【3倍レバレッジ】TMFを購入したので過去実績を改めて確認します【良結果】

こんにちは。okometsubuです。

 

本日は「TMF」を買ってしまったのでTMF検証を行ってみようのコーナーです。

TMF買う前にやれよ!といつも自分を叱りつける日々です。

 

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もうずっと悩んでいた「TMF」を買うか買わないか問題。

 

ついに買っちゃった☆彡

 

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そんなにたくさんは買ってません。円に直したら30万円に満たない額です。

 

ただ、タイミングが割とよろしくて、始値でTMFを購入したのですが、終わりごろにNASDAQは急落したようです。今のところは成功と言った所でしょうか。もっと暴落したら知らない。

 

購入したきっかけは読者様から頂いた情報を元に過去検証をした際に、TMFの結果があまりにも良すぎたためです。疑似TMFを作って検証期間を伸ばしても凄い良かった。

 

 

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とはいえ、私はTMFについて以下の認識を持っています。

 

超絶素人によるTMF感想文

  • 1980年の金利15%から現在の0.64%以下へと超絶低金利化へ向けて動いている
  • 債券は金利が高い所から低い所へ向かうと結果が良くなる。
  • 過去検証期間が丁度1980年以降からしか検証できない(※データが無い)ためバックテストの結果が良いのは明白。
  • 現在0.64%であり、ここからマイナス金利の可能性はあるものの、更なる低金利化に向かうパワーは過去に比べて少ないと思われる
  • 但しTMFは株式と逆に動くと言う特性がある。今株高が続いているため、多少持ってもいいのではないか。
  • また、株式と真逆に動くだけとは考えていない。なぜなら「SPXL」の真逆の「SPXS」をもってリバランス対応する方が真逆の考え方だが、これを行うとパフォーマンスがすこぶる悪いことが分かっている。
  • つまり、TMFは株式と逆の動きをするものの、平常時でもSPXLとTMFの両方が上がる可能性がある
  • そして金利というのは経済が安定して初めて低金利から高金利へ動くらしい。まだ経済は安定しているとは言えないと認識しているため、もう少し低金利状態が続くものと思われる。

 

まとめると、

 

「経済が安定するまで持っておいて、金利が上昇しそうな空気になったらTMFは現金に戻す」

 

 

というのを考えています。まー、その時期なんか全然分からないので、「銀行預金」みたいな感じで投資を開始しました。全然違うんですけどね。私は「SPXL70:現金30」による「現金リバランス」運用をしており、その「現金」の部分を一部「TMF」に置きなおしてもいいかなって感じです。

 

金利の考え方について過去の感想記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

実際のデータはmultpl.comサイトを引用させて頂きました。

https://www.multpl.com/10-year-treasury-rate

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総合的に考えて、今からTMFを持とうとするならば、TMF保有割合は全体の10%~20%ぐらいあれば良いかなと思っています。今現在SPXLとTECLに合計900万ぐらい投資をしているので100~130万円ぐらいまでTMFを買ってもいいかな~って感じ。

 

逆に今「株高」でそろそろはじけるのが分かっているのであればむしろ全力でTMFを買うかもしれませんが、私には相場が読めないのと、今後の金利がどうなるかも読めないのでまぁまぁ、10%ぐらいあって、結果が良かったら嬉しいなぁというぐらいで留めて行こうかなと思ってます。

 

で、今回30万はお試しで買ってみた次第。最近SPXLとかで配当金が得られたのと、外貨MMFで端数が余っていたのでそれを全部突っ込みました。配当金再投資方法みたいな感じでしょうか。個人的には配当金は金利とかの経費支払いに充ててSPXL/TECLの安定化に使ってほしいんですけどね。配当部分は税金無駄に払うことになってしまうので。

 

そしてなんか今株高でイケイケムードなのでTMFもうちょっと下がるかなぁと思って30万迄。ナンピン買い予定でしたが、もしかしたらもうあんまり買えないかも。深追いはしません。もともと「現金」で持っていたものと思えばよくて、買えなくてもいいと言う発想です。

 

 

 

 

では、先ほどちょっと記載した、「SPXLもTMFも両方上がる時期があるはず」という私の考え方、本当でしょうか。

 

いや、本当じゃなきゃおかしいんです。両方上がる時期が無ければSPXSリバランスと何も変わらなくなってしまいますし、現金リバランスの方が安定することになるのですから。

 

というわけで、値上がり率をまとめたグラフをみてみましょうか。まずはコロナショック時期から。

 

3月コロナショック付近の暴落時期

 

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ちょっと見づらくて申し訳ないです。←の数字は値動きの割合です。

 

緑○で囲んだ部分が「コロナショック」でTMFとSPXLが両方大きく下げた日です。TMF,SPXL共に0.8%近く、つまり、両方とも20%下落したことになります。ただ、他の日を見て見ると概ね逆の動きをしていることが分かります。

 

そして該当時期を除けば、TMFは「1」を超える時期が多く存在していることが分かります。つまり、同時に落ちることはあるものの、暴落時はTMFが有利に働くことはこの低金利化であったとしても問題は無さそうということが分かりました。

 

では次に、SPXLとTMFが両方とも「1」を超えている時期をみてみようと思いましたが、そんなに無いですね。3月26日付近が超えてるっぽいだけで他は別に・・・ってかんじ。ということは、別に両方とも値動きが「1」を超えた日があるというわけではなく、株式と逆にTMFが動きつつも、株式が暴騰した時にTMFは暴落するほどはいかず、微下げ程度にとどまるという考え方も出来る感じでしょうか。

 

ではその後の4月以降もちょっと見ます。

 

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またちょっと見えづらいですが、値動き「1」を両方超えている日を確認できます。逆に両方「1」以下になる日もあるのですが・・・

 

結局、TMFはSPXLと全く真逆に動くと言うわけではない者の、「概ね」逆に動きつつ、安定した利益をえられる、という考え方で良いかなぁと思った次第。

 

じゃあ本当にそうなのか。今年4月から今現在までの実績ベースでみてみましょうか。

 

ちなみに金利は4月から7月まで上がって下がる形になりつつも、ほぼ定位置をキープしていたようです。つまり、金利変動は考慮せずともTMFとSPXLは持つに値するのか?という簡易的なチェックはできるかなといった具合です。金利について詳しくは「米国債 10年」でモーニングスター辺りをググって頂ければ幸い。

 

ということで4月からの値動きをグラフでみます。

1000ドルスタートとしています。

 

2020年4月からのSPXLとTMFの値動き

 

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おいィ?これめっちゃよくないですか!?

 

SPXLは株価を伸ばしているためTMFは下がり続けるかと思いきや、下げたのは少々だけであり、結局最終的にTMFは元本の1000ドルに戻っています。そしてSPXLは超絶上がっています。

 

この時期は金利の影響は少なかった、というより、4月から5月にかけてむしろ金利が上昇している時期です。「金利上昇=TMFの結果が悪くなる」であるにもかかわらず、これだけ安定しているのであれば、そりゃー両方持っておきたくなるってのが人情ってもんですよなんだこれ!?

 

後は金利が「上昇」し続けることになる未来がいつになるかと言う点だけ注意が必要そうと言った具合でしょうか。

 

あれーー・・・であるならば、「TMF」を購入するときに「SPXL」も少々購入すれば、凄く安定した結果が得られたりする・・・?それも「銀行預金」するかのような安心感が・・・???

 

例えば手元に100万円あったとして、超安全に行きたいなら「TMF」に80万円入れつつも「SPXL」に20万円入れて値上がり時もカバーしつつ、値下がり時は80%のTMFがガツンと良い感じの結果を残しつつ、SPXLはたった20%なのですからまぁいいか・・・とかそんな感じ。

 

いやいや、結論を急ぐものではありません。では今年1月からみてみます。コロナショックを含めた期間、ですね。この時は金利の下落もあるのでその効果も「TMF」にプラスに働きますが、逆に考えたら株価の「大幅な下落」が発生したら政府は「マイナス金利」を採用せざるを得ない状況にくるという考え方から、今後の相場を考えてもまぁ検証結果としては正しく見ていいんじゃないかと思った次第。

 

まま、みてみましょう。

 

2020年1月からのSPXLとTMFの値動き

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TMFが上がってSPXLが下がりました。

 

そりゃあそうなりますよね。そのための「TMF」ですから。面白いのはSPXLとTMFが同時に下がった3/16ですが、それがおこっても尚、「TMF」は元本の1000ドルを下回っていません。であるならば、やはり暴落時に強いとして良い気がしてしまいます。

 

あー困った。「マイナス金利」になるまで「TMF」に全力で現金預けちゃおうかなぁ・・・。但し、TMFは基本的にSPXLの逆の動きをするので、景気が順調に右肩上がりになったらさすがに「TMF」ではなく「現金」を多く持った方が強いからそこだけ注意かな。以下そう思った時の過去記事。

 

 

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VIXが20前後で切り替えた場合

1990-01-02~2020-06-19の約30年を見ます。

 

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ちょっと例が分かりづらくて恐縮ですが、2000年頃の青線を比較してもらえればと思います。この時期の青線はTMF100%運用ですが、右肩下がりになっていることが分かります。つまり、経済がイケイケムードになった時は「TMF」の逆の動きによって結果は悪くなることが証明されているということです。

 

そこで、少々のSPXLを混ぜることで、普通に現金で持つぐらいなら「TMF」に80%、「SPXL」に20%とか入れることで両方を補完しあいつつ、良い感じに良い具合に上がるんじゃないかなぁと思っています。

 

以下読者様からツイッターで頂いた情報ですが、過去10年間でシャープレシオが最も良くなるのが「SPXL:TMF」の割合を「32:68」にするのが最も安定して良かったそうです。疑似データを使ってこちらでも試した所、かなり良い感じにまとまっていることを確認しています。以下過去記事。

 

 

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緑の線が該当の投資方法です。さすがにリーマンショック時は下がって4年後ぐらいに復活と言った所でしょうか。あくまでシャープレシオが良かったからというのでこの比率なので、更に超安全に行くならTMFの割合増やしてもいいかもしれない。それこそ「銀行預金」みたいな安心感を得たいなら。

 

残念なのが、該当時期は「低金利へ向かっていく動き」がある状況ということです。そのパワーが得られない中での検証が出来ないのが非常に残念です。

 

ともあれ、ここ1,2年間限定の低金利状態が続くことが予想される期間もつのであれば、このような一時的な買い方は「アリ」なんじゃないかなと思った次第。その1,2年後の経済状況でなんとなく方針を決め手も十分間に合うんじゃないかと。

 

コロナ終わったから「はい高金利!ドーン!!!」と突然超絶高金利化というのは流石ないでしょう。少なくとも数ヶ月ぐらいは助走期間があるはず。

 

 

さて、現実味を帯びてきたので軽く今年の1月からSPXLとTMFへの割合投資結果を見たいと思います。期間も短いのでリバランスは一旦無しで。長期間やらないのは金利で優遇された「TMF」をあんまり見たくないからと言う理由と、可能であればTMFはその内無くしたいと思っているのであんまり多く入れたくないなという思いからです。

 

2020年1月からSPXL:TMFを割合持った場合(リバランス無し)

 

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いいですね!暴落時はやはりTMFを取った方が何だかんだお得と言えそうです。

 

では続いて、先ほどみた4月ぐらいからの右肩上がり相場ではどうだったでしょうか。

 

2020年4月からSPXL:TMFを割合持った場合(リバランス無し)

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いいねいいね!

市場と言うのは基本的に右肩上がり相場が長いと考えれば株式100%でいいんですが、「銀行預金」のような穏やかな日々を過ごしたいなら「SPXL:TMF」は20:80でもいいし、シャープレシオが最も素晴らしいとされる(※受け売り) 32:68で持っておけば穏やかな日々を過ごせそうです。

 

そして丁度昨日、TECLが下落しましたね。もし仮にTMFが上がり続けてSPXLが下がるようであれば「両方」買っちゃうというのも一つの手かなと思いました。

 

最近TMFは割高で買いづらいですが、SPXLが値下がりしてくれるのであれば両方同じタイミングで買ってしまえば関係ないんですね。TMFは高く買っちゃったとしてもSPXLはその分ある程度安く買える(はず)なのですから。

 

うーん。これは悩みます。SPXL:現金リバランスの70:30の「30」の資金を更に15まで落として、その15を全額「SPXL:TMF」で「32:68」とするのはどうだろう。最終的にTMFは処分するイメージを持ちつつ、それまでの間は安定して「現金」より落ち着いて対応できる感じ。

 

ただしちょっと待ってください。私はもう少しTMFの検証をしたいものがあります。それは過去の特定の時期で金利が上昇している期間のみをピックアップして検証することです。過去数十年、大幅な金利低下が行われましたが、それでも上下に動きながら下がっていったはずです。

 

であれば、その時期をピックアップして検証しないとフェアじゃありません。この検証については次回以降にまとまったら記事にしたいと思います。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

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