【花粉症】鼻うがいが良いらしいので調べてみる

花粉症真っ只中でございます。鼻水がダラダラでますが、何より喉がやられてしまい咳が出まくって夜もおちおち寝られない状態です。

 

ここまでくると流石に「舌下免疫療法」を採用したくなります。ネット情報や以前コメント頂いた際にもかなりの高評価であることは確認済み。

 

で、もう一つ良いよ!って教えてもらったのが「鼻うがい」です。これ、以前なんとなく聞いたことがあって、確か「鼻うがい」をするとコロナの陽性者を対象に1日2回2週間するだけで重症化及び死亡率が1/8になったとかだったはず。

 

これ、花粉症でも使える技だとは知りませんでした。ということで早速ざっと調べてみました。

 

鼻うがいのメリット

  • 鼻づまり、鼻水が解消される
  • なんか、喉の調子も良くなるとかなんとか(※個人的にここが重要)
  • 花粉症だけじゃなくてコロナとかでも効果あり

 

喉についてはなぜ?って思いましたが、以下サイトで説明されていました。サワイ健康推進課サイトより引用させていただきます。

 

お手軽に風邪予防 鼻うがいのススメ | 不調改善ヘルスケア | サワイ健康推進課

https://kenko.sawai.co.jp/healthcare/201811.html

「のどなのに鼻をうがいするの?」と思いましたか?
たとえば、鼻づまりが続くと口呼吸になるため、のどを痛めてしまい、風邪をひきやすくなります。また、鼻水の一部がのどに流れてしまう「後鼻漏」という症状は、のどの不快感やのどや気管を刺激して、咳の原因になることもあります。
このように、のどと鼻はつながっていて、密接に関係しているのです。 

 

なるほどねぇ。私の場合は鼻はあんまり詰まってないから鼻呼吸できてると思ってるけど、「後鼻漏」は結構あるかも。やっぱとりあえず試してみるのが良さそうだ。

 

対して鼻うがいにデメリットは無いだろうか。

 

鼻うがいのデメリット

  • 鼻うがいに使う「生理食塩水」を作るのが面倒
  • じゃあ市販の専用液を買おうとすると結構高い
  • じゃあ「生理食塩水」を水道水で作ろうとすると、海外で(※日本でも!?)死亡例があったりするので正直怖い
  • じゃあ水道水を沸騰させてから食塩水作ろうとすると毎日めんどい
  • その他、耳に入る可能性があり、中耳炎になる恐れがある。

 

鼻うがいするのに専用の液体が必要なのですが、「生理食塩水」か市販の液体を使うかの2択になることが分かりました。「生理食塩水」なら自分で水道水を沸騰させつつ塩を少々入れるだけで作れると。

 

ただ、毎日これを作るのって結構面倒だなっていうのが正直あります。更に調べてみると、海外で死亡例がでていたり、日本でも1件、もしかしたら鼻うがいが原因で亡くなった可能性も示唆されている記事を見つけてしまいました。以下健栄製薬サイトより引用させていただきます。

 

鼻うがい | 健栄製薬

https://www.kenei-pharm.com/general/column/vol32/

水道水による鼻うがいで問題となるのは非結核性抗酸菌のみではありません。水道水を用いて鼻うがいしたところ、ネグレリア・フォーレリというアメーバが脳に入り込み髄膜脳炎を引き起こして2人死亡したという報告があります。ネグレリア・フォーレリは別名、脳食いアメーバと呼ばれている病原体ですが、この病原体が水道水に潜んでいて、その水道水を用いて鼻うがいした人の鼻腔から感染し、脳に侵入したのです。このアメーバは鼻から侵入する病原体であり、日本でも死亡例が報告されています。

日本においては水道水が口から食道を経由して胃に入り込むのは日常的なことであり、何ら問題ありません。水道水を飲んでも胃のなかの胃酸が病原体のほとんどを殺菌するので安全だからです。一方、鼻腔は呼吸をするための空気が出入りする通路であり、水が出入りするような構造にはなっていません。むしろ、鼻腔は非結核抗酸菌やアメーバなどの病原体が生存できる良好な環境となりうるのです。そのようなことから、鼻うがいをするときには滅菌水や一度沸騰した湯冷ましを用いることが適切といえます。鼻うがい用の製品も販売されているので、それを用いるのもよいかもしれません。

 

ようするに、アメーバが鼻から脳に到達しちゃってって話。怖すぎる。日本は水が安全だから!みたいな記事も検索すると多数ヒットしますが、死亡例らしきものもあるのでちょっと躊躇しています。沸騰すればいいか、という考えもありますが、ガス代と作るための「労働力」を入れると正直コスパが良いかどうかは微妙な所です。沸騰するまでの人生の時間を消費すると考えるとコスパはむしろ悪いかもしれない。面倒なのでコスパ計算はしてないですが・・・

 

よって、現時点での考えとして、死亡リスクと水を作る労力、ガス代を考慮すると、市販の液を使う以外の選択肢が無いことが分かりました。

 

その他のデメリットとして、鼻から耳に水が入るケースがあるとか。中耳炎になる恐れもあるので、ある程度鼻うがいのやり方を調べてからやった方が良さそうだ。幸いなことに、現在社会において動画が発達してるのでyoutubeとかで検索したらどうやるかすぐ分かるだろう。

 

では次に「水道水」を使わないで鼻うがいができる商品を探すことになります。どういう種類があるでしょうか。

 

鼻うがい器具の種類

  • 手動で容器を押して水を出すタイプ
  • 電動でやるタイプ

 

電動でやるタイプは機械を使うのでちょっと高め。1万以上するものも。まだ鼻うがい初心者なのでまずは気軽にやりたいためここは一旦割愛。

 

1点面白そうだなと思ったのはスチーム吸引機。これは水を入れてスイッチを入れると自動で水を沸騰してくれてそのスチームを吸い込むようになっている。これを使うと生理食塩水を作る手間もなく非常に簡単。

 

問題は「鼻うがい」というジャンルからずれてることと、お値段1万円以上するので気軽には手がだせなかった。あと、機械なのでお手入れをしないとカビとか生えてきたら逆に体を壊しそうだし面倒だなっていうのもあったのでやはりスルーで。

 

よって、一旦は手動で容器を押すタイプを検討する。こちらならば長年つかっても最悪気軽に買い替えることもできるだろう。

 

色々調べると粉末タイプか液体タイプの2種類分かれていた。

 

前述の通り、水道水は労力とリスクの観点から一旦辞めておこうかなと思っているので液体タイプの容器を使うタイプを使ってみることになりそうだ。

 

これを前提に、次はコスパを考える。

 

費用について

  • ネット価格で700円前後(500ml)で売っている
  • 1回20mlで1日2,3回使用するぐらいが丁度いい(※特に就寝前がオススメらしい)
  • よって、1日2回想定の場合、1日56円、1ヵ月1,680円。花粉シーズン3ヵ月のみ使用と考えると1年で5,040円の出費となる。

手が出せなくはない価格

 

私の場合ですが、スギ花粉だったかな?確か。2月から4月なので3ヵ月のみ使用することになると思うので、年間5000円程度となりました。まぁまぁな額です。

 

そうなると、「鼻うがい」とは別で「舌下免疫法」があるのですが、そちらとの比較もしたくなります。以下は私のイメージで比較してみます。

 

鼻うがい VS 舌下免疫法

  • 舌下免疫法は最低2年程度毎日使う必要があるが、完治する可能性を秘めている。
  • 鼻うがいは生涯ずっと使うことになるが、気軽に使えるし毎日使わなくても別にいい
  • 鼻うがいは1年5100円、3年で15,300円。舌下免疫法は3年続けたとして1ヵ月3000円計算で約110,000円。ただしその後は何もしなくても良い状態になる可能性がある
  • 舌下免疫療法1ヵ月3,000円で計算。

 

最初3年だけみたら明らかに鼻うがいが気軽に導入できますし、労力も楽な部類でしょう。コスト面で見たら生涯どうでしょうか。40年後に私の人生が終わる場合を考えて、コスト比較をしてみます。インフレ率とかは考慮無しで。

 

40年間の比較

 

21年目でコストは逆転しました。ただし舌下免疫療法は「効果無し」となる可能性を秘めている点を忘れてはいけませ。説によると2割は完治、6割は効果あり、2割が効果無しとなります。では、それを加味してコストを2割増しした場合を比較するとどうなるか。※2割増しでいいかどうかは知らない。気分で。

 

40年間の比較(効果無しの期待値っぽいのを考慮)

 

大体27年目で抜かれてますね。舌下免疫療法の利点は完治したら24時間365日労力無く過ごせる点でしょうか。このチャートを見る限り、初手「舌下免疫療法」がコスパが良い気がしてきました。インフレとかも考慮すると益々初手でやった方が良い気がした。

 

さらに言えば、鼻うがいは1日3回ぐらいやってそうな気がする。朝、外から帰ってきた夕方、寝る前の3回。そうなると次のようなグラフになる。

 

40年間の比較(鼻うがい1日2回から3回にした場合)

 

1日3回はコスパ悪すぎるな・・・失敗リスク考えても18年目で抜かれます。成功すれば15年目で舌下免疫療法の方がコスパも良いという。なら失敗考慮しても免疫療法早く始めた方が良さそう。

 

舌下免疫療法に有効期間があった件

と思っていたのですが、舌下免疫療法は、治療が完治した後やめると効果が薄れてくるらしい。以下サイトより引用させていただきます。

 

舌下免疫療法の治療終了後の持続効果について | 耳鼻科の病気解説 いとう耳鼻咽喉科

https://ito-jibika.net/byouki-kaisetsu/2018/08/30/%E8%88%8C%E4%B8%8B%E5%85%8D%E7%96%AB%E7%99%82%E6%B3%95%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82%E7%B5%82%E4%BA%86%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%8C%81%E7%B6%9A%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

舌下免疫療法を3年間継続後に治療を中止しても、その治療効果は2年間持続。舌下免疫療法を4~5年間継続後に治療を中止しても、その治療効果は約8年間持続。その後、症状が再燃しても再び舌下免疫療法を行うことで再度効果が認められたことが海外の論文で報告されております。

 

えなにそれは・・・

 

3年間継続しても2年しか持続しないっていうのも衝撃だし、4,5年継続が必要かつ8年間しか持続しないってのも衝撃的な情報なのですが・・・

 

困りました。そうなると舌下免疫療法はかなりのコストと労力(毎月通院)が発生します。じゃあとりあえず5年間通った場合も確認しましょうか・・・

 

40年間の比較(鼻うがい3回 VS 通院5年)

通院5年バージョンは、5+8年後に再度5年通院する、というロジックで書いてます。

 

舌下免疫療法たっけぇ・・・え?本当に5年通院+8年しか効果無いの?

ググると確かにどのサイトも5年通院+8年効果って書いてある・・・困った。割と高いぞこれ・・・

 

一応、8年後に再発したら1,2年通院で再発防止可能っぽい記事もあったのですが、正直そこまでの年数が必要になると実例もそんなに無さそうなのでどうなるか分かりません。分かりませんが、8年後に2年通院した場合で考えてみるとこんな感じになりました。

 

40年間の比較(鼻うがい3回 VS 通院5年 + 8年後再発時は2年通院)

 

大分安くなりましたが、鼻うがい1日3回の方がコスパいいです。ただ、今回の舌下免疫療法のコストは1ヵ月3000円としたので、コメントを見ると安い人は1ヵ月で2000円という方もいるようなので、その辺で逆転する可能性もあります。せっかくなので2000円にしたらどうなるか最後にチェック。

 

40年間の比較(鼻うがい3回 VS 免疫療法1ヵ月2000円版)

上記グラフのお金を舌下免疫療法1ヵ月2000円にしました。これで鼻うがい派と同等程度になるかをチェックしたい。

 

これなら舌下免疫療法の方が良さそうです。更に背景として日本円の物価高が40年も暮らしていたら間違いなく値上げするだろうことから、鼻うがい側の方が不利になってくる局面は増えるんじゃないかなと思わなくもない。

 

 

まとめ

  • 試しにやるなら鼻うがいは安く試すことができるのでとりあえず初めて見る
  • 水道水使うのは怖い+沸騰させるの面倒なので市販の薬品で試すと良さそう
  • 舌下免疫療法」は完治しても効果8年程度しか有効じゃないため割高になる可能性あり。ただ完治したら非常に楽だし安めの病院に通えばコスパも十分。初手でこれを選ぶのはかなりアリ。

 

ぶっちゃけ費用的にはどっちもどっちだし、鼻うがい派から途中で舌下免疫療法派になっても全く問題ない状況ということが分かりました。気軽にスイッチングできるのは強い。

 

何はともあれ、鼻うがいで改善できるかどうかが一番のポイントです。私はまだ1回も試したことが無いのでこれを機に始めてみようかなと思いました。