【基礎控除】子供の特定口座でやりくりすると節税できるのを知る

税金全然分からないマンの私が適当にメモ取ってるだけで内容取っ散らかってます。備忘録です。

 

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今まで全然気にも留めていなかったのですが、基礎控除額で48万円控除されるという件について、無収入の人が確定申告すれば税金戻ってくるってことを知りました。以下九条さんのブログを引用させていただきます。

 

 

扶養を外れないように子供の確定申告 2021年確定申告戦記(4) - FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

年収が少ない人は確定申告

これまでも何度か書いていますが、年収が少ない人は確定申告を行うと、特に配当収入に対する税金を取り返すことができます。

www.kuzyofire.com

そして、年収が極端に少ない人——例えばアルバイトもしていない学生などは、さらにお得になります。というのも、基礎控除である48万円までは、株の配当や譲渡益があってもすべて控除できるからです。

 

で、以下は確定申告フローチャートの決定版じゃないでしょうか。凄い分かりやすい。本筋とは違いますが以下も併せて引用させていただきます。

 

【図解】株で確定申告をやるべきかフローチャート 申告分離課税か総合課税か - FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

 

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未成年口座の裏技

なお、この表を見てよくよく考えましたが、未成年口座は源泉徴収なしの特定口座がベストな感じですね。給与所得がないので基礎控除48万円をそのまま株の利益に充てられます。そして48万円を超えたら確定申告して配当控除、超えなければ申告不要で無税です。ただ大学生以上だと扶養を外れないように注意が必要なのと、健康保険の扶養を外れないように来年からはそうしようと思います。

 

なるほど。確かにフローチャートを見るに、右上の「一般口座」のフローをたどっていくと、48万円までの所得であれば確定申告不要になると。「一般口座」と「特定口座源泉徴収無し」の人が右上に該当する感じかな。

 

我が子の口座は源泉徴収あり特定口座なので、48万円までの利益が出たら毎回確定申告をしないと税金が戻ってこないことになるってことでしょう。

 

それならそれでいいかもしれません。源泉徴収なしだと確定申告忘れた場合脱税になってしまってややこしいことになりますが、特定口座/源泉徴収ありなら、最悪確定申告を忘れても税金を多く払ってしまうだけで済みます(※致命傷)

 

では、本当に収入の無い我が子の場合、株で48万円の利益がでたら税金取り戻せるのでしょうか?ちょっと実際に試してみたいと思います。

 

以下確定申告書等作成コーナーでなんとなく試してみました

 

ttps://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top

 

 

特定口座源泉徴収ありで48万円利益が出た場合

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あー、これか。なるほどね。それじゃ適当に48万円利益にして申請してみます。

 



で、最後まで進めると・・・

 

 

73,512円還付されました。えーっと、48万円の20.315%は、97,512円なのでその分返ってくると思ったけどそうでもなかった。15.315%が還付される感じか。あれ、住民税分は入ってないっぽい?

 

 

それじゃあ、利益を48万円から100万円にしてみた。

 

特定口座源泉徴収ありで100万円利益が出た場合

 

かわんNEEEEEEEEEE!!!!!

 

20.315%還付されると思ってたのに15.315%の結果になる。ちょっと解せない。97,512円還付されると思ってたのに5%分の住民税が返ってこない計算なんだが・・・

 

あ、住民税は別枠なのか。次のページで住民税専用ページになった。

 

で、ちょっと見てみたら、こういう項目があった。株式等譲渡所得割額控除額がある方の入力項目と言うところ。

 

ちゃんと5万円ってかかれてます。100万円の利益5%の5万円。控除してくれそうです。ただ、「申告不要」を「いいえ」にすると注意書きがでてきた。

 

配当割額や株式等譲渡所得割額が特別徴収されている特定配当等又は特定株式等譲渡所得金額について、所得税と異なる課税方式を住民税において選択する場合は、納税通知書の送達時までに確定申告とは別に住民税申告の手続が必要となります。

詳しくはお住まいの市区町村へお問い合わせください。

 

「住民税で申告不要」に「いいえ」を選んで、かつ、所得税と異なる課税方式を住民税で選択する場合は別途手続きが必要ってことか。同じなら問題ないってことでよさそう。「はい」にしたら上記の注意書きも無くなったので、特に気にせず5万円控除してくれるんじゃないかなぁ・・・と期待している。多分。大丈夫でしょ5万円ってちゃんと表記もされてるし。多分。

 

ともあれ、今後この「申告不要制度」自体が廃止になるので、もう考えるのは辞めます。時間の無駄無駄無駄無駄ァー!!

 

 

 

で、もう一つ別の目線でもシミュレーションしてみる。源泉徴収ありで上記はシミュレーションしましたが、「なし」にしたらどうでしょうか。

 

特定口座源泉徴収無しで48万円利益が出た場合

 

で、48万円利益にしてみる。

 

 

 

結果は・・・

 

 

キッチリ0円ですね。じゃあ、例えば49万円利益だったらどうでしょうか。1万円分、基礎控除からもれるので、その税金の額が分かるはずです。

 

特定口座源泉徴収無しで49万円利益が出た場合

 

お!1万円の15%分が納税する額になっています。復興特別所得税の0.315%と住民税の5%が含まれていないように見受けられます。

 

ということは、やっぱり住民税については後日市役所とかから案内が来て、納税もしくは還付の連絡が来る・・・と考えて良いかなぁ。納税の案内は来るけど、還付もらえた時、案内きたっけなぁ。忘れた。

 

復興特別所得税は端数だったから表示されないとか?利益100万円ぐらいにしてみましょうか。

 

特定口座源泉徴収無しで100万円利益が出た場合

 

お、こっちは復興特別所得税が含まれてます。ちゃんと機能してますね。さっきは端数だったから省かれたんだね。ちゃんと計算すると、納税額は79,638円になると思いますが、端数は無くしてくれるようです。まじか。優しい・・・絶対切り上げとかしてくると思ってた(※偏見)

 

これみると、「源泉徴収無し」で確定申告した方が端数分儲かりそうですね。38円儲かってます。確定申告も48万円までいちいち出す必要もないので労働力的にもグッドですね。子供の口座かつ16歳未満の場合は源泉徴収無しにしちゃおうかなってちょっと思えてきました。

 

ということでまとめ。確定申告書等作成コーナーの計算結果には住民税は含まれていない、けれども、住民税は別枠でちゃんと5%分計算してくれてるっぽいよ、多分。ってことね。知らなかった(※無知)

 

で、更に調べてみると、住民税側の基礎控除?額が都道府県別で変わっているとのこと。ある所は41.5万円、あるところは45万円とか。ぐぐって自分が住んでいる所の控除額を調べておいた方が良いと思いました。分からなければ40万円ぐらいに利益をおさえたほうがいいでしょう。

 

ということで、今年でジュニアNISAが終わった今、子供の特定口座に少しずつ入れてみたいと思います。16歳未満なら40~48万円以上利益だしても扶養から外れないのでもっと攻めてもいいとのこと。NISA枠に資産を全部入れた後にお金が余ってたらやってみるかなと思いました。

 

※2023/10/30 追記

以下まにゃさんのブログでより詳しくどのパターンがお得か記載されていましたので引用させていただきます。

 

子供名義の証券口座(未成年口座)、基礎控除が使えてお得!?利用時の注意点【税務相談済み】 - まにゃブログ(投資・節約・副業・子供のお金の教育)

https://life-is-comedy.hatenablog.com/entry/miseinen

子供が扶養控除の対象ではない場合(0~15歳)

「特定口座(源泉徴収なし)」で未成年口座を作る。

利益が基礎控除額48万円以内であれば税金を取られなくて済む。

もし利益が48万円を超えたら、確定申告が必要になります。

 

さらに、配当金がある場合は基礎控除に関係なく約20%の税金を取られているので、基礎控除分の税金を取り戻すために確定申告をする

例えば、配当金が48万円なら約20%の9.6万円が戻ってくる

 

配当金の確定申告には「総合課税」申告分離課税がありますが、配当控除がある「総合課税」のほうが多くの人にとってお得になります。

 

子供が扶養控除の対象(16歳~)の場合

配当金+売買益が48万円を超えそうであれば、「特定口座 源泉徴収あり」にして確定申告をしない。

ただし、その場合は扶養控除を優先し、基礎控除48万円は諦める。

 

19~22歳は扶養控除額が63万円と高いが、それ以外は38万円と基礎控除48万円よりは小さいので、所得税率が20%を超える人(所得金額が695万円以上)のみやればいいかも。

 

配当金+売買益が48万円以下になりそうなら、「特定口座 源泉徴収なし」にする。

また、配当金がある場合、基礎控除分の税金を取り戻すための確定申告をする