こんにちは。okometsubuです。
先日SPXLとTMFに関連する検証記事を書きました。結果はSPXLとTMFを60:40~80:20にするとかなりの高パフォーマンスが期待できるというものでした。
ただ、この期間は高金利から低金利に遷移しているというTMFにとって非常に有利な時期であったことが分かっています。以下金利についてまとめた記事。
ということで私の結論としては、今超低金利だからTMFやるのは超絶怖くない!?
と、ブログで発言した所、色々なところから感想を頂きまして、
「むしろ、今こそTMFに投資すべき時!!」
みたいに言ってるじゃあないですか!!!
え?!何で?!?!!
嘘でしょ!!??今超低金利なんだよ!?
と、最近「金利」を学んだ超絶素人な私は狼狽えてしまいました。素人特有のパニック状態です。
ただ、色々聞いているうちに何となく分かりました。
- 経済悪化の今、この低金利は早々すぐに高金利化するものでは無い。つまり今後も低金利状態が続く可能性が極めて高い
- 今現在株高となっている。そのため株価は下落する可能性がある。
- 金利が大きく変わらないのであれば、株価が下がれば債券は値上がりするのでそれに期待するからTMF買う。
というもの。なるほどなぁ。確かにコロナショックからリーマンショック以上に離職率があるとか超絶ヤバイ!!とか色々言われてますもんねぇ。株価がなんか滅茶苦茶上がってますけれども、それもそろそろほころびが見え始めると考えると、確かに今TMFに投資するのは中々面白いかもしれません。
ただ、先ほども書いた通り今現在株高ということを前提にしてTMFを購入するというのであれば、そのリバランス比率分のSPXLを買うことになるのですが、株高すぎてSPXLを今買う必要は無いと思われます。
なので、もしすでにSPXLを持っていて、かつ、現金リバランスをしている人であれば、このTMFは現金と同じ扱いにして、実験として少額だけ入れるとか面白いかもしれません。銀行預金に入れる感覚で。多分大変な値動きをして狂おしい程身が焦がれる気がしますが少額なのでまぁいいでしょう。
但しリバランス管理が超絶大変になりそう。今現在SPXL/TECL/現金で管理がちょっと大変です。うーん。エクセルで別シート作ってやればいいか。実際、TMFとSPXLのリバランスは素晴らしい結果を残しているのは過去検証で実証済みなので、金利が上がり始めるまでは安定することに期待しても良さそうです。
但しこのまま株価が一気に回復した場合はTMFの価値も下がるので現金で持っていたら良かったってことになります。一応、TMFは株高になっても値動きが割とマイルドなはずなので多少の損で済みそうな気はしてます。
1点懸念点としては、いずれ経済が回復したら金利が上がることになり、TMFは恐らく残念な結果になってくると思われます。以下drkernelさんのブログ記事にて高金利時代にTMFがあった場合のシミュレーション結果がありましたので引用させて頂きます。
超長期のレバレッジファンドのリターンを見る | Dr.Kernelの見た世界
https://drkernel.net/archives/341
一方で、シミュレーションTMF(緑線)のほうは微妙な評価です。70年-80年にかけて米国の債券利率は上昇を続けていました。債券価格の変動を考えた時、利率の上昇が債券価格に与える影響は大きく、この期間、TMFを持っているとひたすら含み損に耐える必要があったはずです。実際、10年債(紫線)をただホールドしていればプラスになったのに、TMFのようなファンドに投資をしていたら焼け死にそうなダメージを食らっていたに違いありません。
利上げが終わり、債券のリターンがめざましくなった80年代以降はTMFは素晴らしいリターンを上げてくれています。利上げ時に長期債を持つと、目に見えて含み損を抱えるだけだ。シミュレーションは恐ろしい警告を発しています。
過去の高金利化する時期にTMFを持ってると焼け氏ぬ程にひどい結果になり得るというとのこと。
今から1,2年ぐらいは低金利のままになるのかなぁと素人ながら思いますが、じゃあいつ高金利に変わってくるの?というのを常にチェックしなくては行けなくなります。つまり、「手間」と「人の判断」が必要になります。
私はそういった手間を無くしたいし、人の判断で間違えた時のダメージは精神的に来るものがあるのを知っているので、何も考えずにSPXL:現金リバランスを機械的に行おうかなと考えて投資をスタートしました。そして金融リテラシーの無いというのもあって、いつ・どういったタイミングで金利が上昇するの?というのもよく分かりません。
そう考えると、TMFに手を出すにしても、後1,2年ぐらいのお試し期間だけ採用する、という感じで進めるぐらいがちょうどいいかもしれません。そして現金で持ってるよりも難易度は高くなるのでやっぱり少額からスタートがいいかなぁと。ともあれ、最悪、TMFが値下がりしたら株高になってるはずなのでいうほどひどい結果にならないことを期待したい。
ただ、SPXLとTMFは基本は逆相関の関係性にあるものの、時たま一緒に大幅下落することがあるというリスクがあるものです。そして今現在債券も株も「バブル」という点です。
債券バブルが崩壊したらどうなるか。以下ニューズウィークサイトより引用。
債券バブルが崩壊したら株式市場はどうなるか | キャリア | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
https://www.newsweekjapan.jp/stories/carrier/2019/11/post-13366_3.php
過去の数多のバブルのように一気に債券バブルが崩壊した場合には、金利が急激に上昇することも考えられ、株価にとっては「悪い金利上昇」となる可能性も大いにあります。
ようするに債券バブルが崩壊⇒金利が急上昇⇒「悪い金利上昇」なので株価もヤバイ
という感じで債券と株がダブル下落ショックにならないか不安に感じています。ここまで金利が下がることなんて人類史上初っぽいを聞きますし、そうなると過去のチャートを追うとか意味をなさない可能性もあります。
うーん。どうなるのかなぁ。ツイッターで頂いた情報だと、金利は実はまだ少し下げられる(マイナス金利)し、イールドカーブコントロール(長期金利を下げて長短金利のフラット化)という謎の代物をFRBが控えているそうです。なんだこの謎ワード!?
私が翻訳してあげますと、FRBが持つ超必殺技で、瀕死状態になると使える大技という事ですね分かりません!!!
まぁでもそんなノリだと思います。FRBはまだ隠しワザを持っているというのでTMFはまだ心強いってことなんですよ多分!
ともあれ、どちらかと言えば株が下落する確率の方が高そうという読みならTMFを購入して、株が今後も上昇するでしょってことならTMFじゃなくて現金のままでいいかって感じ。
後は年末辺りにかけて株が暴落するかどうかが決まるっぽいという風の噂が広がっているので、やはり1~2年ぐらい様子を見ながらTMFに気持ち入れる程度で試すぐらいが面白いかもしれません。SPXLには今からは購入しない。安くなったら買う。
だって今高いし、買う局面じゃないです。私がドルコスト平均法ではなく、ノーセルバリュー平均法を採用したのはこういう時に買わないようにするためであり、初期投資額が十二分にあるのは、こういった時に頑張って追加投資しなくていいと言う心の支えになってくれているのです。
私はミーハーだから、TMFとか面白い情報がでたら手が出ちゃうんです!最初は現金リバランスよりちょっと良い感じなだけでしょ?って思ってたら大分結果が良くてわたしゃ悩ましいよ!プンプン!!
でも情報は本当に嬉しいです!ありがとうございます!
いやー、でも過去結果は本当にSPXL:TMFのリバランスは結果が良いんですよねぇ。1985年からの低金利への道しか検証できてませんが、相当結果が良い。過去結果だと、右肩上がり相場であれば「SPXL:現金」リバランス70:30も「SPXL:TMF」60:40もほぼ互角だったので、60:40の比率になるような額を小出しにしてやるでいいかなぁ。
ということで、もうちょっと悩んで適当に買っちゃいそうなところで今回はここまでと致します。どうしようかなぁ・・・。