【株主優待】改めてクロスし直した場合コストを抑えられるのか

こんにちは。okometsubuです。

 

2月頃のお話ですが、楽天証券で誤って既にクロスを終えていた銘柄を改めてクロスしてしまいました。つまり、株主優待を得るために100株で良かったのに後日、再度同じ銘柄で合計200株をクロス取引した状態になってしまいました。

 

同日気づいたのですぐ様 現引・現渡したお陰で被害は軽微でした。内訳は一日分の貸株料を取られて数円損しました。あ、数円かぁ。別にどうでもいいかぁー。で終わっていたんですね。

 

でもこのミスにより、2つの気になることが発生しました。

 

気になること

  • 高い方のクロス銘柄を「現渡」すれば以降の貸株料は安くなるのではないか
  • 楽天証券の「事務管理」がかかる日数に到達前に新しくクロスして、一ヶ月保有にかかる管理費を回避できないか

 

前者はまんまですね。同じ商品を一般信用で売る場合、株価が安い方で売った方が貸株料が安くなるというものです。例えば1株2200円で仕入れた銘柄が2100円まで値下がりしたとして、利確日まで残り日数50日あるとします。その差額の100円分の貸株料分、大変お得になるのでは?!というものです!

 

と言うわけで、超ザックリ計算してみました。楽天証券の場合ですが、

 

(((220000-210000 ) × 0.011) / 365 )× 50日 = 15円

 

15円儲かりました!!やったぜ!!!

 

やる価値無いな!!!!!!!!

 

厳密には1日分、余計に貸株料を払っているので今回の例だと7円程度引かれます。よって差額で8円の儲けになります。

 

益々やる価値なし!!!

 

しかも2200円が2100円になるということは5%近く下落してますから、相当下落した時しか狙えませんし、狙っても8円という利益じゃやる価値無しです。

 

では後者はどうでしょうか。「事務管理」とは楽天証券で一般信用売り銘柄を一ヶ月持つと、一ヶ月毎に約110円程度取られる制度です。これがあるため一ヶ月前での購入はSMBC日興証券が有利になるケースが多いです。何故ならSMBC日興証券事務管理費用が無いからです。以下楽天証券のサイトより引用

 

信用取引 手数料/金利貸株料 | 信用取引 | 国内株式 | 楽天証券

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/margin/commission.html

事務管理
新規建て約定日から1カ月経過するごとに発生する管理費です。

制度信用取引一般信用取引
1株あたり11銭(税込)。売買単位1株単位の銘柄については1株あたり110円(税込)。ただし、同一銘柄、同一日に成立した売付株数又は買付株数をそれぞれ合計し100円に満たない場合は110円(税込)、1,000円を超える場合には1,100円(税込)とします。
※税込金額を基に計算した結果生じた円

 

ここでのポイントは建付け日から一ヶ月が経過した場合です。つまり、今回のように改めてクロスし直した日が、次回優待日まで一ヶ月未満に収まれば管理費用の110円浮くじゃないか!というものです。

 

但し、これを行う上で以下の部分を気をつける必要がありそうです。

 

  • 一ヶ月少し超えたあたりで在庫が残ってるいるのか?
  • 残っていた場合、あえてクロス取引を行う手間が発生する(在庫チェック〜取引入力。入金手続き、現引対応)
  • 最低でも一日分の貸株料が追加で発生する
  • もし株高だった場合は余計に貸株料が増える(※先程の通りここは微々たるものなので無視)
  • 当日中に一か月前の株を売り買いしても意味が無い可能性ある

 

もし仮に10銘柄が可能だったとしても、1銘柄あたり大体80円〜100円位の利益になるでしょうか。もし「いちにち信用」でやるなら絶対に失敗してはいけないというプレッシャーを再び味わわなくてはいけません。

 

上記を踏まえると時給換算で600円くらいかなぁ。1銘柄しかなかったら60円。あ、これアンケートサイトで素早く答えたほうがいいね。リスクもないし。

 

ただこの方法は当日中にクロスを一旦解除した後に改めてクロスするのは恐らく不可と思います。理由として同一証券会社で損だしを同日中に行うと損だしされた判定にされず、平均された値が結果として反映されるためです。以下楽天証券サイトより引用します。

 

株式を本日すべて売却したあと、同じ銘柄を購入したのに平均取得価額が違うのはなぜですか?|よくある質問|楽天証券

https://faq.rakuten-sec.co.jp/faq_detail.html?id=2111068

同一日に同一銘柄の売買があった場合、売り、買いの順番にかかわらず、一日の取引が終了した段階で、総平均法に準ずる方法で平均取得価額の計算を行います。
さらに、取得価額には買手数料が含まれています。

 

 

損だしを良く行ってる投資家の間では割とメジャーな話題だと思います。

 

これを回避するためには別の証券会社でクロス取引を行えば当日中でも問題なしです。ただ、株の損だしならそれでOKですが株主優待クロスの手数料や在庫数によりこれも難しいかもしれません。ともあれ、本当に少額しか得られないのでそこまでやる必要性は感じませんでした。もし3ヶ月前とかに取得したりしたら時間が出来たら問い合わせするかも。今コロナで問い合わせが遅れてるそうですので真に重要度増したら確認しようかな。

 

と言うわけで、あまり意味が無さそうという残念な記事でした。今回はここまでと致します。

 

 

f:id:okometsubu-blog:20200430114546j:plain