【3倍レバレッジ】少額購入時のみでもDMM.com証券を使うか検討します

こんにちは。okometsubuです。

 

DMM.com証券という証券会社があります。こちらは海外株やETFを売買するときの手素了がなんと全て「無料」になるというすごいことをやってのけています。

 

しかし、実は円貨決済を強制されており、配当金も全て円貨決済されて払い出されるらしい。以下たわら男爵さんのブログより引用させて頂きます。

 

PVを得るために法的紛争に巻き込まれるリスクを冒してはならない~DMM.com証券 - 40代でアーリーリタイアしたおっさんが たわら先進国株でベンツを買うブログ

http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1574.html

しかし、売買の為替手数料は確かに1ドルあたり片道25銭でしたが、配当金の為替手数料は1ドルあたり1円だったのです。

 

ようするに、ドルを置く口座が無いため毎回確実に日本円から直接海外株を買い、その都度為替手数料が取られるというものです。更に配当金の場合は1ドル1円と非常に高くなっています。

  

が、今ちょっと思ったのが、配当金の為替手数料についての部分です。

 

これはデメリットとして挙げられていますが、それよりもはるかに売買手数料0円の方が圧倒的にメリットがあるということです。これについてはたわら男爵さんのブログで詳しく計算されていますので閲覧されることをオススメします。※という名の丸投げ

 

さて、ここで思ってしまったのが、「SPXL」や「TMF」って、配当金殆どでないってことです。そしてSBI証券等ではこれら3倍レバレッジ商品は当然ながら手数料無料対象外となります。

 

つまり、3倍レバレッジ投資家である私は、むしろDMM.com証券で管理した方が良かったことになる可能性が高かったのです!!

 

とはいえ、ぶっちゃけて言いますと、あくまでイメージのお話ですが、信頼度としてはSBI証券の方が上かなと思っており、1000万やら2000万円という大金になるとSBI証券でまぁ良かったかなぁとなんとなーく思ってしまうのでした。大手銀行の方が安心!みたいな謎のイメージです。

 

ですが、私はSPXLやTECLをリバランス運用していたり、「RPAR」というポートフォリオを疑似的に作成してリバランス運用を開始している経緯があります。つまり、リバランス時に多少少額な投資を定期的に強いることになるのです。

 

で、話を戻すのですが、DMM.com証券配当金に1ドル1円というデメリットがあります。しかし、そのデメリットは今回問題ありません。何故なら、SPXLやTECLは配当金が非常に少ないからです!こういう面でみても高配当株はやっぱり糞だなって思う。

 

ということで、今後のリバランス先として使えるんじゃないか?というのが本記事の趣旨となります。

 

ちょっとザックリ計算してみましょうか。超雑な仮のお話です。

 

毎年の取引額を5000ドル程度を想定。1ドル100円とします。

 

SBI証券の場合

 - 為替手数料:5000ドル * 2銭 = 100円 = 1ドル

 - 取引手数料:20ドル~22.5ドル

合計:約21ドル~23.5ドル

 

DMM.com証券の場合

 - 為替手数料:5000ドル * 25銭 = 1,250円 = 12.5ドル

 - 取引手数料:無料

 - 配当金:銘柄によりけり。

合計:約12.5ドル + 配当金

 

 

SBI証券+SBIネット銀行を使い、ドル転を積立注文すれば2銭でできます。手動ですると4銭です。

 

この結果から、10ドル/年程度が配当金で発生しなければDMM.com証券側が非常に有利ということです

 

 

さて、DMM.com証券では先のように配当金に対して1ドル1円が発生します。それを考えなくてはいけません。

 

と言う訳で、今回対象の配当金がほぼ出ない銘柄をターゲットとして見て見ます。SPXLの過去の配当金は以下のNASDAQ公式サイトから引用します。

 

Direxion Daily S&P 500 Bull 3X Shares (SPXL) Dividend History | Nasdaq

https://www.nasdaq.com/market-activity/funds-and-etfs/spxl/dividend-history

Ex/EFF DATE TYPE CASH AMOUNT DECLARATION DATE RECORD DATE PAYMENT DATE
06/23/2020 CASH $0.046 01/09/2020 06/24/2020 06/30/2020
12/23/2019 CASH $0.262 03/13/2019 12/24/2019 12/31/2019
06/25/2019 CASH $0.293 03/13/2019 06/26/2019 07/02/2019
12/27/2018 CASH $0.208 12/24/2018 12/28/2018 01/04/2019
09/25/2018 CASH $0.114 01/18/2018 09/26/2018 10/02/2018
06/19/2018 CASH $0.014 01/18/2018 06/20/2018 06/26/2018
12/19/2017 CASH $0.115 12/18/2017 12/20/2017 12/27/2017
 
 

 

えーっと、1株あたり0.1~0.2ドルくらいでしょうか。私は1,047枚もってるので0.15換算として大体157ドル。約15,700円と言った所でしょうか。で、DMM.com証券では1ドル1円の為替手数料が発生しますので157円か。

 

しかしこれが4半期に1回発生するとなると、640円/年と中々の金額です。とはいえ、6.4ドル/年となりますので、先ほどのDMM VS SBI証券の勝負ではDMM.com証券の方がはるかにコストが安く済むことがわかりました。

 

さらに言えば、今回SPXLはほぼすべてSBI証券にて保持していますので、上記費用は一切発生しません!!

 

何故なら1047枚のSPXLはSBI証券で大きく買っており、これからDMM.com証券で買う枚数はリバランス分の微々たるものだからです。

 

そして50万円分、5000ドルを仮に買ったとしてSPXLは88枚。1株あたり0.15ドルとしたら配当金は13ドル。13円を4回で52円/年と言った所でしょうか。0.52ドル/年です。安い!!

 

ということで、圧倒的勝利をもってDMM.com証券に軍配が上がりました。

 

但し、これが年間10,000ドルの取引とかだとDMM.com証券が不利になりそうです。10,000ドル * 25銭 = 2500円 = 25ドルとなり、SBI証券とドッコイドッコイか、若干不利になる可能性があります。この辺りが分界点でしょうか。

 

つまり、少額取引であるならばDMM.comが大きく有利で、大口取引であればあるほどSBI証券側が有利となるのです。

 

ただ、銘柄が多くて毎回4,444ドル以上の投資を1銘柄でできないようならSBI証券は相当不利になるということです。今回の様にリバランス運用等をしている人であればDMM.com証券は非常に魅力的だと思います。積立投資してる人なんかも特に。

 

これだけ超ザックリで見ても全然問題ないレベルのため、こうなるとやはり最初からDMM.com証券で買っても問題ないということになります。

 

と言うことで、今後SPXLや疑似RPARのリバランス運用時に「買い」が発生したタイミングのみDMM.com証券を利用するのは非常にいい形になるんじゃないかなと期待してしまいました。

 

ただ、残念ながらTECLやTMFは現在取り扱っていないようなので、私はSPXLとかのみ対応することになりそうです。かなしいなぁ・・・

 

最悪、少額取引になりますのでDMM.com証券自体の存続が危うくなってもなんとかなるんじゃないかということも考えると非常に有効な戦い方が出来る気がしています。複数の証券会社を使う分散メリットも生まれます。

 

最大のデメリットは、口座開設をやるのが面倒ということですね。IPOの時に滅茶苦茶口座開設しまくって管理が超大変(※というなの放置)なので、これ以上増やすのはちょっと悩ましいんですよねぇ・・・。

 

もう1点は、追加投資する際は日本円からの買付となるため、必然的に手元から日本円が減っていくということです。私の場合、つい先日1000万円をドル転したばかりなので、今後も日本円が減っていくことになります。対してSBI証券内でのリバランスであれば、ドルのやり取りなので日本円が減ることはありません。

 

そういう意味だと、SBI証券内で売りのリバランスを行った場合の余ったドルの行先が宙ぶらりんになるという問題点が浮上しそうです。手数料等を考えるとDMM.comを使うのが理に適っていますが、宙ぶらりんになる資金の置き場所がちょっと悩みの種です。外貨建てMMFを使って年利0.1%程度を頂くことにするかな。日本円で銀行預金してるようなものだし。

 

とはいえ、次回以降はDMM.com証券側で買った株をリバランスにて売却すればその辺は問題ないでしょう。

 

更にDMM.com証券は出庫移管に対する手数料も無料なのが強いです。が、移管後はSBI証券側で売却リバランスすることになるため、結局はDMM.com証券に低配当金銘柄であるSPXLを置いておいた方が次のリバランス売りが安くできるという面でも十分メリットになるということです。

 

ただし、手数料無料化が他の証券会社が今後どうなるか未知数であることから、リバランスをする時期になるまでもう少し考えます。普通に他者も手数料が引き下げられた理無料化する可能性は残されています。とはいえ、DMM.com証券で発生する費用はとてつもなく安いことが期待できそうです。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

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