SPXLとTMFリバランス効果を検証します_その4(まとめ編)

こんにちは。okometsubuです。

 

毎週月曜日朝7:00放送中の大人気番組

ぶらり先進国株式下車の旅(レバレッジ切り替え編)」※インデックス投資結果発表

を明日に延期して本記事をお送りします。

 

今回は過去記事の総まとめとなります。検証は行いません。私の所感と今後の投資先を検討する回となります。まったく参考にならないことが予想されますので忙しい人は見ないでいいと思います!

 

以下過去記事です。この3つを見ることが前提のお話になりますので面倒ですがしっかり見ましょう!

 

 

SPXLとTMFリバランス効果を検証します_その1(金利上昇期編) - 日々の生活をがんばるブログ

SPXLとTMFリバランス効果を検証します_その2(金利ヨコヨコ編) - 日々の生活をがんばるブログ

SPXLとTMFリバランス効果を検証します_その3(暴落時編) - 日々の生活をがんばるブログ 

 

 

さて、「金利上昇期」「金利ヨコヨコ期」「株価暴落期」の3つのパターンを検証しました。「金利下降期」はあえて検証していませんが、過去の検証でSPXL:TMFのリバランスが非常に素晴らしいことは分かっているので割愛しています。強いて言うなら以下の過去記事が該当します。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

ではこの超低金利時代、TMFについて今から投資する場合、どのような考えで行えばいいのでしょうか?というのをまとめます。

 

つまり、TMFをどういった目的で持つかと言う視点でSPXL:TMFの割合が変わるでしょう。

 

ではTMFをどのぐらい持つのがベストなのか?という件について各項目の属性をまとめました。ゲーム脳的なまとめです。

 

各状況における投資先の有利不利まとめ

あくまで過去検証結果からの所感です。どうぞ、お納めください。

  • 今後金利が上昇する読み=SPXL△、TMF×、現金○
  • 今後暴落が発生する読み=SPXL×、TMF、現金△
  • 今後金利がヨコヨコ展開する読み=SPXL○、TMF△~○、現金△~○

 

こんな感じでしょうか。結局、三者三様の結果であるわけですから、これらの内どれか1つを読んで投資する形にならざるを得ないのです。ここはもう相場経験が必要だったり、もう完全に「運」や「感」に任せてどれかを選ぶ形になります。私は「運」と「感」に任せざるを得ませんのでそれに賭けるしかない!!

 

もしくは、上記2つ組み合わせた未来予想も可能です。

 

ただし「暴落」と「金利上昇」は組み合わせ不可と言う認識。何故なら暴落したら金利が下がることが歴史的に証明されているため、「金利上昇」読みをしつつ「暴落」とはならないでしょう。さすがに両極端すぎますのでどちらか片方を選ぶことになります。

 

金利ヨコヨコ」と「金利上昇」も組み合わせ不可ですね。というわけでこれらを除いた形で2つの組み合わせを選択すればOKと思います。そうなると、

 

「暴落」or「金利ヨコヨコ」のどちらか読み

 

の組み合わせだけがギリギリ予想可能となりそうです。暴落が発生したら金利は下がるものですが、この2つの組み合わせであれば、両方のケアができるといった具合です。つまり、「or」で対策が可能というわけです。どっちも怖いから両方ケアしよう!という考え方がギリギリ可能というわけです。

 

ということで、各シチュエーション毎の投資方法について私視点で大胆予想します!!!

 

あ、ここからのまとめは、あくまで今からサブ的に追加投資する場合の話です。全体のポートフォリオとして考えるなら、SPXL:TMFを60:40ぐらいで良いんじゃないかなと思った次第。ただ、「金利上昇」は必ずどこかで発生しそうなので、長期間TMFを多く持つのは私個人の意見としては危険だと言う判断しています。

 

まま、私の感想はおいといて、とりあえず各シチュエーション毎の割合を大胆予想してみます!

 

「暴落発生」+「金利ヨコヨコ」読みの場合

先程の結果をみるに、この組み合わせであれば「TMFは◎か○」の二つの属性を得られるのでTMFを多めに入れた形が望ましいと思われます。SPXLも金利ヨコヨコ展開に強いですが、暴落が来たら一気に落ちるので安全に行くなら少な目にしたい所です。「SPXLは○か×」になるからですね。×になったらヤバイのでケアするならSPXLは少な目とします。

 

但し「暴落発生」の頻度が少ない、もしくはそんなに落ちない読み、つまり「暴落」側を軽視するのであれば、SPXL多めにするところでしょうか。

 

ともあれこの組み合わせを予想するのであれば、今現時点でTMFを買いたいなら

 

SPXL:TMFの割合を10:90~32:68

 

で同日中に買うことになるかなぁと思った次第です。もしくはTMF100%も案外悪くないと思った。ただ、金利ヨコヨコ展開でも若干元本から下がることもあるので、SPXL10%から20%ぐらいを同時に持つのはアリかなと思っています。

 

32:68は過去10年間で一番シャープレシオが良かったらしいとツイッターで教えて頂けました。のでそのぐらいまでなら買ってもいいんじゃないかな?ということで採用しています。

 

 

金利上昇」読み

SPXLもTMFも下がる可能性があります。ただ、金利上昇が続く環境というのはそれだけ経済が安定してきたことを意味するのでSPXLにフルで突っ込んでもあながち間違いではないです。

 

ただし、金利上昇期によるSPXL下げが怖いので私は現金リバランスが良いかなと思っています。

 

また、金利が上昇すると、SPXLやTMFの経費も上がり、結果パフォーマンスが悪化すると言われています。実際どうなるか分かりませんが、そのような第3のデメリットも考慮が必要です。

 

ということで、

 

SPXL:現金の割合を100:0 ~50:50

 

ぐらいの割合で持つのが正義かなと。TMFは金利上昇局面なら不要かなと思った次第。ただし、結局金利が下がる読みで将来に渡って「金利ヨコヨコ期」にいずれなるだろう読みならSPXL:TMFで良いと思います。

 

現在の金利0.6%が3%まで仮に上昇して、その後20年後にまた0.6%に戻るようならSPXL:TMFは正義になる可能性が高いです。難しいですね。そんな先の金利なんて読めません。

 

正直金利上昇時のSPXLの動きが過去検証を見た限り読めない点は仕方ないかなと言った具合。長期運用ならSPXL多めでいいと思ってます。但しTMFは自信をもっては、ちょっと持てないですね。

 

 

今後1,2年で暴落発生読み

純粋にTMF100%です。今投資しているSPXLも全部いらないですね!!

 

というのは嘘?で、今後1~2年というスパンが問題で、例えば2年後に暴落するのであれば、その2年分のSPXL上昇分が期待できたりします。なので、

SPXL:TMFの割合を20:80とか32:68ぐらい持つのは悪くない気はしています。

 

よってオススメは

 

SPXL:TMF = 0:100 ~ 32:68

 

かなぁ。割と割合は適当ですが、SPXL少な目は間違いない。

SPXLを混ぜた瞬間、暴落が発生したら残念な気持ちになる。ただそれだけです。

 

結局この結果は「金利ヨコヨコ期」or 「暴落読み」の組み合わせとほぼ一緒の結果となりました。つまり、「暴落読み」をケアすることはイコール、「金利ヨコヨコ期」にも対応可能ということです。ただ「金利ヨコヨコ期」も対応したいならSPXL10%は混ぜておきたいかなと思った次第。 

 

金利ヨコヨコ期」読み

この期間はSPXLもTMFも程々に良い結果になりました。但し、TMFは元本を維持できるかできないか瀬戸際だったりすることもあるので、実はSPXLを多めに持った方が結果が良かったりします。となると、以下のようになるでしょうか。

 

SPXL:TMFの割合を60:40~80:20

 

このぐらいあれば十分なパフォーマンスを得られることでしょう。最悪ケース、40%のTMFがギリギリ何とかしてくれるようなそんな形です。「暴落期」もケアするなら堺程の「暴落期 or ヨコヨコ期」の結果を採用すればいい、ただそれだけです。

 

 

ということで色々書きましたが、イメージとしては次の図みたいな感じです。超雑です。本当にあくまでイメージです。割合の数字も超適当です。数字の上下部分で何となく見る感じで。

 

超ザックリ各シチュエーション毎の早見表

 

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これ、完全に独断と偏見で書いてますので信じない方が良いかもしれません。本当に私の所感です。過去検証を見て「こんな感じかなぁ~」と適当に考えた奴です。

 

金利上昇+暴落相場」という右上部分はあまり無い想定です。何故なら暴落が発生したら金利は下降するという歴史があるため、今後もその流れになると勝手に思ってます。米国は0.6%の超低金利ですが、まだマイナス金利があるからヘーキヘーキ!!

 

そして背景橙色に染めた部分はTMFが有用な時期だと勝手に思いました。金利ヨコヨコ展開でもTMFは強いですし、安定相場中で金利が大きく上昇しなければTMFは強いことが過去記事で証明できているからです。

 

こう見ると、背景橙色の部分って結構な面積を占めていると思いませんか?つまり、TMFとSPXL上手く持てばそれだけいい結果をもたらしてくれる確率が割と高いんじゃないかなと言った具合です。

 

つまり、現金で持つより大体のケースにおいてTMFを混ぜておいた方が結果は良さそうということです。所感ですが、「SPXL:TMF=60:40」が最も安定してパフォーマンスを得られやすい期間が長そうかなという認識です。

 

多少の金利上昇もSPXLでカバーできますし、米国株市場は基本的には安定相場が続きます。そして過去検証記事でも「SPXL:TMF=60:40」は1,2を争うパフォーマンスを得られています。

 

但し、金利上昇局面においてはTMFの出番は一切ありません。

 

この局面においてTMFを持つと言うのはそこがネックになります。なので色々な人が金利を気にして「債券」の他の安全銘柄を探し始めていると言っても過言ではないでしょう。なので、超低金利時代の昨今、60:40はTMFの割合を取り過ぎている可能性は否定しません。

 

・・・いや、「上昇局面において一切出番は無い」と言ったのは言い過ぎたかもしれません。

 

超長期運用を目指した場合、一時的に金利が上昇することもあるでしょう。その場合、安くTMFをリバランスにて買うことができるためです。その後に金利が反転して金利が低下した場合、TMFが上昇するため過去に安く仕入れた分の利益が大きくなるということです。

 

ここが長期運用の難しい所です。結局現在は超低金利と言えます。そしてその後に経済が安定したら金利が上がることが予想されます。が、後30年の運用期間があったとして、その後30年間ずっと金利が上昇し続けるのか?という疑問が生まれるのです。

 

はっきり言ってそんなもん読めません。なので、最初からSPXL:TMFを60:40で持つのが案外気楽にできるのかもしれません。もしくは、私の様に、後1,2年ぐらいだけTMFをもって、その後の来たるべき金利上昇期になりそうな気配がしたらTMFは現金化してしまうというものです。そううまく行く気が全くしませんけどね!!!

 

こう思った背景は過去に何度かお伝えしたかもですが、今のコロナ騒動で経済の安定化が図れるのは少なくとも1~2年ぐらいは必要なんじゃないかなと勝手に思ってます。景気は上向きですが、実経済は結構深刻なんじゃ?という感じです。

 

であれば、その1~2年間の金利は安定しているはずです。つまり「金利ヨコヨコ期」です。であるならば、その1~2年間だけTMFを持っておいて、1年後ぐらいに結果が良かったら一旦現金化してもいいかなと思っています。時間による損切りリミットを決めておけば指標になるかもしれません。

 

多分今後の記事で書くと思いますが、TMFを最近購入したので、後1年ぐらいは持つ予定です。カレンダーに印付けといて、1or2年後になったら強制TMF売却しちゃおうかなといま本気で思ってます。

 

だって「金利上昇期」がどのタイミングかを見極める力が無いんですから。単純に「金利が上昇しだした」時期にTMFが黒字だったら容易に見切りをつけることはできるかもしれませんが、赤字だったらズルズルいきそうで怖い。この辺についての具体的な予定は今後の課題として後回しにします。

  

ともあれ、今現在株が「バブル化」しているようなしていないような、そんな状況です。「金利ヨコヨコ展開」が予想できているのであれば、「暴落」へのケアも兼ねて、やはりTMFを多めに持つことは悪くないなと思いました。

 

ということでSPXLとTMFリバランスまとめ回でした。 

 

そうですね・・・。多分近々SPXL:TMFを20:80~32:68ぐらいで買うと思います。多分成行で始値でSPXLとTMFを両方買う感じにすると思います。もしくはTMF100%でとりあえず買う。

 

そしてその投資額は今現在SPXL:現金リバランスをしている「現金」部分から捻出して、将来の「現金」部分に割り当てる、サテライト的な買い方になるでしょう。管理が面倒ですがまぁいいです。 

 

 

 

さて、長々と所感を書きましたが、私は超絶金融リテラシー0人間なので

 

信じるなよ、こいつの言葉を!

 

と言う台詞を皆様にお送りして〆たいと思います。

 

私の所感なんぞは鼻くそ以下の戯言でございますので、過去検証結果やグラフだけ参考頂いて、各々思うように投資すればいいんです!

 

毎回自身の考えと読者様で乖離が発生しまくっているため、「やはり私は相場感が無い素人なんだなぁ」と毎回反省したフリをしている所で今回はここまでと致します。

 

 

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