一般人にサイドFIREは厳しい

独断と偏見の雑記事。

 

もう最近はリタイアしたくてシミュレーションばっかりしてる私です。

 

世間では「FIRE」が流行っており、リタイアという言葉よりもこっちの言葉の方が多く聞こえてくるように感じます。多分。なんかFIREばっか耳にする。

 

じゃあFIREって何なのかっていうと、FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で資産運用をしつつ早期リタイアするというもの。一般的なリタイアは資産運用せずに莫大な資産を手元に置いておいてそれを使って生活することらしい。知らなかった。

 

で、サイドFIREっていうのは、FIREできるほど資産は無いけど、月5万円の収入とか一定の副業があれば本業を辞めることができるというFIREのこと。

 

当初これもアリだよなと思ったのですが、普通に考えてサイドFIREできる人は滅茶苦茶できる人じゃないと無理だよなって結論になった。

 

サイドFIREって何

ググるとこう書いてあった。

 

得意分野や好きなことを生かして自分のペースで働くことが可能

 

なんだよ得意分野を生かした副業って・・・そもそも一般人は仕事に対する「得意分野」なんてない・・・と思ってるんだけど、普通みんなこういうの持ってるのか???

 

そもそもメインの仕事をしてる人が大体「得意分野」を活かした仕事をしてると思ってるんだけど、その得意分野であるメインの仕事を辞めたいとか考えてるのに、なんで本職を辞めた後、それに関連したスキルを用いた副業にして時間単位の給与を下げなければいけないのか。コレガワカラナイ。

 

単純に本職を辞めて副業にすることで基本的に時給安くなるってことはつまり、人生で働く時間が大幅に増えるってことじゃないの?なんでFIREできる資産もないのに本職辞めちゃうの?辞めるにしても、転職したほうがいいんじゃないの???

 

って思う。

 

ただ、

 

今の仕事がキツすぎて辞めたいんだよ!!!!

 

っていう意見が出るのは分かる。分かるが、「得意分野」で「自分のペースで仕事をする」ことができる人はそもそも転職できるぐらいの素質を持ってるんだから普通に転職できるんじゃないの?っていう話。

 

転職できないなら多分「得意分野」は使えない、というか本職をリタイアした後に頼りにならない不安定な部分として常に付きまとうことになるので、やっぱり今の仕事がキツすぎて辞めたくても、辞めた後の方が地獄だと思う。

 

結局、

 

  • 本職を辞めるスキル(勇気)がある
  • 本職を辞めても副業の目星が付けられる
  • その副業でFIRE金額まで達成できるだけ働く年数の目星が付けられる(20年とか、副業を退職せずにせっせと働ける環境が整っていることを見越せる)

 

という先見の明と勇気と自身のスキルに自身ニキじゃないとサイドFIREなんか無理だよ無理無理無理無理無理無理無理無理って思うんだがどうだろうか。絶対一般人は口に出しちゃいけない奴だと思う。

 

得意分野が無い場合や得意分野で働けなくなったら

じゃあ得意分野が無い人はどうすればいいかというと、それこそサイドFIREなんかできない。専門スキルもないバイトなんか普通に働くよりも圧倒的に給与が悪くなることは想像に難くない。「得意分野」で副業して過ごすことを考えてる人よりも圧倒的に労働時間が増えることでしょう。

 

で、その得意分野が使えないバイトやら副業って苦痛を生じないでしょうか。慣れない仕事。下手したら高齢になった後に肉体労働。高齢なので下からは馬鹿にされる精神的苦痛。「得意分野」で仕事が途中でできなくなった時の苦労をどこまで考えることができるでしょうか。

 

私の話をすると、得意分野はあるような無いような、あったとしても副業程度の、気軽に1日数時間だけ働ける、みたいなことが可能なのかすら不明な状況です。もしその仕事があったとしても、自分はそこで働けるのか、本当に数時間程度の簡単な業務で終わるのか、結局フルタイム働かされることにならないか、途中でクビにならないか、等々が怖くてできません。

 

なので、結局のところ、「FIRE」が可能な状況になるまで働いて、資産運用が失敗したら働かざるを得ない、ぐらいの資産を築いてから仕事を辞めたいと思います。サイドFIREを気軽に目指して逃げ道にしないほうが、最終的に自分を助けることになると信じています。

 

但し当然ながら仕事辞めても再就職が簡単なぐらいスキルがある人は自由に仕事辞めていいし再就職すればいいと思います。ちゃんと努力した人が報われるのがサイドFIREの良い所でしょう。