【3倍レバレッジ】SOXLについての過去暴落時を疑似検証します!【リーマンショック】

こんにちは。okometsubuです。

 

この記事は本当はSOXLを購入する前に書いていた記事です。以下SOXLを購入してしまった時のブログ

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

最近SPXLの他にも投資先が無いかえっちらほっちら探しております。先日TECLについて10万円投資しましたが、過去の「ITバブル」時のシミュレーションをしたらその急落があまりに酷く、早期償還が頭をよぎったのでちょっと及び腰です。以下その時の記事。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

じゃあどうすんのよ?!ってことでね。今回はSOXL及びSOXは「ITバブル+リーマンショック」時はどうだったのだろうか、というのを確認してみたいと思います。これでそんなに暴落してないなら安全なんじゃね?と言うとてつもない安易な考えです。要は気持ちの問題ですね。

  

とその前に!!「SOX」と「SOXL」って何よ!?って話ですよね。

SOX」はフィラデルフィア半導体株指数のことで、簡単に言うとS&P500の半導体だけのグループとなるようです。エヌビディアとかゲーミングパソコンを購入検討した人なんかは馴染みがあるんじゃないかな。あとマイニングとかで。それを3倍レバレッジしたのが「SOXL」です。

 

「これからAIが流行る>半導体も需要が伸びる>Win-Win!伸びるから買え!!」

 

みたいな感じらしいです。あの「TECL」よりもハイパフォーマンスらしい!!

 

結局現状半導体の技術進歩がAIを加速させてる所あるようなですから。逆かな。まぁどちらも進化が進むのは目に見えていますので、後数十年は安泰というものですよ!多分!!

ただ、需要のバランスが非常に偏るらしく、高騰や暴落を繰り返す銘柄という風の噂を聞きつけています。実際どうなんでしょうか。気になりますね?

 

というわけで、SPXLとSOX、S&P500も含めてパフォーマンスを見てみましょう!あ、それとTECLも含めますね!「SOXL」が2010年からなので、そこから現在までの実績です!

 

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パッと見、「SOXL」の値動きがヤバそうです。2012年~2014年までは他に比べて大幅に需要がなかったのか、かなりマイナスです。2017年ぐらいから需要が高まって他よりもパフォーマンスが上がってきた感じでしょうか。ただ、2015年にも大幅に値下がりしていることから、需要と供給のバランスにより上下に激しく動く銘柄であると言えそうです。

 

うーん。検証前ですが、上下に激しいとなると早期償還リスクが「TECL」以上にヤバそうな気がしました。一発山を当てに行くにはもってこいですが、長期運用となると候補外になるかもしれません。

 

ただ、いいタイミングで買えば「TECL」以上の強さを誇ります。

 

というわけで!

いつもの「ITバブル+リーマンショック」時の大暴落に耐えられるかチェックを行います!それじゃいつものように疑似データを作成してみます。以下drkernel氏の計算式を利用させて頂きました。

 

RでレバレッジETFをシミュレーションしてみよう。 | Dr.Kernelの見た世界

https://drkernel.net/archives/43

 

上記サイト内容からSOXL用に書き換えます。R言語を使用しています。

 

library(quantmod)
start = "2010-03-11"
end = "2020-01-17"
sox <- getSymbols("^SOX", src = 'yahoo', auto.assign = FALSE, warnings = FALSE, from=start, to=end)
tecl <- getSymbols("SOXL", src = 'yahoo', auto.assign = FALSE, warnings = FALSE, from=start, to=end)
return_asset <- list(sox = dailyReturn(sox),
tecl = dailyReturn(tecl))
lm(return_asset$tecl~return_asset$sox)
scatter.smooth(return_asset$tecl~return_asset$sox, xlab = "SOX", ylab = "SOXL")

 

> lm(return_asset$tecl~return_asset$sox)

 

結果、出ました!

 

Coefficients:
(Intercept) return_asset$sox
6.432e-05 2.961e+00

 

ということは、

 

(SOXLの1日の値動き) = 2.961 * (SOXの1日の値動き) + 0.00006432

 

ということになりそうですね!

 

 

と言うわけで、以前TECLを検証した時と同じ条件で行います。以下TECLの過去記事となります。TECLは大暴落しまくりで、早期償還リスクがヤバそうと感じました。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

前提条件

  • ITバブル崩壊開始日の2000-08-31からスタート。頂点からのスタートです。
  • リーマンショック最底辺の2009-03-09ですが、復活の兆しが見えてきている2012-11-12をターゲットとして見ます。その過程で3/9のデータも見ます。

 

データはYahooファイナンスサイトにて参考にさせていただきました。

Yahoo Finance - Stock Market Live, Quotes, Business & Finance News

https://finance.yahoo.com/

 

今回はS&P500,SPXL,SOX,SOXLとXLKの5種類で確認します。TECLは底の底なので見る必要無いでしょう。前回記事見れば解決するしな!!

 

 ITバブル+リーマンショック時のグラフ

 

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あちゃー・・・「SOXL」も早期償還コースですねこれは・・・

 

こうみると、「XLK」と「SOX」もそんなに違いはありませんね(あくまでパッと見)。この結果だけを見て決めるのはいけないことだと思いますが、最初の10年間のグラフからも見て貰えた通り、以下のようになると思います。

 

まとめ

  • SOXL」と「TECL」は似たような感じのパフォーマンスを誇りそう
  • SOXL」は上下の値動きが激しいため、良い時と悪い時の差が凄いことになっている
  • 値動きが激しいということは、下落時の「早期償還」リスクがかなり高まりそう

 

正直、「SOXL」も少額だけ入れて放置しようと考えていましたが、20年、30年と長生きしてくれるでしょうか。

 

TECL」に20万、「SOXL」に10万円入れて放置しようか悩むなぁ。ともあれ、両方に投資しておけば、早期償還のリスクは単純に半分(※どちらかが死んでも生き残る可能性を考慮)になる感じでしょうか。

 

うーん。私はテクノロジーについては今後必須になるという意見については非常に賛同しますが、半導体の需要供給の大小については全く読めません、というかイメージが付かないんですね。全然わからん!全然わからんし、超需要があって超絶高値を付けた後に大暴落があったら「早期償還」リスクがヤバそう。そこで売り切れればいいのですが、少額だけ入れてる人は満足しないでしょうし。となると短期決戦用銘柄かな?

 

似たような動きなら、私は「TECL」側を手厚くするかな?と思いました。値動きがマイルド(?!)なので。とはいえ、テクノロジー分野が伸びれば半導体の需要も伸びると言われています。やはり両方持つのもありかもしれませんね。

※昨日両方取得してしまいました。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

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