【RPAR】もし疑似RPARに投資を続けていたらどうなったか確認します【BTC】

こんにちは。okometsubuです。

 

完全自分用。

 

2021年も半分過ぎたということで、前回はBTCと3倍レバレッジ達を戦わせました。

 

 

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で、疑似RPARというリスクパリティポートフォリオを今回見てみようかなという回。

 

リスクパリティポートフォリオ。端的に言えばローリスクローリターンのポートフォリオというやつです。以下過去記事。

 

 

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以下一括で1000万円購入した時のやつ

 

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いやー、当時の私は攻めてますねぇ。1000万円ポンと買ってます。

 

まぁ、自分で「現金で持つより圧倒的に良い」って何度もブログにしてたのですから、実践しないとおかしいよねって。ブログ書いてる利点と私は捉えています。

 

さて、そんなRPARなんですが、インフレ債のTIP以外を全部売ってBTCにしました。なぜかって?BTCがバブルになるとおもったからだようわあああああん!!!!

 

 

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2021年の3月に売って疑似BTC株であるMARAを買ったらしい。

 

当時の購入価格は38.6ドル。現在の価格は27.69ドル。-29%弱。氏ねる!!!

 

話が脱線しました。

 

ということで、今回はもしRPARを続けていたらどうなったかなぁというのを自分のために記事にしたくて検証してみます。

 

では改めて疑似RPARのポートフォリオはこんな感じです。

 

New・疑似RPAR

10% SPXL(S&P500の3倍レバレッジ)
12% TMF(長期債)
45% TIP(インフレ連動債)
30% GLDM(金)
  3% BTC(ビットコイン)

 

 

TMFから3%をビットコインに投資した形にしています。ゴールドとは逆相関なのでゴールドを減らすとビットコインのリスクが増える形です。が、それでも良かったかなぁ。私個人としてはゴールドよりビットコインの将来の方が上だと思ってるので。

 

ともあれこのポートフォリオで見てみます。

 

検証期間は適当にやります。

 

2020年最初から今日までみます。対戦相手はIVVと本物のRPARとして、疑似RPARのリバランスは3ヶ月に1回ver と 年1回ver で比較します。私自身は1年に1回のノリの方が手数料省けていいかなと思っている。結局運もあるし。

 

また、ゴールドは歴史がある「GLD」を使用します。なお、グラフ上は手数料・税金は配慮されていません。

 

あ、ついでにスイッチ先のMARAも比較対象として参戦です。

 

2020年から今日まで

2020/1/2~2021/7/9までを見ます。

 

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・・・MARAのせいでグラフが壊滅した。気を取り直して、MARAを外したグラフをどうぞ。次が見たかったやつ。1000ドルスタートです。

 

 

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終結

  • RPAR3ヶ月:+35.18%
  • RPAR1年:+29.29%
  • IVV:+34.04%
  • RPAR(本物):+20.68%

 

RPARの3ヶ月リバランスと1年リバランスで大きな違いが生まれました。これはコロナショックで大きく価格を下げているSPXLとBTCに対して大きく資産を伸ばしていたTMFからリバランスをして振り分けた形となりました。3月末日にね。

 

IVVを見てもらえると分かる通り、3月が底でしたのでその後は急上昇。リバランスがバッチリ行えたおかげで急上昇の波に乗れた形となります。

 

これはあくまでたまたまであり、1年リバランスが逆に勝利する可能性もあるので難しい所さんですね。数学に詳しい人からしたら計算式あるんだろうけどね。この辺は手数料とかも考慮して考えれば良い所です。

 

さて、このグラフを見て頂けると分かる通り、RPARの真骨頂はその「回復」の早さです。今回前半絶好調のBTCも混ぜている我が疑似RPARの場合だと、4月の開始頃には既に元本1000ドルを超えております。この回復速度がたまらねぇんですよ!

 

ただ、BTCが大幅に値下がりした昨今、最後の辺りのグラフを見るとヨコヨコ展開が続いています。最後の2021年5月辺りね。

 

この辺は本物のRPARもIVVも右肩上がりなのに疑似RPARはぺこんと凹んでます。

 

まーでもね。限定的だよね。だってたった「3%」しか投資してないんだもん。1年リバランスはIVVに負けてますが、そもそもIVVに勝つためのポートフォリオじゃなくて「コロナショック」のような対暴落時復活速度用ポートフォリオなのでIVVといい勝負してる時点でヤベーんです。というか3ヶ月リバランスは勝っちゃってるし。

 

ということで、コロナショックという中規模の暴落があった時を含んでの結果でした。

 

では続いて2021年の特に暴落が発生していない時期から見ましょうか。これは流石にIVV圧勝の予感。

 

2021年から今日まで

2021/1/2~2021/7/9までを見ます。

 

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終結

  • RPAR3ヶ月:+2.94%
  • RPAR1年:+1.74%
  • IVV:+18.15%
  • RPAR(本物):+2.58%

 

 

やはり株式が圧倒的ですね。前回の記事で見た通りSPXLが絶好調でしたから当然ダントツ1位はIVVです。

 

そして今回もRPAR1年リバランスは結果が悪い。これは当然の通りかもなくて、BTCが超絶好調だった時期に売却して他に資産を振り分けたおかげで5月暴落を耐えられた感じと見ていいと思います。まぁ、本当は4月にリバランスできてたらもっと良かったでしょうね。

 

ちなみに本物のRPARはコモディティが入っていますが私のポートフォリオには含んでいません。個人がコモディティに手を出すとリバランスコストや、単純にコモディティETFが経費率が異常に高いことが分かっているため。個人の金額でやるもんじゃないなってことで除外してます。

 

ともあれ半年で大体2%~3%の上昇をキープできました。これが本来のRPARの形として見ればいいかなって思う。

 

そして試しにMARA混ぜるとこうなる。

 

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そりゃ強いよ。MARAはBTCマイニング株だもの。

 

でも面白いのはBTC自体は年始に始めた結果とそんなに変わらないけどMARAだと年始に買ってたら今の時点でも2倍以上の結果になってる。中国マイニングが撤退したのが絶対好感持たれてる結果だと思う。個人的に嬉しみ。

 

では最後に、私がRPARを売ったタイミングから見ます。完全に個人的なやつ。

 

 

2021年3月12日から今日まで

2021/3/12~2021/7/9までを見ます。

 

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あ・・・(察し)

 

最悪のタイミングでRPARからMARAへスイッチしたようです。

本当にありがとうございました。

 

まーしょうがない。あのまま勢いよく行く可能性もあったのですが、燃料足りずに墜落したのですから。欲の皮を厚くしたら人間こうなるよっていい参考例ができましたね!!

 

ということで、本来のRPARの使い道は、今回のような「暴落」が来た時の「ナンピン用現金置き場」として考えていました。これはSPXL,TECLのような大変危険な投資先に対するケアのためのポートフォリオだったのです。

 

が、ビットコインは結局短期間に超大幅に下落するが、超大幅に上昇する速度が速い投資先として期待していたため、暴落してもいいからなる早で資産を投資したくなったのが3月12日ぐらいの出来事だったのです。

 

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正直世界恐慌をSPXLにぶつけた場合はあまりにも酷すぎるので現実的な所でリーマンショックとしました。実際どのぐらいで復活するでしょうか。

 

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終結

  • SPXL:約9年 (2007-10-10~2016-07-26)
  • TECL:復活出来ず(2000-08-31~20年経過しても復活不可)
  • BTC:約3年(2017/12/16~2020/11/30)

 

 

まーそれでも3年ぐらい時間かかるんだけどね!!結構長い!!!!

 

でも逆に、次回の半減期が4年に1度と分かっているのが強いんっすよ。ビットコインは。多かれ少なかれ、良い影響あることが期待できちまうんだ!!!

 

私の投資基準としては、

 

  • 半減期が4年に1度あるため復活が見込める
  • ゴールドの上位互換の性質を秘めている
  • ゴールドと同等の地位に付いたら1BTC=4000~5000万円になる見込み

 

ということで投資している所があります。なので面の皮を厚くして、セミリタイアをあわよくば、今年2021年で達成できたらうれしいなぁあああああああああ!!!!!

 

って感じでRPARから資金を費やした次第です。つれぇ。

 

話が脱線しました。

 

ということで、MARAを外して改めて見ましょうか。見やすいようにRPAR3ヶ月リバランスは一旦外した。

 

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まー、こんな短期間じゃよく分からないよね。

 

とにかく、暴落が起こらない時はIVV最強で、暴落が起こってから株式が復活するまでの間はRPARが最強ってことよ。そんだけ。

 

ちなみにこのグラフでも分かる通り、BTCが頂点つけた5月中頃辺りまで最強でしたがその後は本物のRPARに抜かれてエンドです。

 

でもね。たった3%でもこれだけ影響力のあるBTCです。落ちた時にしっかりリバランスをするとその後のリバウンドで結構有利じゃないかって思うのでした。

 

なので今回の教訓として私がもし疑似RPARを続けていた場合は次のようにします。

 

  • BTCを中心に物事を考える
  • BTCが50%以上下落した辺りで適当にリバランスする

 

多分、これやるだけでも今後の展開が結構違ってくると思います。先ほどのコロナショックの時でお分かりいただけたでしょう。

 

今回のポートフォリオビットコインをたった「3%」だけ入れています。それで安定性を図れる上に、リバランスタイミングも50%以下ぐらいで適当にポチっと少額入れるだけでも圧倒的にポートフォリオが改善される見込みがあると。

 

駄目でもたかが3%です。私は1000万円投資しましたが、3%は30万円。最悪0になってもいいじゃないですか。まぁ、リバランス回数によってはもっと被害が出る可能性もありますが、超絶最悪ケースで30万前後と考えていいかと。

 

いやー、今回の結果から見ても分かる通り、やっぱ価格が高騰してからスイッチングするべきじゃないな!

 

今回私は賭けに出たので全く悔いは無いですししっかり自分の考えを元にスイッチング出来たので良い(※が、悔しい)のですが、真にリスクパリティを理解して運用される場合は、是非BTCが大幅に下落したタイミングでリバランスを心がけると良かったなってお話でした。

 

というわけで今回はここまでと致します。

 

 

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