【自分用】SPXLと疑似RPARリバランスの実力を確認します

こんにちは。okometsubuです。

 

だいぶ前に書いた過去記事です。まだビットコイン投資前にまとめたものですが、せっかくなので投稿します。BTCは含めていない形のRPARでの検証結果です。

 

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今回は(も?) 完全に100%自分用記事です。いつものことです。

 

最近私は1.5倍RPARという投資先に現金を大量に投資しました。以下過去記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

RPARというのはリスクパリティポートフォリオとかいうもので、ようするに暴騰だろうが暴落だろうが全方位でリスクを少なくして安定運用するようなそんな感じのものです。で、私はその中から「コモディティ」は個人で調達するのは大変なのと経費が高かったからという理由で「金」に集中投資しています。それの1.5倍レバレッジです。

 

今回用の1.5倍レバレッジポートフォリオ

10% SPXL(S&P500の3倍レバレッジ)
15% TMF(長期債)
45% TIP(インフレ連動債)
30% GLDM(金)

 

 

で、今回何をやろうかというと、私は現在SPXL:現金を7:3の割合でリバランス運用をしているのですが、この「現金」の部分を「RPAR」にしてみたらどうなるかというものをシミュレーションしてみようといった具合です。

 

 

正直、私が勝手にやってる「疑似RPAR」にSPXLが含まれていますが、ともあれ現金より良い感じになるんじゃないかという期待を込めてやってみたいと思います。

 

 

まず最初にやるのは対「現金30」との対決です。ここの成績が良いかどうかです。ということで、ザックリやります。売買手数料や配当金考慮無しです。

 

前提条件

  • 売買手数料、配当金考慮無しです
  • 疑似RPARは1年リバランス、今回のリバランスは1ヶ月リバランスとしています
  • SPXL,TMFは疑似データを使用しています

 

現金30と疑似RPAR30の戦い

2004-11-18~2020-09-29 の約16年の戦いとなります。

 

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対数グラフです。

終結

  • SPXL70RPAR30:7.41倍
  • SPXL70現金30:5.54倍
  • SPXL60RPAR40:6.99倍
  • SPXL100:7.41倍

 

最大下落率

  • SPXL70RPAR30:-74.35%
  • SPXL70現金30:-75.27%
  • SPXL60RPAR40:-66.97%
  • SPXL100:-88.94%

 

この期間だけ言えば、SPXLに100%投資した方が良かったことになりますが、リーマンショックでの大幅な下落は見過ごせません。初期投資額から約89%の下落ですが、リバランス組は大体75%程度の下落と言った所でしょうか。

※直近高値からの下落率ではない点注意

 

 

ようするに、リーマンショック後のあの株高なんでもありの10年間を入れてようやくSPXL100%が1位になったのです。

 

さて、今回のポイントはそこではなく、現金30%とRPAR30%の対決です。ざっと見る限り、明らかにRPAR30%リバランス側が勝利することになりました。

 

これならRPARをリバランス対象としても楽しそうです。手間は非常に面倒くさそうではありますが!

 

ということで、非常に有効なリバランス対象先であることが分かりました。

 

では次に、「TMF」とのリバランスと比較してみたいと思います。

 

ぶっちゃけ、圧倒的に敗北すると思っています。何故なら過去の「TMF」は低金利化が加速した中で成績が非常によく、SPXLが株高になっても大きな下げは無い中で、SPXLが大幅な下落をしたらTMFは大きく上げることになるためです。

 

今後の金利が上昇する局面ではTMFは大暴落等のクッション要素にしかならず、平時では価値を下げていくことになるんじゃないかと私の中ではもっぱらの噂となっているため、今回のRPARをリバランス対象にしたいと思った次第です。

 

では、過去の「TMF」リバランスとの比較ではどうでしょうか。早速見て見ましょう。

 

TMF30と疑似RPAR30の戦い

2004-11-18~2020-09-29 の約16年の戦いとなります。

 

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対数グラフです。

 

終結

  • SPXL70RPAR30:7.41倍
  • SPXL60RPAR40:6.99倍
  • SPXL70TMF30  :10.63
  • SPXL60TMF40  :11.48

 

最大下落率

  • SPXL70RPAR30:-74.35%
  • SPXL60RPAR40:-66.97%
  • SPXL70TMF30  :-70.57%
  • SPXL60TMF40  :-60.99%

 

想像通り、TMFリバランスが圧勝してフィニッシュです。やはりと言いますか、流行りのSPXL60:40の組み合わせが非常にバランスが良いことが分かりました。

 

暴落時に強いこともさることながら、「コロナショック」手前の伸びは異常です。株高なのにTMFが強くなるというのだから、本当にTMFをリバランスするのは優れているなぁと感じてしまいます。

 

ただ、やはり怖いのが今後の高金利時代です。それを言ったらSPXL等のレバレッジ商品の経費も上がるため別次元で怖いですが、TMFは金利が上昇すると普通に実力が落ちる傾向にあります。

 

なので、過去結果だけでみたらTMFでリバランスをすればいいのですが、将来10~20年間、本当にTMFでリバランスしていいかというのが私の中でまとまりませんでした。

 

先程の経費についてもTMFを40%ガッツリ入れるとその分負担になりダブルパンチです。

 

ともあれ、今回のRPARをリバランス対象とした場合は「現金」でリバランスするより効果的であると言うことが分かっただけで満足しておきます。

 

・・・え?

 

「高金利化時代のRPARの実力が分からないからそう簡単に結果を出していいのか!?」

 

ですって?????

 

そうだよ。本当はそう簡単に出しちゃいけない。でも検証期間も絞られているし、もう面倒なのでいいんです。だってRPARは非常にリスクが低く、TIPというインフレ連動債とかも多く含めています。

 

そして高金利化することはつまり、株高になる傾向にあるということなので、純粋にRPARの実力は上がっていくはずです。高金利化の初期段階時は確か、株も値下がりするはずですので、その期間を過ぎたあたりで非常に有効なリバランス先になることを期待してします。

 

さて、現金よりも有効であることは分かったので、今後は採用するかもしれません。ただ、今は面倒なので、大暴落が来たら現金を追加投資して、その後の株高で売りリバランスをした後に「RPAR」に資金を投入する形で徐々に現金からスイッチしていくのも面白いかなと思った次第。

 

都度やると手数料結構かかるけどそこは必要経費として受け入れる所存。リバランス回数も年1,2回程度になる予定ですしお寿司。

 

というわけで、一人で勝手に満足したので今回はここまでと致します。

 

 

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