【レバレッジ】SPXLやTECLは順張り時で購入すべきか検証します【落ちたナイフ】

こんにちは。okometsubuです。

 

今回はグラフが多いので、我がブログの激レアコンテンツ「目次」を適当に付けました。そして結論から言うと、今回の「順張り」投資方法、かなり良い感じに仕上がったと思います。割と一般的なお話で退屈する人は退屈する回になるかもしれませんが、私が検討するしていなかった「順張り投資」「落ちたナイフを拾う」行動についてどう対応すべきかを過去の暴落を振り返って調べてみた、というような記事内容となっています。

 

 

 

今回、クッソ激烈に長いので最初に結論から書きます。

 

今回のまとめ

  • 順張り投資をすることでSPXLやTECLの株価が下がり過ぎることによる償還問題をかなり安全に回避可能であり非常に安全に取り組むことが出来そう。なぜなら「」を通過した後に購入するため、株価が安すぎて償還される事態は避けられるため。
  • 落ちたナイフ」を確定するのに「」から11ヶ月程度様子を見れば拾うことが出来そう。攻めるなら「」と思われる位置から4~6ヶ月後の時点で買えばいい。
  • 落ちたナイフ」を確認してからETFを買うことになるので株価がある程度伸びた後に買う事になる。そうなると「」買いしている人から見たら投資効率は悪い。だが、「2番底」「3番底」に引っかかるリスクを極力なくすことが可能でかなり安全と思われる。
  • 真の底」から1年後に投資を行っても成績は悪くない。上手くすればそこから10~20年で1億は目指せるのではないかと目論める。

 

とりあえず、このまとめに至る経緯をこれからダラダラなーがなが書いて行くよ!

 

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私は最近まで「世界恐慌」やら「リーマンショック」の再来を恐れて色々無駄なあがき(検証)を勧めたり、ビビッてSPXSを買ったり色々散々なことをやってしまっております。まさにダメダメ投資家の行き当たりばったりの行動です。完全に刈り取られてます。駄目ですね。弱気になっています。

 

そんな私に突然!謎の電波が舞い込んできました!

 

そもそもレバレッジ商品は逆張りで買うのではなく、順張りになるのを待ってから買えばいいのでは・・・?

 

思い立った理由(※検証前のイメージ)

  • SPXLについて大昔の検証で、「世界恐慌」や「ITバブル崩壊リーマンショック」級が来なければ10年ぐらいあれば割と黒字をキープしている
  • リーマンショック」程度であれば18年あれば普通に復活することは分かっている。なので、3倍レバレッジ商品においては無理に底値付近で買う必要は無いのではないか?
  • 世界恐慌」レベルだったら目も当てられないが、「」を確認後に買うことができれば3倍レバレッジの圧倒的パワーによりちょっとの右肩上がりでも素晴らしい成績が残せるため、「」、つまり「ナイフが落ちた」タイミングが分かれば安定した成績が残せるのではないか。
  • 順張りで買うことが決まれば「暴落」はおそるるに足らず!「」を毎日探る必要が無く、安心してぐっすり眠れる!!!!

 

とまぁ、こんな感じのことに気づいてしまったんですね。

 

ナイフは落ち切ってから拾え」です。一般的に広まっている言葉です。今更感が半端ないですが、私は10年で1億をもっと早く到達できないかと気が焦っていて、この考えが頭から抜け落ちていました。

 

今回のような大暴落が終わった後は、大体右肩上がりになるのは過去の歴史が証明してくれています。底をじっくり待てばいいんです。

 

で、ここで次の疑問です。

ナイフが落ち切る」条件ってどうやって知ればいいの?

ということです。

 

私は電波を受信した時に、次のように考えました。

  • 世界恐慌」「ブラックマンデー」「リーマンショック」等の過去の大暴落を例に取って、「」に到達するまでの「1番底」「2番底」「3番底」・・・を調べて、その「x番底」より何ヶ月後に同額に到達するまでの日数をチェックする。同額にならなければそこが「真の底」ということになる。
  • その次の底に到達する期間の一番長かった期間を元に、今回のコロナショックで「」としている日からその期間後に投資することで暴落が終わった後の世界を堪能できるのではないか?

 

上記は私がパッと思いついた割りと適当な考えです。今回の記事はこの話をメインに進めたいと思います。

 

また、落ちたナイフの判別方法についてツイッターで「絶対モメンタム」という条件について教えていただくことができました!本当にありがとうございます!

 

モメンタム」、聞いたことがあるなぁ位の認識で、「一反木綿」の仲間か何か?みたいに思いつつスルーしていました。少しは調べる癖をつけないといけませんねぇ・・・

 

その後、色々教えて頂き、「絶対モメンタム」とは以下のようなものと思いましたので内容まとめます。

 

絶対モメンタムとは

  • モメンタムとは「相場」の勢いのこと。
  • 特定の1年間を決めて、その最初の株価終わりの株価を比べて右肩上がりなら投資を継続し、右肩下がりなら翌年1年は現金で保有する、つまり全株を売却して翌年にまたチェックする、というものです。毎年1回チェック。

 

面白いなと思ったのは、1年という期間でじっくり様子を見ることができる点です。それだけ慎重に機会をうかがってナイフが落ちたことを確認するのはレバレッジ商品において「あり」だと思いました。最初に述べたように、「」で買えなくても多少の右肩上がりがあれば3倍レバレッジはかなり強い動きになると思うからです。

 

この件について、実は似たようなことを暴落前にコメントを頂いていまして、その時は機会損失が勿体なかったことと、大暴落が発生することが前提にあったこと、検証プログラム作成が私の腕では難しかったことから採用しませんでした。10年で1億を目指すあまり焦っていたんだと思います。読者様の方が先見の明があり、私のブログの存続意義を失ってしまいます!反省!

 

話が脱線しました。

 

というわけで、今回は前者の「x番底」からの日数調査を行います。今回の結果があまりよくなかったり、時間があり、かつ、私の腕が追いつくのであれば「絶対モメンタム」について調査をしてみたいと思います。もしくは、今回の調査結果から「絶対モメンタム」と近しい期間になった場合は、私の考え方が「絶対モメンタム」の考え方に近しいものと勝手に判断します。そう。勝手に!!

 

もし今回の検証がうまく行ったらもう暴落に怯える必要が全くなくなります!だって、暴落しきってから購入することができるのですから!

 

正直これは嬉しいですよ。もう毎日底値を追う必要が無くなるんですからね。見ると思うけども!

 

そして仮に「」判定が完了してから10年の歳月があればそこから1億円も目指せるのではないかと今ワクワクしています!電波を受信したのが吉と出るか凶と出るか、とにかく確認してみましょう!

 

  

「現在の底」が本当の「底」か調査

 

今回の前提条件、「」判定に使う指数としてS&P500をターゲットとして進めさせていただきます。SPXLだと乖離が激しそうですし、「」が終わるタイミングの調査であれば、SPXLでもS&P500でも特に違いは無いと判断しました。

 

ではまずは「世界恐慌」から見てみましょう。イキナリハードモード!

 

世界恐慌・「底」調査

世界恐慌は直近高値(1929-09-16)から底値(1932-06-01)まで4年の年月かかりましたので、その期間のグラフを記載します。

 

 

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赤線は底値から次の底値への期間を表したものです。この中で一番長いのが最初の

1929-11-13(17.66ドル)~1930-10-17(17.16ドル)

約11ヶ月程度ということになりました。他の期間も底はありますが、11ヶ月未満で次の底に向かっているので、大体1年見ればいいかなと思った次第です。不安だったら1年2ヶ月とかでもいいかもしれません。一旦、1年としてみましょうか。

 

こう考えると、「絶対モメンタム」とほぼ同じ条件で投資できるのではないでしょうか?「」判定日を始まりとして終わりが1年後。右肩上がりを確認できれば翌年から投資をスタートです。

 

お、これは意図せず良い感じの期間ができたのではないでしょうか!?また有名な手法が私の考えと一致してしまったか・・・。いやぁ、まいったなぁ。また無駄に自信を付けちゃうよ!?

 

 

さてさて、続いてブラックマンデーを見てみましょうか。

 

ブラックマンデー・「底」調査

1987-08-25~1987-10-19までのグラフとなります。

 

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ブラックマンデーに1番底とか2番底の概念がありませんでしたので調査終了です。ブラックマンデーについては、投資開始時期が決まった後の10年間の成績で使うので後ほど登場します。

 

では最後にリーマンショック級だったらどうだったかを見ます。「ITバブル」とセットにするか悩みましたが、一旦リーマンショック級だけを想定とします。

 

リーマンショック・「底」調査

2007-10-09~2009-03-09の期間となります。

 

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底値の値にヒットする期間が長いのが

2008-03-17~2008-07-02

でした。約4ヶ月で判明したことになります。

 

これにより、「世界恐慌」の約11ヶ月が最も長い期間ということになりました。つまり、今回の暴落で「」と判定してから11ヶ月を経過することで、おそらく右肩上がりの世界が待っていることを意味しています。但し、世界恐慌の時の確認で11ヶ月でしたので、今回のコロナショックが世界恐慌を上回る場合はどうなるか分かりません。さすがにそこまで行かないと信じたいです。

 

その前に、先ほどちょっとスルーしました「ITバブル崩壊リーマンショック」を例に取るとどうでしょうか。本当に11ヶ月で問題ないでしょうか。気になったのでやはり追加調査させて頂きます。

 

ITバブル+リーマンショック・「底」調査

2000-09-01~2009-03-09の期間となります。

 

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2002年頃から2008年頃なので6年の歳月が必要と分かりましたが、さすがにこれは採用しません。そもそも違う暴落が近くにあっただけですので対象外とします。しかしながら、もしITバブル崩壊の底値である2002-07-23(797.7ドル)から1年後に株を購入したらどうなるかについてもシミュレーションしたいと思います。過去の実績というのは大事です。

 

 

「底」から1年間の推移調査

 

さて、本編を始める前に「」から1年(約11ヶ月)の期間、どのぐらい株価が伸びるのかも知っておく必要があります。安全を見て11ヶ月ではなく1年で判断します。その1年の間の値上がり率はどのくらいなのかを見てみます。

 

なぜこのようなことをするかというと、値上がり率に対して恐怖が発生する可能性があるため、ショックを和らげる目的で見てみます。右肩上がり時は、指をくわえてみているだけですから、絶対に株価上昇を悔しく見守ることになるのでその予防対策です。事前にそのインパクトを知っておこうと、こういう訳です。

 

まずは世界恐慌の底から1年間の結果をどうぞ。S&P500と疑似SPXLの2つを採用します。

 

世界恐慌「底」から1年間の世界

1932-06-01~1933-05-31までを見ます。

 

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  • 底値:4.4ドル
  • S&P500:9.64ドル(約2.2倍)
  • SPXL:19.97ドル(約4.5倍)

 

やはり「世界恐慌」の底からの1年ということでかなりのインパクトがあります。1年で2.2倍というのは驚異的な伸び率そのものです。今だと10年、20年ぐらいかけないとS&P500で2.2倍という資産を築くことはできないでしょうからね。うーん。残念!

 

SPXLに至っては4.5倍です。1年でこれはちょっと惹かれますね。このような状況を、現実に置きなおして想定しておいた方が良さそうです。1年間、とてつもなくヤキモキすることになるはずですから。

 

あぁ、私は底付近でなんで追加投資しなかったのだろう!

 

とね。底かどうかも分からないですし、できないから今、順張り投資の場合を検証しているのです。肝に銘じておきたいです。(※まだ結果を見てないので何とも言えませんが・・・)

 

では続けてブラックマンデー底から1年行きます。

 

ブラックマンデー「底」から1年間の世界

1987-10-19~1988-10-18までの1年間を見ます。

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  • 底値:224.84ドル
  • S&P500:279.38ドル(約1.24倍)
  • SPXL:362.60ドル(約1.61倍)

 

世界恐慌に比べたらインパクトに欠ける数値です。S&P500の場合は1年で24%の上昇。普通に物凄く成績はいいと思いますが、異次元の値上げというほどではありません。この後でなら普通に買い増ししても言うほど悔しくは無い気がしました。とはいえ、ブラックマンデーは一瞬で落ち切ってすぐに復活するタイプの暴落で、今回の「コロナショック」とは性質が異なる可能性があるので参考程度に留めておきます。

 

では続いてリーマンショックです。こちらの方が今回の「コロナショック」に近しいのではないでしょうか。もしくは、「世界恐慌」かのどちらかになりそうな雰囲気がある気がしています。※個人の感想です。

 

リーマンショック「底」から1年間の世界

2009-03-09~2010-03-08までの1年間を見ます。

 

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  • 底値:676.53ドル
  • S&P500:1138.5ドル(約1.68倍)
  • SPXL:2728.3ドル(約4.03倍)

 

かなりのリバウンドが発生しています。暴落の凄さに対してリバウンドの強さが決まっているかのようです。当たり前の話かもしれませんが、実際に数値として見られたのは幸運です。

 

今回、もし「世界恐慌」や「リーマンショック」まで行ってしまったら、「」判定から1年間購入できないのはさぞ苦しむことになるかもしれません。ともあれ、右肩上がりなのは間違いないのでそれはそれで苦しみを緩和することができると信じましょう。

 

もしくは、逆張り投資で少額、ナンピン買いを試みるとか、毎日積立でその辺のダメージを和らげるのもありかと思います。ただ、ことレバレッジ商品に関して言えば、株価下落が凄すぎた場合の償還リスクを回避するためにはやはり落ち切った後に購入したいですね。以下世界恐慌の時にSPXLがあったらどうなったかの記事です。償還されなくても、株価的にほぼ終わりです。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

さて、最後にITバブルもみます。ハッキリ言って、その後に「リーマンショック」を控えているので最悪なタイミングでの追加投資となるはずです。ともあれ、取り敢えずは「ITバブル」の底の1年間の世界だけです。気楽に逝きましょう。

 

ITバブル「底」から1年間の世界

2002-10-09~2003-10-08の1年間を見ます。

 

 

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  • 底値:776.76ドル
  • S&P500:1033.78ドル(約1.33倍)
  • SPXL:1632.22ドル(約2.10倍)

 

これもITバブル崩壊単体だったので、そこまでのリバウンドでは無かったことが伺えます。この後、「ITバブル+リーマンショック」の10年、20年を見た時に悲惨なことになる気がして恐怖ですね。これも後で検証してみます。

 

 

「底」1年後からの世界

 

いよいよ本編です。 条件は出そろいました。今から以下のことを行います。

 

  • 各大暴落時代の最も深い「」から1年後にSPXLを購入します
  • 購入して10年および20年後の世界を見ます。
  • SPXLは疑似データを使います

 

過去の暴落における「x番底」判定の最長は11ヶ月と数日プラスでしたが、一旦1年後とさせていただきました。この方が安全度が高いと思っています。その分、リバウンドの勢い1ヶ月分の機会損失はありますが、「世界恐慌」パターンに発展するより圧倒的にマシと言えるでしょう。

 

では最初に「世界恐慌」の底から実際にどうだったか見てみましょう!

 

世界恐慌「底」1年後からの世界(10年物)

1933-06-01~1943-05-31の10年間です。

 

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  • 最初の株価:9.74ドル
  • S&P500:12.05ドル(約1.24倍)
  • SPXL:3.50ドル(約0.359倍)

 

とても残念な結果に終わりました。S&P500であれば赤字ではありませんが、世界恐慌からの復活はとても大変なものであり、たった10年程度では傷を癒すことはできないということでしょう。

 

そして、グラフを見ても分かる通り、上げたり下げたりで殆ど右肩上がりになっていません。もし今回が「世界恐慌」レベルまで到達した場合、順張り程度では短期間で財を成すことはできないでしょう。

 

こうなったら意地でもS&P500の直近高値から80%下落したらナンピン買いを行った方がいいかもしれませんね。SPXLが生きていればということと、少額程度での挑戦にはなりそうですが。以下世界恐慌が起こった時の過去記事です。S&P500編とSPXL編の2つがあります。

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

okometsubulog.hatenablog.com

 

 

というよりも、S&P500が「80%下落」するぐらいの超特大暴落(※世界恐慌)レベルであれば、3倍レバレッジは購入しちゃだめかもしれません。世界恐慌、つまり株価の右肩上がりが10年間ドンヨリする可能性があるためです。であるならば、80%下落時点でSPXLを少額、順張りする場合はVOO等に厚めに購入した方がいいかもしれません。

 

とはいえ、この話は今から約100年前のお話です。オンライントレードもないですしAIによる取引もありません。今現在お金がジャブジャブ溢れているので順張りになったとたんに右肩上がりしだす可能性もあります。そして人類は「世界恐慌」や「ブラックマンデー」「リーマンショック」という経験をして現在があります。何かしらの対策を各国の頭のいい人たちが頑張って対応してくれているに違いありません!楽観しすぎかなぁ。

 

では20年経過したらどうでしょうか。これなら現実味もあるというものです。これでSPXLも日の目をみるようならば、普通に最初から順張り狙いでSPXL購入でも良いかもしれません。

 

世界恐慌「底」1年後からの世界(20年物)

 1933-06-01~1953-05-31の20年間です。

 

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  • 最初の株価:9.74ドル
  • S&P500:24.54ドル(約2.52倍)
  • SPXL:20.67ドル(約2.12倍)

 

これならSPXLを最初から購入して夢を見てもいいかもしれませんね。順張りでの貼りは手堅い印象が付きました。が、「世界恐慌」がひとたび発生したら、順張りでの億プレイヤーの夢は終わりを迎えることになりそうです。生き延びることが先決、といった所でしょうか。

 

それでは続いてブラックマンデー底から1年後を見てみましょう。

 

ブラックマンデー「底」1年後からの世界(10年物)

1988-10-19~1998-10-18の10年間を見ます

 

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  • 最初の株価:276.97ドル
  • S&P500:1062.39ドル(約3.84倍)
  • SPXL:10593.43ドル(約38.25倍)

 

あーあ。うらやましい。10年で38倍ですって奥さん!

しかも「」から1年後の安定した時期から適当に買ってですよ!いやー。実にうらやましい!!

 

しかも最後若干下落してますが、最高値だと「56倍」近くになっています。200万円あったら普通に「」達成です!億達成したら速攻で売ってしまうと思います。何故なら10年に1度は暴落が起こると言われているので、一旦引き払います。と思っていますが、人間の「欲」との戦いとなるでしょう。トラカワトラカワ。

 

しかし今回はこのケースにならない可能性が高いです。もうブラックマンデーを通り越してますからね・・・

 

しかも、ITバブル真っ只中ですからこの結果も納得というものです。やっぱりうらやましいです。

 

残念ながら夢に終わりますが、一応、20年バージョンも見てみます。

 

ブラックマンデー「底」1年後からの世界(20年物)

1988-10-19~2008-10-18の20年間を見ます

 

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  • 最初の株価:276.97ドル
  • S&P500:985.4ドル(約3.56倍)
  • SPXL:3779.70ドル(約13.65倍)

 

最後は残念な結果に終わりましたがそれでも「S&P500」よりも圧倒的に有利な形でSPXLを終えることが出来ました。そもそも、ITバブル発生中にリスク管理で資産を少なくとも売りに出しているとおもうので問題なしと言えるでしょう。

 

というわけでお待ちかね、「リーマンショック」が発生した場合を見ます。20年後の世界は描くことができないので「10年」のみとなります。

 

リーマンショック「底」1年後からの世界(10年物)

2010-03-09~2020-03-08の10年間となります。

 

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  • 最初の株価:1140.45ドル
  • S&P500:2746.56ドル(約2.41倍)
  • SPXL:9791.53ドル(約8.59倍)
  • S&P500(高値):3386.15ドル(約2.97倍)
  • SPXL(高値):18850.86ドル(約16.53倍)

 

今回(高値)というものを入れました。「コロナショック」直近の高値ポイントです。

 

今まさに「コロナショック」が現在進行形で進んでいるため最後の最後が非常に残念な結果に終わっています。その手前の高値について確認しましたが、SPXLは16.53倍程度となりました。1億まで600万円程投資額が必要となる計算なので、この時点で売るかどうかは非常に怪しいです。私だったらそのまま保持して突き進んで爆死していることでしょう。

 

そう考えると、順張り戦略はかなり安定した投資方法となりますが、「」を目指すなら少し弱い、もしくは多めに投資せざるを得ないという事になるかもしれません。「ナンピン買い」に少額、「順張り」に多めに注ぎ込むのが最も安定した投資方法かもしれませんね。二つの投資方法を利用するのは悪い話じゃないと思った次第です。

 

しかしながら、その夢も見事に打ち砕く可能性のあるパターンを最後に紹介です。

 

ITバブル崩壊リーマンショック」の夢のコラボです。順張り投資に全てを賭けた場合、最悪「世界恐慌」レベルにガッカリするかもしれません。というわけで見てみましょうか。

 

ITバブル「底」1年後からの世界(10年物)

2003-10-09~2013-10-08の期間を見ます。

 

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  • 最初の株価:1038.73ドル
  • S&P500:1655.45ドル(約1.59倍)
  • SPXL:1604.56ドル(約1.54倍)

 

リーマンショック序曲でかなり残念なことになってしまいましたが、致命傷ではありません。少なくとも10年であれば黒字です。失われた10年と言った所でしょうか。それでもSPXLはS&P500とほぼ同じになったのは好印象です。

 

しかしそれよりも致命的なのは、10年でこの程度なのですから、もう10年運用したくなるのが人ってものです。というわけで、20年後はまだ未来の話なのでできませんが、2020/3/24までの期間を見てみましょうか。3/24辺りが今のところの「コロナショック」の底値付近です。つまり、3つの暴落をこの期間の人たちは味わうことになるのです。辛い!

 

ITバブル「底」1年後からの世界(約16.5年物)

2003-10-09~2020-03-24の期間を見ます。

 

 

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  • 最初の株価:1038.73ドル
  • S&P500:2447.33ドル(約2.36倍)
  • SPXL:3500.60ドル(約3.37倍)
  • S&P500(高値):3386.15ドル(約3.26倍)
  • SPXL(高値):11123.34ドル(約10.71倍)

 

今現在で言えば、最初の投資額よりも2~4倍の数値を叩きだしているので悪くないです。ただ、「コロナショック」前の直近高値でも12.29倍がやっとでした。つまり、850万円近くを「ITバブルの底」から1年後のタイミングで投資すれば、15年で1億円です。

 

・・・あれ?2,3つの暴落食らってる割には、案外行けそうな気がしてきますね。

 

確かに850万円をSPXLに追加投資は滅茶苦茶怖いですが、

 

順張りとなったであろう地点から安全を確認した後に投資をしている

 

ということに重きを置くのであれば、順張り投資、悪くない気がしてきました。いやー、でも、850万円の投資はちょっと怖いですね。私はSPXLとTECLを半々にして期待上げを習うので、やっても追加600万円ぐらいでしょうか。もう既に840万円投資済みなので、もうこれ以上は賭け事です。カイジの世界に一歩近づいてしまいます。怖いなぁ・・・でも魅力的。

 

そもそもですが、「世界恐慌」レベルかどうかは今回の「順張り」投資を行う場合、「底」が分かった後で考えることができる投資法です。であるならば、その暴落の度合いによって賭ける額をその時に決めればいいなと思いました。

 

コロナショックの今現在から2年後か3年後か分かりませんが、その年数でも「」につかないというのであればそれはそれで「順張り投資」を採用したことが非常に有効であることになりますし、すぐに「」になった場合、それはリーマンショック以下程度であることが想定できるため、追加投資、順張り投資すら「不要」となるかもしれません。不要としたのは、既に私は十分な資産を市場に投資しているため、追加投資する必要が低いためです。

 

というわけで、あくまで私の場合となりますが、今後の投資方針です。後で手のひらクルーはやると思いますが、「順張り投資」はマストで行うと思います。それだけ今回の検証で手ごたえを感じました。そして順張り投資以外も採用します。

 

私自身の今後の投資方法(雰囲気で書いてます)

  • SPXLが直近高値80%下落した時にちょっとだけ投資する。(※償還リスク高)
  • SPXLが直近高値95%程度下落(リーマンショック級)した時にもうちょっとだけ投資する。(※償還リスク高)
  • SPXLが直近高値95%以上下落したらもう投資しないで「順張り投資」できるタイミングまで待つ。株価下落による早期償還リスク回避のため。
  • 暴落規模を見極めて、「世界恐慌」レベル以外であるならば、「」から1年後にかなりの額を一括投資する(※償還リスク低)
  • それとは別に3年間毎日積立投資を少額ずつ行う予定。3倍レバレッジではない何かに厚く賭ける予定。「命を大事に」する対象の投資先。3年としたのは世界恐慌が4年で底だったことを受けています。(※償還リスク低)

 

ここで書いている「償還リスク低と高」というのは、株価が下落しすぎて証券会社が繰り上げ償還をしてしまうリスクについてを示しています。世界恐慌まで発展したら、それまで投資していた額は無くなっちゃいますからね。安全に行くならやはり、「底」を見てからが絶対条件だと思います。

 

とはいえ、私は早期に「億」が欲しいのと、今の人類であれば「世界恐慌」まで行かない読みです。株価は上がるがインフレ化して実際の通貨の価値が下がるとかそんな感じになる気がしてます。※色々な有名ブロガー様の記事を読みながら

 

とはいえ、逆張りの「ちょっとだけ」の投資額はどうしましょうかねぇ。60万円程狼狽売りしたので、ここで使ってしまう気はします。順張り投資なら償還のリスクはほぼ無いんじゃないでしょうか。だって「」から1年後の世界ですからね。あれ、もう全部順張りで投資しようかな。命を大事に+そこそこの高利益を得られるはずですので、ちょっと考えます。

 

投資先を分散しない方が成績が良いと言われていますが、投資方法の分散も似たようなものかもしれません。ともあれ、「命を大事に」する投資と「1億を稼ぐ」投資の2つの視点で投資を進めたいと思いました。さてさて、どうなることやら。

 

ともあれ、今回の「順張り投資」タイミング結果について、とても心に温まる結果になったと思います。恐怖の「ITバブル+リーマンショック」を食らってもS&P500に投資するよりもSPXLが上回っていますし、まだまだ黒字っぽそうです。これであればやはり、今回の「」となった後に結構な資産を投入したくなるってもんです。

 

但し、今回のケース、最大の恐怖ポイントは、

 

「底」と思っていた地点が実は「底」ではなくまだまだ下がってしまう場合

 

です。今回は1年間様子を見た上で投資を開始しますが、例えば、1年と1ヶ月後に再び「底」を超える下落があったら詰みです。そうなったら一時的に損切りをしてまた1年待つのもありかもしれません。大暴落の後の「底」だと思った所から更に下げてますからね。世界恐慌がまさにそんな感じでした。そうしようかな。その頃また考えます。

 

とはいえ、今回のコロナショックでは既に高値からS&P500は35%の下落を経験しており、かつ、最近の上げ下げは過去例に見ないほどとてつもないスピードで進んでいます。これにより、そもそも1年も待たないでも良い気はしています。リーマンショック級の場合だと「」から4ヶ月後くらいからの投資ですから、そのぐらいから追加投資をしてもいいかもしれません。ただ、もし1年以降で更なる「」に向かう場合は人生が終わる可能性もあるのでそこだけ注意ですね。攻めるなら投資予定額の半分を底から半年後に投資して、もう半分を1年後にするとか。色々やり方はありそうです。

 

さすがに今回のコロナショックでは「xx番底」を見てから1年待てば「真の底」を判定はできるんじゃないかなぁと楽観しています。未来になればなるほど、値動きが激しさを増している気がするためです。様子見をしている分機会損失になりますが、なぁに。高々数ヶ月分の機会損失です。これで世界恐慌かどうかの判定を行えるのであれば安いものです。どうなるか分かりませんが、この考え方で今後取り組んでいきたいと思います。「」が決まってから実際の投資額を計算してみることになるでしょう。頭と尻尾はくれてやりましょう。

 

というわけで、今回はここまでと致します。

 

 

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