こんにちは。okometsubuです。
私事で恐縮ですが、ソフトバンクGを全株売却しました。
「もう売らないで10年ガチホ!」
と言った次の日の出来事でした。もうね。コロナが怖すぎるんです。世界で3分の2が感染するとかTwitterで流れてるし、コロナでまず最初に影響でるのが日本と中国だと思うので、SBGにそこまで思い入れが無い状態で投資を続けるのが困難だと判断しました。日々の生活が苦しすぎて夜しか眠れない毎日!辛い!
コロナさえなければガチホしてたんですけどねぇ・・・買い支えが見られたので来週伸びるかもしれませんが、一応黒字でフィニッシュできましたので御の字としておきます。
さて、前回SPXLと現金のリバランスについて、リバランス間隔を長くとればとる程結果としては効率が良いことが前回の記事で分かりました。
ただ、これは米国株の右肩上がりが約束されたチャートであるためかもしれません。そこで、今回は日経225を2倍レバレッジを効かせた商品である「日経平均レバレッジ上場投信」を現金リバランスをしてみて、前回と同じような結果を得られるかをなんとなく見てみる回となります。
本当はTECLとかで見たかったのですが、結局右肩上がりが分かり切っているのでそれとは全然動きの違う何かしらのデータが欲しいなぁと軽く考えた次第であります。日本ならそんなに右肩上がりじゃないでしょ!(適当)
日経のデータについては以下のサイトより取得させて頂きました。
株価データ・株主優待情報・先物データ・ランキングデータ・CSVダウンロード無料 | 株式投資メモ・株価データベース
それじゃ前回と条件は一緒なので早速結果を観ちゃいましょうか。
前提条件
- リバランスは基本的に月末に実施します
- リバランスは期間が来たら無条件で実施することにします。平均取得単価が高い場合はリバランスしないとかの条件は無いです。
- リバランスによる税金は考慮しません
- リバランスによる手数料は面倒だったのでSBI証券の海外ETFと同等としてます
- 1570日経レバレッジ(日経平均2倍):現金におけるリバランスを対象としています
- 比率は80(日経):20(現金)としています。
手数料部分直すの面倒だったので滅茶苦茶適当です。が、大勢に影響はないという判断からそのままとしています。大きく間違ってなくてある程度合ってれば良いんだよ!(投げロンギヌス)
2012/4月~2019/12月まで(1570誕生から2019年末まで)
最終結果(元本からの倍率)
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1位:5年に1回 :4.20倍
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2位:6ヶ月に1回 :4.15倍
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3位:12ヶ月に1回 :4.13倍
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4位:2ヶ月に1回 :4.08倍
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5位:3ヶ月に1回 :4.05倍
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6位:毎月リバ :4.01倍
5年に1回の水色の線を見てみると、やはり右肩上がりな期間では優勢で急激な下落が発生した場合に弱いですね。その後の右肩上がりで再度5年に1回のリバランスが優位に立って1位でフィニッシュ。
最後の方ボックス型になっていますが、それでも長期間リバランスをしない方が良い結果になりました。米国のような単純な右肩上がり相場でなくてもこの結果を得られたのは貴重だと思います。やはりリバランスするなら6~12ヶ月で行い、20年近く運用することが分かっていたり、リバランスするのが面倒だなぁと言う人は5年物を選んでもいいかもしれませんね。
ただ、リバランスは大暴落の恐怖を和らげるものであると思うので、1年に1回ぐらいはやってもいいんじゃないかなぁと思いました。動きを見るに、そろそろ市場から撤退しようかなと思う人ほどリバランスを多めにして、若い内はリバランスはあんまり掛けないでどっしり構えるのが正解でしょうか。当然、右肩上がりを信じられる相場に限るので、私は日経レバでに投資は怖すぎて出来ないですね。(3倍レバ全力投球しながら)
ちょっと記事内容が少なかったので、せっかくなので比率を50:50にしたものも見てみましょうか。私の予想では比率が変わるだけで結果は同じであると思っています。
リバランス比率を50:50にした場合
最終結果(元本からの倍率)
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1位:5年に1回 :2.85倍
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2位:6ヶ月に1回 :2.72倍
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3位:12ヶ月に1回 :2.69倍
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4位:2ヶ月に1回 :2.61倍
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5位:3ヶ月に1回 :2.59倍
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6位:毎月リバ :2.54倍
順位に違いはありませんでした。ああよかった!
これで順位の結果が変わってしまったら今までの検証が全て台無しになる所でした。セフセフ。というわけで、やはり日経レバと現金のリバランスを行う間隔についてもある程度長期間行った方が良さそうということとなりました。
・・・あ、検証してて思ったのが、なにも「レバレッジ」商品を選ぶ必要はありませんでした!単純に「日経平均:現金」でリバランスしても同じ結果になるはずです。「日経平均」はかなり期間が長いので、もう少し長いスパンで見てみましょうか。次からは「日経平均:現金」のリバランスでの50:50の結果をお伝えします。対象銘柄は「日経225連動型上場投資信託【1321】」とします。
2001-07-13~2019/12/31の約18年の期間を適当に見る
最終結果(元本からの倍率)
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1位:5年に1回 :1.648倍
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2位:6ヶ月に1回 :1.593倍
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3位:12ヶ月に1回 :1.587倍
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4位:3ヶ月に1回 :1.578倍
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5位:2ヶ月に1回 :1.549倍
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6位:毎月リバ :1.521倍
レバレッジなしかつ50:50のリバランス比率での結果に言う話ではないですが、18年かけてこれだけの倍率って悲しくなりました。私は今までこんな市場に財産を投資していたのかと。
それは置いといて、やはり結果として6ヶ月以上のリバランス組が上位で短期間のリバランスは下位になりそうでした。とはいえ、2013年頃の元本と同等ぐらいの期間を見ると混迷を極めているので一概には長期リバランスが強いとは言えないかもしれません。ただ、それならそれで、ほとんど違いは無い様に見受けられますし、我々は右肩上がりを信じて海外投資をするのです。そんなボックス相場のケアなんかしていられません!
ケアしなくてもほぼ同じぐらいの結果になりそうなので、やはり長期間リバランスをしない方が良い気がしますね。
じゃあ本当に同じぐらいかちょっと見てみましょう。
2001-07-13~2013-01-25のボックス相場期間の結果
最終結果(元本からの倍率)
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1位:6ヶ月に1回 :1.0505倍
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2位:3ヶ月に1回 :1.0388倍
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3位:12ヶ月に1回 :1.0383倍
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4位:2ヶ月に1回 :1.0170倍
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5位:毎月リバ :1.0056倍
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6位:5年に1回 :1.0050倍
なんかこうなるとどうでもいいですね。ほぼ違いが無いです。それにしても毎月リバランスの結果の悪さよ。この検証は「平均取得単価」より低い場合はリバランスしない、という条件を入れていないためリバランス回数がとても多くなっていますが、それにしても結果が悪いです。ボックス相場であったとしても、やはり少なくとも3ヶ月ぐらいのスパンは欲しいと思いました。
というわけで今回はここまでと致します。