今年も確定申告の時期になりました。2019年頃に自分が気になった所をメモがてら書いたのですが、その後特に気になることが無かったので放置してました。以下過去記事。基本毎年これ見て気づきとして使ってた。
が、今年になってまた調べなきゃいけない部分が色々出てきたのでそれをメモするだけ。
毎回のことですが税金については税理士又はお近くの税務署に確認ください。本記事は完全にただのメモです。
■住民税の「申告不要」が確定申告の時点で選ぶことが可能になった
過去記事でも書いた住民税の「申告不要」の申請について、今までは確定申告書とは別に自身が住んでる役所に行って「申告不要」を申請する必要があるという二度手間が発生していました。
これがなんと確定申告のタイミングで選択できるようになっていました!
以下確定申告書作成サイトから抜粋
いやー、本当に楽。わざわざ役所行くの本当に面倒だったので。
申告不要にした方が良いかどうかは各自で異なるので割愛。以下過去記事では通常の人は「申告不要」にした方がお得っぽそうなことを書いてたから私はそれでいいんだろうなぁとノータイムでこれを選択しました。税金ヨクワカラナイネ。
■外国税控除額は年間取引報告書だけあればいい?
よく外国税控除を行うために「外国税額控除に関する明細書」(※外国株式等 配当金等のご案内・支払通知書)を一枚一枚確認して入力しなくてはいけない、というサイトがあると思います。
で、「外国税額控除に関する明細書」は配当金を得るごとに都度証券会社から発行されていて、それを全部入力して入れて申請しつつ、明細書も添付するような流れだったようです。
が、実際に自分で「外国税額控除に関する明細書」を入力し、合計値を合算したところ、「年間取引報告書」の
「⑧国外株式又は国外投資信託等」の行の
・配当等の額
と
・外国所得税の額
の部分と完全に一致したことを確認しました。
つまり、いちいち配当金が出るごとに資料をダウンロードする手間や入力する手間は不要で「年間取引報告書」1枚あればOKってことです。
以下参考にさせていただいた30代のお金や子育てとかさんのサイトより抜粋させていただきます。
米国など外国株配当金の外国税を確定申告で外国税額控除する方法 e-Taxを利用! | 30代のお金や子育てとか
https://around35.net/foreign-tax-return/
所得の計算期間などの日付は、1年間の最初と最後の配当支払日を記載しています。2021年申請の場合は令和3年1月1日から令和3年12月31日までですね。
他のサイトで⑨の「⑨合計」行を参考にしている所もありましたが、それをやると国内の株式部分の配当金まで合算されてしまうので、やるなら上記サイトの⑧になると考えて良いと思います。
また、本当に年間取引書だけでいいのかという疑問については、以下証券会社サイトで明記されていたので大丈夫かなと思います。多分。不安ならお近くの税務署なり税理士さんに要確認です。
以下SBI証券サイトより抜粋
https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/pop690_koujyo.html
なお、「特定口座(源泉徴収あり、配当等通算受入)」をご利用いただいている場合は、「特定口座年間取引報告書」の外国所得税の額欄に計上されます。
申告の際は「特定口座年間取引報告書」を添付することになります。
源泉徴収あり、配当等通算受入している場合は年間取引報告書の添付で良さそうという解釈。
■配当金と特定信用分のマイナスについて
クッソ今更なのですが、株主優待クロスだけの口座の年間取引報告書の③差し引き金額(※合計)が10万円ぐらいマイナスになってて改めて確認しました。
「信用売り」による配当金支払いによるマイナスがあるのは知っていましたが、なんで10万円もマイナスなんだ?ってなってちょっとパニックになりました。
「特定信用分」の②取得費及び譲渡に要した費用の額等で「信用売り」をしていた分の配当金を100%支払う必要があったのと、その他金利手数料諸々でマイナスになったと。
でもそんな10万円もマイナスになるか?って思ったのですが、年間取引報告書の①~③の値はあくまで譲渡に係る年間取引であって、配当金で貰った額については考慮されていないことが分かりました。
あぁ、なるほどねって。「現物」持っててもらった配当金は③では考慮されてなかったから大きくマイナスになっていたのかって。
で、配当金についての受け取りや実際の税金は④~⑨で別枠で計算しているので見た目上はマイナス表記だけれども、配当金で得られた金額と、「⑲還付税額」という部分が1月に証券会社から補填されることになる。⑲部分は20.315%のいつもの税金部分の額ですね。
つまり、⑨で源泉徴収税額とか配当割額(住民税)で税金取られてるけれども⑲還付税額の表記分戻ってくることになり、⑨合計の配当等の額が特定信用分の③差引金額と一致するのでプラスマイナスゼロで通るよってこと。
結論から言えば、完全に株主優待クロスだけしかやっていない人は基本的にはプラスマイナスゼロになるから安心していいよってことでした。
今回初めてじっくり見て10万円もマイナスになってて焦りましたが、配当も8万円ぐらいもらえていて、かつ、還付金で戻ってきた金額を合算して10万円の配当になったのでプラマイナスゼロを確認できました。よかった。
この話は結構有名で、以下96ut.kabuサイトより引用させていただきます。
優待クロス(タダ取り)方法実行時の配当落調整金や税金などの取り扱いについて | 株式・証券会社比較情報サイト 96ut.kabu
https://kabu.96ut.com/article/tadatori/haitouochi/
よく質問で頂くのが「配当落調整金では源泉徴収された税金分まで払っていて損をしているのではないか?」というものです。一先ず、特定口座(源泉徴収あり+配当受入あり)かつ配当金の自動受取(株式比例配分方式)という一般的な口座設定の場合は、特定口座内の年間での調整で還付が完了していると思っておくと良いです。
実際に還付されている部分を記事にしている方もいます。以下しゅうさんのサイトより引用させていただきました。
配当課税還付金の確認方法 | しゅうの高配当株・株主優待株で経済的自由を目指すブログ
https://keizaifree.com/haito-6-6173
検索結果が表示され、下図のようになりました。
特定口座配当等通算還付金:151,976円
特定口座配当等通算地方税還付金:49,628円
実際にもらえているのが確認できます。よって、源泉徴収ありの特定口座でかつ株主優待クロスオンリー口座は確定申告不要でも問題なさそうかなという感じです。なんか自分で書いてて良く分からなくなりましたが、そこだけ覚えておく。
まぁ私は結局確定申告するのであんまりメリット無いですが、税金分損をしているということは無かったのでほっとしています。
郵送の場合の提出年月日
税務署行くの面倒くさくてe-Tax登録してないので未だに郵送してる。で、提出年月日についての定義を良く忘れるのでメモ。以下国税庁サイトより引用
【申告書の提出】|国税庁
ttps://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/qa/06.htm
申告書を郵送又は信書便により税務署に送付する場合、通信日付印により表示された日を提出日とみなします(それ以外の場合には税務署に到達した日が提出日となります。)。申告期限(令和4年3月15日(火))に間に合うようお早めに送付いただくとともに、送付により提出する場合には、必ず郵便又は信書便を利用されるようご留意願います。
夜にポストに入れる場合は翌日とかにして書いた方が良いという感じかな。覚えておく。私の場合は1枚目の「確定申告書B」の左上に記載することになる。
いやー、税金本当に面倒くさい。もうあんまり触りたくないけど、来年の、再来年のために自分用にメモを残す。