【3倍レバレッジ】TECL対SPXL大暴落麓決戦!【リーマンショック】

こんにちは。okometsubuです。

 

私には後10年くらいで億プレイヤーになってセミリタイアしたいと言う夢がある!

 

」であることは重々承知しておりましたが「3倍レバレッジ」商品との出会いで私の人生の歯車が狂い始めました。そして余剰資金の300万円を一括投資中です。理由はあの超有名でど安定な「S&P500」を約3倍しているという安心感があってこそでした。

 

そんな中、「TECL」と言うテクノロジー分野に特化したETFの存在がとても気がかりになってしまいました。こいつは直近10年くらいですが、「SPXL」を遥かに凌ぐ超ハイスペック製品です。過去に勢いで買ってしまいました。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

 

TECL」はS&P500銘柄内のテクノロジー関連銘柄を集めた3倍レバレッジ版となります。テクノロジー・ハイテク分野は今後伸びることが予想されており、特にAI製品が順調なようです。で、その元となっている指数が「XLK」という銘柄だそうな。マイクロソフトやアップルに重みを置きまくって、50%近くあるそうな少数精鋭タイプらしい。残念ながら自分はあまり好みじゃないかな。似たようなものでVGTというのがあるけどそっちのが好き。

 

で、今回私が気になっているのは以下のことです。

 

  • TECLの方が利益を圧倒的に生み出せるが、いざ「大暴落」が来たらSPXLと比べてどのくらい落ちてしまうのか

 

リーマンショックは100年に1度と言われています。もう私が生きている間に発生してほしくないですが、もし発生してしまったらSPXL以上に下落してしまうのかが気になってしまいます。

 

逆に言えば、大暴落時にSPXLとほぼ変わらないようであれば採用の価値ありますぜ!※非常に短絡的な意見です

 

しかしながら、「TECL」は2008年くらいに開始しているためリーマンショック時のデータがありません。

 

というわけで、R言語をインストールして疑似的にTECLのデータを取得してみたいと思います。このR言語、Yahooファイナンスから株価とか引っ張ってこれるようで、めっちゃ楽しそうです!

 

が、今回はR言語のお勉強とか一切しません。とにかく入れて、とにかくサッと計算してシミュレーションに移ります。

 

 

とりあえずR言語インストール

環境はCentOS7上で行いました。

yum install epel-release
yum install R
yum install libcurl-devel

 

R言語インストール後、Rコマンドでコンソールに入ってからR用のモジュール?をインストール

■quantmodというのをインストール
R
> install.packages("quantmod")

 

環境ができたら、drkernel氏のソースをそのまま使わせて頂きました。以下引用させて頂きます。

 

RでレバレッジETFをシミュレーションしてみよう。 | Dr.Kernelの見た世界

https://drkernel.net/archives/43

library(quantmod)
start = "2008-11-05"
end = "2018-03-31"
sp500 <- getSymbols("^GSPC", src = 'yahoo', auto.assign = FALSE, warnings = FALSE, from=start, to=end)
spxl <- getSymbols("SPXL", src = 'yahoo', auto.assign = FALSE, warnings = FALSE, from=start, to=end)
return_asset <- list(sp500 = dailyReturn(sp500),
spxl = dailyReturn(spxl))
lm(return_asset$spxl~return_asset$sp500)
scatter.smooth(return_asset$spxl~return_asset$sp500, xlab = "S&P500", ylab = "SPXL")
> lm(return_asset$spxl~return_asset$sp500)

 

実行してみたところ、drkernel氏のブログ記事と全く同じ結果が算出されました!

 

Coefficients:
(Intercept) return_asset$sp500
9.872e-05 2.903e+00

 

やったね!!導入成功です!!

 

ということで、ここからが本題。「TECL」はテクノロジー・セレクト・セクター指数の運用実績の3倍を目指すETFです。つまり「XLK」銘柄の3倍ですね。

 

というわけで!先ほどのコマンドをXLKTECLに置きなおして試してみます!!

 

library(quantmod)
start = "1988-12-22"
end = "2020-01-17"
xlk <- getSymbols("XLK", src = 'yahoo', auto.assign = FALSE, warnings = FALSE, from=start, to=end)
tecl <- getSymbols("TECL", src = 'yahoo', auto.assign = FALSE, warnings = FALSE, from=start, to=end)
return_asset <- list(xlk = dailyReturn(xlk),
tecl = dailyReturn(tecl))
lm(return_asset$tecl~return_asset$xlk)
scatter.smooth(return_asset$tecl~return_asset$xlk, xlab = "XLK", ylab = "TECL")

 

> lm(return_asset$tecl~return_asset$xlk)

 

結果はこちら

 

Coefficients:
(Intercept) return_asset$xlk
6.149e-06 3.030e+00

 

えーっと、ということは、

(TECLの1日の値動き) = 3.030 * (XLKの1日の値動き) + 0.000006149

 

ってことでしょうか。3倍超えてるがな!

XLKとTECL自体が完全一致していないのでしょうか。いやでもオリジナルはXLKで合ってるだろうし、よく分からないね。仕方ないね。とりあえず計算結果では上記の通りなので、この計算式を使って計算していきます。

 

あ、前々回ぐらいの記事で「ブラックマンデーブラックマンデー」と叫んでいましたが実際は「ITバブル」の勘違いでした。大変お恥ずかしい限りです・・・ブラックマンデーは1987年でITバブルが2000年頃の暴落なんですね。大変失礼いたしました。名称を間違えただけでデータ自体はそのものを使っているのでご安心をば・・・

 

ということで、超雑にTECL設定前の、「ITバブル崩壊」および「リーマンショック」時の値動きについてTECLとSPXLでどのぐらい違いが出るのかを見てみたいと思います!

 

 

 

・・・だったら、最初からS&P500XLKで争わせれば良かったのでは???

 

 

 

 

ガーンだな・・・でもせっかくなので備忘録として残しておきます。両方グラフにして比べれば違いも分かるし一石二鳥!

 

まずはオリジナルのS&P500とXLKのグラフから。

 

前提条件

  • ITバブル崩壊開始日の2000-08-31からスタート。頂点からのスタートです。
  • リーマンショック最底辺の2009-03-09ですが、復活の兆しが見えてきている2012-11-12をターゲットとして見ます。その過程で3/9のデータも見ます。

 

データはYahooファイナンスサイトにて参考にさせていただきました。

Yahoo Finance - Stock Market Live, Quotes, Business & Finance News

https://finance.yahoo.com/

 

S&P500 VS XLK

 

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あ、これあかんやつや

 

早い段階で80%下落しています。これ、もし「TECL」の約3倍値動きでやっていたら早期償還になってしまうのでは・・・?

 

とはいえ、この「ITバブル」がきっかけでサーキットブレーカーが改良されたようで早期償還リスクは下がったと考えていいのかな。サーキットブレーカーはザックリ言うとS&P500の値動きを見て、1日で20%以上の下落が出来ないような仕組みです。なので、早期償還される33%の下落率を1日で達成することは昨今無くなりました。でもかなり怖いですね。翌日も20%マイナスなら即死です。

 

逆にこの「ITバブル」を乗り越えた先の「リーマンショック」ではS&P500と比べて耐性が付いたのか、大きな落ち幅は無かったようです。

 

その後、最初にグラフを見せた通りこの日を皮切りにXLKは驚異的な伸びを見せてS&P500を圧倒していきます。

 

それでは一応疑似TECL、疑似SPXLのグラフとXLTとSPXLを合わせてグラフ化してみます。

 

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ですよねーーーーー!!

 

だって20%前後下落している日が連続でありましたからねXLK。これ多分即死コースですよね。調べてみるとサーキットブレーカーはS&P500銘柄が20%下落したらストップするらしいので、今回の様にXLKの場合はもっと下落するかもしれません。昔はダウ平均株価で見てたらしいです。(※知識が無いのでこれ以上よく分かりませんでしたすいません。)

 

ということで、TECLは危険度は高いことを覚えておいた方が良さそうです。といっても、この時の暴落は「ITバブル崩壊」なので、まさにテクノロジーの「XLK」が落ちるのはやむを得ない!

 

その根拠(?)として「リーマンショック」のグラフを見てみると「XLK」は「リーマンショック」時点では大幅には下げておらず大人しいものでした。

 

 

こうなると、「TECL」については早期償還の可能性を捨てきれないという結果になりました。まぁ、ITバブル時の話ですし、ここからテクノロジーの重要性が増してきていることから、そんなに酷いことにはならないんじゃないかなぁと楽観的に見て大丈夫かな?!

 

いや、私のような末端の人間にまで

 

ハイテク万歳!神!!!

 

とか民衆皆が皆言い出したなら起こりうるかもしれません。株価があまりにも上がりバブル過ぎてパーンって・・・逆に流行ってるから大暴落しちゃうっていうね。(※個人の勝手な感想です)

 

まぁそれはさておき、大暴落時での勝者は圧倒的にSPXLとなりました!!!

 

実際、「SPXL」は割と値動きマイルドに見えませんか!?

安心感を買うなら「SPXL」で超長期運用!!※TECLの暴落具合を見せつつ

 

 

 

さて、この結果から私は次の投資先をどうするか考えます。

 

  • 圧倒的パワーの「TECL」だが、早期償還のリスクが高まる可能性ありかもしれないし、「SPXL」よりリスクが高そう
  • 逆にSPXLの方は早期償還リスクはかなり低いと考えられる。
  • ならば、「SPXL」をメインに購入しつつ、遊び心で「TECL」を購入するか、100年に1度の大暴落はもう終わったので、大暴落は発生しないことを信じて「TECL」比率を上げるか検討の余地あり
  • ともあれ、「TECL」に長期間投資することを目的とするのであれば、「SPXL」と「TECL」の両方を最大でも50:50程度で持っておいた方が安心だろう。20:80とか30:70ぐらいでもいいかも。当然70,80側がSPXL。
  • 一発逆転、数年の短期間運用で一攫千金狙うなら「TECL」全力買い!但し値動きが激しさを増すので、投資資金が0円になる確率が「SPXL」よりも高そうなのでそれだけはご注意を・・・

 

※TECLの早期償還のしやすさについては上記結果と私の何となくのイメージです。もし誤っていたらご指摘お願いします!!

 

と予防線を張りつつ、こんな感じですかねぇ。「TECL」。

 

真面目に1資産築きたいなら検討の余地ありだと思います。とりあえず私は10万円投資(20~30年塩漬け予定)しているので多くて30:70位かなぁ。資産築きたいので追加投資したいと思います。最終的に50~100万円ぐらいまでが許容範囲かな。やるとしてもSPXL:TECLの比率は4:1ぐらいか。まだ悩み中。超長期運用にするのが少し怖いので、一気に上がったら売り切ってしまうのも手ですね。どこが「一気に上がったか」が分かればですが・・・

 

また、私は勝手に2020年末から2021年中にはリセッションが来ると思っているのでその時買おうかな。いや、逆に年末リセッション読みなら今から購入しておいても良い気がしてきた。で、秋頃に売り。できないな。多分ガチホしちゃう。うん。悩みの種がまた一つ増えました。泣けるぜ。

 

 

 

さて、後はせっかく「TECL」についてのなんちゃって計算式をゲットしたので、いつかはSPXLみたいに30年とか10年スパンで取り出しても楽しそう。この計算式自体が非常に怪しいので気が向いたら。

 

・・・あ、いやいや!ある程度、本当にあってるか、「本物のTECL」と「疑似TECL」でグラフ作れば確認出来るじゃーん!

ということで、最後にグラフを確認してみましょうか。

 

本物TECLと偽物TECL(XLKを元に先程の約3.03倍を計算)

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おお、何となく、大体、ほぼ一致していると言っていいかな?

 

それじゃこのデータを使って過去の実績とか見ても楽しいかもしれません。とはいえ、ハイテク産業はAIが進んでいるため過去を見ても意味が無い気はしていますので、本当にネタが切れたらやるぐらいでしょうか。ほぼ意味が無いと思うのでやっぱりやらないかも。もう時代は移り変わっているので過去の条件はハイテクにおいては無意味かもしれません。

 

 

フワフワ気分でまとめたところで今回はここまでといたします。

 

 

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