こんにちは。okometsubuです。
いよいよ9月が始まりましたね。早速株主優待銘柄を漁る日々が始まっています。私は株主優待クロス取引を行っていますが、売買手数料や売り買いによる金利が発生します。
実は楽天証券の「いちにち信用」取引を行うことで、手数料を無くし、買い方の金利を1.9%に抑えることが可能となるのです!!!
以下楽天証券公式サイト
一般信用取引「いちにち信用」 | 信用取引 | 国内株式 | 楽天証券
実は約定金額が100万円以上であれば金利も無料になりますが、株主優待クロス取引銘柄ではあまり無いと思うので大体1.9%になると思います。やり方は簡単。
- 「いちにち信用」にて買い付けを行う。クロスを狙うならこの取引とは別に通常の一般信用売りを行う。
- 買い付けが完了したら当日15:30までに現引を必ず行う。忘れてはならない。
- 後は株主優待確定日翌日まで待ち、現渡して終了
手順は簡単ですね。通常の株主優待クロス取引と何ら手順自体に変化はありません。
しかし、「いちにち信用」には一手間違えると、とんでもない手数料が取られてしまうと言う大きな落とし穴があります。これは当日中に売却または現引しないとオペレーターによる操作が強制的に行われるため、オペレーター分の手数料がかかります。
以下公式サイト
信用取引 手数料/金利/貸株料 | 信用取引 | 国内株式 | 楽天証券
カスタマーサービスのオペレーター取り次ぎによるお取引の手数料
選択されている手数料コースにかかわらず、カスタマーサービスセンターのオペレーターの取次ぎによる電話注文は下記の手数料が適用されます。
つまり、当日中に売るなり現引しないと約3250円程度取られます。
よく他の人のブログを参考にさせて頂いておりますが、1,2回程,誤って強制売却されて高い手数料を取られている人を何人も見てきました。
私は人と言うものは完璧に行動することはできないものと思っており、このようなミスを起こすことは仕方がない部分だと考えます。
そう考えるのであれば、果たして「いちにち信用」は本当に安い商品と言えるのでしょうか?
と言うわけで、早速シミュレーションをしてみたいと思います。
人は必ずミスをする前提シミュレーション
- 2年に1回はミスにより強制売却が行われるものとする
- 1年の取引数は60銘柄行われたものとする
- 60銘柄の平均株価は30万円程度と考える
- 全ての銘柄は金利1.9%として考える
- 比較対象として最安値の「SMBC日興証券」の金利2.5%と手数料で比較する
- 現引は当日中に行うものとする。但し強制売却時は保有日数が2日分とする
- 一般信用売については考慮しない。なぜならSMBC日興証券の方が安いことが明白であり、かつ、楽天証券からSMBC日興証券に出庫すれば無料で移管ができるため。
こういうシミュレーションはざっくりでいいんです。軽くチェックして大幅に違いが出るのか、近しい値になるのかを感覚でつかめればオーケーとします。(個人的な意見です)
尚、SMBC日興証券は信用取引手数料が0円ですので、単純に「金利」の比較だけになりそうです。
「移管」については楽天証券側を有利にする形でシミュレーションします。本当であれば、楽天とSMBCでそれぞれ一般信用売を計算する事になりますが、SMBC日興証券のほうが圧倒的に安い(1.4%)のは明白なため、ハンデとして買い方だけに留めます。ちなみに楽天は(3.9%)です。1.5倍近く高いのです。
今回の趣旨はあくまで買い方をどうすればいいかのシミュレーションとなります。
では最初は楽天から。
楽天「いちにち信用」の場合
- ( ( 30万円×119銘柄×0.019)÷ 365) + ( ( 30万円×1銘柄×0.019)÷ 365 × 2日分)= 1859 + 32= 1891円
- 強制売却時の手数料:3250円
- 合計:5141円
119銘柄で分けたのは、2年に1回ミスするシミュレーションなのでその分です。金利も安く手2日分が取られます。強制のタイミング次第で3日以上になることもありますが今回はこれで計算します。
では続いてSMBC日興証券。
SMBC日興証券の通常の一般信用取引
- ( ( 30万円×119銘柄×0.025 ) ) ÷ 365 + ( ( 30万円×1銘柄×0.025) ÷ 365 × 2日分)= 2446 + 41 = 2487円
※2019/9/5更新
本文のレイアウトが崩れてしまったので修正しました。記事内容に変更はありません。
倍近くの差がでましたね。SMBCは強制売却は無く、ミスしたところで単純に一日分金利が伸びただけです。
と言う事で、人はミスを起こすものと考えるのであれば、圧倒的に「SMBC日興証券」で普通に取引したほうが安全に、かつ、安く取引できるものと思われます。
もし絶対にミスを犯さないと確信している人の場合でも、楽天からSMBC日興証券に出庫する手間もありますし、毎回ハラハラドキドキしながら取引をする事になります。
なぜなら、この強制売却にかかる手数料は「1銘柄につき」、約3250円取られるのです!!!
これは非常に恐ろしい事で、当日10銘柄取引した場合にミスをすると、何と32,500円もの出費になるのです!怖すぎ!!!!!
今回のシミュレーションも控えめに1回のミスで1銘柄のみとしましたが、クロス取引をするときは多くの取引を行うケースもあるかと思いますので、十分リスクがある取引であると思います。
当然ミスをせずにSMBC日興証券にへの出庫対応も行えば、このシミュレーションですと、2487円 - 1891円=596円の利益を得られるわけです。しかしながら、コツコツと絶対にミスをしないように神経を尖らせた2年分の利益がたったこれだけです。リスクに対してメリットが少なく感じ、寂しくなりませんか?私は悲しくなりました。
この「いちにち信用」、楽天も考えたなと思いました。実際に忘れて涙を飲んだ人がかなりの数いるのでしょう。サービスとして成り立っているわけですから。
そして「いちにち信用」のメリットである1約定100円以上は金利すら無償ですが、その分、当日の売却を忘れると手数料が上がっているため元を取れるということでしょう。恐ろしいですね……
人というものは「自分だけは大丈夫」と思ってしまうものです。しかし、何故楽天はこのような金利や手数料が優遇されている「いちにち信用」をずっと継続しているか考えてみるといいでしょう。儲かるから辞めないと考えるか、他社と競争すべく、やむなく実施しているのか果たしてどちらでしょうか。私は前者だと思います。
そんな私ですが、「大口優遇」をするときだけは「いちにち信用」を使って優遇化を済ませたことがありました。以下は以前書いた記事です。
簡単に言えば、「いちにち信用」を使って同じ銘柄を信用売買でクロス取引をして、手数料と金利を0円に抑えつつ、「大口優遇」の条件である一日に5000万円の取引を無償で達成しましょ、というものです。
午前の寄りと午後の寄りで2回クロス売買取引すれば、約850万円手元にあれば「大口優遇」になれます。ミスしても最悪3400円取られる程度ですみます。痛いですが。3か月~4ヶ月に1日だけ神経を使えばいいんです。以下公式サイト
業界屈指の格安手数料!超割コースなら楽天スーパーポイントが貯まる! | 楽天証券
信用取引の建玉残高や新規建て約定代金合計などのほか、貸株サービスや投資信託の残高によって、「大口優遇」にランクアップすれば、さらにおトクな割引とポイントバックが受けられます。
ぶっちゃけますと、手数料については「大口優遇」の時点で0円になるため、リスクを負って毎回「いちにち信用」を使う必要性が薄れます。さらに言えば、「大口優遇」になってもなお、SMBC日興証券の方が安いんだから、最近は「大口優遇」ですら、やる意味を最近失っています。
というわけで、「いちにち信用」はクロス優待取引等の日常で頻繁に使うものでは無く、この大口優遇化の一日だけに集中して行うべきだと結論づけました。
そもそもSMBC日興証券が最強過ぎて頭おかしいんです!安すぎなんです!!!
もうこのブログ始めてからどれだけヨイショしたことか分かりません。完全にSMBCの回し者です。
だってアタマおかしい程安いんですもの……
アフィがあったら貼りたいぐらいです。アフィが無いので以前投稿した私の記事を貼ります。
っっカァ〜〜〜〜〜〜!!!
今日もまたSMBCさんをヨイショしちゃったぜェ!
これはもうSMBCさんから金一封と表彰状でも貰わないと割に合わないよなぁ?!
と、こんな記事を書いてしまいライバルが増えて自分の首を締め、SMBC日興証券でクロスしている人から怒られそうなところで今回はここまでに致します。