こんにちは。okometsubuです。
そして先月ぐらいからビットコイナーの私です!
そんなビットコイナーの最大の敵は税金であります。
仮想通貨取引は雑所得・総合課税扱いとなるため税金がとてつもなく発生します。が、私は税金の素人なので実際どこまでかかるかよく分かっていません。
ということで、今回は私の知りうる限り、必要な税金をまとめてみたいと思います。
ちなみにド素人なので、詳しく知りたい方はお近くの税務署に確認してください!!
では始めます。
雑所得・総合課税について
仮想通貨は雑所得・総合課税となります。これは「所得税」に分類されて、給与所得なんかも考慮する必要があるやつですね。
とにかく所得税に関する所得を全部合算してその所得金額に対して税金がかかるというものです。所得税だけだと最大45%かかると言われていますね。以下国税庁のサイトを引用させて頂きます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm
所得税の速算表 課税される所得金額 税率 控除額 1,000円 から 1,949,000円まで 5% 0円 1,950,000円 から 3,299,000円まで 10% 97,500円 3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円 6,950,000円 から 8,999,000円まで 23% 636,000円 9,000,000円 から 17,999,000円まで 33% 1,536,000円 18,000,000円 から 39,999,000円まで 40% 2,796,000円 40,000,000円 以上 45% 4,796,000円 (注) 例えば「課税される所得金額」が7,000,000円の場合には、求める税額は次のようになります。
7,000,000円×0.23 - 636,000円= 974,000円※ 平成25年から令和19年までの各年分の確定申告においては、所得税と復興特別所得税(原則としてその年分の基準所得税額の2.1%)を併せて申告・納付することとなります。
ここでポイントは「控除額」の存在です。
私は恥ずかしながら、例えば195万円を超えたら全部が全部「10%」の税金を払うものとばかり思っていました。
実はそうではなく、例えば200万円の所得の場合は、
1,950,000 * 0.05 + ((2,000,000 - 1,950,000) * 0.1) = 97500 + 5000 = ¥102,500
となるということです。つまり、ピラミッド式に税金が発生するということ。知らなかったなぁ・・・。今まで確定申告は国税庁が配ってるエクセルに数値入れるだけで自動で求めていたので全然気にしたこと無かった。
で、この計算は末尾の「控除額」を引けばOKということで、200万円の所得の場合は
2,000,000 * 0.1 - 97,500 = ¥102,500
となり完全一致です。
ということで、これに住民税+10%を加えれば良いということになります。
ようするに、所得総額に対してそのレンジにあった税率を掛け算した後に、「控除額」分引けばOKということになります。そうなると、満額45%フルフルで払う必要は無くなると言う感じです。※とはいっても多少安くなる程度
さて、所得税なので給料も合算して考えなくてはいけません。もし働いているなら年末の給与がある程度分かった時期に所得を計算しておいて、その時期にある程度分だけ売却するのはアリかもしれません。
とはいえ、多少ずれても先ほどお伝えした通り「控除額」があるので、多少のずれ程度ならまぁまぁ、良いかなぁと思った次第。超えた分だけ次のステージの「高い税金」を払うだけなので。
で、私はこれを見てピーンときました。
「セミリタイアした後、生活資金出すだけなら5%で済むんじゃね・・・?」
と。
先ほどの表を見るに、ひとり当たり195万円迄なら所得税は5%で済みます!!
もし夫婦だった場合、自身と妻の口座から毎年195万円引き下ろすのです。そうすることで約400万円/年近く引き出せるので、余裕で1年過ごせるんじゃないかなぁと思った次第。
ただ、ここには落とし穴がありました。
ツイッターで教えて頂きましたが、働いていないと「国民健康保険」にも税金が発生するということです。これは別途詳細確認しますが、所得に対して大体9~10%ぐらいかかるイメージ。そうなると、約15%かかります。
以下江東区のサイトを引用させて頂きます。地域によって違うのかな?
https://www.city.koto.lg.jp/250102/fukushi/kokumin/hokenryo/20170201.html
これを見ると、7.14+2.29+1.98(※セミリタイア40歳からスタートした場合) =11.41%
ぐえぇ。すっごい税金取られる。。上限はあるのですが、結局一人200万円と少額出金予定なので上限なんてあってないようなものです。これが1億円とか大金売却していたらあんまり影響は受けないと言う事です。
ここに追加で住民税10%がドン!!!!
完全リタイアした後にBTCを少額引き出すと所得税+国民保健+住民税で最低でも合計約26%かかるのでした。苦しすぎぃ!!!!!!
ということで、可能であれば働いている内か、簡単な仕事をして「社会保険」に入っているときに利確するのがGoodかもしれないなと思った次第。それだけで国民保健分は解除できそうです。
ともあれ、社会保険に加入している内に生活費を稼ぐ程度、例えば夫婦で190万円/年*2口座の引き落としにすれば、妻側の口座であれば
5%(所得税) + 10%(住民税) = 15%
となり、むしろ株式で売却するより優れているのでは!?疑惑が生じるということです。但し、夫婦どちらかが働いて扶養に入れて「社会保険」に入る必要があると。
・・・とはいえですよ?
最悪、二人とも働いていない状態だったとしたら約26%です。これなら、株式の20.315%から見ても言うほどキツイものでもない気がしませんか?
夫婦で190万円 * 2なので380万円なので税金を考えると約280万円でしょうか。280万円あれば、生活するだけなら十分な気もしなくもないです。そもそも働いていないので、家賃も安い所に引っ越していればいいわけですから。
何だったらあえてBTCから売却しないで、株式とかから売却すればいいんです。それこそ、今まで積み立ててた「つみたてNISA」だってあります。
ただし当然ながらBTCが将来に渡って右肩上がりを継続しているという大前提があります。これを信じるならば、毎年夫婦で少額ずつ出すのが一番楽なのかなと思いました。もちろん、途中の大暴落が発生しつつも、それを超える右肩上がり、もしくはヨコヨコ展開になってくれたら勝ちです。
・・・あ、もう1点方法を思いつきました。
仮に働いている内に資産形成期で「積立投資」をしていた場合、BTCが相当額に到達したら積立投資をストップしてしまえばいいのです。単純に毎月xx万円の利確をしているのと同義になりますね。実質非課税で利確している形になりますので、それを現金で貯めておけばいいのです。
結局この方法は「ノーセルバリュー平均法」みたいな発想ですね。目標額になったら積立を辞めて生活資金に回せばOKみたいな。まぁ、仕事をしている最中にのみ許される戦い方でしょうか。それこそ相場観が無いとどう転ぶか分からないので難しそうですね。
恐らく私は600~800万円/BTCぐらいになったら積立投資を一旦解除する気がします。で、1000万円~3000万円/BTCになった後の大暴落後にまた600~800万円/BTCまで落ちてくるその日まで現金保有しておいて、落ちてきたら積立再開みたいな。最悪落ちてこなかったら最強です。ガッツリ投資している分はうなぎのぼりしているという算段なのですから。
とはいえ働いている内限定の手段でしかないことは残念に思います。お給料の余剰資金の積立なので。
そもそもビットコインに全資産を全部を全部入れなければ良いのではないでしょうか。
さっきもちょっと書きましたが、最初からBTCと株式と債券とゴールドを持っておいて、その年に値上がりしたセクターを都度売却して生活費を稼げばいいのです。
BTCが落ちたら他のセクターが値上がりしていることが期待できますので、そこを売って生活すればいいのではないでしょうか。
さて、私はBTCの他に「疑似RPAR」というリスクパリティポートフォリオを使っています。このポートフォリオは「非常にリスクが低く大暴落時に非常に安定しており、かつ、ある程度の右肩上がりが期待できる」ポートフォリオとなっております。
詳しくは以下過去記事となります。最近はBTCを加えた「真・リスクパリティポートフォリオ」で運用中です。
New・疑似RPAR
10% SPXL(S&P500の3倍レバレッジ)
12% TMF(長期債)
45% TIP(インフレ連動債)
30% GLDM(金)
3% BTC(ビットコイン)
つまり私は既にBTC・株・債券・ゴールドと分散投資が出来ている状態であります。
ということで、あくまで私の投資方針の場合では、セミリタイア後の進め方として、
- BTCが値上がりしたらそこから生活費を売却して
- BTCが値下がりしたらRPAR側から生活費を売却すればよい
のです。
あ、これ、結構いいんじゃないでしょうか。為替問題があるのでちょっとアレですが・・・。
今現在私はBTCに2000万円、RPARに1000万円を投資しています。毎年300万円の生活費として考えた場合、RPARを都度売却すれば、ギリギリ3年間近くは耐えられる計算です。BTCにおいて3年は大暴落からある程度復活できるだけの時間です。4年ぐらいは欲しいけどね。
であれば、何もBTCが下がっているときにBTCを売る必要は無く、何とか生活できるのではないかと思った次第。
そして疑似RPAR自体は年率3~8%以上の結果を期待しています。ある時期はもっと上を目指せる可能性も非常に高いです。
もし仮に年率8%で今後も運用できた場合、5年後には税抜き470万円、税引きで380万円程度得られます。1年分生き延びる期間が伸びる額です。
そう考えると今から5年後にリタイアした場合、BTC1億(額面上)、RPAR1400万円(額面上)となる感じでしょうか。何とかなりそう・・・なりそうじゃない・・・?
これぞまさしく捕らぬ狸の皮算用!!!
じゃあ3~5年後にRPARが全部なくなったらどうするかというと「働く」という選択肢が浮上します。きついけど、仕方ない。年寄りになってるはずなのでシルバー労働なんとかというのに登録すれば雇ってもらえるかな?
結局どうあれ、BTCが右肩上がりを期待するしかないということです。もしくは5億ぐらい稼いだ時に3億円売って、税金で1.5億取られる感じ。1.5億円あれば余裕でリタイア達成です。5億まで行くのは流石に10年以上掛かりそう。大変だ。
色々考えましたが、まとめに入ります。
何となくのまとめ
- BTCが1億円(額面上)到達したとしてもすぐに全部を売却しないように頑張る。但し大幅な値下がりに襲われる可能性が高いため精神的にかなり苦しいものであるとあらかじめ想像しておく。
- BTCが1.5億(額面上)に到達したらセミリタイアしてみてもOKかもしれない。あくまで「セミ」リタイア。
- 自分と妻の口座から合せて190万円程度をBTCから毎年下して税金対策をする。可能であれば「社会保険」加入した状態で行いたい。
- もし働いているならむしろBTCから引き下ろさずに「積立投資」を止めるだけでOKかもしれない。
- 但しBTCが圧倒的に暴落していたら別の資産(株/債券/ゴールド)から売却してBTCが復活するまで「祈る」
- 3,4年後、それでもBTCが復活しなかったら「働く」※肉体的にも精神的にももう辛そう
- そうこうしているうちにBTCが4億(額面上)に到達したら3億円売却して税金により手元に1.5億を得る。アーリーリタイア達成!!!!!!!!
- 残り1億円のBTCはそのまま運用。
- 疑似RPARもそのまま運用するし、1.5億円からある程度RPARに投資して安定化を図ってもいい。もう何も怖くない!!!!!!!
こんな感じでどうでしょうか!!??????
とにかくBTCが4億円到達(※額面上)したらアーリーリタイア確定です。3.5億でも良いかも。
そうすれば3億売って1.5億円が手元に残ります。その状態でビットコインが0円の価値になっても1.5億円が既に手元にあり、かつ、RPARという非常に安定したリターンを得られる所にも資産を投じていますので、これであればほぼ間違いなく、働かなくても行けるんじゃないかなぁと思った次第。
あ、疑似RPARは海外口座だから、働いていないと海外税が2重で取られるかも・・・なんかそんなのどこかのブログで見た気がする。今から調べるの面倒なので、その時にまた考えよっと!!!制度も変わる可能性高いしね。10年って結構長いのよ。海外口座に対する税制が変わる可能性だって十分ある。
結局税金問題を考えるとBTC一本勝負するより、ある程度の額を他の投資にするのは正しい気がしてきました。私は今現在からBTCが大幅に下落したら疑似RPARを売却してBTCに突っ込もうかなぁとか考えていますが、アーリーリタイア時の税金や精神面でのケアを考えると疑似RPARは1000万円投資額はそのままにしておいた方が総合的にみて良い気がしています。
ぶっちゃけ疑似RPARの成績、滅茶苦茶いいですからね。年利3~8%程度は普通に期待できます。BTCをバランスに加えたことで、もしかしたら今後は「IVV」を凌駕するんじゃないかとすら思えています。BTC無しで3~8%だからもっともっと期待してしまっています。そんな魅力的なポートフォリオでありながら大暴落に強いんだから、RPARは放置でいいんじゃないでしょうか。
ただ、今後の金利上昇が気になる。3倍レバレッジのSPXL,TMFが大損害を被ることになるでしょう。とはいえポートフォリオの10%/12%程度しか保有していないので大ダメージにはならないことに期待したい所存です。
ということで、今回はここまでと致します。