はい。FTX破産問題食らった私です。
ということでね。現在FTX JPが破産してしまってどうなるかさっぱり分からなくて不安な日々を過ごしています。以下過去記事。甘えの1万ドル。されど1万ドル。
で、当日ビットコインを出金しましたが、ハードウェアウォレットに多めに入れつつ、他の取引所にも分散してとりあえず出金しました。
というのも、日本の取引所は分別管理がきちんとなされているため、最悪倒産しても資産が守られる可能性が高いと言われています。※FTXの場合は米国とか世界規模なので良く分からない・・・
ただ、結局FTX JPの規定にあるように、財政が破綻した場合は分別管理をしていても補填できない可能性があると記載されていました。以下FTX JPの規約より引用。
ttps://help-jp.ftx.com/hc/ja/article_attachments/5412912721177/______________20220401.pdf
また、当社は、暗号資産の分別管理につき、その業務の一部を当社グループ会社であ
るQUOINE Pte.Ltdへ委託しています。委託先においても、当社と同様の分別管理方法
で管理を行います。
なお、当社が盗難その他の理由によりお客様から預託された暗号資産を紛失し、お
客様への補てんを行わなければならない事態が生じた場合、当社の財政が破たん
し、お客様に十分な補てんを行うことができない可能性があります。
※そのほか各種規約は以下
ttps://help-jp.ftx.com/hc/ja/articles/4900636875929
あががががががが・・・今回完全に破綻してるわけなので、補填されない可能性が結構高くないか?ってなって今記事書いてる。
そうなると、他の取引所に分散している暗号資産も同じことが起こるかもしれません。
そこでハードウェアウォレットが登場するんだよなって改めて思いました。
ハードウェアウォレットをもって自分で管理した場合、ビットコインは次の不安を解消してくれます。
- 取り付け騒ぎが起こることは無い。自由に自分の好きなタイミングで出し入れ可能※当然ネットワークに繋がってる必要はある
- FTTのような取引所通貨ではないため時価総額を高く見せるとかそういう小細工は考えなくていい。誰もが世界的にオープンにされている。
後者良く分かってない発言ですが、いいんだよこういうのは雰囲気で!(※すいません)
ともあれ、FTTのような取引所が作ったトークンはやはり取引所が有利なように作られて当然なので、中身良く分かりません!嫌本当はそういうの公開されてるんだろうけども私が良く分かってないだけですが、ビットコインはそういうの気にしなくていいのが良いんだよ(※雰囲気)
そして今回重要なのは、前者の自分のウォレットで持っていたら取り付け騒ぎで出金停止とかいちいち考えなくていいこと!
というか、そもそもビットコインが作られた理由が今回のような件ですからね!第三者を仲介する必要なく、自分が銀行になって管理できる。それがビットコイン!
ビットコイン自体の価格が大幅に下落しても、自分のハードウェアウォレット(HWW)の中のビットコインの価値が下がるだけで枚数が下がるわけでもないし取り出せなくなるわけでもない。企業が破綻しようが世界恐慌が起ころうが、1BTC = 1BTCなのだ。
ということで、ちょっと他取引所にそこそこビットコイン入れていたのですが、冬相場だけでもHWWに多めに送金してもいいかなって今思い始めてます。
ではなぜHWWに全部入れないかっていうと、HWWで持つデメリットもかなりあるってことを常々考えていたからです。以下過去記事。
要約するとこんな感じ
ハードウェアウォレットのリスク
- ハードウェアウォレットに入れた通貨が紛失することがある。
- 紛失したビットコインは全体の約2割(!?)と言われている
- きちんとシードフレーズを管理できないとハッキングされて全損する可能性あり
- ハッキングやセルフGOXで通貨を無くした場合、税金対策が本当に氏ぬほど大変な思いしそう→逆に取引所なら破綻した後とかの処理は履歴で残るので証拠として提出できるでしょって話
- 相続になったとき滅茶苦茶大変そう(HWW取り出せない問題から税金に至るまで)
- そもそも自分で用意したHWWに入れて本当に大丈夫か?という疑念
個人の見解ですが、ハッキリ言ってハードウェアウォレットで持つリスク、滅茶苦茶高いと思うよ。取引所預かりとは全く別次元の話でね。
今回「取引所が破綻したからHWWしか勝たん!」っていうけど、上記のリスクについて言及してる人果たしているんだろうか。
いや、いると思う。いるけど、クリプトガチ勢で滅茶苦茶手順とか保管方法とか世界分散とか金庫とか凄いこだわってやってると思う。でも一般人には無理だよ。
そしてハッキングされた場合、じゃあ本当にハッキングされたかってどうやって証明すするの?って話。だって友人に頼んでやってもらったとかやられたら証明できないじゃない。本当にハッキングされたとしても。セルフGOXも然り。送信先のアドレスが実は自分のモノじゃないってどうやって証明すればいいのか。無理ゲー。
で、そもそもですが、すでに20%のビットコインが紛失しているというニュースがあった。※過去記事参照。
つまり、極論ですがビットコインを自身で管理するってことは期待値20%減ってる状態になるってことでしょ?相当なリスクよそれは。
とはいえ、FTXにあるように、突然、本当にいきなり出金停止になって目も当てられない状態にならないわけじゃない。破綻するかもしれない。戻ってこないかもしれない。20%の紛失リスクより高いかもしれない。いや、なんか低そう
ということで、じゃあどうすんの?って話をすると、私はこんな感じにしようかなと思う。
自分ならどうする?(2022年11月状況踏まえて)
- 取引所に分散保管は継続
- 但し数量はハードウェアウォレットを多めに入れる
- ビットコインが5万ドルとかリバって安定してきたら主要な取引所(FTX JPのような使いやすい取引所)に資産を戻す
- 海外取引所の資産はトレード用を除いて全部BTCにして日本取引所やHWWに持ってくる
ようするに、冬限定でHWWに多めに入れておく作戦。一時的にハードウェアウォレットへの退避となるため、その期間は特に注意して管理(※定期的に送金できるか、HWWが壊れてないか等のチェック)をして、冬相場が無くなって安定してきたなぁ~ってなったらある程度取引所に戻す。
結局企業が破綻するのって冬相場が滅茶苦茶確率高いよなって。ビットコインの半減期終わった後の下落相場。まさに今。
じゃあ、そういう確率高い時期だけHWWに移しとけばいいじゃんって話です。
本当は全部を全部HWWに入れたい心情はあるのですが、大金を移動するときって滅茶苦茶緊張するのであんまりやりたくなかったりする。セルフGOXがとにかく怖すぎる。
ということで、方針が決まったのでちょっと多めに預けてる取引所からHWWに移すことにします。
上記はあくまで個人的な意見であり、ハードウェアウォレットを確実に管理/送金できる自信があるなら絶対ハードウェアウォレットに入れておいた方が良いです。私は自身が無かったので冬の間だけ、頑張って管理します。