【BTC】相続を考えた場合もビットコインを自分で管理するのは大変

こんにちは。okometsubuです。

 

新参ビットコイナーの私は今現在、ビットコインの取り扱いをどうするかを日々悶々と考えております。

 

で、今現在考えていたのは私がこの世から去ってしまった時の対応です。

 

ただでさえ扱いの難しい仮想通貨です。私がいなくなったら遺族はまず間違いなく混乱し発狂してしまうことでしょう。以下、本当に個人がビットコインを管理していいものかをまとめた記事です。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

自分で管理するのは大変、というのが過去記事のまとめでした。自身がビットコインを管理するのは非常に難易度の高いものと思っているため自分で管理することについて割と懐疑的です。

 

そんな中、私がタヒってしまった時のことも考えようと言うのが今回の議題です。

 

ということで調べているうちに、次の記事を見つけました。以下xTECHサイトより引用させて頂きます。

 

遺産としての仮想通貨、鍵が不明で引き出せなくても相続税がかかる(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00688/040400005/?P=2

遺産としての仮想通貨、鍵が不明で引き出せなくても相続税がかかる

 

 

・・・確かにそりゃそうだって話ではありますが、ハッキリ言ってリスクが高すぎる!!!!

 

だって秘密鍵が取り出せないかどうかなんて「自己申告」でしかなく、税務署(?)はそんなの分かるわけないのだから、取る所から取るのは当たり前というわけです。

 

というか、むしろ逆に、どれだけ「ウォレット」に入っているか、税理士も分かるんでしょうか?いや分かるか。取引所の送金履歴を見たら分かりそう。でも、誰に送金したかなんて、家族にも誰にも分からない可能性が高い気もしますが・・・。どうなんでしょうね。そういう意味を含めても難易度が高すぎます。

 

まずおさらいとして、仮想通貨は取引所を使って売買を成立させます。で、株式と異なり、その後の仮想通貨は自分で管理するために自身の「ウォレット」に資産を持ってくることが可能です。その管理は自身で行う必要があり、全部自己責任です。盗まれたらほぼ100%もう戻ってこないと考えた方がいいです。

 

というわけで、高額を自身のウォレットに引き落とす場合は秘密鍵リカバリーフレーズを「貸金庫」に預けたりする方法がベターなんだとか。

 

それはいいのですが、じゃあ私がお亡くなりになった場合はどうでしょうか。金庫を開けられない、リカバリーレコードが正しく無かった、そもそも「ウォレット」の使い方が分からない、等々が発生することが想定されます。

 

そもそも「ウォレット」もハードウェアウォレットやらモバイルウォレット、デスクトップウォレット等複数あり、かつ、そのリカバリーフレーズの互換性も把握しておかなくてはいけません。BIP39とか44とかそういう規格があったり、日本語対応の有無とかもあるんだとか。

 

その規格にあった「ウォレット」を遺族が準備をして、リカバリーフレーズを使ってログインして、家族用の「ウォレット」を用意して、そこに送付するというのは中々難易度が高いと思います。さらに言えば、遺産相続に立ち会った弁護士?とか税理士?もそんな仮想通貨なんてすぐにわかるものではありません。

 

そう考えただけでも、やはり自身で「ウォレット」を持つのはリスクが高すぎるなと感じてしまいました。

 

私は最近また体調が崩れてきており、割とちょっと突然亡くなる可能性も否定できない状況だったりします。いや、こういうこと書くヤツが最後まで生き残るんだけどね。そんなわけで、私が逝ってしまった時の処理は極力楽にしてやりたいというのが想いとしてあるわけです。

 

これが取引所に保管している場合は割と簡単で、取引所に連絡して、遺族に対して色々手続きをして、その後「日本円」に換算して振り込まれるんだそうです。以下相続会議サイトより引用させて頂きます。

 

ビットコインは相続できる? 故人の「仮想通貨」資産を見つけ出して引き取る方法 | 相続会議

https://souzoku.asahi.com/article/13339576

具体的には下記の4ステップを踏むことになります。

1.代表相続人が所定の書類(契約者の除籍謄本と代表相続人の本人、手続き申請書類など)を揃えて取引所に提出。

2.取引所が代表相続人に残高証明書などを送る。

3.代表相続人が書類に沿って相続人全員の同意を示したうえで、相続の意向を取引所に伝える。

4.相続する場合は、残高が日本円に換算されて、代表相続人の指定口座に振り込まれる。

 

 

これなら取引所の情報だけ保管しておけば、何とかなりそうです。

 

うーん。自身が逝ってしまった場合を考えても、個人で管理するより日本の取引所、できれば分散して保管しておいたり、大手を使うとかが一番安全なんじゃないかなと思ってしまいました。

 

とはいえこの話はあくまで個人的な意見であり、推奨するものではありません。世界的には「自分で管理しろ」「自己責任」の世界であり、個人管理が当たり前なようです。ただ、日本の取引所はコールドウォレット管理だったりしている状況であることを考えると、割と安全に運用してくれてるんじゃないかなと思ってしまっています。

 

とはいえ分散は必須でしょう。1か所やられて資産がロックされたときに売却したくなったら欲しくても得られないことになるのですから。

 

ということで、私はもし個人で管理することになった場合でも少額に留める気がします。資産の1/10ぐらいが精々かなと思ってしまいます。

 

しつこく言いますが、これはあくまで私の考えであり、一般的には自身で管理するのがビットコインの特性であるということはお伝えしておきます。誰にも縛られない自由な通貨を、「取引所」に預けて自分の自由にできない状態にしているという点で、ビットコインの思想からほど遠い管理をすることになるのですから・・・

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

f:id:okometsubu-blog:20201218163715j:plain