【BTC】HashHubレンディングサービスを利用してみました【感想文】

こんにちは。okometsubuです。

 

本格的にレンディングを使うことにしました。理由は「BTC」単体でただ保有しているだけの「機会損失」が気になったからです。

 

BTCは通貨なのですが、「日本円」は株主優待クロスとかである程度「元本保証」しながら微益を得られることができますが、BTCは本当に保有してるだけで、正直勿体ないなと思ってしまっています。

 

ということで、今回は手軽に始められるにも関わらず最悪「全損」するという恐怖のサービス、レンディングを使ってみたいと思います。レンディングは自身の暗号資産を業者に渡して色々運用してもらって年利を貰うというそんな感じのやつです。年利xx%を貰えるか、あるいは全損するかの2択と考えれば良いです。もちろん全損する率は低いとは思いますが普通にあり得ます。

 

というわけで、私の今の候補は「HashHub」と「BlockFi」です。今回は「HashHub」について実際にレンディングしたので記事にしました。

 

まだ正式リリース前ですが夏にオープンするんだとか。以下公式サイトです。

 

HashHub Lending

https://hashhub-lending.com/

 

詳細はサイトを閲覧頂けると良いと思います。ザックリ概要を私目線で書くとこんな感じです。

 

HashHubレンディングについて

以下全て2021年2月現在の情報です。最新情報は公式サイトを見た方がいいでしょう

  • 国内レンディング業者最高値(※と思われる)高水準の年利を得られる
  • BTCは7%/年貰えてETHは10%/年
  • 但し年利は都度更新される可能性あり。(※毎月見直しベースかな?)
  • 毎月金利を貰える
  • 解約は1ヶ月毎で可能で解約手数料は無いが、送金手数料が0.0005 BTC かかる

 

こんな感じでしょうか。年利が相当高くて非常に魅力的です。

 

が、私の感想としてデメリット部分はこんな感じです。

 

個人的な懸念材料

  • HashHubは資本金980万円と規模が小さいため償還リスクが個人的にかなり心配。後ろ盾も無いのが気になる
  • CEOは平野さんというクリプト界の重鎮のようで、「HashHubレンディングは怖いけど平野さんは信頼できる」と絶賛されてるし、実際HashHubが提供するクリプト界隈の情報はとても高度で詳細まで書いてある雰囲気(※私が素人なので全く何が書いてあるか読み解けなかったりするので雰囲気で書いてます)
  • が、逆に言えば平野さんが倒れたら相当ヤバイ気しかしない。見栄え上でも運用上でも。その辺のワントップ構成に傍からみて思う点も割と気がかり
  • 全然関係ないですが個人的にはコワーキングサービスはコロナで完全に向かい風だと思うのでこの点も事業大丈夫かなってちょっと気になってます。

 

要約すると、

 

「凄い仮想通貨界隈に詳しい会社だけど規模が小さいからレンディングするの怖い」

 

です。

 

ここから以下(も)完全に感想文。

 

 

 

仮想通貨界隈に詳しいということはつまり、稼ぎ方も熟知していることが期待できます。が、小規模な会社でありその集めた資金を運用するのは少数精鋭で行うものとなる気がしています。

 

最初の内は多分成功する気はします。それこそ過去の実績があるからこそサービスで高水準のレンディング利率を上げていると思います。もちろん、宣伝効果を兼ねて上げている可能性もある。

 

ではどう運用されているのか。以下CoinChoiceサイトより引用します。

 

HashHubレンディング、貸借料率(年間利率)の大幅引上げを実施 | CoinChoice

https://coinchoice.net/hashuhub-launched-crypto-lending-service/

これらの経験を活かして、この度リリースをしたHashHubレンディングでは、リスクコントロールに最大限の注意を払いつつ、アービトラージ・第三者への貸出し・ステーキング・DeFiを含んださまざまな暗号資産の活用を行う方針です。HashHubが元より強みにしている暗号資産の市場理解やセキュリティ関連のリスク調査に加えて、金融機関出身者による収益管理とリスク管理ノウハウを組み合わせて本事業を行って参ります。

 

私のイメージと割と一致。まさにこれ。相当深くまで仮想通貨に精通しているからこそできる高金利サービスなんだと思う。が、割と幅広く攻めてる気はしてます。

 

アービトラージ(鞘どり)は一番安全な方法だと思ってるので割と安心。第三者への貸出しもキチンと選定していれば安全らしいけどよく分からない。ステーキング、DeFiはまさに仮想通貨に精通している人特有の稼ぎ場所だと思っています。年利凄い高いサービスもあるので余裕で7%なんかはペイできるとは思っています。

 

が、リスクの度合いが全く読めないのでその辺の管理がちょっと気になる所です。ETHの金利が10%と高いのでこの辺メインに戦っていくのかな?(※雰囲気発言)

 

怖いのは今後人員が増えて運用額が増えたらどうなるかというのが私の気がかりなポイントの一つ。仕事というのは人数が増えるとそれだけ連携コストが増すため、単純に出力が上がるものでは無い。ましてや少数精鋭部隊だけでレンディングで大金を集めた場合の対応とかも気になる。そしてレンディングで集めた大金を運用するという実績もまだ始まったばかり。

 

「今後の人員」×「大金運用の実績」。これが私の中では問題点かなと思っています。

 

それらを踏まえても、私は1年は少なくとも安定してサービス提供してくれると期待しています。先行リリースをしている通り、ある程度の額になったら先行リリースを中断することもできますし、利率も都度変更できるはずです。その点で言えばこの金利で最初は行けると判断したのですからちょっと信じてもいいかなってなってます。

 

そして私自身はというと、レンディングサービスというものは仮想通貨の価値が「低い」時期になるべく多くレンディングして資産を増やすことが最も重要だと考えています。

 

例えばBTC100万円の時に1BTC預けて年利7%ゲットしたとします。すると1.07BTCになります。(※税金考慮無し)

 

さて、10年後にBTCは1000万円になりました。そうすると価値は7万円から70万円にアップします。

 

で、10年後に1BTCを預けると1000万円を貸し出すことになり、これが償還されると単純に10年前の10倍の威力のダメージを負うことになります。

 

そして10年前の100万円の場合、これが消失しても仕事で得たお給料や余剰資金ですぐさま1BTCを買い戻してリカバリーすることは可能です。当然100万円は痛いですが、10年後に1000万円が消失した場合、お給料や余剰資金如きではリカバリーが出来ないということです。

 

私はビットコインは今年1000万円に到達して大きく下落したとしても、将来4000万円~1億円まで行く夢があります。つまり、まだ、今の時点なら「安い」と考えています。

 

であるならば、この「安い」時期にレンディングをするのは理に適っていると思い、今回HashHubレンディングサービスを受けたということです。なので最初半年~1年間は攻めの姿勢で試してみたいと言うのが強いです。その後はもしかしたら解約する、あるいは一部取り崩すとかしながら運用することでしょう。

 

私の場合ですが、ギリギリ500万円の余剰資金があります。本当に、もうギリギリですが、一応あります。そのため、この額と同額分をレンディングに全部預けてみる感じです。

 

後は利率が高いと言うことはつまり、運用年数を削減するという発想も出来るはずです。例えば年利3.5%の業者とHashHubだと2倍違うわけで、大雑把に前者の場合は2年運用リスクがある所がHashHubなら1年で済みます。ここ結構大きいと思うんですよね。なので初回に賭けてみたいと思い立ちました。

 

ただ、失敗したのはもう少し分散しても良かったかなと思った。6%年利のBlockFiなら似たり寄ったりなのでそっちに分散するのはアリだと思っています。が、そっちに入れる分のリスク分のBTCが無くなってしまった。途中引き出すのも手数料勿体ないのでそのまま今年はHashHubに入れるかもしれません。難しい。

 

レンディングサービスは全損リスクがあるのでできれば複数に分散したいと思っています。BlockFiは海外業者ですがカストディサービスと連携しているとかIPO上場目前とか割としっかりしてそうな雰囲気なのでそっちにも半分いれるかもしれない。まだ分からない。

 

話が脱線しました。

 

ということで早速申し込みました。流れはこんな感じです。

 

登録までの流れを感想混じりで(先行リリースver)

  • 先ほどのレンディングサイトに行き「先行利用に申し込む」を選択
  • するとGoogleのサービスサイトに飛ぶ。正直ちょっと「え?大丈夫?」と怖くなったが登録を進める(※住所とか個人情報を書くサイトが自社ドメインじゃないと詐欺じゃないかと不安になる太刀なので・・・今どきはみんなGoogleとかが主流っぽそう)
  • 住所・氏名・メールアドレス・仮想通貨返却用アドレスのみ必須項目。返却用アドレスは事後変更する場合は「本人確認」を別途登録する必要がある。が、将来変更がなければ今の所不要そう。つまり割と簡単に始められる。
  • 送信ボタンを押すと以降はメールでのやりとりになる。
  • 相手からのメールに「暗号資産貸出用アドレス」を送ってもらえる。ここもちょっと恐怖ポイントで、本当に相手のメールは「HashHub」の関係者かをメールの送信元と、ヘッダー情報を見てReply-Path:辺りのアドレスも同様にチェックしておいた方が良いかもしれない。後、多分「Zendesk」のサービスからメール送ってると思われる。※もし使ってなかったら私は詐欺に合っているかもしれない!!

 

と言う感じでしょうか。正直先行リリースなので仕方ないですが、住所登録サイトが独自ドメインじゃないと言う点と、その後のメールのやり取りで相手に「暗号資産貸出用アドレス」に送信するのは正直勇気がいりました。メール、本当に公式からだよね?とw

 

ビットコイン所持してまだ3ヶ月のペーペーだからね仕方ないね。

 

本当に送信先アドレスが「HashHub」が保有しているアドレスかどうかという判断基準が無いのが怖いですね。通常のサービスだとWebサイトからアクセスして該当ドメインのサイトであることを確認した上でアドレスチェックできますが今回はメールの見のやり取りなので割とヒヤヒヤしました。

 

それも仕方ありません。先行リリースって前段階で銘打ってるんだから当然受け入れます。正式リリース後は公式アプリから登録可能なようなので割と安心できるかなと期待しています。不安な方は夏まで待ってもいいかも。

 

ただ先程述べたように、夏になる頃にはBTCの価格も伸びているため、レンディングするBTCの枚数が相対的に上昇してリスクが跳ね上がります。難しい所です。

 

また、100万円以下程度の暗号資産は先行リリースではできないようなので、そうであれば夏まで待つしかないです。これも仕方なし。

 

ということで、一旦開始しました。途中様子を見て投資額を減らす、もしくは大暴落したら増やす予定ですが、返却は半年~1年スパンで見てます。返金手数料がかかるからね仕方ないね。

 

返金手数料は現状は0.0005 BTC です。もし1BTCが1億円になったら5万円、1000万円で5千円分の費用が掛かります。そのため、もし返却した場合はこの0.0005BTCは即座に現物買いをして取り戻すと思います。機会損失勿体ないからね仕方ないね。

 

 

 

あと一つ。銀行預金の年利と比べている人が多数いましたが、全く見当違いです。全損する可能性のあるレンディングサービス、1000万円元本保証確定の銀行預金。リスクに見合ったリターンの違いがそうさせているだけです。そしてレンディングで全損リスクがあるにもかかわらずたかが7~10%前後じゃ割に会わない、という流れも確かにそうだなと思った次第。

 

でもBTCをただフラフラさせるの勿体ない病になっちゃってるんですよねぇ・・・。前回記事にした現物鞘取りとかデルニュー始める前にBTCを先行して送金してショートの種にできるのでそれに使って同時決済可能なようにしてますが今の所比較的安全に使うやり方がこのぐらいと言う感じです。難しい。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

結局上記のやり方をしてもロングの現物BTCが手元に残るわけだし、BTC未所持からやったとしても、ショート分のBTCを最初に「日本円」で買う必要があるわけで、結局BTC自体を運用に回せてないんですよね。

 

これについてはBTC→ETH→wBTCとかrenBTCを考えたのですが確定申告が超面倒くさそうなのとDeFiを全然理解できてないこと、wBTCにしてからどう運用していいか分からないこと、wBTCとかrenBTCは信頼に足るのか不明慮なこと、DeFiの手数料がバカ高いと言う点からレンディングにしたというお話でした。

 

と言うわけで、HashHubの今後に期待したい所で今回はここまでと致します。

 

 

f:id:okometsubu-blog:20210222234429p:plain