ちょっと前から気になっていたポートフォリオをチェックする回。
それはレバレッジETFとビットコインを50:50でリバランスしたらどうなるかということ。といっても、50:50なので単純に間を通るだけだったりするのですが、なんとなく気になったのでやってみた。
やることはこちら
やること
ぶっちゃけレバレッジETFとビットコインだと税金の仕組みも違うので損得を相殺できなかったりするのであんまり良いイメージはありませんが、とりあえずやってみましょうか。
あ、ちなみに直近の結果だけ見ます。
だって、2020年以前から見たら、絶対にビットコインが強いの明白すぎる事実なので、全く持って、50:50で持つ意味が無く、ビットコイン100%で持ってた方が強いからです。2017年の割と近しい所から見ても圧勝してます。以下過去記事。
2017年1月から現在まで VS 3倍レバレッジ編
上記は月足のグラフです。2017年という近年で見たとしても、余裕で3倍レバレッジを圧倒しています。
ということで、あくまで直近2020年ぐらいから見てみましょうか。
2020年からBTC-SPXL
とりあえず2020年のBTC-SPXLでやってみました。
最終結果
- BTC:4.1倍
- SPXL:1.31倍
- 半々PF:3.04倍
それっぽい感じになりました。というか完全に真ん中通ってるだけになっちゃうねぇ。というのも2020年からだと大体ずっと右肩上がりなので結局BTCが強く見えちゃうのよね。
これだと結局ビットコイン持ってるだけでいいじゃんってなるから、2021年初頭から見てみましょうか。
2021年からのBTC-SPXL
最終結果
- BTC:0.89倍
- SPXL:1.29倍
- 半々PF:1.19倍
上がったり下がったりで面白いグラフになりました。面白いのが2021年後半だと50:50のポートフォリオが頂点になるところ。リバランスして良いところで変えたことで結果がついてきた感じでしょうか。
なんかこれだけ見ると、結局高値掴みさえしなければ今の冬相場って別に冬でも何でもないよなぁって思わなくもない。というかまだ調整段階で暴落はこれからでしょってやっぱ思っちゃう。ぬるいもん。
じゃ、TECLも見てみましょうか。
2021年からのBTC-TECL
最終結果
- BTC:0.89倍
- SPXL:1.03倍
- 半々PF:1.12倍
あ、これ面白い結果になった。なんと50:50のポートフォリオが勝利しました!!
これの何が面白いって、グラフを見てわかる通り、ビットコインが大幅に上昇してる時にTECLが冴えない時と、その逆の期間が明確になっているという点です。特に2022年の1月辺りなんかはTECLが良い感じに伸びてる時が明確ですね。
そういう時にリバランスをすることで50:50の半々ポートフォリオが良い結果を収めたんじゃないかと思います。
この結果から次のことが言えそうです。
まとめ
- 相関していない銘柄で半々PFを作ると楽しそう
- 相関してない時期にリバランスすると楽しそう
- TECLのようにボラの激しい銘柄でPF作るの楽しそう
- ただし株式とBTCは申告分離課税と雑所得で補えないので税金まで考えると悩みどころ
こんな感じでしょうか。例えばBTCをMARAとかに変えると面白いかもしれない。
おまけとしてTECLとMARAでやってみましょうか。
2021年からのMARA-TECL
最終結果
- MARA:0.93倍
- SPXL:1.03倍
- 半々PF:1.40倍
あ~いいっすねぇ~。
MARAは2021年の前半でも大きく突き上げてるし、2021年後半のバブル最後の上げもすごいものでした。やっぱ業務レバレッジは激しいねぇ。
で、最後は超絶下落してみるも無残なのですが、ポートフォリオを組むことで1.4倍と一番高い益を得られたというわけです。
なので、ちゃんとリバランスすればレバレッジETFとビットコインおよび関連銘柄とのポートフォリオを持つことは十分有益になるかもしれないなと思いました。
とはいえ真の冬相場になったらどうなるかは判断難しいですね。結局本当の暴落が始まったらレバレッジETF側は全く別の償還リスクとも戦わないといけないし、MARAのような会社に依存するタイプだと倒産するとか、ビットコイン機器を売らざるを得なくてその後BTCが上昇しても会社の株価は上昇しないとか、そういうリスクと戦わないといけません。
ならやっぱりビットコイン一本でも別に悪くないよなぁと思わなくもないというのが個人の感想です。でも結構面白い結果だったので、もしレバレッジETFとビットコインの両方持ってる人は試してもいいかもしれないですね。特に相関がずれた時なんかねらい目だと思いました。