日本の個人投資家が米国株100銘柄も分散投資すべきではありません【お節回】

こんにちは。okometsubuです。

 

今回はちょっと検証記事のデータ集計に時間がかかってしまったので、お茶濁し回です。最近やってるRSIリバランス検証です。検証記事って何気に時間がかかるので、時間ができて、まとめることができるまでお待ちください・・・

 

が、お茶を濁すネタ自体が無くて困った。

 

ので、日頃悶々としたことを発散する場にします。

 

悶々としていることはつまり、「お節介」したくてたまらないけど、お節介とは基本上から目線になりがちであり、完全に大きなお世話になることから普段は記事にはしていないものです。

 

しかしネタも無いのでこの中から少しずつ消化してしまおうと思います。

 

正直、「お前が言うな!」という点があるのと、不快に思われる可能性が高いためその点、申し訳なく思います。※でも書きます

 

また、個人名や団体名はお茶を濁して書いてます。記事内容が記事内容なのでよく分からない人は今回の記事はスルーして頂ければ幸いです。

 

なお、本記事は2020年9月22日時点の情報です。

 

 

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私はブログ村という所の米国株クラスターに所属しているのですが、その中でとても気になる投資方法をする人を見かけて、ちょくちょくウォッチするようになりました。

 

気になると言うのは、私自身が成長するための有益な記事を見るためというよりも、「その投資方法続けて大丈夫なのか・・・?」と少し将来が心配というか、なんというか、ハラハラする内容の記事です。レバレッジ投資してる私が言える立場ではない

 

その方の記事を見ると「100種類の米国株の連続増配銘柄に投資する」というものでした。

 

主に悶々としているのは「米国株100種類」です。「連続増配」は人の好みなのでそれについてはおいといて、問題は後者の「米国株100種類」の部分です。

 

このブロガーの方は米国株で連続増配となっている100種類を「均等」に買うことを目的にされているように見受けられました。

 

つまり100種類を「リバランス運用」するということになるのではないかと危惧しています。

 

まず最初にお伝えしたいのは、「日本」から「米国株」を買うときに手数料が最大0.45%かかります。そしてこの手数料は売却時にも取られると言う点です。二重で取られるのです。この点が米国に住んでいる人と日本から米国株に投資する点で圧倒的に不利な点です。

 

アメリカ人は最近の情報では売買手数料無料で株式投資が出来る環境が整っているそうであり、それに関連してSBI証券等が一部の海外ETFを買付手数料無料にする等の改革が進んでいます。しかしまだ9種類等しか無料になっておらず、この時点で現地の人と比べたら日本人は不利です。

 

また、対象ブロガーの方は楽天証券で投資されているようなので、1回の注文で4,444ドル以上を投資することで最大20ドルの手数料で済むことができます。が、米国100種類も買うのです。4,444ドル以上になるとは思えません。

 

つまり、「米国株100種」に投資することで、ほぼ確実に投資金額の0.45%(税別)を手数料で取られることが確定しました。

 

では次の問題です。「連続増配の米国株100種」 といううたい文句があるのですが、この「連続増配」の基準を定期的に確認するのか?という問題があります。

 

これについて以下の問題点が浮上します。

 

  • 購入済み100種類が今回も連続増配対象となっているか逐次チェックする必要がある
  • 連続増配の対象外となった銘柄がある場合、次の「連続増配」の株を確認する必要がある
  • 連続増配銘柄を入れ替える時、売買手数料が再度0.45%発生する。しかもこの場合は銘柄入れ替えとなるため、投資額全額が0.45%発生することになる

 

書いてて、「恐怖」という感情が出てきて震えてしまいました。投資先の株価の上下じゃない部分で恐怖したのは久しぶりです。

 

まず100種類の銘柄を管理する「手間」はとてつもないです。自身がもっている株価もさることながら「連続増配」しているかもチェックしなくてはいけません。

 

もし仮にスクリーニングで一瞬で分かることになったとしても、そのスクリーニング対象と自身が投資している対象の銘柄を比較するのも労力の一つです。これはもう「副業」の範疇に入ってきます。この労働力をアンケートサイトでもやった方がお金が儲かりそうです。

 

そして次に比較が終わって銘柄変更が必要だと分かったら、その銘柄と入れ替えるため売買が必要となります。はい。手数料が確実に発生します。

 

それもリバランス運用の差額分とかいう生ぬるいものでは無く、銘柄全額最大0.45%の手数料が取られることになるのです。恐怖しかないな?

 

そして利益がでていたら「税金」も多く取られて、再投資する額自体が減ってしまいます。つまり運用益も大幅減です。

 

氏の記事では「損出し」して税金対策はバッチリなような記事がありましたが、バッチリではありません。手数料、取られてますからバッチリ証券会社に貢いでいるのです。

 

もちろん、損出し自体は有効な手段ではありますが、米国株のような手数料の高い投資先でやるものじゃないと思います。やるなら投資信託で手数料無料の所でやるのがベターです。この辺は利益の額と頻度で相談になるので一概に正解は言えませんが、米国株でやるのはお金持ちがやる手法だと思います。それだけ、0.45%の手数料は高いのです。

 

 

では最後に、この連続増配100種類についてですが、既に似たようなETFが用意されているのです。名前は「VIG」。最近よく聞きますね。バンガード社が出しているETFで管理費は0.06%/年と0.45%の買付手数料と比べると、非常に安価です。

 

商品の説明は以下バンガード社公式サイトから引用させてもらいます。

バンガード・インベストメンツ・ジャパン - 商品案内 - バンガードETF

https://www.vanguardjapan.co.jp/retail/investment-products/funds/detailview/etf/0920/equity/overview/us

投資アプローチ

  • NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
  • 完全法を用いたパッシブ運用です。
  • ファンドはフルインベストメントを維持します。
  • 大型株の中でも前年比増配の実績を持つ銘柄に重点を置きます。
  • 低経費によってトラッキングエラーを最小限に抑えます。
 

ベンチマークについて

10年以上連続して増配の実績を持つ米国普通株で構成される、NASDAQ US ディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。

 

異なる点としては該当ブロガーの「均等」に投資する点からズレると言う点と、氏が自身で選んだ「増配銘柄」を意図して購入できないと言う点があげられます。

 

が、VIGで十分じゃないでしょうか。

 

前述した通り、日本に住んでいる個人投資家が米国株を100種類も維持管理したり銘柄入れ替えするのは労力の観点からも、費用の観点からも、税金の観点からも行うべきではなく、ETFに任せることでたった年0.06%でリバランス運用を勝手に実施してくれるのです。

 

仮に100銘柄最初に1回買っただけでリバランスや銘柄入れ替え管理をしないなら、猶更「ETF」にすべきであり、個別銘柄に手を出すべきではありません。管理してこそ個別銘柄の醍醐味なのですから。

 

これでもう100種類も日本人が投資する必要がなくなります。

 

 

・・・もうお腹いっぱいなのですが、もう1点、指摘したい点があります。

 

 

これについては完全に受け売りなのですが「楽天証券」で海外ETFを持つと、最悪特定口座から一般口座に資金が強制的に移る可能性があります。

 

以下たわら男爵氏のブログ記事より引用させて頂きます。

 

楽天証券、米国株にポイント投資・カード投資の導入検討も、避けるべき致命的な欠陥 - 40代でアーリーリタイアしたおっさんが たわら先進国株でベンツを買うブログ

http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1831.html

 

しかし、残念ながら楽天証券には他社にはない致命的な欠陥があります。

楽天証券の致命的な欠陥
(1)楽天証券の特定口座から他社の特定口座に移管することはできない。どうしても他社に移管したいときは、一般口座に移してから移管することになる。
https://faq.rakuten-sec.co.jp/faq_detail.html?id=3104017
(2)株式併合等のコーポレートアクションがあると、特定口座源泉徴収ありから強制的に一般口座に払い出されてしまう。
http://faq.rakuten-sec.co.jp/faq_detail.html?id=2014014&scategory=48

 

問題は(2)のコーポレートアクションがあると、特定口座から一般口座に払い出されてしまうのです。これについては私も楽天証券に問い合わせて確認しましたが、一般口座に払い出されてしまうとのことでした。

 

つまり、会社が合併したり株式分割が行われると一般口座に払い出される危険性があるということです。正直、これについては楽天証券で海外株買っている人全員が対象の問題だと思います。

 

私は金融リテラシー0であり、突然一般口座に払い出されたらパニックになるのでSBI証券で海外ETFに投資することにしています。確定申告しないと脱税になるとか怖すぎます。

 

これは真面目に今現在「楽天証券」を使って海外ETFとか海外株買ってる人はチェックした方が良いと思います。

 

というわけで、個人投資家が100銘柄も分散投資すべきでないと思った理由は以上となります。

 

 

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・・・ここからは完全に私事の感想です。「なんのこっちゃ」という内容が多分に含まれているので閲覧スルーで問題ありません。もう、悶々としていたので記事に書いてしまいます。

 

 

 

さて、今回取り上げた100銘柄分散ブロガー氏は元々、米国株ブロガー界隈にある

 

自身の利益を求めればどんな方法でもOK

 

という事以外、活動内容が一切不明(※実際は活動してない?)な謎のブロガー組織にソルジャーとして最近参加が決まりました。が、つい先日、その謎の組織からすぐに離脱したようです。

 

詳細な理由は不明ですが、その謎の組織が「グロース株」志向であり、配当戦略(※主にMOへの投資)とは水と油な存在であったため、色々バトルがあったとか無かったとか。

 

私は読者ながらこれは実に勿体ないなと思ったと同時に心配になってしまいました。

 

正直なところ、投資方法については千差万別、何やったって別にいいと思います。自分のお金ですし。※MOみたいな高配当戦略が如何に間違っていたとしても・・・

 

で、勿体ないなと思ったのは、謎の組織内で「100銘柄増配株」VS「他幹部のポートフォリオ」の熱いバトルを外から見て見たいと思っていました。

 

ようするに、「利益がでれば方法はなんでもOK」と謳っている組織です。ならば配当戦略でも100銘柄増配銘柄でも利益が出ればOKということでの参戦です。

 

組織側の投資方法はグロース株重視ではあると思いますが人それぞれ千差万別でETFの人もいれば個別株の人もいて、人それぞれが違う戦い方をしているのです。

 

そんな中、颯爽と現れる「100銘柄連続増配株+高配当株逆張り」投資家!!

 

組織の中では異色中の異色!!!

 

どちらが真に正しいのか、毎年の結果報告で組織内の人間と「年利いくら儲かったか」でバトルするのです!!!

 

当然中の人たちは人生掛かってるので本気です。本気のバトルを毎年拝めるなんて楽しそうじゃないですか!!!!※他人事

 

なので、できれば「100銘柄分散投資」のブロガーの方には極力組織に残って頂いて、「利益」を求める組織ならではの「ブログ記事」の企画(※お祭り)が見たかったなと読者としては残念になりました。

 

謎の組織はブロガーの組織なので、全員ブログやってます。全員が全員自身のページにてザックリベースで公開するなり、組織のトップの方がザックリベースで発表し、今後の展開(※今の時期は仕方ないのか否か)とか投資方法の変更を行ったらその理由とかをまとめられると楽しく読めたかなぁと勝手に思ってしまいました。

 

ブロガーって結局ネタにも飢えてると思うし、「組織力」を使ってこういう年1回程度の面白ネタはアリかなと思ってしまったのでしたというか普通に見たい。

 

当然、資産公開はNGにしてザックリベースで問題ない形にするのでも十分じゃないでしょうか。最初の「投資額」「買付余力」「その後の入金額」の3点だけ管理すれば特定口座なら手数料や税金の計算は不要です。1年後にその3つを出すだけでOKなのですから。投資額は千差万別なので「利率」勝負です。

 

もう完全に他人事の読者目線で恐縮ですが、この謎の組織、組織なのに活動内容が全然見えなくて正直、存在意義が分かりません。幹部会とかで内輪ノリのイベントとかやってるんでしょうか。読者からしたら謎すぎて超絶悶々としてます。

  

 

さて、話は変わって100銘柄投資家の方が脱退されて心配になったのは、脱退前と後で氏の投資の方針が一切変わっていなかったように思われる点です。いや、どうだったかな。脱退後に始めたのかな?そうならスイマセン・・・

 

変ってない前提で話をすると、ある程度リテラシーの高い集団の集まりですから、何かしら脱退前に説得が行われたものと思います。が、特に何も変わることなく同じ方法で投資をされている点が非常に心配になりました。

 

心配した点は、まさに今回の記事の内容の100銘柄の管理部分です。「連続増配+高配当戦略」の投資方法の件については個人の投資方法なのでそこは違和感があるもののスルーします。

 

そこを論点とするよりも、もっと基礎の、「手数料」「労力」「税金」「代替ETFの存在」という投資の基本部分が余りにもデメリットがあり過ぎて、せめてそこだけでも伝えて救ってあげられなかったのかなと思いました。

 

正直、氏のブログを見るたびに自虐行為をしているように見えて心配(※楽しみ)なのです。

 

 

「・・・じゃあお前が直接100銘柄投資家に言いに行ってやれよ!!!!!

 

 

え?!!!?????!?!?!???

 

嫌ですよ・・・なんで当事者でもないのに言わなくちゃあいけないんですか・・・

 

お節介も甚だしいですし、突然言われたら普通にカチンとくるでしょう。

 

そもそも接点が無いですし、私、超絶インキャで陰湿コミュ障なんですよ・・・?

 

 

私だって、もし、

 

3倍レバレッジは減価するから長期投資しない方が良いですよ(^^;;;

 

とかイキナリ言われたら

 

うるせぇ好きでやってるからほっとけ!!!!!

 

とムキっとなって突っぱねることでしょう。

 

ま!上記のコメントなら一応長期投資の是非とか根拠を提示した上で反論する予定ではありますけどね!!!※謎のプライド

  

こんなこと思ってる人間が自分から他人にコミュニケーション取りに行くわけないだろいい加減にしろ!!!!

 

というわけで、自分のブログの小さな庭の中で書きたいことを書くだけの毒回でした。

 

 

いやー、実に清々しいまでにインキャ糞記事になりました。こういう闇部分はなるべく書かないようにしたいものですが、ネタや時間が無くなったら又書くことになりそうです怖いです。

 

 

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