよ。半減期イベントだから参加しよっと。これだけ。米国株も「大統領選挙後は高確率で株価が上がる」というアノマリーもあります。これは大統領の意地もあるので株価は強制的に上げに来てる感もあるのでアノマリーとしてはかなり有益と思います。以下過去記事。

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

それとおんなじだよ。確率高いからやってもいいんじゃない?って感じ。

 

 

 

 

じゃあさ、ビットコイン半減期が始まった1.5年後に毎回BTCを売って、次の半減期が始まったら売った現金でまたビットコイン買えば最強では?ということで、今回シミュレーションをします。

 

条件

  • 半減期の日を始点として、現金 or S&P500を全部ビットコインに変えます
  • 半減期から545日後にビットコインを現金 or S&P500に変えます
  • 投資額や給与等により税金が変動するため、一旦税金無しで考えます

 

こんだけ。ビットコイン単体でずっと持つより成績が良いかどうかを確認します。スイッチング先を現金にするかS&P500にするかもチャートに含める予定です。私はアンチ法定通貨主義者になりつつあるので、3年近く法定通貨を持っているのが苦痛に感じそうなので。

 

シミュレーションやる前だけど、多分成績いいんじゃないかなって思える。じゃあ、各半減期毎で確認してみましょう。ただし、最初(2012年)の半減期は参考にならないので除外します。

 

2016年7月9日~2024年3月13日全体チャート

開始100ドルスタートです。

半減期半減期1.5年毎にそれぞれスイッチングをした全体チャートです。開始日は2回目の半減期の日スタート。終わりの日が中途半端なのはS&P500の株式の日と併せるデータ今持ってなかったから。許してくださいなんでも

 

 

うおおお!圧倒的にスイッチングした方が有利!!!

 

残念ながら、税金を考えると本当にパフォーマンスが良いかは悩ましい問題でもあります。投資額によって税金変わるので一概に言えないのも辛い。ともあれ、運用益を運用に回せないというデメリットはありますが、今回のように一度売ってしまって取得単価を下げると相続税対策になるし、リタイアタイミングとか家を買う時とかに税金多く取られないのでアリといえばアリだと思います。

 

上記の結果の通り、BTCガチホしてるよりよりよい成績が残せるのであればですが!

 

というか、S&P500へスイッチングしたパターンと現金にスイッチングしたパターン、違いが微妙すぎて誤差レベルだからどっちでもいいなこれ・・・。一応対数グラフも見ますか。

 

 

まぁ、誤差ですね。

 

さて、今回の結果は1回目と2回目でどっちも成功したかどうかを見た方がいいでしょう。

 

半減期2回目    2016年7月9日(2018年01月05日)

1.5年後だと、丁度暴落が始まった辺りですね。それでもBTCガチホより圧倒的に有利なのは見て取れます。では次を見てみましょう。

 


半減期3回目    2020年5月11日(2021年11月07日)

 

おっと、ここで様子が変わります。問題は2024年の3月の結果です。なんと、BTCをガチホしていた方が結果が良いのです。

 

正直予想外の結果です。そういえば2016年部分のチャートでも、途中でBTCガチホしてた結果に追いつかれてる所もあったりしていました。

 

が、今回は完全に抜き去っています。こうなってくると、単純に半減期後1.5年後にスイッチングすれば儲かる、と言えるものではなくなりました。

 

ではどうすればいいか。

 

そうですね。半減期+1.5年+x年後にBTCに改めてスイッチングすればいいんですね。つまり、本記事の条件である「半減期」にBTCを買うのではなく、「半減期より1年前」とかにBTCを買えばいいことになります。

 

ではそのタイミングはどのあたりがいいでしょうか。雑に調べるとこんな感じでした。

 

2回目半減期バブル後の底:2018/12/15(半減期から889日後)

3回目半減期バブル後の底:2022/11/21(半減期から893日後)

 

大体半減期から約2.4年後ということになります。

 

半減期は周期が年々遅れてくるという傾向にあるそうなので、次回は900日後ぐらいになる気もします。

 

それじゃあ、雑に半減期から900日後にBTCにスイッチングするパターンも見てみましょう。900日後は次となります。

 

2回目半減期+900日後:2018年12月26日

3回目半減期+900日後:2022年10月28日

 

半減期545日後スイッチ & 半減期+900日スイッチ全体結果

対数グラフです。先ほどより圧倒的に良くなりました。底付近で改めてBTCにスイッチングすると良いですねぇ。ということで、期間毎に見てみましょうか。

 

 

半減期2回目    2016年7月9日(2018年01月05日) +900日ver

 

結果、BTCガチホの3倍以上の成績を得られることになりました。これなら税金払っても問題ない水準だと思います。

 

半減期3回目    2020年5月11日(2021年11月07日)+900日ver

 

結果、4倍近く上昇しました。これも税金払って問題ない水準ですね。毎回高パターンになるか不明ですが、十分いい結果だと思います。

 

懸念点

当然ながら、前回、前々回と同様、545日後付近 + 900日後付近でスイッチングすればいいかどうかは分かりません。今回の半減期ではバブルが崩壊しないでずっと残る可能性だってあります。

 

が、相場というものはバブルがあったら崩壊もセットです。なので、2025年、2026年のバブル崩壊は必然として見た方が良いと個人的には思います。底付近は結構長いので、こっちの日数は適当でいいかなと。最初のバブル頂点から崩壊が一瞬の時間なので、例えば500日後から徐々に売り始めて、売り終わりが600日後、とかにしてドルコスト平均法売却というのは個人的にアリかなと思っています。

 

ただねぇ。ビットコインガチホしたい勢なので、やっぱ全部を全部ビットコインをスイッチングできるか?と言われると、精神的な問題+税金問題もあるので、バブルの勢い次第でしょうね。

 

バブルが凄くてBTC=20万ドルを超えてくるようならそこそこの額を売却していくことになると思ってるので、そういう「余剰の利益」が出てきたらその時は900日後に改めてビットコインにスイッチングしなおす資金にしようかなと思っています。ダメならダメで良いです。残ったビットコインで超富裕層に・・・なってたらいいなぁ。

 

まとめ

  • 半減期+1.5年後(545日後)にBTCから他の資産にスイッチングは「アリ」
  • 但しそのまま次の半減期までBTC以外の資産を持つのは「無し」
  • 半減期+900日後ぐらいが底周辺なので、そこでBTCにスイッチングは「アリ」
  • 密かに半減期+545日後にS&P500にスイッチングするとパフォーマンスが悪いので、現金にスイッチングした方がよかった

 

最後のS&P500についてですが、チャートを見る限り現金にスイッチングした方が良かったようです。これはビットコインがバブル時、株も一緒に値上がりしていたのかもしれません。その後バブル崩壊で一気に相場に冬感がもたらされて、株も一緒に下がった可能性があります。

 

なので、苦渋の決断ですが、一旦BTC売却したら現金・・・で持とうかなと思います。なぁに。900日後にスイッチングするので、取引手数料が浮いたと思えばいいでしょう。

 

 

【自分用メモ】

  • 第4回半減期:2024年4月20日
  • +545日後:2025年10月17日
  • +900日後:2026年10月07日
  • ※2020年の前半のバブル発生は+300日後:2025年2月14日となる。メモ。