こんにちは。okometsubuです。
最近私は日本の将来を憂いたため、日経平均の2倍ベアを購入しました。以下過去記事です。
で、ちょっと気になったことがありまして、「日経ベア」と「SPXL」を合わせたら安定してプラスを維持できるんじゃないかなぁと思ってしまいました。
なぜこのような考えに至ったかというと、
- 米国が右肩上がりな場合は日本も右肩上がりが多い
- 米国が右肩下がりな場合は日本も右肩下がりが多い
- 但し米国の方が右肩上がり率が高いと思われる
- そして米国の方が右肩下がり率が低いと思われる
- つまり、米国-日本ベアを行うことで利益だけかすめ取ることが出来るのでは?
という短絡的な発想です。
と言っても、そもそも「日経ベア2倍」は長期的に見て非常に右肩下がりなのは分かっています。日経と言えども基本経済は右肩上がりであり、アベノミクスのおかげで割と良い感じに右肩上がりを続けてこれたと思っています。
では実際に「1459 東証ETF 楽天 ETF-日経ダブルインバース」のグラフを見てみましょう。500からスタートです。
ごらんの通り、サービス開始時は好調(日経は暴落中)でしたが、ドンドン右肩下がりを継続する有様です。
つまり、長期保有するのであれば「日経平均」をガチホした方が儲かることになります。
そのため、「SPXL」と両方保持すること自体がお遊びの話になるのは間違いないと言えるでしょう。
というわけで、今回は完全にお遊び、興味本位で試すだけの記事となります。実際日経と米国両方持つとどうなるんでしょうかって話です。
前提条件
- リバランスはせずに単純に保有しただけのパターンと1ヶ月に1回リバランスした結果を見ます
- SPXLと日経ベアの比率は50:50とします
- SPXLは3倍の値動き、日経ベアは2倍の値動きで対等ではありませんが、そのまま行きます
- 手数料はSPXLのみ発生するものとします
- SPXLに100%投資したものと、S&P500に100%投資したもの、日経平均に100%投資したものも追加します
これが逆にほぼ0円以上の利益が得られるようなら短期間であれば採用の余地があるかもしれないなと思っています。それはつまり、日本だけが暴落しそうだな?と個人的な発想で試して、失敗しても大けがはしないで済むためですね。
そうです。今の日本がまさにそう!SPXLと日経ベアの両方に大金入れても大けがしないかもしれないと分かれば短期間だけ入れるのはアリではないかという話です。
では早速グラフを見てみましょう!
結果発表(2015-07-15~2019-12-20)
それにしても「日経平均」弱いですね。弱くとも一応右肩上がりにはなっていますが。
最終結果は数値として特に出しません。ここでの注目ポイントは赤い線と青い線となります。特に2017年までの結果です。SPXL100%(黄色線)は大幅に下落しているのに対して、SPXLと日経ベアを合わせたグラフはほぼ横線のまま動いています。つまり、SPXLの3倍の値動きと、日経平均の2倍のベア型の値動きがほぼ同じであることを示しています。それだけ日経平均が落ちる強さが米国のそれより上回っている証拠でもあります。当然、この時期だけの問題かもしれませんが。
とはいえ、「S&P500」の緑線と「日経平均」の茶色線をパッと見ただけでも、下落時は日経側が大きく下落していることが分かります。ただ、右肩上がりの強さについては、案外同じぐらいかもしれません。2016年の差分が2019年でも同じぐらいの幅で推移しているためですね。
ともあれ、「SPXL」と「日経ベア2倍」を両方持っておくだけで元本割れのリスクは極端に少なくなりそうというのがなんとなーく分かりました。倍率は違いますが、同じ倍率の商品が無かったので仕方ありません。
但し冒頭でもお伝えした通り、「日経平均」も基本的に右肩上がりだったため、通常はこのような買い方をする必要は一切なさそうです。ただし、今後もそうかどうかは疑問です。
というのは、今日本は「暴落するぞ暴落するぞ!」と声高らかに至る所で言われています。でも今後もずっと暴落するか分かりません。なんか円安効果で株価が上昇するという私にとって予想外の出来事が起きて混乱してしまいました。(※投資初心者特有の為替相場知らず)
しかしながら、今後「日本は暴落する」というのはかなり濃厚な話ではないでしょうか。それに賭けるのであれば、ある程度の期間だけでも「SPXL」と併せて購入するのは悪くない選択肢じゃないかなと思っています。
なぜなら日本も米国も値下がりしたとしても、両方の銘柄を持つことでリスクヘッジになっていそうですからね。今回の結果から見ても元本割れはかなり少なさそうな印象でした。3倍の「SPXL」と2倍の「1459 東証ETF 楽天 ETF-日経ダブルインバース」を持ってたとしても、です。
米国が好景気で日本が暴落するような未来が訪れたら最高に利益を得られることでしょう。
ただ、やはりこの買い方は遊び感覚でしかありません。どうせ投資するならS&P500にそのまま投資した方が確実ですね。結局グラフでもS&P500とそんなに結果変わってません。短期のお遊びでやるなら低リスクでありかもしれない、というお話でした。
というわけで、今回はここまでと致します。