【米国株】BTC関連銘柄に投資して大丈夫でしょうか?

 

 

最近コメントを頂きました。要約するとこうです。

 

「現在BTC価格は3.5万ドルあたりですが、マイニング株(MARA・RIOT等)はそれほど大きな価格上昇を起こしていません。BTC現物だけ価格が上昇し、BTC関連株は価格が上昇しない、というリスクについてokomeさんはどのように考えますか?」

 

回答します!

 

特にないです。どっちに転んでも別にどうでもいいです。(良くない)

 

相場のプロでも破産する世界です。金融リテラシーゼロの筆者が分かるはずもありません。わからないので、最初から問題が発生した時のことを想定した上で投資しているので、「BTC現物だけ価格が上昇してBTC関連株は価格が上昇しないリスク」について発生しても不思議ではないし、起こったらしょうがないよね、と思っています。

 

兎にも角にも、投資をする最初の段階でマインド?的なことを決めて投資してるので、BTC関連銘柄だけ何か起こったら起こったで「しかたないね」の精神でいくポートフォリオにしている、と言ったほうが正解でしょうか。そういう風にすでに管理しています。

 

じゃあそのポートフォリオはどうやって決定していったのか。ちょっと話が長くなりますがご容赦ください。あくまで私の考え方なのですが、大前提として次の事を心に刻んでいます。

 

私の中の前提を決める

  • 素人の私は相場を読むなんて無理
  • 経済ニュースは合っているかも知れないし間違っているかもしれない(情報量ゼロとして見る)
  • デイトレは素人では無理なので考えない
  • 株式は30年で見たら必ず100%右肩上がりすることを完全に信じる
  • ビットコインは4年に1度半減期があるため増幅力は不明だ少なくとも上がる事を信じる
  • 取引手数料が勿体ないので基本は売り買いを乱打せずに買い一択とする。
  • 現金はゴミ
  • 債券よく分かんないからあんまり触らない
  • 為替よく分かんないから適当に資産をばらけさせる予定(資産形成後の話なので割愛)

 

債券は勉強不足なので適当です。為替もどうなるか分かんないです。分からない、と言うことが分かりました。それも立派な情報です。

 

では次に、前提を何故そう結論付けたのかの根拠を探します。

 

ニュースは信じない理由

ニュースと言っても、世の中にはポジショントークと言うものがあります。

 

例えば私が仮に超有名な経済評論家だとして「ビットコインは糞!」と言うとします。市場はそれを受けて下落したとします。

 

でも実は、私はビットコイン信者です。下落させておいて、その隙に少しずつ時間をかけて大量にビットコイン仕入れます。

 

一年後、「やっぱビットコ最高だった。間違えてた。ごめんチャイ。実際私はビットコいっぱい持ってます!(証拠画像ちらり)」と発言。価格は急上昇するのでした。ポジショントーク成功です。

 

極端な例を挙げましたが、ニュースは真実と虚像が入り乱れてます。素人の私が分かるわけ無い。なので基本信じない、と言うか見るだけ時間のムダ位に思うことにしました。

 

で、今回質問者様が懸念されている、「現物ETFが承認されたらBTC関連銘柄への投資資産が多くが現物ETFに流れてBTC関連銘柄は続落するんじゃないか?」という質問がまさしくポジショントークの可能性もあるかもしれないし、無いかもしれません。このニュースで怖くなった一般投資家がMARA,RIOT,MSTR等の銘柄を売りに出し始めた後に上記のニュースを流した張本人?が買い漁る展開もあるかもしれないし、無いかもしれない。そのニュースは真実だったとしても、他の要因でBTC現物ETFに資金が流れても他のところから関連銘柄に資金が流入するかもしれないししないかもしれない。ETFに流れないかもしれない。

結局そんなもん実際の未来にならないと素人にはわかりません。わからないものをいちいち考えるのは無駄な時間なので、私は決め打ちでBTCマイニング企業は爆上げする未来及び、爆上げしなくても、大きく損失することは無いだろうという未来を信じて投資しているにすぎません。

 

MSTRはまぁ、大丈夫じゃない?BTCいっぱい持ってるしBTC上がれば上がるでしょ(適当)

 

基本は長期投資

今度はどのぐらいの期間、関連銘柄を持てばいいかという話。ネガティブなニュースがでたら「損切り」してやり直したほうがいいんでしょうか。

 

話は変わりますが、デイトレというものがありますが、利益を出してるのが最終的に1%しかないというものがあります。以下駄犬さんのツイッターを引用します。

 

 

私は基本的に短期で投資すればするほど勝率は下がると勝手に思ってたのですが、デイトレはもう意味不明に負けまくるのが大前提って考えると、スイングトレードもちょっと勝率というか運と実力を兼ね備えた人じゃないと結構厳しいんじゃないかなって思えてきています。

 

手数料も米国株、仮想通貨はバカになりません。仮想通貨は手数料無料と吟われている所ご多々ありますが、スプレッドによるコストが発生するので実はかなりコストがかかる点も注意です。

 

そもそもどこで「損切り」をすればいいかを考える必要もあります。「損切りは正義」と投資の世界でよく聞きますが、全財産100%で個別銘柄やってるならそりゃそうですよ。でも1%の投資額だったら別に損切りいらなくない?とか、投資額と対象銘柄、将来の目標金額等々を無視して「損切りは正義」は暴論だと言わざるを得ません。取引手数料もかかるし、損失が計上されるので3年以内に利益を上げないと税金も帰ってきません。仮想通貨の場合は雑所得なので今年中に利益を上げないと税金損です。

 

なので、BTC関連銘柄という個別銘柄についても基本は長期投資前提で組み立てることを前提とします。

 

やり方は簡単。目標金額に到達するまで無理のない範囲で「買い」で入るだけ。途中で売却することを諦めます。株価が0円になっても泣かない。そう決めて入る方法を取っています。

 

ようするに、私の場合ですが、BTC関連銘柄にバッドニュースが起こっても売らないことを誓ってから投資してるので、色々な悪いニュースが流れたとしても

 

そう・・・(絶望)

 

と思うだけで特に行動しません。売る予定が無いのだから。

 

当然ながら、「0円になっても良い」お金なんてないですが、「無くなっても耐えられる」投資額というのはあります。その「投資額」をコントロールすることになる、ということです。

 

株は右肩上がり(余談)

さて、全然関係ないですが一応私の投資の前提としての話を。マインドの問題。

 

株価は基本右肩上がりである。過去200年の歴史を見れば明らか。未来もその限りではないと言いますが、現金が無限に発効されていること、資本主義の世界では右肩上がりで良いんじゃないでしょうか。以下株式投資第4版(ジェレミー・シーゲル/日経BP出版)の引用となります。

 

株は基本最強!ってなるじゃないですか。じゃあビットコインとかBTC関連銘柄に投資なんかしてないで、全世界株式買っておけば右肩上がりするからそれで充分じゃん、ってなるわけです。普通は。

 

ただ全世界株式は年利8%(いい区間を区切ってますが)程度なので、私のアーリーリタイアしたい、という目的を達成できません。そのため、より年利の良い商品を買う必要があるため、株式最強!と思っているものの、資産形成期では使えないアセットとなります。

 

あくまで私の給与、総資産、アーリーリタイアする年、生活費を諸々考えた上での結論です。全世界株式の年利で達成できるならビットコインとか買わないで株だけ買えばいいんじゃないでしょうか。

 

ビットコイン最強(信仰力が必要)

ここが完全に意見が別れます。なぜならまだビットコインが出来てから10数年しかたってません。しかし、その10年の動きとして

 

  • 半減期にバブルになる
  • どのアセットより高利益をキープしてる
  • すでに時価総額トヨタとか大企業を抜いてたくさん資金が入っているので、価値をゼロにするなんて逆に難しすぎないか?

 

ということ。もうここまで育ったビットコインを潰す方が滅茶苦茶難易度高いんじゃないの?っていう話。であるならば、大暴騰せずに徐々に右肩上がりする程度だったとしても、人生詰むほどではありません。一発逆転全財産ここに入れてもバチは当たらないと踏んでいます。

 

作者(?)のサトシが「ビットコインは大成功するか価値ゼロになるかの2択しかない」と発言しているらしいし。(ソース元忘れ)

 

また、現在戦争による恐怖、現金のゴミ化が進行しているご時世。半減期ももうすぐ。要するにビットコインに投資するのに時期ごすごく良いし、今の価格帯が将来来ないんじゃないかとさえ思えます。

 

ということで、とりあえずビットコインは信じるものとします。少なくとも、今の価格帯から見たら大損しすぎで90%下落して一生戻らない、ということは考えません。特に今の価格帯からの話で言えば、大きく下がっても1.5万ドルぐらいじゃないでしょうか。それでも今から見たら50%下落ぐらいでしょ。普通に人生やり直し効きますよ。

 

ということで、ビットコイン is 神なので、ここが成功するということは前提に組み込んで人生設計をします。

 

 

さて、これで大前提が整いました。その上で今回質問を頂いたマイニング株やBTC関連株式銘柄について考えてみましょう。

 

BTC関連株に対する考え方

  • 株式なので申告分離課税20.315%でBTC現物より非常にお得
  • 但し現物とは異なり現物のリスクプラス、個別株特有の様々なリスクが追加されることを常に認識しておく。BTC現物なんて非じゃないぐらいリスクの塊と考える
  • BTCの価格に対して連動しているか否かを過去チャートから調べて対象の銘柄を選定する(自分が調べた上ではMARA、RIOT、MSTRが候補に)
  • 現在数年で破綻しそうかどうか適当に調べる→何となく大丈夫そうだったのでGO出した

 

ようするに、ビットコインより税金が滅茶苦茶お得だし、マイニング株は(良いか悪いか)ボラが滅茶苦茶高いから運が良ければ一瞬で大金持ちになれるけど、ビットコイン単体のリスクにプラスで各企業の抱えるリスクもしょい込むことになって苦痛だよってこと。

 

ようやく話は本ブログの最初に戻ります。

 

結局の所、今後の相場観とか、企業の業績とか、リスクとか、そんなの素人では分からないです。今まさにマイニング株は現物ETFが承認されたら皆そっちに投資するとか言われても実際分かりません。

 

では実際に現物BTCのETFが承認されたとき、マイニング株やMSTRが大幅に下落したとします。そのときになってドヤ顔で

 

だからあの時私言いましたよね?

 

となるか、実際は真逆で承認された後にマイニング株やMSTRが大幅に上昇した場合は

 

あぁ、だったらあのバッドニュースが出た時、売らなきゃよかった・・・

 

と後悔するか、未来にならないと分かりません。現物ETF以外の要因で上昇する可能性もあります。突然ある企業が超運がいいニュースが流れて爆アゲするかもしれない。そんなのわからない。

 

ようするに、「ギャンブル」です。BTC以上にリスクを抱えてるけど一発逆転大儲けできる、それがマイニング株。

 

MSTRは良く分からん。BTC現物ETFによってBTCが上昇したらBTCたくさん持ってるMSTRは普通に上昇するんじゃね?(※適当)

 

長期投資向けポートフォリオを考える

では私が実際に投資した額で記載しますと、

  • BTC現物:3/5
  • 関連銘柄:2/5

 

を投資しています。実際のポートフォリオだと

  • BTC現物:5/6
  • 関連銘柄:1/6

です。BTC現物はかなり安いときに大量に購入して、関連銘柄は完全に高値圏で購入したので滅茶苦茶値下がりして現在に至っています。

 

上記のポートフォリオを見ると、関連銘柄の1/6を失っても人生無くなるわけではないことがわかります。BTC現物がたくさんありますから。ようするに、そういうポジションの範囲内なら「ギャンブル」できるというわけです。

 

 

マイニング株は復活出来ない?

分かりません。分かりませんが、過去に現物よりも超大幅に下落しているとことを我々は知っています。以下過去記事。

 

BTCがATHから次のATHまでの線を他のグラフにコピペしてみた

 

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例えば、2018年1月~10月ぐらいまでと、2019年7月~2020年6月ぐらいまで、BTCは横一直線に見えますが、MSTR,RIOTは右肩下がりをしていることがわかります。

 

まさに今2023年の状況に見えなくもないです。BTC関連銘柄であっても完全に一致するわけではなく、BTCが価格そのままだとしても関連銘柄が下落する、という歴史はある、ということが重要なわけです。

 

そう、我々は既に同じ状況を知っているのです。今現物価格と乖離が生じていても慌てる必要はありません。

 

もし仮に過去と同じ値動きをしてくれるならば、その後は超絶爆発的に右肩上がりをします。過去ATHまでの復活速度をみても、ほぼ同じ時期に復活することは過去の歴史で示されていますので、私はそれを信じて慌てないこととします。どうせその頃もバッドニュースでまくったんじゃないですか?しらんけど。

 

当然、今回と前回では状況が全然違いますし、復活しないかもしれません。が、逆に底で損切りした後に爆発的に復活したら私は耐えられないでしょう。相場がわからない私が良く分からないニュースでヒヨって売った後に爆上げ。精神が氏にます。よって最初から耐えられるだけの投資額だけ投資して、あとは放置です。祈りましょう。

 

とは言いつつ、質問者様も感じている通り、「関連銘柄は自身がBTC持ってるんだから、BTC価格が上がったら普通に株価も上がるんじゃない?」と考えている部分、私もそう思ってたりしてます。ただ、爆発的な右肩上がりはできないかもしれないリスクも起こりうる未来だと思ってます。

 

BTCが仮に10倍上昇したのに関連銘柄は2倍しか上昇しなかった、ということは往々にしてあるかもしれませんが、10倍上昇したのに関連銘柄が50%下落した、ということはさすがに無いよなと思ってるので、普通に投資対象としています。BTCさえ成功すれば下落するリスクはほぼないだろうという読みです。

 

これらの理由から、私はBTC関連銘柄に投資をしていますし、関連銘柄特融のバッドニュースが流れても、特に何かを感じる必要が無いということです。※感じないとは言ってない

 

BTC関連銘柄に投資しすぎてしまった場合

私は関連銘柄への投資額を抑えているのでバッドニュースが来ても事なきを得ていますが、質問者様がもし仮に、「ギャンブル枠」であるMARA,RIOT等に対して全財産、あるいは致命傷を負う可能性のあるほど投資をしていた場合はどうでしょうか。

 

私は「ビットコイン is 神」だと思っていますが、関連銘柄はそうではありません。今回のようなバッドニュースが流れたら毎日の生活が気が気じゃないかもしれません。かなり狼狽えることになるでしょう。

 

ではそうなったらどうするか、選べる道は2つです

 

  1. 明らかにリスクを取りすぎていることが明白であるため、ここで関連銘柄を売却してBTC現物をある程度買いこむ
  2. 一発逆転アーリーリタイアを早期にしたいので、そのまま保有。血反吐を吐きながら関連銘柄を信じる

 

私はおそらく「1.」を選びます。ビットコインは神なので間違いはないです。ビットコインをたくさん持ってたら幸せです。ビットコインのリスクだけ気にすればいいのですから本当に気が楽です。(※信者の感想なので当てにしないでください)

 

対して「2.」はどうでしょうか。先ほども述べたように、ビットコインが10倍になっても関連銘柄が2倍にしかならないリスクは当然あります。が、逆に40倍になる可能性も否定はできません。それだけボラが激しい銘柄ということです(マイニング株は特に)

 

そして有利な点として、マイニング企業はBTC現物も持ってるので、ビットコインが10倍とかになってくれるなら、普通に株価がマイナスになることはない、つまり、人生終わることは無いことも想定できます。

 

よって、「2.」の血反吐を吐きながら各企業に祈りをささげるという選択肢もありです。私は「1.」を選びますが、そこはもう最初から述べてるように「ギャンブル」です。但し割のいいギャンブル。爆発的に伸びたら税金も有利だしね。

 

難しいのは、「2.」じゃないと早期に目標金額を到達できないような、無理な人生設計をしている場合でしょうか。とにもかくにも、ギャンブルでも何でもいいのでお金が欲しい!って場合は「2.」を選んで、全部現物BTCで雑所得でもなんとか目標金額を目標年数で到達できそうなら、「1.」を選択することになるでしょう。

 

ようするに、人生設計次第で「1.」か「2.」どちらを選ぶことも人によって変わるということです。

 

まとめ

  • BTC関連銘柄は「ギャンブル枠」
  • ギャンブル枠に見合った投資額をした方が無難
  • 但しギャンブル枠でもBTCが成功したら氏ぬことはないので割のいいもの(と思う)
  • BTCが終わったら人生が終わり。祈りましょう。

 

本記事はビットコインが成功しないとどうにもならないものとなっています。関連銘柄しか投資していなくても、ビットコインが成功することに祈りをささげることは変わりありません。祈りましょう。そして祈りましょう。